鶴見線散訪②

2013年9月、久々に鶴見駅の鶴見線ホームに立った。鶴見線は起点の鶴見以外は全て無人駅で、鶴見駅の京浜東北線と鶴見線との間には中間改札が設けられている。これは鶴見線の客流動の関係にあり、鶴見線の乗客輸送はほぼ95%以上が「対・鶴見」になっていると思われる(恐らく)。そのため、中間駅対中間駅の乗降客はごくわずかと思われ、それらの乗客の、いわゆる「不正」を防止するために駅員を各駅に配置する方が、かえって経費が掛かると予測される。そのため鶴見に改札を設け「不正」をチェックする体制をとっている。そんな鶴見駅を私は約33年振りくらいに訪問してみると、現在も中間改札は存在するが全て「自動」になっていた。では「18」の場合はどうするか?これは、隣にある新たに設けられた「駅員事務室」付近にある改札を通る事で問題は解決する。「休日おでかけパス」を初めて使うため自動改札を通るかわからなかった。そのため今回は「そちら」を利用してみた。もちろん答えは「通る」であったので、次の改札から早速試してみることにした。

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(武蔵白石で大川支線を望む。大川支線用のホームが完全撤去され面影が全くない。)

とはいっても、鶴見線は鶴見以外全て「無人」の為、鶴見線では全く使う機会が無かった。だが、その改札は「昔ながら」。ほとんど33年前と変わっていないではないか!だが、先述した「全駅」の訪問は無理であったが、国道・鶴見小野・弁天橋・浅野・海芝浦・安善・大川・浜川崎・扇町の各駅の訪問に成功。次章より各々の駅を紹介してみたい。前回の訪問と決定的に違うのは「武蔵白石」だ。ご存じ「大川支線」の起点であるが、車両の変更が行われる際に大川支線用のホームを撤去した。そのため現在は安善が大川支線の起点となっている。

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(1980年の訪問時、武蔵白石に停車中の大川支線の車両。車両の老朽化と共に現在はホームまで姿を消してしまった。)

それと、私が衝撃を受けたのは、貨物側線に「ペンペン草」が生え渡っていた事だ。貨物列車の減少と共に殆ど使われなくなった貨物線が放置されており、見るも無残な姿となっていた。特に浜川崎や扇町は突出しており、寂しさを拭い切れない。また弁天橋~浅野は旅客の線路の他にもう一本貨物専用の線路が敷いてあり、さながら複単線であるが、そのうちの1本は「ペンペン草」仕様となっていた。また、新芝浦付近の東芝へつながる引き込み線も完全に錆びついていた。

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(浅野駅ホームから鶴見方面を望む。左のスペースは貨物線が敷いてあるが、おそらく貨物は既に走っていないことであろう。)

この33年という歳月は、こういうところに変化が顕著に表れていた。かつて見た「貨物で栄えた」浜川崎はどこへ行ってしまったのであろうか。そして浜川崎と言えば「南武支線」が乗り換えられる。前回訪問時には南武支線の改札のみ駅員がいたが、今回の訪問時にはその窓口が厚いベニヤで固く閉ざされていた。そう、鶴見線訪問後は浜川崎から八丁畷まで南武支線も訪問している。こちらも懐かしいが、八丁畷で下車するのは初めてだ。

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(浜川崎駅の南武支線側の改札。改札左にはかつて駅員事務室があったが、現在は固く閉ざされてしまった。)

はじめて訪問して驚いた事があった。八丁畷は京浜急行との乗換駅であるが、南武線が京浜急行をオーバークロスしている。八丁畷にJRの職員は配置されていない。つまり京浜急行に業務委託をしているわけだが、改札は京浜急行の下りホーム側にあり、京浜急行の上りホームに行くには、棒線化された南武支線のホームを伝っていかなければならない。つまり南武支線のホームが「跨線橋」となっているのだ!跨線橋兼南武支線ホーム。このシチュエーションをどう受け止めるか?改めて南武支線の「偉大さ」を再確認させられた一面であった・・・

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(八丁畷駅にて。写真奥上部はホームをつなぐ跨線橋であるが、実は南武支線のホームでもある。)



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鶴見線散訪①

皆様は「鶴見線」と聞くどういうイメージであろうか?

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(久々の鶴見線はほとんど昔と変わっていなかった。お馴染みの対向式ホームも健在。)

鶴見線は東海道本線・鶴見駅から京浜工業地帯を縫うように走る「元」臨港鉄道である。行政区域で言えば、私の「地元」というカテゴリーに収まる、という訳で小学校時代に数回訪問している。今回の訪問以前に訪れた最後の訪問は、推測1980年頃と判断する。と言うのは、当時の同行者の事を思うと、小学校6年当時の同じクラスの顔が思い浮かぶのと、浜川崎駅で少々嫌なことがあったので印象深い。で今回、10万年振り位に日曜日が休みになったため、平日には買えない切符を使って近郊を巡ってみることにした。そう「休日おでかけパス」である。そこで思い浮かんだのが「鶴見線」であった。訪問するとなると、なんと約33年振り!と言う事になる。

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(安善駅では貨物列車の車両が停泊。まだまだ貨物は健在か?)

えらい久々の訪問となるが、私の知らぬ間に既に車両が置き換わっており目新しくなっていた。そして今回の訪問では「フリーパス」と言う事で「全駅」とはいかなかったが、各々の駅にも下車してみた。すると、私の知らなかった鶴見線があちらこちらで溢れてくる。とても一度の記事では伝えきれない部分もあるので、数回に分けて紹介してみよう。

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(海芝浦駅にて。日曜の為、駅利用客はほぼ皆無。とは言うものの、下車客は10数名いた。)

その時は2013年9月29日(日)であった。滅多にない「日曜休み」。私はある意味「渡世人」の為、皆様がこたつに入ってぬくぬくしているときに労働しなければならない。盆も正月も無い。まぁ、そんな事より平日休みの為か、たまの日曜休みだと外食産業系は混雑していてなかなか利用しにくいので戸惑う。
しかしこの「日曜日」こそ、鶴見線を訪問するチャンスなのだ。それもそのはず、鶴見線と言えばご存じ京浜工業地帯を駆け巡る「通勤路線」である。工場が休みとなる日曜日は全く違う「ローカル」な顔を見せてくれるのがこの鶴見線だ。「休み」と言ってもチラホラと出勤してくる「乗客」はいるが、平日と比べると恐らく100万分の1くらいの乗客であろう。つまり、鶴見線を「独占」することが出来るのだ!

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(昭和電工の目の前にある「昭和」。日曜日ながら「通勤客」もそれなりに少なくなかった。)


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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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