前略、「関門海峡めかり」より
2013-05-07
2011年8月、私は約30年ぶりに門司港駅を訪れた。30年ぶりの門司港は、昔も今も変わっていない印象であった。それもそのはず、周知の通り門司港駅の駅舎は「重要文化財」に指定され国の管理下となった。現在は改修工事中のため仮駅舎であるが、その風格は昔のままだ。なぜ私が再びここを訪れたか?その理由は「関門海峡めかり」にあった。かつての貨物引込線を利用して観光列車を運転しているのだ。北九州市が第三種鉄道事業者として施設を保有し、平成筑豊鉄道が第二種鉄道事業者として車両を保有し列車を運行しているという、なんとも複雑な経営方法であるが、またの名を「北九州銀行レトロライン」というが、かつては「やまぎんレトロライン」といった。このような解説をしていたら更に複雑になってしまったが、観光列車として第二の人生を送ることとなった「貨物線」であるが、車内から眺める「関門橋」はとても絵になる。この場所を貨物だけが独占していたとは真にケシカラン!とでも言いたくなるような気持ちであるが、2009年より我々も参戦できるようになったので、一般客に混ざり(と言っても私も一般であるが)その模様を探ってみた。

これが噂の門司港駅の駅舎。現在は2代目であるが、改修工事中で仮駅舎で営業中。

こちらがトロッコ列車の乗り場。門司港駅より若干徒歩を要する。しかし付近には後述する「レトロ」なものがあり、愛好家にとっては時間がいくらあっても足りないであろう。

ホームに入場してみる。車止めの先にはかつての鹿児島本線との接点があった。


これが「やまぎん(当時)」列車。トロッコ風となっており、まるでおとぎの国にでも来たようだ。

早速列車に乗車。

先ほど述べたが、門司港駅よりトロッコ列車に乗り換える道中にこんなものや・・・

こんなものまで留置されている。こちらのほうが「レトロ」か?

車内風景。そこそこの乗車率といいたいが、まだ夏休み期間中。もう少し乗客がいると思ったが、意外に意外だった。平日ということもあるのであろうか?



「制覇の証」を収め門司港方面へ折り返す。私以外に折り返す乗客は皆無であったが、これから乗ってくる乗客も少なくなかった。観光列車として定着しつつある。

車掌?アテンダント?道中に彼女たちの「ガイド」がマイクを通じて生中継で行われる。常に笑顔を忘れない!

門司港駅前の「九州鉄道記念館」駅に向けて再びトロッコ列車に乗車。アテンダントのガイドに身を任せ、潮風に頬を打たれながら関門橋を再び見上げるのは爽快だ。
門司港駅に再びたどり着いた私は駅構内のカフェで暫し小休止。この後小倉に向かい「北九州高速鉄道」を間に挟み、再び平成筑豊鉄道全線を制覇しに行橋に向かった。こちらでは「ちくまるきっぷ」なる1日フリー切符があり、経済的に有利であるが、同じく平成筑豊鉄道である「やまぎんレトロライン」ではちくまるきっぷは使えない。しかしながら旧・田川線や糸田線、伊田線などはかつて「黒のダイヤ」で存在感あふれていた。その名残は現在も伊田線などの複線区間に見られる。新しい鉄道愛好家は「なぜ複線なのか?」と疑問を少なからず持つであろう。それほどかつては「石炭」が重要な「お客様」であったのだ。現在は、複線区間の維持でも相当の経費を要すると思われるが、例えば筑豊本線などは博多や小倉のベッドタウンに変身して旅客輸送量が飛躍的に伸び、篠栗線とともに博多側では単線では少々限界が来ている。伊田線などもこのような劇的変化があればこの複線区間も生かせるのであろうが、なかなか現実は難しいであろう。
しかしそんなことにもめげずに「ちくまるくん」は今日も明日もその歩みを休めない。「北九州銀行レトロライン」とともに・・・

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これが噂の門司港駅の駅舎。現在は2代目であるが、改修工事中で仮駅舎で営業中。

こちらがトロッコ列車の乗り場。門司港駅より若干徒歩を要する。しかし付近には後述する「レトロ」なものがあり、愛好家にとっては時間がいくらあっても足りないであろう。

ホームに入場してみる。車止めの先にはかつての鹿児島本線との接点があった。


これが「やまぎん(当時)」列車。トロッコ風となっており、まるでおとぎの国にでも来たようだ。

早速列車に乗車。

先ほど述べたが、門司港駅よりトロッコ列車に乗り換える道中にこんなものや・・・

こんなものまで留置されている。こちらのほうが「レトロ」か?

車内風景。そこそこの乗車率といいたいが、まだ夏休み期間中。もう少し乗客がいると思ったが、意外に意外だった。平日ということもあるのであろうか?



「制覇の証」を収め門司港方面へ折り返す。私以外に折り返す乗客は皆無であったが、これから乗ってくる乗客も少なくなかった。観光列車として定着しつつある。

車掌?アテンダント?道中に彼女たちの「ガイド」がマイクを通じて生中継で行われる。常に笑顔を忘れない!

門司港駅前の「九州鉄道記念館」駅に向けて再びトロッコ列車に乗車。アテンダントのガイドに身を任せ、潮風に頬を打たれながら関門橋を再び見上げるのは爽快だ。
門司港駅に再びたどり着いた私は駅構内のカフェで暫し小休止。この後小倉に向かい「北九州高速鉄道」を間に挟み、再び平成筑豊鉄道全線を制覇しに行橋に向かった。こちらでは「ちくまるきっぷ」なる1日フリー切符があり、経済的に有利であるが、同じく平成筑豊鉄道である「やまぎんレトロライン」ではちくまるきっぷは使えない。しかしながら旧・田川線や糸田線、伊田線などはかつて「黒のダイヤ」で存在感あふれていた。その名残は現在も伊田線などの複線区間に見られる。新しい鉄道愛好家は「なぜ複線なのか?」と疑問を少なからず持つであろう。それほどかつては「石炭」が重要な「お客様」であったのだ。現在は、複線区間の維持でも相当の経費を要すると思われるが、例えば筑豊本線などは博多や小倉のベッドタウンに変身して旅客輸送量が飛躍的に伸び、篠栗線とともに博多側では単線では少々限界が来ている。伊田線などもこのような劇的変化があればこの複線区間も生かせるのであろうが、なかなか現実は難しいであろう。
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