鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

熊に逢ったらどうするか⑨ 足寄

今回の「熊シリーズ」の旅で計画段階では訪問予定はなかったが、旧・池北線から士幌線方面へ抜ける際にちょうど通り道のため出発直前になって訪問することにしたここ旧・足寄駅。ふるさと銀河線の主要駅であることは言うまでもない。鉄道としての「駅」は既に終了しているが、現在は道の駅「あしょろ銀河ホール21」として第二の人生を送っている。もちろんレールファンでなくても周知の事実であろうが、ここはご存知、あのシンガーソングライター「松山千春」の出身地でもあるのは周知の通り。もちろん地元では「スーパースター」的存在であり、この道の駅もどちらかというと「松山千春ミュージアム」的カラーのイメージが強い。旧・駅舎の入口を入ると早速「千春」がお出迎え。施設奥にはかつての駅名標と列車やホームのモニュメント的なものがあるが、なんといっても「千春」の歴代レコードなどの展示の方が際立っている。そして千春グッズの販売は勿論、ヒット曲「大空と大地の中で」が四六時中流れていれファンでなくても何だか楽しくなってくる。かつての千春をご存知の方からすれば現在の姿は全く想像できないくらい「素敵なおじさま」のように変化したが、それこそあの御大「ジャイアント馬場」とは親友であったというのは実に素敵だ。

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(画像はウィキペディアより。旧・足寄駅の駅舎であるが、自伝映画「旅立ち~足寄より~」に出てくる上利別駅と雰囲気がそっくり。いい味が出ているではないか!ってこっちが「本家」だが・・・)

と、結局私のコメントも「千春カラー」に染まってしまったが、バス乗場の建物はかつての「足寄駅」を復元しお土産売り場や待合室的な感じで開放している。とは言うものの、実はその写真を私は撮り逃してしまった!すっかり忘れていたというか新しい方の駅舎の撮影に気を取られていたのもあるが、どうやら完全に「千春」にやられてしまったようだ。
既に鉄道施設や設備は無く完全な道の駅として駐車場やバス乗り場になってしまっているが、その空間を確認するだけでも「かつての証」がイメージできると思う。


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「道の駅」の前にある交差点の信号機の名前は現在もご覧のとおり。やはりこの場所は足寄の人にとっては特別な存在なのであろうか。


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立派な建物は鉄道の駅では無くなってもしっかりと道の駅として機能している。入口が二つあるが、そのうちのひとつは「足寄駅」の表示が。


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勿論私は「足寄駅」の方から入場。すると「スーパースター」がお出迎えだ!千春氏が持っているのは足寄名物の「ラワンブキ(螺湾蕗)」である。足寄町では現在イチオシの名物かも知れない。ちなみに「螺湾」であるが、足寄にある地区の名前で、それこそ白糠線が足寄までの延伸計画の中でここ螺湾に駅が計画されていた。そしてこの螺湾で更に分岐して阿寒湖を通り北見相生までの延伸も計画されていたのだ!


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施設の中にはバスの案内所も併設されている。完全に足寄の中心的機能を果たしている旧・足寄駅である。


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足寄駅に関する名残はこれくらいか。とはいえ、地元の足として機能していた「証」がしっかりと存在。


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当ブログは鉄道を主題としているためあまりスペースを取りたくなかったが、結果的に一番スペースを取ったであろう。特にコメントはしないのでごゆっくりお楽しみください。


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「物産館」なる別館も存在するが、うるさいくらいに「千春」が登場。


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そして今回、こんな所にも訪問した。付近にある「道の駅・足寄湖」であるが、こういう旅ができるのもレンタカーならでは。今回の旅ではかなり新しい発見があった。



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熊に逢ったらどうするか⑧ 小利別

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(画像はウィキペディアよりの現役時代。当時とほとんど変わらない現在であったが、今後この状態が維持される保証はない。)

続いて「ふるさと銀河線」より小利別を紹介しよう。池北線時代と同じくして地味な中間駅であった小利別であるが、「ふるさと」に移管されてから駅舎が生まれ変わり地域のコミュニティーセンターが同居する形となった。しかし現在はそのコミュニティーセンターが「主役」となってしまったが、逆にそのお陰で立派に建て替えられた駅舎も現在まで残る形のなっている。待合室の中も入場できるし化粧室の水も流れるように維持されているが、いかんせん列車がやってこないのは厳しい現実だ。私は北見方面からやってきたが、訓子府から「銀河線」の通りに置戸へは向かわず小利別方面へショートカットする道がある。そちらで向かうと国道との接点で旧・小利別駅があり非常にわかりやすい。北見から足寄方面に向かうにはこちらの道を使うのが勿論便利であるが、それに象徴されるようにこの「ショートカット」の上を建設中の高速道路が頻繁に顔を出す。つまり高速もこちらのルートになるということだ。
とは言うものの、訪問時の小利別は、若干駅前付近には集落をなしているものの何となく人間の気配を感じなかった。勿論時間帯的に考えて労働を前提とした外出と思われるが、若干ながら廃屋もチラホラ見られた。とはいえこのショートカット道路のロケーションは抜群で、それこそ「大地と大空の中で」であろう。私たちが普段イメージする北海道の風景がそのまま凝縮された印象だ。しかし駅を実際に訪問してみると厳しい現実が待っていた。駅舎は立派に維持されているがホームは草が生い茂り駅名標も取り外され列車がやってくる気配は全くなかった。


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旧・訓子府駅からショートカットの道に入る。すろとこんな景色が待っていた。牧場の奥に工事中の橋桁が見える。ふるさと銀河線高速化案を自動車道で受け継ぐ形となった。


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そしてショートカットの道と国道の接点付近にこの小利別がある。


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そしてこれが現在の駅舎の姿。現役時代とほとんど変わらず、今も「自治会館」のような形で人々の憩いの場となっている。


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駅舎内は意外とスッキリしていた。WCも水が出るし現在もちゃんと施設として活躍しているようだ。


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天井なんかはご覧の通り。デザインもなかなか凝っており、JR九州の車両デザインを数多く手がけた「あの人」のようなデザインかも知れないムードだ。


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ホームに出てみた。ご覧の通り、見事な現実は初夏の勢いを感じた。


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駅前一等地ではそれなりの集落を形成していたが、中にはもう役目を終えていた家屋も少なくなかった。


と、こんな感じで私の旅は進行していった。私の場合は「旅」であるが、そこに暮らす人々には「鉄道廃止」というドラマが存在していた。勿論今の時代に鉄道は「時代遅れ」かも知れない。鉄道という移動手段がなくても十分に暮らしが成り立っていると思う。一部には「鉄道を残すべきだ」という意見もあったであろう。しかしその意見を述べている人のほとんどはマイカーなどを所有し普段は鉄道を利用していない「交通強者」とでも言おうか、普段は鉄道とは全く無縁の人という話も聞いたことがある。こういう人たちが「廃止反対」を訴えて、果たして説得あるかどうかという事もある。
実際に私も「廃止」という事柄を身近に経験している。それは神奈川県は相模線の「寒川支線」だ。寒川~西寒川間1.5kmが1984年に廃止された。私は西寒川駅前に在住していたが、当時中学を卒業、高校へのステップアップの春休みであった。廃止後は神奈中バスが「代行」の役割を果たし、旧・西寒川駅前まで来る路線を新設。茅ケ崎方面へ行く場合の運転本数は国鉄時代の約6倍くらいに増えて非常に便利になった。現在もその系統は存在するが、更に寒川駅に向かう系統が追加された。私のような鉄道に拘る人間は別として、通常の交通機関利用者にとってみれば格段の進歩であろう。
一体「廃止」とはなんなのであろうか。鉄道地図から自身の身近にある駅や鉄道路線がなくなってしまうということは非常に寂しい。しかしかつてほどの「鉄道」という重要性は薄れ単なる交通機関に成り下がってしまった感がある現在において、私たちは一体何を鉄道に求めているのであろうか。「ふるさと銀河線」を求めハンドルを切りながら交差点を折れる度に「池北線」にそう問いかけられたような気がした。



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熊に逢ったらどうするか① 上利別

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「北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線」と、やたら長いタイトルの路線に所属していた上利別駅。国鉄時代は池北線に所属し地味な中間駅であった。三セク化されてからもその地味さは変わりなかったが、レールファンとっては特別な存在であろう。そう、とてもマニアチックな駅舎が存在したからだ。というより、かつては全国的に存在した駅舎であるが、その駅舎も時代とともにリフォームや取り壊しなどにより上利別的な駅舎が貴重なものとなっていった。2006年にふるさと銀河線は廃止され、同時に駅も廃止されてしまったが・・・2014年現在も当時のままで駅舎が健在であった!ご覧の通りほぼ現役当時のままの姿で残ってるため今にも列車がやってきそうな雰囲気であったが、ホームに向かうと既にレールは撤去され現実の見せ付けられる。
だが、この素晴らしい駅舎、実はメジャーデビューを果たしている。ご存知の方もおられるであろうが、北海道は足寄出身のシンガー・ソングライター「松山千春」の自伝映画「旅立ち~足寄より~」のロケ地として使用され、この上利別駅の駅舎が昔の「足寄駅」として登場するのだ。映画のスタッフは実にマニアックな事前調査によりここをロケ地に選択したものだと感心してしまう。「昔」という雰囲気を醸し出すにはピッタリの材料であったろう。現在も取り壊されずに残っているのが奇跡としか言い様がない上利別の駅舎であるが、このまま永久に残る保証はない。訪問するなら「今でしょう!」と思うくらい素晴らしい保存具合であった。できれば「世界文化遺産」にでも登録して欲しいところであるが、是非ともこれからも変わりなく残って欲しい物件である。


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さて、ご覧の通り「池北線」の駅舎だ。路線が廃止されて8年が経過したが、こんなに保存状態が良いのは実に素晴らしい。「千春」が旅立つのに最もふさわしい風景であろう。

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駅名標は外されていたのはさみしい限りであった。他にも「川上」や「小利別」なども訪問したが、すべての駅で駅名標が外されていた。


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いかにも「ふるさと」という雰囲気。決して「故郷」ではない。かつては数多くの出会いや別れがあったであろう。


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かつての鉄路は既に撤去されているが、駅舎に接するホームの部分はレールが残っていた。哀愁!


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「駅前」からは代替バスが発着する。上利別駅は国道を一本奥に入ったところにあるが、バスも国道より駅前まで乗り入れてくる。


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駅舎内は鍵が掛かっており侵入できない。が、どうせならバスの待合室にでも開放して欲しい気分だ。


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と、堪能していたら次の駅に行く時間となってしまった。といっても今回の訪問はレンタカーのためそれほど時間を気にしなくて済む。



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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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