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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

インフォメーション


          ようこそ「鉄道全線完全制覇の旅」へ!


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                     ~お知らせ~

寒川町観光協会にて、なんと「西寒川硬券レプリカ」が販売中です!「小」の文字が泣かせますねっ!!!というのも私が小学生~中学生時代を西寒川と共に過ごしたからです。

硬券のみ1枚150円、ケースホルダーのみ600円、両方セットでなんと700円にて販売中です。寒川観光協会のみでしか購入できません!!!!まだ在庫あるようです。お早めに!

           お問い合わせは  寒川観光協会 ⇒ X(旧ツイッター)

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ようこそ「鉄道全線完全制覇の旅」へ。このブログでは、1970年代から1980年代、そして2007年以降の鉄道旅を中心に紹介しています。1980年から1990年に開催されたキャンペーン「いい旅チャレンジ20000km」を原点に、2007年以降は「いい旅チャレンジ~」で制覇できなかった路線の制覇に挑戦。2013年には国鉄時代の乗車を含めたJR線全線制覇を、また沖縄のゆいレールを除く全鉄道路線達成いたしました。

以降、新線開業などにより現在は富山地方鉄道市内線の一部や仙台市交通局の東西線、沖縄のゆいレールや北陸新幹線の長野~金沢間が未制覇となり、鉄道路線全線乗りつぶしは現在も進行中です。
また、近年では地元・神奈川の相鉄線のJR乗り入れも完成し、更に新横浜までの延伸も開業となり、ますます「永遠のテーマ」となる事でしょう。


このブログの原点である「鉄道全線完全制覇の旅」のホームページ版こちらよりどうぞ。



制覇記録はこちらより
制覇に向けて全国を駆け巡った旅行程はこちらより



そして、特に近年流行りのキャンプを匠に紹介する素敵な先輩で、YAZAWAをこよなく愛する古川屋台・ソウヅさんのブログ「酒と野宿と…yazawaとカブと…」はこちら
バリバリの「E.YAZAWAチック」な店内は、ファンでない方でも気さくな「あるじ」が必ずや快く迎えてくれる事でしょう。



☆当ブログに掲載されている画像について、管理人撮影のものに関しての著作権は全て管理人にあります。ご使用になりたい場合はご自由に使用されてかまいませんが、引用元を記されていただくと幸いです。

私の写真以外つきましては引用元を全て記載しておりますので、そちらの管理人様との交渉となりますのでご注意ください。

「ダイナミック✡トナカイ」の写真引用につきましては、私にご連絡いただいた上、本人に確認を取りましてからのご返答となりますのでよろしくお願いいたします。

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謹賀新年2024

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


romance car (1)
新年初頭は・・・いわゆる「ガラケー」で撮影したもので申し訳ないが、新宿に停車中のご存知371系。会社の会議か何かの帰りに撮影したものと記憶しているが、新年のご挨拶2024年は小田急の名車を紹介していこう。

さて、今年は早々3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸されるという明るい話題が届いている。地元はともかく、レールファンの間でも何かと話題になっているであろう。
その一方で平行在来線は経営者が変わったり、七尾線では大阪方面からの直通列車がなくなったりする予定であるので正直戸惑いを隠せないであろう。私としても未制覇区間がまた増えるわけであるから、全線制覇の夢はまた先に伸びてしまったイメージである。

romance car (5)
昨年に去就が発表された白のロマンスカー。何故かLSEよりも短命であったが、何げに私は乗車回数が多い。4人用の個室のような座席も経験したが、リクライニングできないのが難点であった。しかしながら、快適である事には変わらない!

ところで、我が家では昨年にある変化があった。我が家では動画サイトがテレビで視れるようなシステムになっているが、それを妻に伝授したところ、めっきり民放の放送番組を視なくなってしまった。もちろん、これは我が家だけの問題であるが、もしこのような家庭が更に増えていったら民放の死活問題ともなってくる。実際のところ数値的な事は不明であるが、おそらく近年でこうした現象が増加していると思われ、これまでの概念が崩れてきているのかも知れない。
自身の視たい画像、視たい時間に最初から視れるわけであるから非常に利便性が高い。ちなみに私はプロレス系と心霊系、もちろん鉄道系等を好んで視るが、妻はグルメ系や音楽系となり全く私とし噛み合わない。

romance car (6)
上の写真と同じく本厚木で撮影した「白」である。そう、厚木在住の頃はよく見かけたしよく利用させていただいた。先頭最前列も利用した事があるが、専用のグラスにそそがれて来るコーヒーは格別だった。

そんなシチュエーションの中、昨年の11月頃にジャイアント馬場が特集された番組の数々を視ていた。もうジャイアント馬場が他界されて20年以上経つのかと改めて感じてしまったが、やはりその存在は偉大であった。
軽井沢にあるジャイアント馬場氏のお宅に某落語家がお邪魔するという内容だったが、ここで某落語家が腕立て伏せの道具を馬場氏からプレゼントされた。某落語家は腕立て伏せをやってみるが2~3回しかできなかった。「健康のために毎日やるといいよ」というような内容の事を馬場氏が言うと「馬場さんはこれを百回以上毎日やっているからすごい!」のような内容が某落語家から語られた。

romance car (4)
こちらは新宿で停車中のLSE7000系であるが、新宿では頭端式櫛形ホームの突き当たりの部分に喫茶店があるのが実に印象深い。もちろん、その喫茶店からはご覧の風景が拝めるのが嬉しい。

更に続けて「それ(腕立て伏せ用の道具)あげるから毎日やるといいよ。5回しかできなかったらそれで良い。明日6回やれば良い。あさって7回やれば良いんだから」更に「やめようと思ったところであと一回だけやると良いよ」とアドバイスを送っていた。つまり、良い結果を出すためにはひとつひとつ、一歩一歩の地道な努力の積み重ねなんだよと言いたかったのだろう。
私は何10年も前にその番組を視ていたから大体の内容は知っていたが、初めて視た妻はやたらその言葉に感銘を受け「ジャイアント馬場は凄い❗」と感動していた。
今になってジャイアント馬場の凄さが伝わった事の方が凄いが、やはり文字通りスケールが違う。心も身体もジャイアントなのだ。
還暦試合の後にインタビューを受けた。「60歳の次は何歳(まで頑張りたい)ですか?」て問われ
「60の次は61だよ」
如何にも馬場さんらしい。

romance car (3)
そしてこちらもLSEであるが、小田原にての撮影である。私が確か中学生くらいの時にデビューしたのだが、デビュー前の試運転の際に東海道線の茅ヶ崎~平塚間にある相模川の馬入橋付近での撮影に出かけた記憶が鮮明である。ただ、記憶は鮮明であったが、夕方の撮影のため写真は真っ暗でほとんど何も写っておらず残念な思いをした記憶も鮮明である・・・

生涯現役を貫いたジャイアント馬場であるが、私の知る頃は既に第一線から退き第4試合辺りで「楽しいプロレス」を毎日やっていた。
タイトルマッチ等のメインイベントは若いレスラーに任せ、自身は前座試合に出場し現役を貫く姿勢はある意味理想なポジションかも知れない。だから、年に一、二回メインイベンターのレスラーと対戦するととても新鮮だ。自身の力量を試す意味でも非常に重要な試合であろう。見ている我々も馬場がどこまでできるか見てみたいという気持ちになる。つまり勝敗よりも内容が重要なのであり、見ているだけでワクワクする。
そうした存在、そうした位置になれるということはとても素晴らしい。私には到底無理であろうが、何かひとつ、夢中になれるものがあれば人は生きている意味を感じる事ができる。

romance car (2)
同じくのLSEは箱根湯本での撮影である。ご存知、小田原~箱根湯本間の小田急と箱根登山鉄道が共存する3線軌条のポイントは実に複雑である。箱根湯本では、地形の制約からホームを増設したりホームの有効長を長くしたりする事ができず、経営者の苦渋が伝わってくる場面もあるが、駅前はペデストリアンデッキの完成により歩道と車道がはっきりと区別され、昭和時代のあの危険な風景が無くなった事が素晴らしい。

恐らく今年、私は感染症により制限を受けていた分を取り戻すかの如く何らかのアクションを起こすであろう。いつまで現役で鉄道旅が出きるかわからないが、できる限り全線制覇を目指し、これからも全国を駆け巡りたい。そして今年も私なりの鉄道を表現できればと思う。

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国境の長いトンネルを抜けると、そこは「ぐんまちゃん」だった。①

2023年7月、私は久々の鉄道旅に出た。と言ってもまだ感染症が5類に移行してまもなく、完全に収束したわけではなかったので、レールファンでありながら、しかも、いわゆる「乗り鉄」といわれる列車に乗ることがメインとなる私の旅のスタイルをあえて否定するようなマイカーでの旅となった。
行き先は群馬。周囲は山に囲まれ海に接しない自治体の名物は、当然ながら農産物系が多く、ひもかわうどんや蒟蒻、そしてネギなど、魅力的な名産品が盛りだくさんである。私のような神奈川県民だと、特に湘南育ちである私からすると、海産物の特産品やご当地グルメとは違った魅力を感じてしまうが、やはりその土地の気候や数々の条件が揃って、初めてその名物の特性が生まれるわけであるから、何気に感慨深い。

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今回の旅で関越トンネルを抜け、最初に立ち寄った駅は越後湯沢であった。圏央道~関越道のアプローチで海老名ICより一気にここまで来た自分がある意味信じられなかったが、夏真っ只中の越後湯沢は観光客で溢れかえっていた。

さて、日本は国土本体の約70%が森林という山岳国家であるが、特に日本海側と太平洋側の間には大きな山が張り付いているため、両者の往来には必ず険しい山を乗り越えなければならない。古くからそれを難所と呼び、その難所を乗り越えるための苦労は日本人最大のテーマであり、神が与えた試練でもあった。例えば某ローカル路線バス的な旅番組では国境越え…いわゆる県境越えのバスは少なく、峠を歩くシーンは何度も放送された事からも象徴されるように、文明が発達した現在でもその苦労は計り知れない。

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今回の旅で最初の宿泊地は意外にも伊勢崎であった。つまり越後湯沢から国境を越え伊勢崎を宿泊地に選んだ私はいささか変わり者だと思われてしまいそうであるが、実は名物のひもかわうどん・ソースカツ丼などを堪能する予定であったのが大きな理由であった。だが、真夏の強い日差しにさらされ、体力的にそのお楽しみは次回に繰り越すこととなってしまった・・・

ところでその国境越えであるが、鉄道は昔から勾配に弱いとされているため、我々の先輩たちは鉄道敷設の際、当時の最先端技術と英知を結集させ勾配との戦いに挑んできた。もちろん、多くの犠牲や苦労が絶えなかったであろう。だが、そうして苦労を重ね敷設された路線も時代が変わり、新しい技術により現在は廃止されたり主役から外されたりして役目を終えてしまった路線も少なくない。

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国境越えといえば!この景色を見てピンときたら・・・

今回、私が旅先に選んだ場所は先述通り群馬であるが、その場所を選んだ理由は単純で、伊香保温泉を宿泊地に選んだからであった。そしてそれを基準に訪問先である駅を選定した結果、気がつけば国境越えがテーマになっていたのだ。だが、その国境越えは私が想像していた以上に過酷な戦いであった。もちろんその戦いは、私ひとりが「過酷だったよ!」と言いたい訳ではない。そこに鉄道を敷くために、数多くの計り知れない壮絶なドラマを感じずにはいられなかった・・・つまり、よくこのような場所に鉄道を敷設したなと改めて先人の方々の熱き思いに、ただ脱帽であった。そして鉄道以外の手段でその国境越えに向かうと、その壮絶さを更に肌で感じることができたからだ。だからこそ、鉄道で国境越えをする場合はビールを飲みながら・・・お菓子を食べながら・・・意図も簡単にできてしまうのだなと改めて感謝の気持ちでいっぱいになってしまう自分がいたのだ。
という事で、今回は新潟から群馬への国境越え3駅の紹介になるが、その壮絶さや先人の思いが少しでも伝わったら幸いである。


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上田で荷物を忘れてしまいましたが①

いきなり怪しいタイトルを付けてしまい申し訳ないが、今回紹介する旅にはちょっとした事件があった。それは追々お伝えする事になるので、今はあえて記さずにいよう。と言っても文字通りの出来事であるのだが、それは割りと後半に登場するであろうと予告しておこう。
別に出し惜しみしている訳でもないのだが、こちらは鉄道を主題とするブログのため鉄道を前面に押したいためである。しかしながらこんな事を言っていると、かつて某歌手が歌っていた「木綿のハンカチーフ」や、平成のガールズバンドの曲で「パイロットになりたくて」のように歌の終盤になってようやく歌のタイトルの意味がわかるという、なんとなくそれに近い展開となってしまいそうな今回の旅の紹介である。だが、ここまできたら私はあえて「木綿のハンカチーフ」を貫くかも知れない。もちろん、このブログは鉄道を主題とするのでパイロットになるつもりは無いのだが・・・

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今回の旅では中央西線が初の乗車となり制覇となる。普通の一般なら特急でビューンと行くのであろうが、今回の乗車券は「18」を使用するため当然ながらご覧の列車にての行程になる。だが「本線」を普通列車で行くのはある意味特急列車では発見できない何かを見つけるのも大きな楽しみとなる。

さて、今回の旅も「18きっぷ」による旅であったが、昔と違い夜行普通列車が少なくなっていた当時の旅では、密に計画を立案し、そして宿泊地を選定しなければならない。
そんな中、18きっぷで利用できる夜行列車はほぼほぼ限られてしまうが、今回は長野方面の会社線を制覇する旅に決めた。意外にも中央西線が未制覇となっていたので、これを「ムーンライトながら」と組み合わせ、このふたつのブロックを制覇する事で効率よく計画を企てる事ができる。長野の会社線では長野電鉄と松本電鉄・・・いわゆる現在のアルピコ交通、そして昔の上田交通、つまり現在の上田電鉄であるが、これを一気に制覇する事にした。そして長野地区より帰郷の際に中央東線を利用する事になるため、実質中央線の制覇を促す事になる。ただ、中央東線に関しては1982年に「長野夜行」で制覇しているため制覇重複となるが、それから25年以上経過しているので国鉄時代からの変化も気になるところであるので楽しみ感満載かも知れない。そんな中、途中の大月より出ている富士急行も未制覇だったため、こちらも併せて制覇する事にしたのは2007年12月の事であった。

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中央東線は1982年に制覇済みなので改めての訪問となるが、実に25年ぶりとなるのでどこがどう変化したのか比較するだけでも楽しそうだ。

富士急行といえば列車よりも観光バスでお世話になっているイメージが多く、更にマイカーなどでは免許取り立て時期やデートコースとして基本である富士五湖や富士急ハイランドなどに寄る際に富士吉田駅に寄ったりと、レール以外での接触が多かった。ただ、今回の旅で初の富士急行の制覇となるため期待度も大きい。現在、富士急行は分社化され「富士山麓電気鉄道」となり、かつての「富士急行」に社名が変更される前の社名に変更されたが、路線名は「富士急行線」として一般的な案内があるので、馴染みのある「富士急行」を通称として残した形となった。

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中央線の特徴として山間部ばかりを貫くため勾配やカーブが少なくないが、特に東線の場合、スイッチバックを解消し勾配上に駅ホームを新たに設置した場面も多く、列車ドアとホームの高低差が激しい場合もある(写真は初狩にて)。

今回も最寄駅である小田急線・本厚木からの出発となるが、本厚木までは路線バスで行く事になる。ただ、朝の時間帯に上りのバスに乗るのは通常の風景であるが、夜遅く、しかも「ムーンライトながら」の小田原発着の時間に合わせる形でバスに乗る行為はものすごく違和感を感じてならない。仕事から帰ってきて寝床へ着こうかという時間帯にバスに乗るのはやはりこれから始まる非日常の時間にワクワク感がこみ上げてくる。
しかしながら、長野方面へ行くのにわざわざ東京方面から名古屋経由で長野入りするのは物好きな私くらいであろう。一般的にはあり得ない裏技でのアプローチとなる。プロレスで言うなら、三沢光晴が奥の手である「タイガースープレックス'85」を出すかのようなイメージであろうか。住宅街の灯りもところどころ消えていく中、私はコロコロバッグを引きずりながら、小田急線の本厚木駅へ向け路線バスの整理券を握り締めた。

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上り「2038レ」発車!

「上り2038レ発車!」

そんな車掌の声がこだまする貨物・客車の「混合列車」は車掌の合図とともに只管雨の鉄路を突き進む・・・私はそんな列車に一気に引き付けられてしまった。今でもハッキリと覚えている車掌の声。と言うより「声紋」までハッキリと記憶にある感がある。

突然「2038レ」と言われても、相当のコアなファンで無い限り全く意味が分からないであろう。2038レ・・・1980年代の時刻表をお持ちの方は是非開いていただきたい。
当時の「国鉄監修・交通公社の時刻表」を開いていただくと貨物列車の時刻も掲載されていることに気付くはずだ。私の紹介している「2038レ(2038列車)」は鹿児島本線上り列車であった。貨物列車としては鹿児島発熊本行であるが、旅客列車としては川内発八代行の普通列車である。つまり今紹介している列車は貨物・旅客の混合列車である。

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(画像はウィキぺディアより。「2038レ」ではないが、混合列車のイメージとして使用させていただいた。実際の「2038レ」は貨物編成の最先端に一両の旧型客車が連結されている姿であった。)

1983年3月31日、私は鹿児島交通制覇の後に鹿児島本線を北上。更に北へ向かうため既に夜の時間帯である川内よりこの「2038レ」に乗った。もちろん選んで乗車したわけではなく、単純に熊本方面へ向かうために予定を組んだ全くの偶然であった。その偶然が引き寄せた幸運とでも言おうか・・・よく人は「運命の出会い」などと表現する事が多々あるが、私の場合も例に漏れず、ラブストーリーは突然に・・・
私を待っていたのは長い編成の貨物列車の最先端、つまり機関車の後ろにポツンと旧客が一両連結されていた「普通列車」であった。

伊集院からやってきた私は早速川内で2038列車に乗り換える。当日は土砂降りの雨であったが、乗り換える列車へ向かうホームの屋根が途切れていた記憶で、やや濡れながら速攻で列車の先頭へ向かった。列車はいるのだが、混合列車のため客車を探すのにも大変だ。というより、混合列車という事を知ったのは後からで、当日はまったくその認識は無く、ただ、同じ方面へ向かうと思われる乗り換え客に付いて行っただけなのだ。だがそこに待っていたのは機関車の次に連結されている一両の旧型客車であった。「たった一両で座れるかなぁ・・・」という不安もあったが、結果的に座席を選べるほどの乗車率のためある意味助かった。

発車のベルが鳴り止み、雨の中健気に北へ向かう列車であるが、貨物列車としては「運転停車」としての扱いで各駅に停車し「普通列車」として乗客を降ろしていく。時間帯的にこの列車はもちろん最終列車の役割をしているが、この時間帯に運転される貨物列車に客車をつなぐ事で効率よく増収を図る・・・的な意味も何気なく込められている事であろう。何気ない普段着の混合列車であったが、何故か列車が進む毎に気持ちが高ぶってきた。

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(当時の思い出として「2038レ」に乗車する前に鳥栖で買った、なんと入場券!硬券が欲しかったのだが在庫が無かったのであろう。取り合えず間に合わせの措置と思われるが、今となってはかなりレアな物になってしまった。)

さて、そんな列車に揺られながら八代目指すにはわけがあった。そう、この旅の乗車券・・・実は「18」なのだ。つまり乗車できる列車が制限されてしまう・・・
私がこの「2038レ」に揺られているのはもう夜の時間帯だ。本来なら普通夜行列車に乗って福岡方面へと入りたかったのだが、当時鹿児島本線には夜行普通列車が存在せず「かいもん」が夜行急行列車として活躍していた。もちろん別料金が、いや別料金どころか正規運賃が発生するので当時中学生の私が乗車するには勇気がいる。だが、夜行の「普通列車」が無い中、今回の旅の考え方としては、この夜となってしまった鹿児島本線を北上するため行けるところまで普通列車行き、途中に「かいもん」を挟み都合の良い始発列車のある駅で降りるという作戦を組んだ。確か乗車券込で2500円くらいだったと思うが、眠りながら移動できるのだから背に腹は変えられない。だが、そこで出会った「偶然」は30年以上経ってもしっかり記憶にある素敵な列車であった。

この「2038レ」は貨物列車としての使命もあり阿久根で14分、出水で25分、水俣で40分、と長時間の停車がある。変な話、袋から津奈木に乗車する乗客がいるとすると・・・普段は10分位の距離であるが、間に水俣を挟むことによって1時間もかかってしまうのだ!実際にそのような乗客がいるかどうかは別として、何とも異色な移動手段ではなかろうか?いや、基本的に、この列車の主役は貨物で、旅客扱いはバイプレイヤー的存在なのであろう。

そんな貨物列車の最先端にいるたった一両の「普通列車」は各駅ごとに車掌の合図がこだまする。つまりこの客車は「車掌室」も兼ねているのだ!しかもその車掌は乗務員室にはおらず、客席をワンボックス占領し乗務をしていた。そして列車が発車する際に「上り2038レ発車」と窓を開けて機関車に合図を送る!!素晴らしい!素晴らしく素敵だ、と思うのは恐らく私くらいか?この車掌の行動が私を一気に引き付ける最大のイベントとなったのだ。しかしながら主要駅では車掌室に向かい「次は阿久根です。お忘れ物ございませんようご注意ください。」のような車内放送が入る。これもなかなかいい!このメリハリが更にこの列車を魅力的にしていく。私は車掌の占領している座席の2、3列後ろ斜め向かいに座っていたが、車掌の動きの一部始終を確認できるため、時計の針が12時を越え日付が変わっても一向に眠くならない。いや、寝る体勢にはなっていたが、車掌の行動を見るのが楽しく寝れるわけがない!

そんなワクワク感を抱いたまま八代に着いたのは深夜1時15分。下車したのは私たちのみであった記憶だ。私たちが下車して間もなく客車内が消灯された。10分の停車後、たった一両の「普通列車」は車掌を乗せたまま回送という形で熊本に向かっていった。正直、車掌にそのまま熊本まで連れて行って欲しいと直談判しようとも思ったが、もちろん断られたであろう。私はおとなしくホームから2038レを見送った・・・

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(ダイナミック☆トナカイより提供の清水港線の列車は、混合列車の「代表」と言っても過言ではないであろう。ちなみに私もこの清水港線は同行しているが、こちらも貨物編成の最後尾に2両の客車が連結されていた。)

私も数々の混合列車に乗って来たがこれほど印象強い列車は無かった。もちろんこの列車について各メディアなどが取り上げた記憶が無い。それこそ当時の鉄道誌などは「824レ」などが話題になっていた時代だ。「824レ」と聞いてすぐにお分かりの方は私と同世代が先輩であろうと思われるが、この列車は1980年代に「日本最長距離を走る普通列車」として有名であった。これは山陰本線で運転されていたものであるが、この「最長距離」をもってしても山陰本線を全区間運転されていたわけではない。そんな華やかな列車とはほど遠い私の「2038レ」は、私の中では失礼ながら「824レ」より輝いていた。

このブログをご覧になっている皆様も「思い入れのある列車」と言うのが必ずあるはずだ。私の場合、どうしてもこういうマイナーな列車になってしまうが人一倍思い入れが強い。かつて私が中学時代に所属していたクラブ活動「鉄道研究クラブ」にて鉄道誌を発行していたが、当時この「2038レ」の記事をその鉄道誌に載せてしまった。まぁ、私が編集長をしていたので「職権乱用」ではないが、このようなマイナーな列車の乗車記が果たして皆に受け入れられたかどうか・・・と今になって思う。しかし当時の部活顧問であった教諭からは普通に「評価」されたのが実に良かった。普段はあまり褒めたりする印象が無かったが(と思っていたのは私だけかもしれないが)、普通に「これ、いいね」と言っていた。まぁ、以前にも触れた事であるが、その教諭には鉄道誌数冊を貸し出しているのだが30年以上経過した現在も返却が無いし連絡もない・・・と全く個人的な事で申し訳ないが、こんな思い出がこの列車を振り返ると思い出される。

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(画像はウィキぺディアよりの貨物列車。かつて混合列車と言えば先述の清水港線はもちろん、福知山支線<塚口~尼崎港>でも活躍していた。だが、私の紹介している「2038レ」は表に出てこない地味な存在であった。)

失礼ながら、このブログをご覧になっている皆様、「2038レ」と最初に言われて「?」であったと思う。私自身、この列車に乗る前は予備知識など全く無くノーマークであった。しかしこういった列車に偶然出会えたのは実に幸運であったとの思いは先述した通りだ。今となっては混合列車という列車自体が「伝説」となってしまった。もちろん体験したくても現在は叶わぬ夢かも知れない。しかしながら古き良き昭和の思い出としてこれからも私のブログで再び紹介する機会もある事であろう。その時はまたお付き合いいただければ幸いである。そしてこの車掌の言葉を再び記す事になろう。「上り2038レ発車!」



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続きを読むをクリックしていただくと、私が中学時代の学校でのクラブ活動「鉄道研究クラブ」の時に書いた「体験乗車記 2038レ に乗って」がご覧いただける。中学生の文章なのでそのあたりは「ご了承」いただきたいが、とりあえず原文のまま載せさせていただいた。ちなみにこの鉄道研究クラブで発行していた「えき」という鉄道誌では先述通り私は編集長であったので、編集長が編集した責任重大な記事であった!!とは言え、他の所属員の記事を前面に出し、私のこの記事は巻末に載せた。それくらい地味な列車であったがその思いは果てしない。(「いじらしい」の使い方を少々間違えている場面もあるが、なにせ「中学生」なもので・・・)

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プロフィール

ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

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