尾盛の逆襲・アゲイン

かつて「尾盛の逆襲(リメイク版)」で紹介した尾盛駅であるが、同行の友人の写真が若干残っていた。私の写真と共に「蔵出し」してみよう。かなりの秘境度が伝われば幸いである。


大井川鉄道 041
大井川鉄道 045
大井川鉄道 046
かつては列車交換が行われたであろう広い構内は、レールの無い更地のみが面影に残る。主役となるホームでさえレールが撤去され、別枠の、現在レールがある場所に新たにホームを設置。と言っても若干盛土しただけであるが・・・


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大井川鉄道 039
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駅舎&ホーム群。本来のホームがあった場所は全く機能していない・・・というより若干の待合スペースがあるのみ!建屋の中には関係者以外入れない。


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大井川鉄道 043
私(上)と同行の「おさる(下)」。蜂の威嚇にやられながらも、頑張って構内を撮影。真夏の太陽が容赦なく照りつける。


大井川鉄道 044
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蛇の抜け殻に狸の像・・・外界からは完全に閉ざされた空間は、いったい何のために駅が存在すのか?


大井川鉄道 040
駅に通じる外部からの道が全く無い。一体、鉄道以外の交通手段でどう訪問すればよいのか?ひとつは「登山」。もうひとつは「ヘリ」。しかし前者は遭難の恐れあり、後者は経済的にもあまり現実的ではない。


列車がダイヤ通り運転されていないと、本当に「命がけ」の訪問となる。いつ野生の生き物に襲われるかわからないし、万が一列車が来なかった場合、一夜を過ごす「場所」が無い。あまりの孤独感や恐怖感に気持ちの持っていく場所が無いであろう。某演歌歌手の「オラこんな村嫌だ~」の歌よりはるかに「何もない」。訪問の際は是非天候と季節と列車運転状況を確認していただきたい。そして少しでも身の危険を感じたら、直ちに「延期」「中止」等の措置を取った方が無難であろう。決して「観光気分」で訪問してはならない!

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大井川放浪記②

第二弾は井川線だ。トロッコ風列車で揺られながらダイナミックな景色が目に飛び込む。大自然の中を駆け巡る列車は魅力大!(写真はすべて「おさる」提供)




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こんな列車で井川まで行きます、みたいな感じだ。車内は「ナローゲージ」並みに狭い。



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若干私の頭が邪魔しているが、すぐ横が崖であるからいかに凄いところを走っているかわかりやすい。



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更に進化してほぼ崖を走っている。森林というより「ジャングル」か?ちなみに「森」と「林」の違いとは・・・「自然」か「人工」かの違いらしい。森が「自然」という事だ。



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近年にリニューアルされたと思われる川根小山の「待合室」。時刻表を見ると上下一日7本・・・意外にも本数はある。



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続いて接阻峡温泉駅に到着。「秘境」としてもかなりの知名度がある温泉は、度々TVでも紹介されるほど。




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そしてこちらは「大井川湖上」付近。旧線がダムの底に沈んだため、こちらが新線区間となる。井川線は何もかもがダイナミックに見える。



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かつての「ユネスコ村」にでも来たかのような錯覚に陥る。右奥には、静岡名物の「畑」が見える。「夏も近づく八十八夜」にはさぞかし賑わうであろう。



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こちらは土本付近。土本には民家が3~4件くらい付近にあるが、新聞配達は大井川鉄道の役目だ。車掌は駅の待合室に新聞を置いてゆく。



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90.0パーミル(1000m進んで90m上がる)というもの凄い勾配に挑む際の補助機関車。所謂「アプト式」という区間であるが、ここが日本で唯一。この区間のみ電化されている。鉄道ファンはもちろんだが、一般の乗客も興味津々で連結作業を見守る。




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アプト区間はアプトいちしろ~長島ダム間である。長島ダムで補助機関車を切り離す。駅名の「長島ダム」がこちら。やはり「ダイナミック」なのは変わらない。



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そして秘境で有名な「尾盛」。駅舎?側のホームは線路が完全に撤去されていて「盛土」のようなホームのある側に列車は到着する。この駅は鉄道以外の乗り物での到達はほぼ不可能であろう。駅に通じる車道はおろか、歩道すら無い。



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そしてこちらも若干秘境の閑蔵。列車交換可能駅だ。駅前には民家が一軒、ドカーンと立ちはだかる。



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終点の井川。駅構内はYの字のように二股にわかれていて、一方はこの先に貨物専用駅「堂平」があったが、現在は営業していない。


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大井川放浪記①

観光色が強い「大井川鉄道」ではSLが大変有名で一般化しているが、マニアにとっては「博物館」的要素もあり、走っている列車はバラエティに富んでいる。更に「秘境」としても名高く、我々を飽きさせないのがここ、大井川鉄道だ(画像は全て「おさる」提供)。


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大井川鉄道は東海道線・金谷との接続駅。しかし駅舎はそれぞれ独立している。



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最初の列車は元・近鉄「ビスタカー」。隣の新金谷に主要設備があり、こちら・金谷ではスペースの都合か棒線化されている。



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夏休みのせいか、ご覧の車内。とは言うものの、下り列車のため尚更の乗車率か。若干余計な者も写りこんでいるが、ご了承いただきたい。



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千頭駅は大井川鉄道の主要駅。ここで井川線と大井川本線は乗換えとなる。



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そして線路の向こうの、あの「赤い列車」に乗り換える。この先は「ジャングル」とでも言おうか、ものすごい秘境が待っている・・・



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時間があるのでちょっと一休み。千頭駅構内ではジオラマ的展示物があり、我々を楽しませてくれる。



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尾盛の逆襲!(リメイク版)後編

やがて出発時間となり、ディーゼルエンジンを響かせながら機関車は井川目指し、更にジャングルへと突入していった。箱根登山鉄道より物凄い山の中を縫う様にすり抜け、木々が車内に迫り来る中、レールの摩擦音を響かせながら「土本」に到着。沿線住民は4件ほどで、住民の名前がそのまま駅名に採用されるという物凄いエピソードがあるのだが、付近を通る車道が無いため、鉄道が唯一の交通手段だ。そのため、大井川鉄道の職員が、列車にて新聞配達を「兼業」するという、とんでもない「秘境」である!もともと大井川鉄道はダム建設の資材輸送手段の目的で敷設されたのだが、文字通り「長島ダム」という駅がある。列車から見下ろすダムの放水風景はダイナミック!手前のアプトいちしろで列車最後尾に補助のアプト式電気機関車を連結し「1000/90」という物凄い勾配を駆け上がっていく。つまり、1000メートル進んで90メートルの高さに到達するというとんでもない坂道である。当然、沿線に民家など皆無である!現在は車道も整備され、マイカーでも気軽にこれなくはないが、これほどの山奥、ハンドル操作にいささか疲れを覚えるのではないか・・・

大井川鉄道 045


そしていよいよ「尾盛」に到着した。乗客からの視線が一気に我々に向けられた。「なんでこんなところで降りるのか・・・」車掌にフリーきっぷを丁寧に見せてホーム(と言うよりも盛土か?)に足を一歩踏み入れた途端、完全に孤立感が肌に伝わってきた。車道からも離れ、駅に通じる道さえ存在しない、外界から完全に孤立し、鉄道以外の到達は完全に不可能である。いったい誰が何のためにこの駅を利用するのであろうか・・・そんなことより、とりあえず来た証として鉄道施設に向けシャッターを切りまくった。だが、行った季節が悪すぎたのか、やたらと蜂が威嚇してくるではないか!しかも駅名表の下には蛇の抜け殻が無造作に転がっている!完全に駅が自然の一部として機能してしまっているではないか・・・本来駅とは、多くの人が気軽に利用し、出会いや別れのドラマが数々生まれていく「営み」の場所ではないか?しかし、ここはそんな常識が完全に通用しないのだ。いわゆる「駅前一等地」に家らしき建物があった。勿論廃屋となっており、周囲も人の営みすら感じられない。いったい何のためにこの駅は存在するのであろう・・・そんな駅を喜んでやってくる我々も我々であるが、それを管理・運営している鉄道会社も異色である・・・一通り鉄道施設の撮影が終了すると、あとは完全にすることが無く、早く蜂の威嚇から開放されたい気持ちでいっぱいだ!真夏の太陽が照りつける中、やっと列車がやって来た。冷房設備など皆無だが、暑さを感じさせない。そして我々物好きは、次の「閑蔵」で下車。こちらも秘境駅レベルは高いが、駅前に一軒の民家がデーンと構えているのでそれほど孤立感は無い。

大井川鉄道 039


更に交換設備もあり、そして何と言っても蜂の威嚇が無いではないか!約30分安息の時間を取らせていただいた。そして次の列車の乗り終点井川に到着。大井川鉄道制覇の瞬間だ。ここで折り返し千頭に引き返す。そして千頭より「SL急行」に乗り金谷に戻る予定である。千頭までの列車では、やや睡眠不足のため仮眠を取ることとしたのだが、相方よりアルコール飲料提供希望の申し出があったため快く応対し、暫くすると相方は「コタツの中の猫」状態となり、座席1ボックスを占領し、いつしか夢の中へと突入していった。千頭に到着すると、先ほどの「そば屋」が営業していたため、SLの出発時間までの間しっかり堪能することとした。しかし、流石に「あたたか~い」を食する訳にも行かず「冷」を行きたいのだが「オロシそば」しかなく「オロシ」の不得手な私は仕方なく「冷おろしそばのオロシ抜きで」と注文したのだが、これって普通に「冷掛けそば」ではないかと思った。つまり「たぬきそばの揚げ玉抜きで」と注文してるのと同じ事だ。まぁ、深く考えずにその場は蕎麦をすするのに専念した。そしていよいよSLに乗車。いわゆる「旧型客車」で走っているのはここ、大井川鉄道のみであり昔の風情をそのまま再現したものだ。行きに見た景色も乗る列車によってこんなにも違うのかと関心してしまうくらいだ。私はSL世代ではないため、昔の風情を肌で感じる事が出来、非常に素晴らしい体験である。ただ、旧型客車は中学生時代に良く乗っていたためとても懐かし。そんな思いを胸に抱きながらのどを潤すアルコール入り清涼飲料水は、五臓六腑に染み渡る思いだ。

7月末日というのに冷房が無くても不便を感じないくらい心地良い車内は、煙の匂いと共に大井川のせせらぎを乗せたまま、間もなく終点の金谷に近付く頃、大きくカーブを描いたその鉄路の先に、金谷のホームが見え隠れする車窓を見つめながら、最後の一口を飲み干した。

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尾盛の逆襲!(リメイク版)

「大井川鉄道は、静岡県の金谷から大井川に沿って北に向かい井川までを結ぶ全長55.0キロの私鉄路線である」などと私が説明するまでも無く、鉄道ファンのみならず一般の人にも「SL」で抜群の知名度を誇る「大井川鉄道」。意外にも私は大井川鉄道とは全く接点が持てず、制覇に関してはまだ先の事かと思っていたが、そのチャンスは意外と早くやって来た。私の最大の親友であり、自称「秘境駅訪問家」の通称「おサル」の提案で秘境駅の「尾盛」への訪問が決定した。ついでなので併せて私の都合で大井川鉄道制覇も企てた。

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2008年7月30~31日に旅立つ事になり、早速毎度お馴染み「ムーンライトながら」に乗り込み静岡地区へと向った。と言っても静岡地区は深夜の時間帯通過のため、一度浜松で乗り換え、折り返しの始発に乗り、金谷に向うことにした。と言っても浜松を未明の3時台着であり、折り返しの列車は朝6時台となり約3時間待ちである!しかしこの3時間を有効活用しない手は無く、即座にインターネットにて飲食店を検索し、早速予定に組み込んだのであった。そして予定通り浜松に到着したのだが、気象庁の予報どおり物凄い「雨」にやられていた。しかしこれも事前に情報を仕入れていたので準備に抜かりなかった。降りしきる雨の中、早速「作戦会議」に会場へ向った。まずは「麦酒」。深夜3時4時と言うのにやたらテンションが高く、のど越しが爽やかで五臓六腑を駆け巡った。やがて空模様も回復し、秘境駅訪問へコンディションも最高に整った。これも気象庁の予報通りであったので、ここまでは絵に書いたように予定通りに進み、浜松を後にした私たちは無事金谷に到着した。フリーきっぷを購入し、いざ「尾盛」への出陣となった。我々の乗車した列車は、旧近鉄「ビスタカー」である。もと特急列車という事もあり、乗り心地は最高であるが、このほか大井川鉄道では旧南海「ズームカー」や旧京阪「テレビカー」などが活躍していて、さながら「博物館」である。しかし、通勤通学の時間帯であるにもかかわらず、それらしき乗客はほんの数名で、しかも学生のみである。

大井川鉄道 040

まぁ、下りと言うこともあるが、通勤客が居ないのは残念である。よく地方に見られる光景であるが、やはり地元民の利用があってこそ、である。毎日「ビスタカー」で通学できるのが羨ましい限りである。ほぼ貸切状態のまま次の新金谷についた。構内は広く、車庫などもあり、大井川鉄道の拠点でもある。市街地からも近いのか、駅はいささか賑っていたのが嬉しい。更に北を目指し列車は進んでいったが、五和を過ぎる頃から景色は一転、一気に秘境モードとなり「らしい」雰囲気が出てきた。大井川沿いに映る車窓は実にダイナミックで、自然の営みを思う存分語りかけてきたが、まだこの景色は、これから先の井川線へのプロローグに過ぎず、更に「大自然」から「野生(?)」へと変化していくこととなる・・・千頭より非電化区間のためトロッコ風の列車に乗り換えることとなる。車両が一回り小さく、完全に遊園地の乗り物を思わせる。しかし、乗り換えの際、見てはいけないものを見てしまった・・・そう、いわゆる「立ち食いそば」であった。しかしまだ開店前の様で従業員の姿は見えず、いささか寂しさが漂ったが・・・まだ出発まで時間があったため、構内に停泊しているSLやなつかしの車両をカメラに収めていた。

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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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