上田で荷物を忘れてしまいましたが ④
2023-02-18
塩尻では停車時間が僅かなためじっくりと観察できなかったが、後年にそれを実現させた。
このブログでも紹介しているが、1982年に劇的な改造をしている。それというのも、中央西線対篠ノ井線では進行方向を変えないと塩尻は直通できない配線だったため、例えば特急「しなの」などは塩尻でのスイッチバック運転を余儀なくされた。そのため、当時の国鉄の苦しい財政の中、駅を若干移転させ、客流動の実態に合うように配線が変更されたのだ。これにより篠ノ井線対中央西線のスイッチバックはなくなり、実態に合うように生まれ変わったのだ。また、万が一中央線同士での直通運転が設定された場合は4番線を介せば直通可能であり、仮に塩尻を通過する列車がある場合は、中央西線の旧線を利用した短絡線を使えばスイッチバック無しで直通可能となっている。
ただ、残念ながら私の乗った列車は中津川発松本行きのためこのまま乗っていなければならない。いつか塩尻をじっくり探索したい想いが弾けそうで止まらなかったが、後年にそれは実現させた。その模様はこのブログで「かけめぐる青春」というタイトルで紹介しているので是非!



塩尻は、篠ノ井線と中央西線の直通列車に対するスイッチバック解消のため大改造が行われ、昭和57年に移転し現在の姿になった。中央東線と中央西線の直通列車は定期便では運転されておらず、「名」より「実」を選んだ形になった。万が一両線の直通列車が運転される場合は4番線を介せば直通可能となる。もちろんその際はスイッチバックを要する事になる。
ということで久々の篠ノ井線であるが、要衝駅となる松本に着くと乗り換えが発生するため、大垣駅ではないがダッシュしなければならない。というのも、意外にも混雑度が高く、何気に地元以外と思われる利用者が多い。結果的にダッシュしてもしても立ち席客のひとりとなってしまったが、これが鉄道本来の姿だろう。
ただ、私にもある程度の計算はあった。
もちろん地元の方も利用されているわけであるから、恐らく聖高原までには着席できるであろう。その読みはバッチリ的中し、鉄道運営会社には申し訳無いが、明科辺りからようやく理想の鉄道旅らしい風景が彩られた。


姨捨は日本三大車窓としては周知の通りで、善光寺平を見下ろすホームからのビューは圧巻である。篠ノ井線に唯一の旅客駅によるスイッチバック駅であるが、私の訪問時には何と貨物列車が律儀にスイッチバックをしていった!
途中の姨捨ではご存知スイッチバック駅であり、ホームから眺める善光寺平は私が説明するまでもないであろうくらい有名な名所であろう。ここ姥捨でも後年に下車しているが、本線とホームがある駅構内部分との高低差が激しく、スイッチバックであるが故の鉄道の醍醐味を肌で感じる事ができる。残念ながら塩尻はスイッチバックが解消されたが、こちらはそのまま残留であった。お陰で我々は「鉄道三大車窓をじっくりと楽しむ事ができる。
そんなスイッチバックを堪能し、善光寺平の雄大な景色に圧倒されながらしばらくすると篠ノ井に着いた。信越本線としなの鉄道のジャンクションであるが、例えば同じく信越本線と上越線のジャンクションである宮内ほどの派手さは少ない。そして駅ホームも時間帯が外れている事もあるが、利用者がやや疎らで静寂に包まれていた。路線名にもなっている篠ノ井は意外にも地味なイメージであった。
篠ノ井を過ぎようやく長野に着いたか、そのホームの傍らには、何やら見慣れない車両が停車していた。だが、どこかで見たような…

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このブログでも紹介しているが、1982年に劇的な改造をしている。それというのも、中央西線対篠ノ井線では進行方向を変えないと塩尻は直通できない配線だったため、例えば特急「しなの」などは塩尻でのスイッチバック運転を余儀なくされた。そのため、当時の国鉄の苦しい財政の中、駅を若干移転させ、客流動の実態に合うように配線が変更されたのだ。これにより篠ノ井線対中央西線のスイッチバックはなくなり、実態に合うように生まれ変わったのだ。また、万が一中央線同士での直通運転が設定された場合は4番線を介せば直通可能であり、仮に塩尻を通過する列車がある場合は、中央西線の旧線を利用した短絡線を使えばスイッチバック無しで直通可能となっている。
ただ、残念ながら私の乗った列車は中津川発松本行きのためこのまま乗っていなければならない。いつか塩尻をじっくり探索したい想いが弾けそうで止まらなかったが、後年にそれは実現させた。その模様はこのブログで「かけめぐる青春」というタイトルで紹介しているので是非!



塩尻は、篠ノ井線と中央西線の直通列車に対するスイッチバック解消のため大改造が行われ、昭和57年に移転し現在の姿になった。中央東線と中央西線の直通列車は定期便では運転されておらず、「名」より「実」を選んだ形になった。万が一両線の直通列車が運転される場合は4番線を介せば直通可能となる。もちろんその際はスイッチバックを要する事になる。
ということで久々の篠ノ井線であるが、要衝駅となる松本に着くと乗り換えが発生するため、大垣駅ではないがダッシュしなければならない。というのも、意外にも混雑度が高く、何気に地元以外と思われる利用者が多い。結果的にダッシュしてもしても立ち席客のひとりとなってしまったが、これが鉄道本来の姿だろう。
ただ、私にもある程度の計算はあった。
もちろん地元の方も利用されているわけであるから、恐らく聖高原までには着席できるであろう。その読みはバッチリ的中し、鉄道運営会社には申し訳無いが、明科辺りからようやく理想の鉄道旅らしい風景が彩られた。


姨捨は日本三大車窓としては周知の通りで、善光寺平を見下ろすホームからのビューは圧巻である。篠ノ井線に唯一の旅客駅によるスイッチバック駅であるが、私の訪問時には何と貨物列車が律儀にスイッチバックをしていった!
途中の姨捨ではご存知スイッチバック駅であり、ホームから眺める善光寺平は私が説明するまでもないであろうくらい有名な名所であろう。ここ姥捨でも後年に下車しているが、本線とホームがある駅構内部分との高低差が激しく、スイッチバックであるが故の鉄道の醍醐味を肌で感じる事ができる。残念ながら塩尻はスイッチバックが解消されたが、こちらはそのまま残留であった。お陰で我々は「鉄道三大車窓をじっくりと楽しむ事ができる。
そんなスイッチバックを堪能し、善光寺平の雄大な景色に圧倒されながらしばらくすると篠ノ井に着いた。信越本線としなの鉄道のジャンクションであるが、例えば同じく信越本線と上越線のジャンクションである宮内ほどの派手さは少ない。そして駅ホームも時間帯が外れている事もあるが、利用者がやや疎らで静寂に包まれていた。路線名にもなっている篠ノ井は意外にも地味なイメージであった。
篠ノ井を過ぎようやく長野に着いたか、そのホームの傍らには、何やら見慣れない車両が停車していた。だが、どこかで見たような…

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