恋の列車はアマアリキ発 ④ 海士有木

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小湊鉄道は、ある意味難読駅名の「宝庫」とは言わないが、若干多い。海士有木も例外ではないであろう。かつての海士村と有木村が合併したらしいが、現在は市原市に編入されている。そんな海士有木はご存知、千葉急行ならぬ京成千原線の延伸計画がここ海士有木まである。が・・・雰囲気的に実現するかどうかは皆様の方がよくご存知であろう。余談であるが、ちはら台には私の義妹夫婦が暮らしている。私は得意気にちはら台からの延伸計画を話してしまったが・・・その夫婦には小さい子供が3人いる。果たしてこの子達が成人するまでに延伸が実現するか・・・なんというか「狼少年」、いや「「狼叔父さん」的になってしまわないかと心配な今日この頃である。
ところで海士有木の設備であるが、普通に2面2線の相対式ホームの駅であり側線は確認していない。ただ、近年に無人化されたらしく、異様にさみしさが漂っている。とは言え「小湊鉄道らしさ」は満遍なく残っていて素晴らしさは隠せない。駅前も大きなバス乗り場やロータリーがあるわけでも無く普通に民家が建ち並んでいた。ある意味「ベットタウンの玄関口」と言ったところか。もし京成が乗り入れてくる事になったら現在の位置からの移転を余儀なくされるであろう。とは言え、減少傾向の利用者をなんとか食い止めたいところであるが、今後の発展に期待したい。


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何ともいい雰囲気を醸し出す海士有木の駅舎。無人化されたのがもったいないくらい立派な佇まいだ。やはり千原線が延伸されたとしたらかなりアンマッチな風景になろうから、当然ながら建て直されるか千原線が地下に潜ることであろう。駅舎を見つめていると、そんな夢をいつまででも見ていられそうな気分になる。


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駅舎をホーム側から見てみた。やはり中に職員の姿はないのは残念だ。だが、無人化された直後の姿がそのまま残っていて今でも駅員が出てきそうな雰囲気だ。


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ホームは先述通り2面2線のシンプル構造。駅前スペースはやや手狭な印象であったが、こうしてホームを眺めてみると千原線の延伸スペースになる時にもしかしたら利用されるかも知れない的空間がホーム先に確認できる。


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駅舎の中に戻ってみた。「昔ながら」が漂う。不意に思いついた今回の旅であったが、思った以上に素晴らしい出会いがあった。この海士有木もそのひとつであるが、鉄道の施設に鉄道以外の交通手段で訪問するのは決して「邪道」ではないと思う。もちろん列車で訪問するのが一番である事にはかわりないが。



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恋の列車はアマアリキ発③ 飯給

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さて・・・ご覧の皆様は「飯給」という駅をご存知であろうか?「いたぶ」と読むのであるが・・・難しい。小湊鉄道にある華奢な駅であるが、今回の「恋の列車は~」シリーズの旅では全く訪問予定になかったが、上総中野に着いた時点で急遽思い立って訪問してみた。その事が、逆にこの旅の「ハイライト」になってしまうくらいの素晴らしい内容であったため、やはり私の「野生の勘」に衰えは無かったのだ!全く下調べ無く急遽の訪問であったが、とんでもないサプライズな出来事が待っていた。帰宅後ウィキで調べてみたら「世界一大きなトイレ」と呼ばれるWCが存在する事であった。しかも女性専用であるではないか。実に開放感あるWCは、ネットやその他メディア等で確認するより、実際に自身が体験した方が確実であろう。市原市の税金が使われているのはやや複雑な心境であるが、変な理屈はとにかく、この飯給駅では少々の秘境ムードも楽しめるので訪問の価値は大であろう。


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県道っぽい道より踏切手前で左に折れると飯給駅が待っていた。付近には数件の民家が存在するが、なんとなく雰囲気的に秘境ムードが漂う。


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駅舎と呼べるかどうかはわからないが、一応待合室的機能を持つ建家に到着。我々「もの好き」が好きそうな雰囲気が漂う。


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中に入ってみる。やはり待合室のみの機能であったがしっかりとメンテナンスが施されている。というか、小湊鉄道らしい駅のひとつである雰囲気をやたらと醸し出している。


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ホームは一面一線のいわゆる棒線化された駅である。某秘境駅訪問家の評価は果たしていかがなものか。


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さて、本題に入ろう。上が「多目的WC」で下が「男子WC」である。特に男子に関しては完全に機能していなかった。という事は多目的WCを使うしかないのか?


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そしてこちらが「ギネスもの」かも知れない「世界一広いトイレ」の外観。外からだけでは全く未知の世界であるが・・・


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もう、なんの説明もいらないであろう。同伴の妻に「ちょっとトイレ見てきな」とWCに行かせたが、マギー司郎のマジックを見た後のような表情で帰ってきた。



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恋の列車はアマアリキ発 ②

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(なんと五井駅に583系が!その理由は・・・本文でも紹介しているが、千葉県はゴルフ場の「メッカ」でもある。わざわざ弘前から団体列車が運転され、そしてこの地でプレイを楽しむ・・・というより、もし私が当事者であったら、ゴルフよりも583系に気を取られゴルフどころではないであろう・・・写真提供は相互リンクしている「房総から昭和を求めて」の管理人であるキネ様より。)

ところで、道路地図やグーグルマップなどを見ていただくとお分かりになると思うが、小湊鉄道沿線は実にゴルフ場が多く、それこそ「メッカ」であろう。2015年にマイカーでの訪問の際も、道路沿いには実に多くのゴルフ場の看板を見かけた。それこそすぐ隣に違うゴルフ場の入口の看板があったり、中には道路を挟んで両隣的な場所もあった。下手したら、それこそ大物芸能人などとすれ違うかも知れないぞ!というよりこの事は、相互リンクさせていただいているブログ「房総から昭和を求めて」の中の記事にも記されているが、なんと青森県は弘前方面から千葉県までゴルフ民のためにわざわざ団体列車が運転されるほどになっているのだ!しかも583系である!!まさか寝台がセットされている事はないであろうと思っていたが・・・そのまさかであった。とは言え、一般の方にとってはこの583系の寝台ではやや窮屈であろうが、私たちレールファンはそんな事お構いなしであろう!

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(上総牛久は小湊鉄道の中間駅で恐らく最大の部類に入る利用者があると思われる。実際に、この駅止まりの列車設定も少なくない。)

そんなゴルフ場を縫うように(とはオーバーな表現かも知れないが)更に山奥を進んでいくと、後に紹介する飯給や養老渓谷を過ぎる。特に週末はこの養老渓谷はハイカーなどで賑わうことであろうと思われる。まさかゴルフ場に向かう人の多くが小湊鉄道を利用するとは思えないが、上総牛久から先の区間ではここ養老渓谷が一つのポイントとなっている。実際に、隣の終点・上総中野まで行かずに養老渓谷止まりの列車設定もあるほどだ。 後に紹介するが、ここ養老渓谷には駅舎の脇に足湯がある。鉄道以外の交通手段で来ても、例えばマイカーなら駅前の駐車場に止めれば、その駐車料金で足湯も利用できるスグレモノである。

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(途中の里見駅は2015年にマイカーで訪問した際の一枚である。何気ない中間駅でも魅力たっぷりの小湊鉄道の駅は、私にしてみたらかつての相模線を彷彿させるよう。)

そして終点の上総中野であるが、周知の通りいすみ鉄道との接続駅であるがやたらと寂しさが漂う。列車がいてもとにかく静かなのだ。列車が去ったあとは更にそれが倍増する。2015年にはマイカーでも訪問しているが、その寂しさは相変わらず素晴らしい。更に時刻表に描かれている列車本数も寂しかった。隣の養老渓谷でせき止められてしまう列車が上総中野にやってくるのはわずか6本。事前に時刻表で列車を確認しなければいすみ鉄道への接続が約束されないかも知れない。

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(終点の上総中野。2008年訪問時であるが、2つの私鉄が接続する駅にしてはいささかさみしさが漂う。雰囲気的にはJR西の備後落合的な感じか。というより備後落合の方がもっとさみしいかも知れないが・・・)

私はこの後、約30分ほどのインターバルの後にいすみ鉄道で大原に向かった。いすみ鉄道に乗車するのは、多分1981年か1982年頃に木原線(現在のいすみ鉄道)廃止情報を受けて以来であるから20年以上の時間が経過していた。その模様は後日に紹介してみたいが、五井から大原まで列車で巡るというのが実に新鮮であった。1981(1982)年頃の訪問は木原線の単独訪問であったから尚更だ。ただ、小湊鉄道といすみ鉄道を直通する列車は無いのが残念だ。いすみ鉄道的には積極的姿勢を示しているらしいが、せめて週末だけでも実現すると、それは素晴らしい事となるであろう。そんな夢を見させてくれる小湊鉄道は、首都圏にある事を忘れさせてくれる、そして日常の雑踏から開放される・・・そんな空間であった。


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恋の列車はアマアリキ発 ①

続いて小湊鉄道を紹介してみよう。私の初訪は2008年1月であった。小湊鉄道であるが、それは千葉県にある非電化の鉄道路線である。社名の由来についてはあえてこの場で述べるまでもないであろうくらい皆様の方がよく事情をご存知であろう。上総中野で接続するいすみ鉄道と同じく、当初の計画から変更され現在の形になっているのは実に興味深い。そして、なんといっても非電化である事がローカルなムードをいっそ挽きたてているが、そんな小湊鉄道に心をくすぐられるのは気のせいか。そして沿線風景は、終点の上総中野に向かうほど魅力があふれてくる。それはまるで引田天功の、いや、プリンセス天功のイリュージョンでも魅せられているかのような錯覚に陥るから不思議だ。

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(小湊鉄道はJR内房線の五井で乗り換えられる。かつての国鉄を思わせるDCは、近年に見られるレールバス的な車両に乗車するよりも格段に気持ちがいい。2008年訪問時の五井駅にて。)

さて、私は先述のように2008年1月、久留里線制覇後に五井へ向かった。五井と言えば市原市であるが、義妹夫婦がちはら台に住んでいるためなんとなく旅先とは思えない気もするが、小湊鉄道の車両達を見た瞬間にそんなムードが吹き飛んでしまった。予定ではもちろんいすみ鉄道を経由して大原まで向かうつもりなのでご覧のフリーきっぷを購入。小湊鉄道初参戦に心を躍らせた。

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(五井駅では小湊鉄道のホーム内に改札があり切符を売っている。ご覧の乗車券ではいすみ鉄道も利用でき大変便利に。きっと素敵なローカル線の旅を堪能できる事であろう。)

五井には小湊鉄道の車両達が眠る車庫がある。構内は広く、内房線を横目にDC達が多くひしめく。とても首都圏とは思えぬ雰囲気が漂うのも実に素敵だ。そんな五井を出るとすぐに大きくカーブを描き南下していくが、上総牛久までは実に盛況している事がわかるが、特に光風台は付近に団地ができたため新たに追加された駅で小湊鉄道では一番新しい駅である。
であるが、上総牛久を過ぎると雰囲気が一転する。そう、私たちが得意とするローカルな顔がそこにはあった。小湊鉄道的にはやや辛い風景かも知れないが、あのDC車両には一番似合う風景かも知れない。そんなレトロ的な列車に揺られながら更に「メッカ」へと内陸に進んだ。

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(小湊鉄道は五井に車庫がある。ご覧の通り、五井駅の側線は小湊鉄道だらけであった。)


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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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