fc2ブログ

鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

風は秋色…秘境駅への招待⑧

さて小和田であるが、現在は棒線化され列車交換ができない。私の訪問時は2面2線で保線用の側線があった。考えてみたらよくこれだけの狭いスペースに列車交換設備を設ける事ができたかと感心してしまう。もちろん21世紀の現在においては技術的には飯田線が創設された頃に比べ格段に進歩しているであろうが、時代と共にその作られたスペースが必要なくなってくるのは実に寂しいものだ。

tamoto(9).jpg
相方のおさるが最も訪問してみたかったひとつであろう田本に到着した。私自身はこの「秘境駅」というカテゴリーが浸透するまではこの田本の存在は正直知らなかった。

どれくらい時間がたったであろうか。朝8時半頃についた小和田でようやく次に乗る列車がやってきたのは11時6分であった。水窪の信号機トラブルにより乱れたダイヤはなにげに元に戻っていた。真夏の炎天下の中、鉄道設備しかない山の中に2時間半以上滞在したのだから列車の中が一瞬寒く感じるほどだ。だが、やがてそれは快楽に変わり夜行列車から蓄積された睡魔へと変化していく。だが次の田本へはそれほど時間がかからないためそう易々と寝てはいられないのだ。といいながら、我々御一行はアルコール漬けで既にできあがっているためここからは己との戦いとなってくる。

tamoto (3)
tamoto (2)
見よ、このホーム幅を!点字ブロックが必要かどうかは別として、ちょうどホームの真ん中に位置するのも珍しい。特に夜は運転手も相当気を遣うのではないかと思う。

何だかんだいいながら田本に到着した。乗降客の少ない駅での下車は運転手に怪訝な顔をされるかと思ったが、以外にもすんなりと下車できた。小和田の時もそうだが、我々の身なり、そして運転手にかざした切符の内容を見ればそくざに「その道の人」と判断つくのであろう。増して近年の秘境駅ブームもあり、こうした秘境駅での下車は経営者側にとっても珍しくなくなったのかも知れない。
下車するタイミングの一瞬でこれだけの事が頭をよぎったのだから私の思考回路め大したものだ。

tamoto(8).jpg
急転直下の天竜川がホームより眺められる。実は写真には写っていないが、我々の滞在時には保線員が作業していた。正直、命懸けのお仕事であろう。ご苦労様です!

しかしながらJRとそんなやり取りをした後に下車した田本の第一印象は…「狭い!!」棒線形ホームはコンクリートで固められた山肌に幅2メートルあるかどうかのプラットホームが張り付いているような、まさに秘境駅に相応しいであろう姿であった。


FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村
tamoto(10).jpg
tamoto (1)
田本の待合室はこんな感じであった。片隅には駅ノートも置かれ秘境駅らしさが。

tamoto (4)
外界から田本へと続く唯一の道である。正直、真夏や夜には出るものが出そうな雰囲気であるが、もちろん車などでは到底到達できない。

tamoto (6)
前回の飯田線記事でも紹介した画像であるが・・・普通に駅での服装としては残念な画像で申し訳ないダイヤモンド✡トナカイである。ほとんどアルコール類しが水分を摂ってなかったためよく熱中症にならなかったなと感心してしまうが、それよりも大自然の生物などにも遭遇しなかったのが非常にラッキーであった事に感謝したい。



FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

田本で下車されましたか。
こういう駅で降りようとすると、やはり何らかの質問、確認等をされますよね?
私が深名線の北母子里駅で下車した時(以前コメしたかもですが、当日はマイナス38度でした。)も、「撮影なら待ってるよ」と言われまして…
事情を説明し丁重にお断りしましたが、かなり寒いから気をつけるようにと言われました。
あと何かの本で、深名線に乗車中に「ここで写真を撮りたい」とお願いし、車両を止めてもらい、その場で下車して撮影したという裏話と共に、その時に撮影されたという写真が掲載されていましたよ。
明らかに線路内で撮られた写真(立山黒部アルペンルートみたいな雪壁の中をキハが走っているシーン)で、実際に走行中ならば轢かれて終了😱という写真でした。
あの頃は、今とは違いゆるい時代だったんですよね…

にわか者様

コメントありがとうございます。

北母子里ですか!私も5~6年前に行ってますよ。既にこのブログでも紹介していてご存知と思いますが、もちろん廃止後です。

確かに、明らかに「その道の人」とわかる身なりの人が普段あまり利用者がいない駅で下車しようとすると声をかけてきますよね。もちろん、経営者側としての責任なども絡んでくる意味もあろうかと思いますが、万が一という事もありますからね。

「今とは違い、あの頃はゆるい」で思い出しましたが、私は以前に急行「津軽」に乗車していたら、予定していた駅で乗り過ごしてしまい運転停車の駅で下車させてもらった事がありました。
恐らくこの事も以前にお伝えしていると思いますが、今では多分ありえない事だと思います。

http://4190koawazay.blog.fc2.com/blog-entry-341.html

ただ、近年ではインターネットの時代でもありますし、各方面からのご指摘対応も含め一部の贔屓がしづらくなった時代になってしまいましたね。
国鉄時代は散々各方面から叩かれてましたが、むしろ柔軟な神対応的場面の方が多かったと思います。
しかしながら、最近では国会方面で「紙対応」などと騒がれてますが・・・

この津軽での出来事は、貴殿にとって忘れられない経験かと思います。
国鉄は世間からあれこれ言われてはいましたが、鉄道ファンにはサービスが良く?ゆるかった時代だと思います。
国鉄時代のゆるい思い出としては、我が国を代表する交通の要所として名高いアノ栄光の豊橋駅にて、新幹線に乗る前に写真を撮っていたら、運転手に手招きされて…運転席に乗せていただき…そのまま出発し、高速鉄道の展望を楽しんだことがあります(^_^;)
これは貴重な体験かと思ったのですが、後に国鉄時代の思い出を語る本などを読んでいますと、同じ体験をしている人は結構いらっしゃるようでして…
中には蒸気機関車のキャブに乗せてもらった人もいましたよ。
今なら動画でマナ配信!そして、運転手に非難が殺到…鉄道会社の偉い人が謝罪会見をし、運転手は懲戒解雇という流れですかね😓
何でこんな世の中になってしまったか…

にわか者様

コメントありがとうございます。

なるほど、運転席ですか!それは素晴らしいですね。一般的には博物館かプレイステーションくらいでしか経験出来ない事ですからかなり貴重ですよ。もちろん、不特定多数同じような経験者がいたとしても一般的ではないですからね。

津軽の件に関しては、今考えたら福島で下車しても行程を組み替えるのは余裕で容易なのですが、当時私は中学生でしたし、逆にこの旅の経験があったからこそとっさのハプニングに対応できるようになったわけですので、当時の国鉄職員に感謝しかありません。

もちろん、現在はそこに関わった職員の方々は恐らく全ての方が定年含めた退職をなさり第二、第三の人生を送ってらっしゃると思いますが、こうして国鉄の思い出を刻み込んでくれたのですから、その功績は多大ですね。

田本駅にまつわる思い出です。
飯田線に撮影に行った際、時間があったのでカーナビで田本駅と入力したことがありまして…
カーナビの言う通り進んで行ったら、何と対岸の河原に案内されまして…目的地に到着しました。ルート案内を終了します‼️と、ドヤ顔でカーナビに言われましたよ💢どうやって川をわたるだよ💢💢💢って、思いました。せめて学校側に案内してこれればいいのに💢まぁ、当時は20世紀のカーナビでしたので、今なら学校側に案内されるかと?
もともと興味本位でやっただけですが、本当に行きたくて検索した場合、どうするんですかね?

にわか者様

コメントありがとうございます。

なるほど、カーナビに振り回されたわけですね?実は私も同じような経験をしておりまして、まず旧白滝ですが、幅員の広い国道ではなく、畑のど真ん中で案内が終了しました。確かに遥か彼方には旧白滝駅があるのですが、かなり歩かされた挙げ句に国道からすぐに車の停めるスペースもあり、ムダな時間を費やしました。

更に芸備線の高では完全に駅の裏側を案内され、わざわざ踏み切りを渡り駅舎側までいきました。

そして極めつけは天北線の山軽ですね。ここを曲がれとカーナビの案内で右折しようとしたら道が無いのです!
確かに曲がったと仮定して、その直線上には山軽があるとカーナビが表示してますが、曲がれないのです。

ある程度の土地勘と知識があるならカーナビに頼りっ放しだと痛い目にあいますね。
ただ、そう考えると、私のカーナビが田本や小和田んどう案内するか逆に試してみたいですね。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/1074-a7ff2f18

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

最新コメント

最新記事

カテゴリ

新年のご挨拶 (11)
相模線 (45)
西寒川駅 (7)
管理人のひとりごと (32)
時刻表の旅 (9)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (25)
サボ (2)
駅訪問 (41)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (2)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
機関車 (5)
SL (3)
快速列車・普通列車 (17)
奥久慈風っこ号 (6)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (26)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
廃止路線 (118)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (8)
深名線 (4)
幌内線 (2)
広尾線 (7)
万字線 (3)
湧網線 (1)
天北線 (4)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (7)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
三江線 (35)
岩泉線 (5)
十和田観光 (1)
東武鉄道熊谷線 (2)
ドリーム交通 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
青春18きっぷ (58)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
2008年夏<青春18> (7)
2009年夏<青春18> 広島 (11)
2010年<青春18>+伊賀鉄道+近江鉄道 (6)
周遊券・フリーきっぷ (110)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (36)
1983年・秋<北海道ワイド周遊券> (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
2013年北陸 (1)
JR北海道 (101)
宗谷本線 (34)
根室本線 (1)
石勝線 (16)
石北本線 (7)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (18)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (8)
JR東日本 (51)
東海道本線 (1)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
篠ノ井線 (1)
磐越西線 (6)
中央東線 (2)
白新線 (1)
弥彦線 (2)
上越線 (7)
JR東海 (27)
中央西線 (2)
身延線 (3)
御殿場線 (2)
飯田線 (13)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (61)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
美祢線 (2)
山陰本線 (8)
因美線 (5)
可部線 (7)
播但線 (1)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (76)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (5)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
東武鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (8)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (4)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
しなの鉄道 (2)
上信電鉄 (4)
上田電鉄 (1)
いすみ鉄道 (4)
ディズニーリゾートライン (0)
アルピコ交通 (1)
富士急行 (2)
私鉄西日本 (129)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (2)
岳南電車 (11)
遠州鉄道 (12)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (2)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名古屋鉄道 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (10)
近畿日本鉄道 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)
静岡鉄道 (16)
水島臨海鉄道 (5)
養老鉄道 (2)
智頭急行 (1)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Template by たけやん