スカイレールサービスへようこそ!
2013-04-25
2009年8月「スカイレール」を制覇した。スカイレール?なんのこっちゃ?と思われる方も多かろう。私の方から少々説明を。
「スカイレールサービス」、正式名称を「広島短距離交通瀬野線(ひろしまたんきょりこうつうせのせん)」といい、広島県広島市安芸区瀬野町に建設された住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として開通した交通システムである。「スカイレール」とは、ロープウェイとモノレールを組み合わせたような新交通システムで神戸製鋼所・三菱重工業などが共同開発したものであり、懸垂式のモノレール車両を、駅間ではワイヤロープで、駅構内ではリニアモーターで駆動して運転するという変わり種である。

(スカイレール車両。ゴンドラなのかモノレールなのか、ロープウェイなのか・・・)
270‰(1パーミル=1000m進んで1m上る単位)の急勾配を登坂する能力があるため、瀬野駅の北側にベットタウンとして開発された住宅地の交通手段として採用されたが、ご覧のとおり「大量輸送」という鉄道の最大の長所からはかなりかけ離れた身なりである。しかしながら、これを法律上では「懸垂式モノレールとして軌道法による特許」を受けている。まぁ、法律云々よりも私自身は制覇の「対象」としたため「スカイレールタウンみどり坂」の住民ではないが、往復してみることにした。

(みどり口駅。いきなりものすごい急坂が待っている。)
山陽本線で広島より瀬野にアプローチ。スカイレールに乗り換えるは「みどり口」なる専用の駅だ。駅前を山、というより丘が立ちはだかり、いきなり急角度の斜面にレールが張り付いている。なんだかかつての「ドリーム交通」を思わせるようであるが、この例えは神奈川県民以外にはわかりづらいかも知れない。というより、とにかくこの急勾配に強い「スカイレール」が「サービス」するのに最大限の能力を発揮するであろう。

(安全柵ならぬ安全扉<ホームドア>もあり、地下鉄南北線並みの設備だ。)
みどり口のみならず、全駅に「ホームドア」が設置され「東京地下鉄南北線」等を思わせるが、やってくる「列車」は一両編成である。定員は、私の乗車した感覚では恐らく立席含め20人位が限界であろう。座席は8名分あるが吊革もあり、一応「鉄道並み」の設備だ。
出発と同時にいきなり急斜面を登りだすと、只管登るのみの列車である。ある程度登ったところで来た道を見下ろしてみた。

(見下ろしてみるとこんな感じ!一気に駆け上がってきた。)
するとものすごい斜面が私を待っていた!「おう、こんなに登ったのか?」と思わず口走ってしまったが、私達の他に乗客が若干名いたためいささかご迷惑であったろうか・・・
ただ只管登りに登り、途中「みどり中街」を過ぎると約5分後、終点のみどり中央に到着した。相対式ホーム2面2線で、乗車・降車が別ホームとなっており、車両は乗客を降ろした後、ゴンドラリフトと同様に旋回して乗車ホームに移動して乗客を乗せる仕組みだ。私は一応往復乗車券を買っているが、車両を降りなければ折り返し列車に乗車できないため、一旦改札を出る。と言っても下車用の改札は無い。乗車のみ改札があり、その場で切符は回収される。

(みどり中央で旋回する車両。)
駅前は当然住宅団地となっており、観光地でもなければ巨大商業施設があるわけでもない。「お前は何しに来たんだ?」と言われても答える単語が見つからない。私は制覇の証の「記念撮影」を終え早速瀬野方面へ折り返す。
私の記事をご覧になった方は、これを「鉄道」と解釈するかしないかは「あなた次第」だ。私の制覇定義に「ゴンドラ、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバス」等は対象外となっている。しかし私は「スカイレール」をどうしようかと思ったが、対象・対象外かかわらず、乗ってみるのも楽しいものだ。変なこだわりを捨ててこそ、旅の「醍醐味」みたいなものが見えてくるような気がするのは私だけであろうか。

(完全に「ゴンドラ」「ロープウェイ」の眺めだ。まもなく到着する駅を見下ろす。)

(みどり中央駅に侵入する私の乗車した車両。先発の列車が既に待機。)

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「スカイレールサービス」、正式名称を「広島短距離交通瀬野線(ひろしまたんきょりこうつうせのせん)」といい、広島県広島市安芸区瀬野町に建設された住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として開通した交通システムである。「スカイレール」とは、ロープウェイとモノレールを組み合わせたような新交通システムで神戸製鋼所・三菱重工業などが共同開発したものであり、懸垂式のモノレール車両を、駅間ではワイヤロープで、駅構内ではリニアモーターで駆動して運転するという変わり種である。

(スカイレール車両。ゴンドラなのかモノレールなのか、ロープウェイなのか・・・)
270‰(1パーミル=1000m進んで1m上る単位)の急勾配を登坂する能力があるため、瀬野駅の北側にベットタウンとして開発された住宅地の交通手段として採用されたが、ご覧のとおり「大量輸送」という鉄道の最大の長所からはかなりかけ離れた身なりである。しかしながら、これを法律上では「懸垂式モノレールとして軌道法による特許」を受けている。まぁ、法律云々よりも私自身は制覇の「対象」としたため「スカイレールタウンみどり坂」の住民ではないが、往復してみることにした。

(みどり口駅。いきなりものすごい急坂が待っている。)
山陽本線で広島より瀬野にアプローチ。スカイレールに乗り換えるは「みどり口」なる専用の駅だ。駅前を山、というより丘が立ちはだかり、いきなり急角度の斜面にレールが張り付いている。なんだかかつての「ドリーム交通」を思わせるようであるが、この例えは神奈川県民以外にはわかりづらいかも知れない。というより、とにかくこの急勾配に強い「スカイレール」が「サービス」するのに最大限の能力を発揮するであろう。

(安全柵ならぬ安全扉<ホームドア>もあり、地下鉄南北線並みの設備だ。)
みどり口のみならず、全駅に「ホームドア」が設置され「東京地下鉄南北線」等を思わせるが、やってくる「列車」は一両編成である。定員は、私の乗車した感覚では恐らく立席含め20人位が限界であろう。座席は8名分あるが吊革もあり、一応「鉄道並み」の設備だ。
出発と同時にいきなり急斜面を登りだすと、只管登るのみの列車である。ある程度登ったところで来た道を見下ろしてみた。

(見下ろしてみるとこんな感じ!一気に駆け上がってきた。)
するとものすごい斜面が私を待っていた!「おう、こんなに登ったのか?」と思わず口走ってしまったが、私達の他に乗客が若干名いたためいささかご迷惑であったろうか・・・
ただ只管登りに登り、途中「みどり中街」を過ぎると約5分後、終点のみどり中央に到着した。相対式ホーム2面2線で、乗車・降車が別ホームとなっており、車両は乗客を降ろした後、ゴンドラリフトと同様に旋回して乗車ホームに移動して乗客を乗せる仕組みだ。私は一応往復乗車券を買っているが、車両を降りなければ折り返し列車に乗車できないため、一旦改札を出る。と言っても下車用の改札は無い。乗車のみ改札があり、その場で切符は回収される。

(みどり中央で旋回する車両。)
駅前は当然住宅団地となっており、観光地でもなければ巨大商業施設があるわけでもない。「お前は何しに来たんだ?」と言われても答える単語が見つからない。私は制覇の証の「記念撮影」を終え早速瀬野方面へ折り返す。
私の記事をご覧になった方は、これを「鉄道」と解釈するかしないかは「あなた次第」だ。私の制覇定義に「ゴンドラ、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバス」等は対象外となっている。しかし私は「スカイレール」をどうしようかと思ったが、対象・対象外かかわらず、乗ってみるのも楽しいものだ。変なこだわりを捨ててこそ、旅の「醍醐味」みたいなものが見えてくるような気がするのは私だけであろうか。

(完全に「ゴンドラ」「ロープウェイ」の眺めだ。まもなく到着する駅を見下ろす。)

(みどり中央駅に侵入する私の乗車した車両。先発の列車が既に待機。)

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