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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

瀬音ゆかしき杜の都 ⑦

フライトする訳でもないので駅名標を撮影し仙台空港を後にした私は更に長町で地下鉄に乗り換えるためなかなか「杜の都」にたどり着かないが、地下鉄制覇のあと、ようやく「杜の都」にたどり着き今夜の旅籠に荷物を預けたが、まだまだ七夕の揺れる飾りをじっくり見る間もなく仙台駅の地下ホームに足を急がせた。それは未乗区間であるあおば通~仙台間の仙石線を制覇するためだ。
仙石線制覇は1983年であるのでそれ以来になるのだが、当時は地上ホームでありながら他の国鉄路線とはやや離れた位置にあり、仙石線ホームからは他の国鉄路線ホームをやや見上げる形であった。仙石線ホームのみが離れ小島になってる理由は皆様もよくご存知であろうが、特に仙台ではこうしたかつての名残を楽しめたのは実に有効であった。
あれから20うん年…「杜の都」は大きく変化を遂げていた。

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ダイナミック✩トナカイ提供の1983年仙台駅の仙石線ホーム。ご覧の通り、首都圏で活躍した車両がこちらで第二の人生を送っていた。かつては私鉄であった関係から国鉄ホームとはやや離れていたが、現在は周知の通り地下化され青葉通りまで延伸されて便利になった。

ようやく「制覇」から解放された私は普通に観光旅行する旅人のひとりとして「杜の都」を堪能。牛タンを食べたり七夕の飾り揺れる風景を楽しんだりと「杜の都」のカルチャーや人情に触れ、過酷な制覇旅の疲れを癒していた。
そういえば我地元神奈川にも七夕祭りがある。そう、それは平塚の七夕である。何かで聞いたことがあるが、平塚で飾られた七夕飾りの一部を仙台でも見る事ができるらしい。つまり平塚から仙台へ転送される事になるのだが、これは実に微笑ましい事だ。私の地元のものが「杜の都」で再び花開くのは実に嬉しい限りである。

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画像はウィキペディアより、現在の仙台駅・仙石線ホーム。地下化され青葉通りへ延伸された。青葉通りよりの延伸で地下鉄東西線との相互乗り入れが実現するのか。私はまだ東西線を未制覇なのでいずれ乗りに来る必要があるのだが・・・


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瀬音ゆかしき杜の都 ⑥

1983年以来の丸森線~阿武隈急行で槻木に着いた私は再び東北本線に乗り換える。いや、前回の丸森線時代の時も確か槻木で乗り換え利府まで行き、折り返して白石まで行き更に急行「八甲田」に乗り換えるという技を慣行していた。「八甲田」に乗るため仙台付近を行ったり来たりして、この変則的な時間調整を最初から計画に組み込んでいた。多分、予定を組み換えればもっとスマートな計画ができたはずだが、私自身、当時は中学生で発展途上であったため応用範囲がかなり狭かったなと今になって感じる。それは当然の事であろうが、だからこそ今があり、更にその今も発展途上であろう。ただ、昔よりは応用範囲が、そして視野的なものがかなり広くなったと感じる。勿論満足はしていないが、こうして進化をして限りなく完成形に近づけば幸いであろう。

SAT-SendaiAirportStation-Home.jpg
ウィキペディアよりの画像であるが仙台空港「駅」のホーム風景である。1面2線で全ての列車が仙台に直通しているので非常に便利。千歳空港開業以来こうした駅が全国的に増えてきた。もちろん千歳空港以前にも京成や東京モノレールなど空港アクセスは存在したが、やはり時間に正確な鉄道は欠かせない存在であろう。だが、私のように、全く用事がないのに乗りに来る者は殆んどいないと思われるが・・・

そんな思いを馳せた今回の「杜の都」は私をどのように迎え入れてくれるであろう。ただ「杜の都」がすぐ目の前だというのに、1983年以来、杜の都付近の鉄道シーンもかなり風景が変わった。まず仙石線があおば通まで延伸された事。そして仙台に地下鉄が開通した事。そしてなんと言っても仙台空港線が開通した事であろう。これだけ話題か豊富なのは「杜の都」のみであろうが、イコール、これら全てを乗り潰さなければならないという事である。ならばと思い立った「杜の都計画」であるが、杜の都に入る前に仙台空港まで用事がないのに行かなければならない。
名取から枝分かれする仙台空港線は三セクであるが、JRとの別改札ではないのでJRと混同してしまいそうであるが、鉄道事情に詳しくない一般の利用者はそんな細かい事までわからないであろうし「ハイ、ここから仙台空港線だから」などと意識してはいないだろうから、とにかく空港へ時間時間通りに着けばある意味それで良い。

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そして仙台空港アクセスの車両はJR東の車両と殆んど見た目同じ近代的な車両である。我が地元の相模線にもこうした車両が出てくるとフレッシュな風が吹き込むのだが・・・

しかし私の場合は空港に勤務している訳でも、空港からフライトする訳でもない。仙台空港の駅名標を撮影して折り返す…他人が見たら全く意味不明な行動だ。
更に、折り返してそのまま「杜の都」に入るわけではなく、なんと町から地下鉄に乗り換える!泉中央と富沢の間を往復しなければならず、杜の都がすぐそばにあるというのになかなかたどり着かない。だが、訪問時は南北線のみであったが、浴衣姿の女性達を何度となく見かけたので既に「杜の都」は賑わいを見せている事であろう。いつしか私は、地上にある広瀬川の「瀬音」を聞くのが待ち遠しくなっていた。



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瀬音ゆかしき杜の都 ⑤

阿武隈急行線はもともと東北本線のバイパス的な意味合いで計画されたのは周知の通りであるが。正直、まさか全通されるとは思わなかった。しかも福島交通と同じホームから出てるとは!訪問当時はその理由について全くわからなかったが、お陰で懐かしい部分も込み上げてきて嬉しい誤算でもあった。

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強力に大きいサイズでウィキペディアより転用させていただいた福島交通に譲渡された元東急5000系。1988年に飯坂温泉に合宿による自動車免許取得のため一ヶ月弱滞在した時に大活躍していた。滞在先は飯坂温泉で教習所が泉にあったため、送迎バスのある時間帯意外に教習所に行くには「福交」が欠かせなかった。たまに医王寺前とかでオーバーランする場面も・・・

と言うのも、実は1988年に飯坂温泉に合宿免許取得に向け26日間滞在したからであった。20日間の予定だったので約一週間近くのオーバーであったが、その代わりに得るものや思い出、そして仲間たちなど多くの「利益」を産むことになったのは大きな収穫であった。思い出せばキリがないが、送迎バスに乗り遅れた場合は飯坂温泉から教習所のある泉まで、元東急の「青ガエル」5000系で向かったものだ。時には医王寺前でオーバーランしたりとなかなかスリリングであったが、そんな昔を思い出させるホームは昔と変わらぬ佇まいであった。いっそ福島交通の寄り道も本気で考えたが、今回は杜の都が私を待っている‥そんなプレッシャーもあり泣く泣く見送った。だが、阿武隈急行に乗ってみると、途中までは当然同じ線路を通るので瞬時にして18歳当時の自分に戻ったイメージになってしまった。
暫くすると、当然ながら福島交通と別れを告げるが、考えてみたら阿武隈急行、福島交通共に電化されているのが素晴らしい。もしかしたら将来的に長野電鉄のように首都圏で活躍した電車などが第二の人生を送る場面が見られるかも知れない。

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1983年訪問時の丸森は土砂降りの雨であった。このあと利府に向かい、更に折り返して白石へ・・・仙台を中心に行ったり来たりの工程は夜行列車に乗るための時間調整であった。だが、まさか丸森の駅名標の空白部分に駅名が書かれる事になるとは当時全く思わなかった。

さて、新しく開業した丸森~福島間は私にしてみたら当然ながら初乗りであり新鮮である。「塔のへつり」や「あぶくま」など、如何にも三セクらしいネーミングの駅が軒を連ねる。が、丸森から槻木までは1983年以来の訪問のため懐かしい。特に国鉄時代は棒線駅であった丸森や角田は見違えるほど立派な駅になった。
丸森や角田は将来的な準備であった列車交換のための線路用地など見られたが、まさか本当に現在になってその用地が活かされるとは思わなかった。「赤字ローカル線」「廃止路線」などの項目に常に顔を出していた記憶で、1983年訪問時は土砂降りの雨プラス既に日も暮れており、沿線風景など全く確認できなかった。ただ今回は明るい時間帯の訪問のためしっかりと町並みを拝見できよう。
東北本線のバイパスとなるはずだった丸森線は三セクという形に変われど、新しい何かを私に教えてくれているような沿線風景をみせてくれているようであった。



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瀬音ゆかしき杜の都 ④

安積永盛を過ぎ郡山に着くが、在来線のみの時代はここ郡山や後に出てくる福島などは東北本線の要衝として大きな存在であった。現在は新幹線の一部列車の通過があるのは今でこそ当たり前であるが、そんな「やまびこ」の登場に当時は実にカルチャーショックであった!それこそ新幹線がまだ開通していない時代では上野を出発した列車が仙台と盛岡しか停車しないのはありえない世界であったからである。

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郡山駅の入場券は前回の紹介で新幹線の切符売り場で購入と報告したが、ご覧の通り、新幹線の切符売り場で購入すると赤文字印刷で区別される。

最初に郡山を通ったのは1979年に急行「津軽」での帰郷の際であったが、実際に下車したのはお馴染み1983年8月の東北一周の旅の時である。確か日中線を乗り終え磐越西線から急行「八甲田」への乗り換えのためであった。そしてわざわざ新幹線切符売場まで行き窓口で入場券を買ったのだ。その他、駅前を散策するとか名物を提供する飲食店に入るとかは一切無し❗如何に私が鉄道少年であったかがお分かりいただけるであろう。

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確か会津若松で撮影した485系の「あいづライナー」。昭和を知る者にとって、この車両を「快速」で乗車できるとは実に時代の変化を感じる。

そんな郡山も乗り換えるのみであったが、一際目を引くものが別のホームに停車していた。それは485系と思われる快速「あいづ」のあかべこペイントバージョンであった!おう、こんなところでまだ国鉄が残っていたか!私は思わず少年時代にもどってしまったかのように無邪気にレンズを向けていた。「そうだよな、昔は特急(あいづ)で頑張ってたもんな。上野でよく見かけたよ。今はここまで来ないと会えないのか」みたいな会話を(いや、ハタから見たら単純に独り言であろうが)しながら再び次の列車の待つホームへ足を急がせた。
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東北本線の黒磯以北で普通列車の旧型客車運用の置き換えとして活躍した旧・583系。確か同じ時期に佐世保線や長崎本線でも583系のこうした運用がされた記憶であるが、いずれにしても普通列車として運用するにはなんとも贅沢な使い方かも知れない。

かつては電気機関車牽引の旧型客車による普通列車が主力であったが、時期を同じくして583系改造版の普通列車も加わり、郡山付近から段々と旧型客車が消えて行くタイミングでもあった。
確か、今回の旅を終え、再び後日訪問の郡山では583系バージョンの快速「あいづ」も見た!いや、会津若松だったであろうか。いずれにしでもこうした昭和の名車が、形はどうあれ最後の活躍をしている勇姿を見れただけでも今回の旅の価値は上がったであろう。
郡山を後にした私は、福島より一旦東北本線に別れを告げ「あぶくま経由」で杜の都を目指す事にした。


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鉄道全線完全制覇の旅

瀬音ゆかしき杜の都 ③

宇都宮から更に普通列車で黒磯へ向かう。途中、那須塩原に着くが、ご存知、那須塩原は東北新幹線開業時にローカル駅前にであった東那須野を改称したものである。西那須野と黒磯の間にあるのと新幹線が、特に東那須野~黒磯付近は在来線とかなりの接近する。恐らく最初は黒磯に新幹線の駅を作る意図があったのではないかと思えてしまうくらいに接近するのだが、やはり日本を代表する避暑地のひとつである那須高原を控え、西那須野側との調整があったのかも知れない。現在は那須塩原が観光拠点として完全に確立されているイメージで、その役割は大きいであろう。だが、今回の私の旅は、そうした観光とは全く無縁の旅なので何もなかったかのように通りすぎる事にする。

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今回の旅は自身で撮影した写真が少ないためウィキペディアを少々活用させて頂く。かつては特急列車など停車しない地味な駅であった東那須野は、東北新幹線開業と同時に新幹線停車駅として活躍する事になり一気に注目を浴びる事となった。

さて、いよいよ黒磯で乗り換えるが、ご存知、デッドセクションのある駅で、交流、直流電化の境界線である。そのため、ほぼすべての普通列車はここで乗り換えとなり貨物列車も恐らく機関車交換を余儀なくされるであろう。ただ、かつての寝台特急などは黒磯通過のためとなりの宇都宮で交直両用機関車に交換されるパターンもあった。
たが、今回の旅は普通列車である。つまり直流電車から交流電車にのりかえるのであるが…
国鉄時代の1980年代頃までは黒磯より先の区間は交流電気機関車が牽引する雑種の旧型客車での運行であった!そして郡山や福島でまた旧型客車の普通列車に乗り換える。こんなパターンを、この時代を知る者なら「18」等で経験されている方も少なくないであろう。東北本線は東北新幹線が開業してからもなお、在来線ではこうしたのんびりとした時間が過ぎていったのだ。

1024px-Kuroiso_Station_1966.jpg
そして黒磯もウィキペディアより。ご存知、国鉄時代からデッドセクションのある駅として知られてきたが、現在はデッドセクションの位置がややずれて、黒磯駅構内には交流電車が入線できない形となった。

そんな時代も過去の遺産となってしまい、今回の旅で私が乗り換えた列車は交流電車である。しかもかつての名残である有効長の長いホームを活かし同じホームの端と端での乗り換えであった。これは新しいパターンだ。現在でこそ四国の松山などでよく見かけるシーンであるが、ただ、出るドアによっては長い徒歩を要する難点はある。いずれにしても国鉄時代の「黒磯より先」の楽しみが無くなってしまったのは残念であるが、普通列車のみで行く本線の旅は格別なものがある。東海道線とは違う、何か別の意味での趣や情緒、風情・・・そういった「別の文化」を肌で感じる事が出来る、そんな楽しさが凝縮されているような東北本線の魅力がそこにはあった。


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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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