天浜線日記②
2013-05-02
さて、次は「気賀駅」を紹介しよう。天浜線となった現在、棒線化された気賀駅だが、旧・国鉄時代は列車交換ができた。その名残はやはり「ホーム」が一番わかりやすいであろう。いかにも「島式ホームですよ!」という佇まいである。

(完全に島式ホームの気賀駅。現在は棒線化されている。)

(気賀駅の改札口。このような雰囲気も、味わえる駅が年々減少している。というより、むしろ珍しい部類であろう。)
駅舎は昔からの佇まいで改札口も懐かしバージョンであるが、駅員は無配置である。かつての上り線は一部「駐輪場」に変化しており、ローカル線特有の「通学生」の輸送がここでも最大の「お得意様」である。
若干駅構内を散策していると、さっきから気になっていた「匂い」が駅構内をさまよう。わかってはいたが、早速「匂い」のある方へ吸い寄せられるように歩き出す。駅舎横には、何やら派手なペイントの看板が私を待っていた。その名も「中華屋貴長」。ラーメン店が駅構内に入居しているのだ。


(気賀駅の駅舎。というより、隣の「飲食店」の方が存在感をやたらアピールしてくる。)
店内は若干L字型をしており、奥にも座席がセットされているが、通常はLの底辺に当たる部分の座席がメインで、テレビもありリラックスできる。よくメディアにも紹介されるらしく、有名人のサインや写真が多数展示されている。中でも某お笑い芸人の訪問は主(あるじ)のお気に入りのようで、店の入り口に大写真を展示し誇らしげに大アピール。店内に入り早速店自慢の「塩ラーメン」を注文。お味の方は・・・入り口にある大写真のごとく「ハンパねぇ!」とあえて表現してみた。私が説明するより一度お試しいただいた方が必ず納得するであろう。

(ホームから見た気賀駅の駅舎。昔ながらの面影が・・・)
また、店内には沢山の有名人著名人が多く参戦している「証」が展示されている事は先述したが、中でも気になったのは「チ〇ム華麗衆」なるバイク集団の素敵な姿だ。本当にバイクの好きな人だけが集まったような、すごく素敵な集まりのように私の目に映った。というより、男児も女子も、皆楽しそうにバイクにまたがっている・・・自身の「鉄道」に対する気持ちがダブって見えたような気がした。
若干夏の真っただ中に「温かい」ラーメンをいただき、冷房が効いた店内から出るのがいささか気が引けるが、ここを出る勇気を持たなければ一生自宅に帰る事は出来ない。というより、天浜線にはまだまだこの「中華屋・貴長」の他にもグルメ店舗が存在する。これらを一日で「制覇」するのはとても無謀なチャレンジであろう。できれば天竜二俣駅の「菜飯田楽」を堪能してみたかったが、そんなこんなで「次回」に詳細を紹介できれば幸いである。

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(完全に島式ホームの気賀駅。現在は棒線化されている。)

(気賀駅の改札口。このような雰囲気も、味わえる駅が年々減少している。というより、むしろ珍しい部類であろう。)
駅舎は昔からの佇まいで改札口も懐かしバージョンであるが、駅員は無配置である。かつての上り線は一部「駐輪場」に変化しており、ローカル線特有の「通学生」の輸送がここでも最大の「お得意様」である。
若干駅構内を散策していると、さっきから気になっていた「匂い」が駅構内をさまよう。わかってはいたが、早速「匂い」のある方へ吸い寄せられるように歩き出す。駅舎横には、何やら派手なペイントの看板が私を待っていた。その名も「中華屋貴長」。ラーメン店が駅構内に入居しているのだ。


(気賀駅の駅舎。というより、隣の「飲食店」の方が存在感をやたらアピールしてくる。)
店内は若干L字型をしており、奥にも座席がセットされているが、通常はLの底辺に当たる部分の座席がメインで、テレビもありリラックスできる。よくメディアにも紹介されるらしく、有名人のサインや写真が多数展示されている。中でも某お笑い芸人の訪問は主(あるじ)のお気に入りのようで、店の入り口に大写真を展示し誇らしげに大アピール。店内に入り早速店自慢の「塩ラーメン」を注文。お味の方は・・・入り口にある大写真のごとく「ハンパねぇ!」とあえて表現してみた。私が説明するより一度お試しいただいた方が必ず納得するであろう。

(ホームから見た気賀駅の駅舎。昔ながらの面影が・・・)
また、店内には沢山の有名人著名人が多く参戦している「証」が展示されている事は先述したが、中でも気になったのは「チ〇ム華麗衆」なるバイク集団の素敵な姿だ。本当にバイクの好きな人だけが集まったような、すごく素敵な集まりのように私の目に映った。というより、男児も女子も、皆楽しそうにバイクにまたがっている・・・自身の「鉄道」に対する気持ちがダブって見えたような気がした。
若干夏の真っただ中に「温かい」ラーメンをいただき、冷房が効いた店内から出るのがいささか気が引けるが、ここを出る勇気を持たなければ一生自宅に帰る事は出来ない。というより、天浜線にはまだまだこの「中華屋・貴長」の他にもグルメ店舗が存在する。これらを一日で「制覇」するのはとても無謀なチャレンジであろう。できれば天竜二俣駅の「菜飯田楽」を堪能してみたかったが、そんなこんなで「次回」に詳細を紹介できれば幸いである。

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天浜線日記①
2013-04-30
「お待っとさんでした!」とでも言いたくなるような天竜浜名湖鉄道、通称「天浜線」は先述の釧網本線と並ぶ「グルメ路線」として定評ある鉄道である。旧・国鉄「二俣線」から路線を引き継ぎ第三セクターとしてスタートしたが、軽食店やラーメン店、レストランなどなかなか「アド街ック」な駅が多く存在する。私は1983年の二俣線時代と2011年の天浜線時代、つまり現在の姿である時代の2回訪問している。今回は2回目の訪問となる天浜線時代を中心に、私が訪れた2駅を紹介してみよう。

(今回は新所原より乗車。駅舎はJRから独立しており、うなぎ店が入居している。)
宿泊先の安城から新快速で豊橋に向かう。しかし天浜線を目指すには豊橋から更に新所原に向かわなければならない。国鉄時代は豊橋から「二俣線」として発着していたが、現在はJRと天浜線のレールは寸断されすべて新所原発着となっている。その名残からか、豊橋駅では二俣線用の使われなくなったホームが現在も残っており、いささか哀愁漂うが、実はこの豊橋駅、民衆駅の第一号としてその名を馳せた事でも名を知られている・・・と言ってもかなり昔の話なので私含め皆様もあまり実感がないであろう。

(新所原の天浜線ホーム。国鉄時代の旧・1番線が転用された。)
さて、早速新所原に向かい天浜線ホームに向かう。新所原では天浜線用のホームと駅舎はJRから独立しており、かつての1番線が天浜線専用ホームとなった。駅員は無配置だが駅舎には「うなぎ店」が入居しており、改札口でも食べれるようになっている。中でも「うなぎうどん」は変わり種でいかにも「浜名湖」らしいが、うどんと山椒の相性はいかがであろう・・・一度は試してみたい逸品だ。さすがにまだ時間的に営業していなかったため、事前に計画していた「浜名湖佐久米」に向かう。

(軽食店が入居する浜名湖佐久米駅舎。駅名の他にもうひとつ「かとれあ」の文字が。)
こちらは「かとれあ」という軽食店が入居しており、なかなか本格的なコーヒーが味わえる。朝8時からの営業であるため列車の乗客のみならず、地元民の憩いの場となっており、朝早くから地元の人の姿が目立つ。私は早速「コーヒー」を注文。インスタントではない、本格コーヒーがローカル線を訪問しながら楽しめるのはなかなか優雅なひと時である。
そしてロケーションもまた素晴らしい。「浜名湖に最も近い」と言わんばかりの通り、線路の隣が既に浜名湖であり、名物「ゆりかもめ」渡来の時期にはホームにも群れがやってくるのは周知のとおりだ。

(幻想的な「浜名湖佐久米」のロケーション。ゆりかもめ到来時期には賑やかになる。)
大きく描くカーブの先に一両の単行DCがこちらを目指してだんだん大きくなってくる。今店を出たばかりなのだが、そろそろ空腹を知らせる合図がやかましい。私は早速、次の「気賀」を目指し、ゆりかもめの「聖地」を後にした。

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(今回は新所原より乗車。駅舎はJRから独立しており、うなぎ店が入居している。)
宿泊先の安城から新快速で豊橋に向かう。しかし天浜線を目指すには豊橋から更に新所原に向かわなければならない。国鉄時代は豊橋から「二俣線」として発着していたが、現在はJRと天浜線のレールは寸断されすべて新所原発着となっている。その名残からか、豊橋駅では二俣線用の使われなくなったホームが現在も残っており、いささか哀愁漂うが、実はこの豊橋駅、民衆駅の第一号としてその名を馳せた事でも名を知られている・・・と言ってもかなり昔の話なので私含め皆様もあまり実感がないであろう。

(新所原の天浜線ホーム。国鉄時代の旧・1番線が転用された。)
さて、早速新所原に向かい天浜線ホームに向かう。新所原では天浜線用のホームと駅舎はJRから独立しており、かつての1番線が天浜線専用ホームとなった。駅員は無配置だが駅舎には「うなぎ店」が入居しており、改札口でも食べれるようになっている。中でも「うなぎうどん」は変わり種でいかにも「浜名湖」らしいが、うどんと山椒の相性はいかがであろう・・・一度は試してみたい逸品だ。さすがにまだ時間的に営業していなかったため、事前に計画していた「浜名湖佐久米」に向かう。

(軽食店が入居する浜名湖佐久米駅舎。駅名の他にもうひとつ「かとれあ」の文字が。)
こちらは「かとれあ」という軽食店が入居しており、なかなか本格的なコーヒーが味わえる。朝8時からの営業であるため列車の乗客のみならず、地元民の憩いの場となっており、朝早くから地元の人の姿が目立つ。私は早速「コーヒー」を注文。インスタントではない、本格コーヒーがローカル線を訪問しながら楽しめるのはなかなか優雅なひと時である。
そしてロケーションもまた素晴らしい。「浜名湖に最も近い」と言わんばかりの通り、線路の隣が既に浜名湖であり、名物「ゆりかもめ」渡来の時期にはホームにも群れがやってくるのは周知のとおりだ。

(幻想的な「浜名湖佐久米」のロケーション。ゆりかもめ到来時期には賑やかになる。)
大きく描くカーブの先に一両の単行DCがこちらを目指してだんだん大きくなってくる。今店を出たばかりなのだが、そろそろ空腹を知らせる合図がやかましい。私は早速、次の「気賀」を目指し、ゆりかもめの「聖地」を後にした。

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