北上線を南下して「ほっとゆだ」へ
2014-02-25
かつては「陸中川尻」と称した「ほっとゆだ」であるが、私は先述の通り2014年1月に訪問。陸中川尻時代は「夢の中」であったため当時の様子は分からなかった。が、今回は生まれ変わった「ほっとゆだ」で温泉に浸かる計画を企てた。だが、全体の計画のやりくりから午前10時半の訪問となり若干温泉に浸かるタイミングにしては早すぎたが、逆に貸切風呂を利用しなくても「貸切」の状態だったためいいタイミングであったかもしれない。


よく除雪されているホームに到着。ここが陸中川尻から生まれ変わった「ほっとゆだ」。相対式ホーム2面2線である。若干側線が撤去されていると聞くが雪の為確認が難しかった。

除雪されていない部分はこんなに積雪が!

これが生まれ変わった「ほっとゆだ」の駅舎。とんがり屋根の時計が印象的。


駅舎内から直接温泉に移動できるが、私はあえて正面から。



料金を支払い早速中へ。料金は大人ひとり300円!なんとリーズナブルな事か。流石に湯船までカメラを潜入させると「お縄」になりそうなのでコインロッカーで保管。


駅前にある観光案内所。駅の中には売店しかないが、こちらには飲食店も入居している。


妻はこんなものを注文。「西和賀の名物」らしい。

私はこちらで・・・

ほっとゆだの駅舎に戻って温泉の施設に再び。こちらは2階にある休憩所。なかなかの風情だ。



ひと風呂浴び終えて北上に向かう。たまには旅先での「朝風呂」も良いものだ・・・

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よく除雪されているホームに到着。ここが陸中川尻から生まれ変わった「ほっとゆだ」。相対式ホーム2面2線である。若干側線が撤去されていると聞くが雪の為確認が難しかった。

除雪されていない部分はこんなに積雪が!

これが生まれ変わった「ほっとゆだ」の駅舎。とんがり屋根の時計が印象的。


駅舎内から直接温泉に移動できるが、私はあえて正面から。



料金を支払い早速中へ。料金は大人ひとり300円!なんとリーズナブルな事か。流石に湯船までカメラを潜入させると「お縄」になりそうなのでコインロッカーで保管。


駅前にある観光案内所。駅の中には売店しかないが、こちらには飲食店も入居している。


妻はこんなものを注文。「西和賀の名物」らしい。

私はこちらで・・・

ほっとゆだの駅舎に戻って温泉の施設に再び。こちらは2階にある休憩所。なかなかの風情だ。



ひと風呂浴び終えて北上に向かう。たまには旅先での「朝風呂」も良いものだ・・・

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北上線を南下する(後編)
2014-02-23
北上線は東北本線北上からほっとゆだを経て奥羽本線横手にたどり着く路線であるが、両線を連絡する機能を果たす意味でも重要性を増している。と言うのも、奥羽本線と東北本線を連絡させるため狭軌のみで列車を運転させるとしたら陸羽東線とここ北上線以外に方法は見つからない。もちろん花輪線も考えられなくはないが、十和田南のスイッチバックが気になる所だし、花輪線を経由させるなら「IGR経由」の方が利口であろう。と言うのも奥羽本線には「新幹線」が存在するため線路幅を考慮しなければならないからだ。仙山線や田沢湖線ではこの連絡機能は果たせない。実際問題、2011年8月には、平成23年7月新潟・福島豪雨によって運休となっていた特急「あけぼの」が、東北本線・北上線経由にて迂回運転された実績がある。また、1990年以降は臨時夜行急行「おが」が北上線を経由する形で1994年まで運転された過去もある。どちらにせよ、優等列車に限らず「いざとなったら」的な役割は地味ながらに大きい。


(立川目と横川目。ともに「目」とは「集落」「部」などの意味らしい。)
だが、途中駅のふたを開けたらかなり魅力的な駅も少なくない。例えば「和賀仙人」なる駅は今も健在。湯田付近の3駅は駅名を変更。ゆだ高原やゆだ錦秋湖なる駅名が誕生した。観光色を打ち出すのは当然であろうが、北上線の輸送力を考えるとやや弱い印象を否定できない。
そんな北上線であるが、北上側ではそれなりに乗客も少なくなく江釣子付近からは住宅も密集とは言わないが、生活感が溢れている。東北自動車道のインターチェンジも控え、ますます便利になっているが鉄道利用者は限られているであろう。江釣子の手前では「立川目」「横川目」なる駅も登場する。ここにでてくる「目」とは「部」などのよな集落を意味するらしい。やはり景色的には北上のベッドタウンの印象だ。


(北上ではかなりの下車客があった。北上駅の待合室では、JR東の「顔」でもあるこの人がお出迎え。)
そんな生活路線も、先述した優等列車の「通り道」としての役割は「ここ一番」として力を発揮してくれるのは大きい。陸羽東線と共に東北と奥羽を結ぶ北上線を、先人はこのような形で近年に役立つとは考えたであろうか?もし私が当事者であったとしたら「満面の恵比須顔」であったろう。そして終点北上から新幹線の乗り換える乗客も少なくない。
地味な存在であるが「縁の下の力持ち」的な存在でもある北上線をまた訪問する機会が待ち遠しく、そして愛おしい。そう、その時が来たら「ほっとゆだ」でホッと一息も良いであろう。

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(立川目と横川目。ともに「目」とは「集落」「部」などの意味らしい。)
だが、途中駅のふたを開けたらかなり魅力的な駅も少なくない。例えば「和賀仙人」なる駅は今も健在。湯田付近の3駅は駅名を変更。ゆだ高原やゆだ錦秋湖なる駅名が誕生した。観光色を打ち出すのは当然であろうが、北上線の輸送力を考えるとやや弱い印象を否定できない。
そんな北上線であるが、北上側ではそれなりに乗客も少なくなく江釣子付近からは住宅も密集とは言わないが、生活感が溢れている。東北自動車道のインターチェンジも控え、ますます便利になっているが鉄道利用者は限られているであろう。江釣子の手前では「立川目」「横川目」なる駅も登場する。ここにでてくる「目」とは「部」などのよな集落を意味するらしい。やはり景色的には北上のベッドタウンの印象だ。


(北上ではかなりの下車客があった。北上駅の待合室では、JR東の「顔」でもあるこの人がお出迎え。)
そんな生活路線も、先述した優等列車の「通り道」としての役割は「ここ一番」として力を発揮してくれるのは大きい。陸羽東線と共に東北と奥羽を結ぶ北上線を、先人はこのような形で近年に役立つとは考えたであろうか?もし私が当事者であったとしたら「満面の恵比須顔」であったろう。そして終点北上から新幹線の乗り換える乗客も少なくない。
地味な存在であるが「縁の下の力持ち」的な存在でもある北上線をまた訪問する機会が待ち遠しく、そして愛おしい。そう、その時が来たら「ほっとゆだ」でホッと一息も良いであろう。

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北上線を南下する(前編)
2014-02-21
お馴染みのフレーズとなってしまって申し訳ないが、1983年以来約31年振りとなる北上線を今回は南下してみようと思う。前回の訪問時は北上から文字通り時刻表の地図上では「ほくじょう」して横手に出た。しかしながら「制覇」とは名ばかりで、実は北上を出てから横手に着く手前まで万遍なく「熟睡」していたので景色とかは全く覚えがないが、この区間を寝ていた事はハッキリと覚えている。と言う事で実質今回が「初」となる事であろう。

(久々に来た横手駅。すっかりリニューアルされており橋上駅に変身していた。)
2014年1月、宿泊先の秋田から横手に着いたのが9時19分の定刻だ。途中「単線並列」をじっくり取材したかったが吹雪気味の天候の中、列車が舞い上げる雪煙が「かぶりつき」の障害になり思うように「観戦」できなかった。そんな中、大曲からは従来の「狭軌」による姿となる。
私が以前訪問した時の横手駅の印象はあまり感じられず、駅舎は橋上に変身していた。そして旧・駅舎があったところは観光案内所のような施設に変身していた。しかし考えてみたらJR化後にほぼ全国的に主要駅がリニューアルされていく中、「東」に関しては東北方面の主要駅はかつてと同じ地上のままの場合がほとんどだ。だが駅舎は橋上などに変身しており、少ない経費でハード面のリニューアルを進めている姿勢が見受けられる。
そしてこの横手駅の橋上駅に変わったのは先述したが、以前と比べて側線の数が減少しややコンパクトになった印象だ。

(銀世界一色の横手駅。現在は優等列車の発着が無くなってしまった・・・)
北上線は1番線より発着する。出発の30分前にはもう列車はやってきてくれた。これは北国の冬場ならではの「サービス」であろう。待合室にいなくても「暖」が取れるのはうれしい。もう私は列車に乗り込んでいたが、出発時刻になる頃にはほぼ全席埋まっていた。3両編成であるが後ろ1両は回送扱いで乗客は乗れない。が、若干いつもより乗客が多いのか、出発3分前くらいに回送車両も開放。実質3両編成で横手を出る事となった。

(ほっとゆだを過ぎるとこんな駅も登場する。なんだか本当に仙人の「住処」なのか・・・)
横手に別れを告げると只管北上線は南下(正確に言うと「東に向かう」であろうか?)をしていく。北上までは山越えがあり雪の降りがいっそう深まってきたが所々で太陽も姿を見せる。変化が激しい東北の天候であるが、今回の旅は列車がほぼ定刻で運転されているのが素晴らしい。殆どの乗客が北上までの乗車と思われるが、私は途中の「ほっとゆだ」で下車の計画だ。この「ほっとゆだ」については別途スペースを設けて紹介していくつもりであるが、北上線の旅は更に「深化」していった。

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(久々に来た横手駅。すっかりリニューアルされており橋上駅に変身していた。)
2014年1月、宿泊先の秋田から横手に着いたのが9時19分の定刻だ。途中「単線並列」をじっくり取材したかったが吹雪気味の天候の中、列車が舞い上げる雪煙が「かぶりつき」の障害になり思うように「観戦」できなかった。そんな中、大曲からは従来の「狭軌」による姿となる。
私が以前訪問した時の横手駅の印象はあまり感じられず、駅舎は橋上に変身していた。そして旧・駅舎があったところは観光案内所のような施設に変身していた。しかし考えてみたらJR化後にほぼ全国的に主要駅がリニューアルされていく中、「東」に関しては東北方面の主要駅はかつてと同じ地上のままの場合がほとんどだ。だが駅舎は橋上などに変身しており、少ない経費でハード面のリニューアルを進めている姿勢が見受けられる。
そしてこの横手駅の橋上駅に変わったのは先述したが、以前と比べて側線の数が減少しややコンパクトになった印象だ。

(銀世界一色の横手駅。現在は優等列車の発着が無くなってしまった・・・)
北上線は1番線より発着する。出発の30分前にはもう列車はやってきてくれた。これは北国の冬場ならではの「サービス」であろう。待合室にいなくても「暖」が取れるのはうれしい。もう私は列車に乗り込んでいたが、出発時刻になる頃にはほぼ全席埋まっていた。3両編成であるが後ろ1両は回送扱いで乗客は乗れない。が、若干いつもより乗客が多いのか、出発3分前くらいに回送車両も開放。実質3両編成で横手を出る事となった。

(ほっとゆだを過ぎるとこんな駅も登場する。なんだか本当に仙人の「住処」なのか・・・)
横手に別れを告げると只管北上線は南下(正確に言うと「東に向かう」であろうか?)をしていく。北上までは山越えがあり雪の降りがいっそう深まってきたが所々で太陽も姿を見せる。変化が激しい東北の天候であるが、今回の旅は列車がほぼ定刻で運転されているのが素晴らしい。殆どの乗客が北上までの乗車と思われるが、私は途中の「ほっとゆだ」で下車の計画だ。この「ほっとゆだ」については別途スペースを設けて紹介していくつもりであるが、北上線の旅は更に「深化」していった。

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