fc2ブログ

鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。⑥

広島市内で一夜を明かし翌日は朝から路面電車と広島高速交通、つまり新都市交通を制覇し1日が終わる日程となっている。そう、広島の路面電車を制覇するにはやはり約1日が必要となってくる。それだけ複雑かつ営業キロが長いということであるが、まずは広島「駅」から一番長い距離の宮島口までを制覇することにした。市内から路面電車で宮島まで行く。これは素晴らしい事だ。モータリゼ-ションの世の中で、公共の、しかも路面電車で「世界遺産」に向かうとは、実にワクワク震えが来るような新鮮な気持ち他ならない。もちろん一部では専用軌道も走るが、それでも雰囲気満点であろう。しかも宿に連泊のため必要最低限の所持品で済む。身軽でありながら鉄道路線制覇路線をまたひとつ増やしながら観光も楽しむ私であった。

File0014.jpg
世界遺産となった宮島への玄関口・宮島フェリー乗り場は、シーズンになれば「青春18」でも乗れる。約10分ほどので宮島に到着するが、海に浮かぶあの鳥居の風景が近付くにつれ胸が高鳴る思いである。

残暑厳しい宮島を後にして、再び広島の路面電車制覇に乗り出す。のはいいのだが、江波や土橋、本通りなど、馴染みのない駅名ばかりでどう制覇していいのか迷ってしまう。国鉄→JRであれば得意分野であるのだが、いわゆる「私鉄」の全線制覇は近年に目指した課題であったため、新しく覚える駅名の位置関係がなかなか掴めないでいた。いや、こうして実践を重ねる事により新たな知識を蓄えればそれでいいではないか。わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。そんなコピーが出てきそうな今回の旅である。

PIC_0103.jpg
かつて大阪市内を走っていた900形が現在は広電で活躍するが、ウィキによると「建造から60年近くが経過しており、特に足回りは大阪市電1001形から数えると90年以上に達する。これに伴い、1000形の導入によって本格的な廃車が始まり、2020年12月現在は913のみの1両が残り、広島電鉄で一般運用を行う車両の中でも古参である。」と記されていた。つまり、写真の車両は既に広電から退いていることになる貴重な一枚となった。

PIC_0093.jpg
そしてこちらの750形であるが、写真の763も2014年に廃車になったらしく、こちらも貴重な一枚となってしまた。

広島市内の路面電車では、わずかな知識の元「宇品ってどこ行った?」的な思いもあったが、本町付近のデルタ線をどうするかというテーマもあった。宇品→広島港というのは納得材料であったが、デルタΔ地帯を漏れなく丁寧に処理するかどうか…結論から言うと「丁寧に処理する」であった。逆に、そうでなければ全線制覇にはならない。つまり小田急の新松田と松田の関係のように、わざわざ「あさぎり(現在はふじさん)」に乗りJRと小田急の短絡線も制覇しなければ自身が納得しないという事だ。だが、何せ広電は初めてなので事前にしっかり計画をしておかなければならない。私は隈無くチェックを入れ本町より「新都市交通」の乗り場に向かった。

PIC_0078.jpg
そしてこちらは現在も活躍する3800形。ウィキによれば「路面電車である市内線と鉄道線である宮島線を直通運用出来る車両で、床面高を780mmと従来より低くしている。」と記されているスグレモノであるが、現在、写真の3806は市内線専用になっているらしい。

PIC_0060.jpg
そしてこちらは昨年の2020年に廃車になってしまった3004。かつては西鉄の北九州線や福岡市内線などで活躍していた懐かしい車両である。

ところが、この乗り換えが暑い!8月も終わりに近付いているのだが、残暑厳しい中でのりかえはダメージが蓄積する。某レスラーのように、流れる汗を人差し指でワイパーしながら新都市交通の改札をくぐり抜けた。
さて、これより新都市交通に乗るのだが、路線名は「広島高速交通」である。「高速」であるかどうかの判断は皆様に委ねるとして、この新都市交通の概念というか定義については定まったものが無いらしく、解釈が幅広い。主にモノレールやゆりかもめなどがそのカテゴリーに属するが、広島高速交通については兵庫県にある「ポートライナー」がパイオニアだった記憶である。ポートライナーといえば1981年に開催された万博「ポートピア81」で、私も当時は座席臨時急行銀河に乗り今考えてみれば人生初の友達同士による宿泊付きの鉄道旅として参戦した。関西方面では117系がデビューして間もない時期であり、斬新なクリーム色の中央にある「新快速」の表示がやけに新鮮であったのがとても印象的であった。その117系も現在では終焉の時期にあるとは時代を感じる。

hirosima (94)
hirosima (95)
広島高速交通の終着駅・広域公園前。ここから更に延伸計画があるのだがコストの関係から単線での延伸が具体化しているのだが、開業予定等の具体的な発表がされていない。

さて、広島高速交通(通称・アストラムライン)は広島市内を逆Uの字状に走るが、途中で新白島で山陽本線に、そして先述した大町で可部線と連絡する。そして終点の広域公園前からは西広島までの延伸計画があり、これが完成すると本当の意味での「“逆さのU字型”路線の完成」としている。コストの関係から単線での開業予定としているが、いずれにしても地元の方にとっては非常に便利になるであろうアストラムラインの未来像である。
「高速交通」に揺られながら窓を眺めていたら、ふとかつての記憶が車窓に写し出され、昨日の事のように、そして少年のように胸の高鳴りを感じていた。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村


広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。⑤

三次に到着すると、広島方面へ乗り換えのため同じ顔ぶれの面々でダービー戦を繰り広げなければならない。更に広島方面へは特に地元の方の利用が格段に増え、広島に到着する頃にはフルハウスになっていく。
特に近年に廃止された一部の区間が復活した事で話題になった可部線が川を挟んで芸備線と並走。下深川付近では対岸にまで接近する。既にこの辺りは広島の市街地が続いていて利用者が特に多く、我々レールファンがイメージするあの芸備線のイメージからはかなりかけ離れている。いっそ広島~三次間は電化してもいいんじゃねぇ?と思わせる盛況ぶりであった。

PIC_0050.jpg
三次より芸備線で広島へ向かう。広島に近づくにつれ段々と景色が都会化していくが、特に可部線とは下深川付近で川を挟んで対岸にまで接近する。

広島に着くと一旦宿にチョックインし荷物を置き身軽になって可部線に向かった。可部線はご存知、現在は横川~あき亀山間の運転であるが、私の訪問時はあき亀山~可部はまだ工事中であった。というか、可部~三段峡間は廃止されてしまい一気に営業距離が半減したイメージであった。更に三段峡の先に浜田までの延伸予定があった事を思うと非常に感慨深いものがある。もちろん、現在はこのルートに近い形で高速道路が開通し、私も実際に利用しているのだが、やはり鉄道としては旅客営業のみで銭儲けをするには到底商売にはならないであろう沿線風景であった。だが、私の少年時代にこうした未成線の計画を目にすると、何だか夢が膨らむ・・・そんな思いが私をレールファンにさせ、そして現在もその思いを維持している・・・という事なのであろう。
それは大町に到着すると「アストラムライン」と交差する風景を見て無意識の妙な胸騒ぎがするという事からも考えて、非常に分かりやすいであろう私の性格がお分かりであろう。大町についてウィキで調べてみると、やはりアストラムラインが開通してから利用者が格段に増えたのがわかる。ただ、アストラムラインの新白島駅開業で再び利用者が減少しアストラムライン開業前に戻ってしまったが、それでも大町の存在意義や重要性は変わらないと思う。

File0068.jpg
可部線にある中島は、開業以来増減はあるものの着実に利用者が増えている。可部線の中では割と地味な部類に入るが、こうした「縁の下の力持ち」こそ欠かせない収入源となっているのは言うまでもない。

可部に到着すると、広島方面へ乗り換えのため同じ顔ぶれの面々でダービー戦を繰り広げなければならない。更に広島方面へは特に地元の方の利用が格段に増え、広島に到着する頃にはフルハウスになっていく。
特に近年に廃止された一部の区間が復活した事で話題になった可部線が川を挟んで芸備線と並走。下深川付近では対岸にまで接近する。既にこの辺りは広島の市街地が続いていて利用者が特に多く、我々レールファンがイメージするあの芸備線のイメージからはかなりかけ離れている。いっそ広島~三次間は電化してもいいんじゃねぇ?と思わせる盛況ぶりであった。

PIC_0054.jpg
File0090.jpg
私の訪問当時終着駅であった可部。ここから先三段峡までレールが敷かれていた事は周知の事実であるが、三段峡まで開業したのが1969年である・・・という事は私と同世代であるので何となく親しみ深さを感じる。

広島に着くと一旦宿にチョックインし荷物を置き身軽になって可部線に向かった。可部線はご存知、現在は横川~あき亀山間の運転であるが、私の訪問時はあき亀山~可部はまだ工事中であった。というか、可部~三段峡間は廃止されてしまい一気に営業距離が半減したイメージであった。更に三段峡の先に浜田までの延伸予定があった事を思うと非常に感慨深いものがある。もちろん、現在はこのルートに近い形で高速道路が開通し、私も実際に利用しているのだが、やはり鉄道としては旅客営業のみで銭儲けをするには到底商売にはならないであろう沿線風景であった。だが、私の少年時代にこうした未成線の計画を目にすると、何だか夢が膨らむ・・・そんな思いが私をレールファンにさせ、そして現在もその思いを維持している・・・という事なのであろう。
それは大町に到着すると「アストラムライン」と交差する風景を見て無意識の妙な胸騒ぎがするという事からも考えて、非常に分かりやすいであろう私の性格がお分かりであろう。大町についてウィキで調べてみると、やはりアストラムラインが開通してから利用者が格段に増えたのがわかる。ただ、アストラムラインの新白島駅開業で再び利用者が減少しアストラムライン開業前に戻ってしまったが、それでも大町の存在意義や重要性は変わらないと思う。

File0073.jpg
File0089.jpg
可部線ではこんな車両が活躍していた。私のイメージでは旧型国電等がビュンビュン走っていた過去のイメージしかなかったためある意味斬新な光景であったのだが、そこに「国鉄」がまだ頑張っている姿が実にいい!

そんな可部線は、私にとって国鉄時代、制覇したくても制覇できなかった路線である。先述通り、往復すると半日取られてしまう関係から制覇日程が組み辛かったのが最大の原因であるが、今になって無理してでも三段峡まで行くべきだったと思う。ただ、幸いしたのはJRになっても廃止されずに生き残っていた事である。これは実に意味があり素晴らしい事。あの三段峡や戸河内など現役の姿でご覧になった方も少なくないであろう。三段峡まで開通したのは私の生まれた時と同じく1969年であるので尚更親しみを感じずにはいられない。当時のモダンな駅舎は一度は訪れてみたい素敵な物件であった。
後年にレンタカーで他の廃線部分と一緒に訪問しているが、現在はあのモダンな駅舎もなく、やたら広い空間だけが当時の面影を残すのみとなっていたのはかなりさみしい思いであった。であるが、そこの鉄道の歴史が存在した事には変わりない!

File0086.jpg
可部のホームで新旧の共演。当時終点だったので当然ながら乗ってきた列車の全ての乗客が改札に向かったが・・・ただひとりその流れに逆らった反逆者がいた。それは何を隠そう私であった・・・

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。④

井原鉄道に乗り神辺に着き福塩線に乗り換えるのだが、実はまだ未制覇で初乗りのため一旦福山まで出なければならない。ただ今回は福山で折り返しても府中より先の接続がちゃんとあるのが素晴らしい。そして福山から府中までは電化区間であるから何気に都会的雰囲気を感じる。

PIC_0036.jpg
井原鉄道でいよいよ神辺へ。これより福塩線で一旦福山まで出て折り返し府中方面へ向かう。

たが、この福塩線の福山から府中までの間はかつて神高鉄道であった。神高鉄道とは福塩線の部分の他に神辺から井原までの支線を持っていた。つまり旧・井笠鉄道の井原~神辺間と福塩線の福山から府中間は同じ神高鉄道が運営していたのだ!ただ、神高鉄道の経営難により自社の会社買収先を巡り互いに道を分けた訳だが、もし後の井笠鉄道の部分も国が買収していたら現在の展開はどうなっていただろうか。
そんな思いを胸に秘め福塩線を福山で折り返すのだが、福山から乗る列車は何とフルハウス!大盛況のまままさか府中までいくのだろうか…そして府中より先もまさか!の展開なのであろうか…流れる車窓が更に不安な思いを募らせる。

img105_convert_20130109175719.jpg
1983年に宇部で撮影したと思われる当時新鋭の105系。宇部線の旧型車両の置き換えとして活躍していた当時、同じ時期に電化開業した筑肥線の姪浜~西唐津で運転された103系1500番台とあまり見分けが付かなかった。

そういえば、ご覧の皆様に伝えるのを忘れていた事があった。この旅の日程は夏…つまり全国的に「青春」なのだ。皆が皆というわけでは勿論ないが、18を握りしめた「さすらい人」が、特にこうした「ローカル線」と呼ばれる地方鉄道に出没する可能性が非常に高くなる。つまり府中から先も同じ顔ぶれで三次まで列車にお世話になる確率が高いであろうわけだ。

1024px-JRwest105-Fukuen_Line.jpg
画像はウィキペディアより、横尾にて列車交換中の105系。現在の福塩線・福山~府中間の主力車両だ。とは言え、国鉄時代の1981年より製造が始まって以来40年が経過している。JR西では既にフェードアウトが始まっているのでこの光景も見れるのは「今でしょう!」かも知れない。

数々の旅を重ねてきた私の予測は当たった。府中より先に進むためには座席の確保に命を掛けなければならない。そのため府中のひとつ手前の駅を過ぎたら座席を捨て下車の準備を整えたのだが「どうせ次で降りるのだから、今さら座席が空いても…」と周囲は感じたかも知れない。ある意味私は悪者になっていたのであろうか。沿線風景よりも座席確保。私は今持っている全ての力を出しながら府中駅のホームの先に待つ福塩線の気動車に向かった。
ただ、私の予測が「跨線橋を渡る」だったので、まさか跨線橋を使わずホームの先端に乗り換え列車が待っているとは思わなかった。私は編成の中央付近にいたため一目散にならざるを得なかった。プライドを捨て、全てを捨て、あの気動車のドアに向かい命をかけている自分がそこに居た。
などと、府中での乗り換えのためにかなりのスペースを割いてしまったが、結論として福山から三次までほぼ同じメンバーにての福塩線ご一行であった。

PIC_0040.jpg
プロ野球ファンなら誰でも食いつきそうな駅名の「ムードメーカー」は、現役当時は基本ファーストの守備であったが、たまにサードに回ると俄然燃える。もちろんチーム優勝には何度も大きく貢献し人気も高かった。

塩町で芸備線と合流するが、福山側では両者がダブルクロスで処理されている。そして島式ホーム1本で旅客が扱われるため2番線の列車は予め行き先を確認しないとどえらい事になる。というより、地元の利用される方などは既に周知の事象として受け止めていらっしゃるであろうがため行き先を間違えて乗車するということはまず皆無であろう。ただ、私のような首都圏に在住すると、行き先をあまり意識しないで来た列車に乗車してしまう癖があったりする。特に時間が無い時にはそんな場面に遭遇してしまう場合が多い。ある意味塩町はそうしたイリュージョン的な何かが潜んだ、もしかしたらマリック的なハンドパワーよりトリッキーな駅かも知れない。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。③

img137.jpg
hirosima (6)
1982年8月、伯備線電化直後に新見で撮影した381系「やくも」であるが(上)、総社では同じく381系が時代を超えてお出迎えしてくれた(下)。

姫路で姫新線制覇を潔く断念した私は山陽本線で一路岡山に向かった。姫路~岡山間はやや輸送量が少なくなるという事もあるが、特に国鉄時代では姫路以東と以西での列車接続があまり良かったとは言えない印象であり待ち時間が長く、なんとか新幹線に乗ってもらおうという思惑が見え隠れするダイヤ設定であった。現在ではそうした待ち時間も少なくなり、乗り換えは割とスムーズに進行するので利用する側にしてみたら嬉しい事であろう。そのお陰で姫新線制覇断念の落ち込みもやや和らいでくる。

PIC_0026.jpg
井原鉄道の起点となっている総社。実際の分岐点は清音であるため清音~総社間はJRと線路を共用する形となる。

さて、姫路より先は相生より赤穂線を使ってもよかったのだが、山陽本線経由の方が後の乗り換えによく響く。という事で山陽本線の列車に乗り岡山に向かった。岡山より約25年振りになる吉備線に乗車し総社より初訪となる井原鉄道のホームに向かう。井原鉄道の分岐点は清音なのだが、起点は総社にはちゃんと独立した井原鉄道の改札がある。レールに関しては総社~清音間はJRに間借りしている事になるのだが、それより何より敷設工事凍結路線が井原鉄道として、更に第三セクターとしてスタートを切ったという事は実に大きな意味があるのではなろうか。かつては井笠鉄道矢掛線が北川から分岐されて矢掛に至っていた。矢掛といえばレールファンにはお馴染みの、矢掛鉄道時代の矢掛「駅」の駅舎が現在もバスターミナルの建家として利用されているのは周知の通りであろう。井原鉄道の一部はこの井笠鉄道の転用又は並走するが、そういう経緯が四国の阿佐東線に何となく似ている部分もあり、私にしてみたら興味津々である。

PIC_0034.jpg
沿線最大の都市・井原。井笠鉄道時代の駅は現在の位置より若干北側にありスイッチバックのような形をとっていた。井原を境に別会社だった歴史があった理由となるが、後に複雑な変遷を経て合併し廃止に至る。そして現在の形に姿を変え鉄道復活となる。

そして井原から神辺間であるが、こちらも私の地元・神奈川にある相模線と同じように複雑な変遷があるのでその追求に関しては時間がいくらあっても足りないくらい興味ありすぎなイメージである。つまり現在の井原鉄道の原型が既に井笠鉄道時代に存在していたという事になり、一部の時期に鉄道の存在が無かったものの、軽便鉄道から第三セクターに形は変われど古い歴史がこの鉄道路線に存在する事になる。特に沿線最大の都市でもある井原は井笠鉄道時代とはかなり異なる位置に駅が移動した事になるのだが、その中心的役割は変わらないであろう。かつての井原駅は農協などに転用されているが、それでも周辺には若干ながらも当時の面影を感じる事ができる箇所もあり、一度下車してみたいものである。そんな井原鉄道に揺られながら広島に向けまだまだ旅は進行する。

PIC_0027.jpg
総社に停車中の井原線DC。総社~清音間はJRを走るのだが、井原鉄道はいわゆる第2種鉄道事業者である。もちろん清音~総社間はどちらを利用しても料金は同じだ。


にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村


広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。②

 2009年8月、広島地区限定という初の試みの乗り潰しは、寝台特急「サンライズ」からの幕開けとなる。早朝の姫路より姫新線や芸備線を乗り継いで広島に向かい、翌日に路面電車と新都市交通を制覇、更にその翌日にはスカイレールを乗り潰す計画となっている。ところが…
さて、久々サンライズの乗車になるが、今回は可部サンライズツイン」を利用。やはり昭和世代の私にとって寝台特急の個室は特別なものを感じる。開放型寝台が主流だった国鉄時代は、個室寝台こそ「夢の寝台特急」であったが、平成の時代では個室寝台はむしろ常識であり、開放型寝台は、というより寝台とって自体の減少により姿を見る機会がメッキリ減ってしまった。それどころか、現在では国内唯一になってしまった定期便の寝台特急は今や貴重な存在である。
そんな思いを秘めながら横浜より折れながら開く扉をくぐり抜け広島への第一歩を踏み出した。

CIMG0415.jpg
高松で撮影した「サンライズ」。現在では国内で唯一の定期便寝台特急となってしまった貴重な存在。しかも国鉄時代には考えられなかった本州から四国への列車乗り入れが実現。客車寝台特急「瀬戸」から受け継いでの「サンライズ」は583系とは全く異なる形での電車寝台が実現し現在に至る。

期待に胸を膨らませ、順風満帆な旅となる予定であったが…
早朝の姫路で下車し姫新線に乗り換えるのだが、とりあえず朝食を摂らねば。駅前を探していると意外にもこんな時間からなどと言っては失礼かもしれないが、早朝より営業している喫茶店を発見!時間もある事だし、とりあえずこちらに身を潜めることにした。
モーニングセットを一瞬で平らげ姫新線に乗るために駅に戻りホームに向かう。すると…なにやらおかしい。発車時刻確認のため案内板を見たら、何と水害で不通になっていたのであった!事前情報を持たないまま現地入りしていたので唖然。もちろん代行バスなど運転の案内はされてはいるが、代行バスでは制覇にならない。

「うわっ、マジかっ!」

姫新線→芸備線のパターンは脆くも崩れ去った。いや、私のようなイレギュラーの乗客ならまだしも、レギュラーのお客様はどれだけの不便を強いられているかを考えたらやはりレギュラーのお客様に少しでも迷惑がかからぬよう復旧していただけたらこれ幸いであろう。

PIC_1563_convert_20130104170849.jpg
今回の旅では制覇の実現ができなかった姫新線。一日も早い復旧が望まれたが・・・やはり地元の方に利用されてこそ、という本来の使命が果たされて初めてその存在意義を知る事となる。

では、私のこれからの旅の予定はどうしようか。その場で即興の立案をする。まず岡山に出て再訪となる吉備線に乗り総社で井原鉄道、神辺で福塩線に乗り換え一旦福山まで出て折り返し福塩線で御代志まで出てみよう。そんな構図が瞬時に浮かび上がった。では時刻表と照らし合わせてみると…これがドンピシャでものの見事にハマったのであった!当時未乗車の福塩線も府中から先の三次まで、少ない列車本数ながらちゃんと接続されている。よし、急遽予定変更!姫新線は次回になったものの、初訪の福塩線と井原鉄道を含め広島地区制覇へのアプローチが始まった。



FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

« 新しい記事へ  | HOME |  古い記事へ »

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

最新コメント

最新記事

カテゴリ

新年のご挨拶 (11)
相模線 (45)
西寒川駅 (7)
管理人のひとりごと (32)
時刻表の旅 (9)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (25)
サボ (2)
駅訪問 (41)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (2)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
機関車 (5)
SL (3)
快速列車・普通列車 (17)
奥久慈風っこ号 (6)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (26)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
廃止路線 (118)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (8)
深名線 (4)
幌内線 (2)
広尾線 (7)
万字線 (3)
湧網線 (1)
天北線 (4)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (7)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
三江線 (35)
岩泉線 (5)
十和田観光 (1)
東武鉄道熊谷線 (2)
ドリーム交通 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
青春18きっぷ (58)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
2008年夏<青春18> (7)
2009年夏<青春18> 広島 (11)
2010年<青春18>+伊賀鉄道+近江鉄道 (6)
周遊券・フリーきっぷ (110)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (36)
1983年・秋<北海道ワイド周遊券> (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
2013年北陸 (1)
JR北海道 (101)
宗谷本線 (34)
根室本線 (1)
石勝線 (16)
石北本線 (7)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (18)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (8)
JR東日本 (51)
東海道本線 (1)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
篠ノ井線 (1)
磐越西線 (6)
中央東線 (2)
白新線 (1)
弥彦線 (2)
上越線 (7)
JR東海 (27)
中央西線 (2)
身延線 (3)
御殿場線 (2)
飯田線 (13)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (61)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
美祢線 (2)
山陰本線 (8)
因美線 (5)
可部線 (7)
播但線 (1)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (76)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (5)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
東武鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (8)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (4)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
しなの鉄道 (2)
上信電鉄 (4)
上田電鉄 (1)
いすみ鉄道 (4)
ディズニーリゾートライン (0)
アルピコ交通 (1)
富士急行 (2)
私鉄西日本 (129)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (2)
岳南電車 (11)
遠州鉄道 (12)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (2)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名古屋鉄道 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (10)
近畿日本鉄道 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)
静岡鉄道 (16)
水島臨海鉄道 (5)
養老鉄道 (2)
智頭急行 (1)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Template by たけやん