fc2ブログ

鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

奥津軽いくなら今でしょう!(津軽今別編)

前回に引き続き「奥津軽」を紹介しよう。今回は「津軽今別」である。先述の通り津軽二股駅と隣接しているが、津軽今別の方は築堤上にホームがあり海峡線の駅として活躍している。しかしながら停車する列車は上下合わせて1日4本という、超閑散ダイヤ。列車での訪問はお隣の津軽二股との組み合わせでなければほぼ不可能であろう。隣接していながらにして駅名が違うのは、津軽二股がJR東日本、津軽今別がJR北海道という戸籍上の問題もあろうかと思うが、実際問題はおそらく津軽線の蟹田~三厩を将来的に廃止してその区間の代替駅として津軽今別を「あてがう予定であった」と思われる。が、現在は周知の通り津軽線は全線健在でありこうして不思議な形として今もなお活躍している。
津軽今別は先述通り、将来的に新幹線の駅に生まれ変わり、仮称「奥津軽」として工事をしてきたが、地元民は「奥津軽いまべつ」という駅名を要望しているようだ。どちらにしても新幹線の駅として、また道の駅として地元の観光施設としても今後活躍していく事であろうが、若干秘境気味たところもあり利用者の確保が最大の課題となるであろう。間違いなく速達列車は通過になるであろうから停車する列車が限られ利用するにも難しい場面が予想される。が、是非とも竜飛崎方面への玄関口として活躍してほしいものである。

DSCF9359.jpg
津軽二股駅ホームから見えるJR北海道側駅の「アピール」は大々的。しかし停車列車は1日上下合わせて4本と寂しい。


DSCF9355.jpg
津軽二股駅に隣接する「奥津軽」の工事中駅舎。思ったよりもコンパクトに仕上がりそう。


DSCF9349.jpg
DSCF9354.jpg
津軽二股駅の構内踏切を渡り津軽今別駅のホームに繋がる通路へ向かう。一応スノーシェルターが対応している。


DSCF9351.jpg
DSCF9386.jpg
通路の中はこんな感じ。若干吹雪いていたためこのシェルターは非常に助かった。


DSCF9392.jpg
通路を登り切ると案内板が出現する。この駅の停車する列車は全て特急列車だ。


DSCF9366.jpg
青森方面側のホームに向かってみると、通路の途中で函館方面側のホームが拝める。現在の津軽今別駅はほとんどすべてにおいて工事中仕様。


DSCF9375.jpg
DSCF9384.jpg
近い将来に新幹線が通るが、青森方面へ行く通路はなんと構内踏切を渡る!このまま新幹線に引き継がれるとは思わないが、想像しただけでなんだか危険な香が・・・


DSCF9368.jpg
構内踏切の突き当りに青森方面側ホームの待合室がある。が、もちろん工事中仕様でプレハブ造り。しかしながらこの時期においては「我身」を犠牲にしてまでも乗客を守ってくれる唯一の設備だ。


DSCF9382.jpg
DSCF9381.jpg
DSCF9380.jpg
中はこんな感じ。青森方面行きの時刻表は1日2本で始発がなんと昼間の12時台!私はこの「始発」で後ほど青森に向かう予定だ。


DSCF9393.jpg
待合室の中からは立派な架線柱が見れる。新幹線の通る日もそう遠くないようだ。


DSCF9369.jpg
DSCF9370.jpg
DSCF9379.jpg
列車がやってくる時間が近づいたのでホームに出てみた。若干吹雪いていたが、ここは忍耐!


DSCF9394.jpg
これからやってくる列車に乗車する乗客が出現!と言うより私たちが「ウェイティング・サークル」として利用していた待合室にやって来た「利用者」は私達を含め4組7名!


DSCF9396.jpg
意外にも多くの利用者が待つ中、青森方面へと向かう列車がやって来た。蟹田までは特急券無しで自由席に乗車できる。なんだか得した気分でもあるが私は蟹田の先、青森に向かった。



FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



奥津軽いくなら今でしょう!(津軽二股編)

2014年1月6日、渦中の「あけぼの」に乗り青森駅にやって来た。どこかで聴いた歌のように青森駅は「雪の中」であったが「北へ帰る人の群れ」は「あけぼの」を収めるのに忙しく、私みたいに津軽線に乗り換える乗客はほぼ皆無であった。乗り換える津軽線の車両は「あけぼの」が到着した同じホームの反対側で乗り換えには跨線橋を使わずに済んだ。
津軽線に揺られるのは実に31年振り。最近の私の記事ではこの「31年振り」というフレーズが良く出てくるが、本当に1980年代以来に訪問する箇所が多く、非常に懐かしい。と言うよりJRになってからリニューアルされている駅がほとんどで、以前に訪問した時とは印象が違うため初めて来た錯覚に陥る。
津軽線は特にそれを感じる事になるが、特に青森~蟹田は「電化」されているため普通列車も電車が走る。約30年前に訪問した時には考えられない事であるが、津軽線もずいぶん「出世」したものだとの印象であった。それを象徴するかのように、隣の油川までは立席客が出るとは言わないが、それなりに利用があった。だが油川を出ると「ローカルらしい」風景になる。そしてこの日の目的地でもある津軽二股へ。蟹田から先は以前と同じディーゼルカーがお出迎え。津軽線「らしい」雰囲気となった。
と言う事でやって来た津軽二股は、ご存じ津軽今別と併設されており、近い将来新幹線の駅として生まれ変わる事が決定している。道の駅も併設されているが、私の訪問時は「冬季休業」となっており、滞在時間はいささか不便を感じてしまったが、桜の花が咲くころには道の駅も営業を再開し増々便利になる事であろう。

DSCF9338.jpg
DSCF9340.jpg
津軽線に揺られ津軽二股に近付くころに新幹線の立派な高架が見えてくる。もういつ開業してもおかしくないくらいの状況であった。

DSCF9346.jpg
DSCF9348.jpg
私が本日「初」の下車客であろうと錯覚するほどホームには雪が積もり「足跡」が無かった。


DSCF9347.jpg
下車客は私を含め5~6名。私たちと「同業者」と思われる1名以外は道の駅方面から銀色のアスファルトに散って行った


DSCF9360.jpg
青森方を眺めてみる。こんなに雪深いのに定刻通りの運転であった。


DSCF9352.jpg
DSCF9356.jpg
一見「駅舎」のようにも見えるが、これぞ「道の駅」。私の訪問時は冬季休業中であった・・・寒さを防ぐのには絶好の施設であるが、営業していないのはかなりつらい。


DSCF9361.jpg
三厩方を眺めてみる。新幹線開通後も列車が走ってくれるのであろうか・・・


DSCF9388.jpg
雪の中に見え隠れする「入口」。道の駅へはホームと直接つながっておらず、ここを通って道の駅の入口へ。


Imabetsu-hutamata.png
画像はウィキペディアより。津軽二股と津軽今別の関係が良くわかる。ハッキリ言って同一の駅だ。


DSCF9353.jpg
次回のアップではお隣「津軽今別」を紹介しよう。



FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

最新コメント

最新記事

カテゴリ

新年のご挨拶 (11)
相模線 (45)
西寒川駅 (7)
管理人のひとりごと (31)
時刻表の旅 (9)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (25)
サボ (2)
駅訪問 (41)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (2)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
機関車 (5)
SL (3)
快速列車・普通列車 (17)
奥久慈風っこ号 (6)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (26)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
廃止路線 (118)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (8)
深名線 (4)
幌内線 (2)
広尾線 (7)
万字線 (3)
湧網線 (1)
天北線 (4)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (7)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
三江線 (35)
岩泉線 (5)
十和田観光 (1)
東武鉄道熊谷線 (2)
ドリーム交通 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
青春18きっぷ (58)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
2008年夏<青春18> (7)
2009年夏<青春18> 広島 (11)
2010年<青春18>+伊賀鉄道+近江鉄道 (6)
周遊券・フリーきっぷ (119)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (36)
1983年・秋<北海道ワイド周遊券> (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
2013年北陸 (10)
JR北海道 (101)
宗谷本線 (34)
根室本線 (1)
石勝線 (16)
石北本線 (7)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (18)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (8)
JR東日本 (51)
東海道本線 (1)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
篠ノ井線 (1)
磐越西線 (6)
中央東線 (2)
白新線 (1)
弥彦線 (2)
上越線 (7)
JR東海 (27)
中央西線 (2)
身延線 (3)
御殿場線 (2)
飯田線 (13)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (61)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
美祢線 (2)
山陰本線 (8)
因美線 (5)
可部線 (7)
播但線 (1)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (76)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (5)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
東武鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (8)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (4)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
しなの鉄道 (2)
上信電鉄 (4)
上田電鉄 (1)
いすみ鉄道 (4)
ディズニーリゾートライン (0)
アルピコ交通 (1)
富士急行 (2)
私鉄西日本 (117)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (2)
岳南電車 (11)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (2)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名古屋鉄道 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (10)
近畿日本鉄道 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)
静岡鉄道 (16)
水島臨海鉄道 (5)
養老鉄道 (2)
智頭急行 (1)
遠州鉄道 (0)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Template by たけやん