鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

御殿場線とは?②

沼津を出た私は早速かつての面影と遭遇する。早速「複線区間」であった名残が私のいる車両の横に「不自然な空間」として見える。一般の方や東海道線の歴史を知らないと「将来複線になるのかな?」という思いも馳せるかもしれないくらいハッキリとメンテナンスされたレールのない土地が並走する。というより、沼津方はそれなりの利用客のおり、本当に将来複線化を狙っての用地確保化も知れない。

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(明らかに「複線用地」。太平洋戦争時にレールを撤去したが、現在の時代にも面影を残すとは!メンテナンスされている様子を感じ取る事が出来、将来複線復活か?)

線名ともなっている御殿場では乗客がかなり下車。一日の利用者が9千人ほどで、御殿場市の中心を中心部にあり、その名の通り「拠点」となっている。また、御殿場市の人口は8万8千人位であり、世界遺産に登録された「富士山」への玄関口のひとつとなっているのも特徴だ。それと、なんといっても新宿までJR東を通らない「あさぎり」が運転されており、近年までは沼津までの乗り入れで異色を放った事が最大の特徴であろう。

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(新宿に停車中のJR型「あさぎり」。371系は新宿~本厚木で私も散々お世話になっていた。)

現在は小田急MSEにバトンタッチし、御殿場~沼津間は廃止されたが、現在もなお伝統を守り走り続けている。私はこの日、松田から乗車予定になっているが、松田まで行く私の乗った御殿場線の普通列車が7~8分遅れの為接続が心配されたが、御殿場で、私の乗る後発のMSEを見送ったため松田での乗り換え計画は完成された。

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(JR松田駅構内。昔と変わらずの有効長のあるホームだが、私が見た限り2・3番線のみJRが使用している感じであった。)

その松田で乗り換える。列車が遅れていたが、MSEもその影響で遅れが発生。結局ダイヤが7~8分スライドした感じであるが、往年の面影は健在。大きくカーブを描くホームは有効長があり、3両編成の列車にはかなり持て余し気味である。御殿場線は島式ホーム2・3番線を主に使用していて、駅舎に接する1番線は「あさぎり」のみがほぼ独占していると思われる。島式ホームの国府津寄りには小田急「新松田」に連絡する通路があり、下車客のほぼ97%がそちらに移動。JR側の駅舎への移動はほぼ皆無に近い雰囲気であった。

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(JR松田駅の駅舎。隣には地元商店が入居しているが、利用者は疎ら。)

私は1番線から発車する「あさぎり」を待つため跨線橋を渡り人影疎らなホームに身を寄せる。松田から小田急線側に短絡線があるのは有名であるが、その短絡線を今も使用しているのが微笑ましい。しかも、あのMSEで体験できるとは時代も変わったものだ。

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(松田からMSEに乗車。本厚木まで一気に帰れるのが嬉しい。)

青い車体に落ち着いた車内の新しい車両は、御殿場線の「性格」からすれば実にアンマッチと感じるのは私だけであろうか?しかし一瞬の短絡線を若干徐行気味での走行はJRで遅れを取ったため、小田急側との時間の調整の為か、いつもより念入りに(?)徐行しているような感じがした。

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(本厚木駅に着いたMSE。日常の姿であるが、この日は何か特別の雰囲気を醸し出していた。)

そしていつの間にか小田急線に突入。本厚木~小田原間は、本厚木~新宿間に比べたらあまり利用しない私であるが、この日は何気に「ホームグラウンド」に戻ってきた感じであった。御殿場線の「異空間」から小田急の「日常空間」への変身が何気なく毎日行われている「あさぎり」。考えてみたら、私は乗り換えなしで御殿場線を訪問できるではないか!なぜ今まで放っておいたのであろう・・・「山北のスズメは黒い」と言われたSLの峠越えの時代から、現在も単線ながら頑張り続ける御殿場線。その気になれば「メトロあさぎり」として北綾瀬~御殿場の運転も可能である!時代に取り残されたような御殿場線。多くの可能性を秘めた今、もしかしたら御殿場線は、最も時代の最先端を行っているのかもしれない。


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御殿場線とは?①

御殿場線とは、ご存じ、昭和初期まで東海道本線の一区間であった。国府津と沼津では機関車の付け替えなどが行われ活気に満ちていたが、私は生まれておらず、当然その時代を知らない。太平洋戦争中の1944年(昭和19年)には不要不急線に指定され複線区間であった御殿場線は単線化された。しかし現在も所々で複線時代の名残があり往時を偲ばせる。

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(沼津駅構内。昔と変わらず、の佇まい。)

そんな御殿場線だが、私は小学校低学年時代に訪問している。当時はスカ色の旧型国電が主役であったり、東京から直通の普通列車や165系急行「ごてんば」が乗り入れていたりと、何かと話題性があったが、特筆すべきは小田急のSSE「あさぎり」が乗り入れていた事であろう。そして松田では、小田急とJRの間に200~300m位の「短絡線」が何かと異色に映るが、その後371系やRSEなどを経てMSEの現在に至るのは周知の通り、今も伝統を守り続けている。

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(同じく沼津駅。ご覧の通りの「リサイクル」はかつて、いろいろな駅で見かけた。現在も東京は神田辺りで見かけたような・・・)


その訪問から30云年振りに沼津~松田を訪問した。国府津~松田は近年に訪問しているが、そちらも30云年振りである。今回紹介するのは沼津~松田であるが、先に紹介した「30年振りに三保駅訪問」の帰りに訪問した。比較的身近にありながら訪問する機会が以外に少ない、というより身近にあるから「いつでも行ける」という感覚なのかなかなか訪問しないのであろう。

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(沼津駅・御殿場線のホームより。この辺りは若干変わったか?若干側線が減ったような感じもするが・・・)

さて、私は清水港線の訪問を終え、沼津に着いたのが午後4時過ぎであった。予定では、目指す御殿場線は17時2分の発車の為かなりのインターバルがある。小学校2年~3年生のころに「沼津駅に行ってみたい!」と思いひとりで沼津に来た思い出があるが、その頃とほとんど駅構内は変わっておらず、何か昔にタイムスリップしたような感じだ。とは言え時代も変わり、今回の訪問時には駅構内に「ド〇ール」なるコーヒーショップができていた。私はその空間に身を預け、清水港線の訪問やかつて沼津駅に訪れた事などを思い出していた。そういえば、沼津は何度も通過しているものの、実際に下車するのはそれこそ30云年振り。子供の頃と大人になってからとの物の見方に違いはあろうが、今回ばかりは「童心に返った」とでも言おうか、久々に「しかと見届ける」沼津駅は実に斬新であった。

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(いよいよ久々に沼津より御殿場線に乗る。以前の訪問時はスカ色「旧型国電」や115系の「湘南電車」であった。)

いよいよ出発の時間が近づき乗場に向かう。3両編成の列車が私を迎えてくれ、これから東海道の「山越え」に向かう。果たしてどのように変化しているのであろうか?

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(いつであったか記憶に無いが、恐らく1977~1978年頃と思われる沼津駅訪問時の写真。当時の唯一の写真だ。)

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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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