昔の名前で出ています
2015-11-23

「恋の列車は~」シリーズでは茨城・千葉県を訪問したが、やや番外編的な形で芝山鉄道にも訪問した。特に東成田の変遷は非常に複雑で哀愁が漂う。ご存知、かつては「成田空港駅」として空港アクセスの機能を果たしていたが「成田新幹線」の構想が事実上消滅したため現在の形になったのが1991年の事であった。既に20年以上経過した事については実際に「もうそんなに経ったのか・・・」という印象である。そして新幹線構想がなくなってアオリを受けてしまったのがこの東成田であった。
かつては2面4線あったホームも現在は1面2線しか使用されていない。そしてその使用されていないホームは、なんと未だに「成田空港」のままである。そんな東成田であるが、アクセス駅としての機能を失っているものの、現在でも当然成田空港の近くに駅があり空港関係者の利用が少なくない。とは言うものの、私が2015年に取材に訪れたのが平日朝8時台の、まさに通勤時間帯であった。であったが、一般に首都圏で見る通勤時間帯のそれとはかなりかけ離れた印象であり、柔らかな時間が過ぎていった。
さて、東成田からは芝山鉄道となるが、隣の芝山千代田からの延伸は・・・という話題はややデリケートな話題となってしまいそうな雰囲気であるが、とにかくここ東成田の今後に注目してみたい。



ナビの案内されるままに到着した東成田。かつての空港アクセスとしてはやや華奢な印象である。バスターミナルなどの施設は駅前には無く、小さなロータリーがあるのみであった。本当にアクセス駅であったのかと心配してしまうほどの風景であった。


「コンコース」と呼べるかどうか分からないが、一応中央通路的空間である。列車が到着するとそれなりに下車客が足早に過ぎ去ってく風景が見られるが、それ以外はご覧の通り・・・

駅舎(というより入口)からコンコースへ繋がる階段はエスカレーター(本当に全く関係ない話であるが、江ノ島にあるのは「エスカー」と呼ぶ)も備えてある。が、撮影時は通勤時間帯・・・


そして入場券を買いホームへ。もちろん使用されている1面2線のホームにしか行かれない。実際に地下にあるのだが、やはり地下鉄の駅的雰囲気が漂う。


そして使用されていないホームを見る。ホームの向こうには「昔の名前」が未だに健在。もちろん、将来的に芝山鉄道が延伸された時のために温存しているのかも知れないが、実際のところはいかがであろうか。

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