鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

恋の列車はナカミナト発③ 阿字ヶ浦

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2008年4月に第三セクターに移管され現在に至る、ひたちなか海浜鉄道湊線の終点・阿字ヶ浦。付近には茨木県民にとっては定番かつおなじみであろう海水浴場があり、シーズンになると列車での訪問客も少なくない。とは言え、普段はひっそりとしており、それこそレールファンにとって好まれる部類の駅といえよう。私が最初に訪問したのは2008年7月、まさに移管直後であるが、まだまだ茨城交通のカラーが全面に出ていたので、ある意味レトロ調な雰囲気がとても印象深かった。そして2015年の8月にマイカーにての再訪を果たしたが、2008年訪問時に側線に留置してあったDCが既に撤去されていた。駅前はとても庶民的な雰囲気が漂い生活感が溢れる景色であるが、やはり地元民の生活に溶け込んでこそ、本来の鉄道シーンが存在する事になる。地元からの支援も厚いと聞いているが、まさにその期待に応えるように現在も頑張って走り続ける湊線は、ある意味理想的な鉄道会社かも知れない。これからも地元の人に愛され続けてほしい。私も陰ながらであるが、末永く応援していきたい。

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2008年7月に訪問した時の駅名標。まだまだ「茨城交通」のままであったが、なんとなく昭和の国鉄的な部分を醸し出しているのがいい。


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上1枚が2008年で下2枚が2015年の訪問時。ややリニューアルされているものの、基本的に変化はなかった。


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2008年訪問時の様子であるが・・・スッキリ感、大!シンプルで実に良い。真ん中の写真など、この先にまだレールが繋がっているのでは?と思わせる。


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そして同じく2008年訪問時であるが・・・先程から述べているのがこれ。阿字ヶ浦と言えばこれであろう。ご覧のとおり「茨城交通」である。残念であるが現在は撤去済み。


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そして2015年の姿。上の写真と比較して頂ければわかるが、色々な安全対策が施され視界が狭くなった印象。だが、地元の方が利用しやすい姿が一番である。


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2015年訪問時の阿字ヶ浦をあらためて。つまり現在の姿であるが、鉄柵が付き、乗降場自体がやや後退した印象。というより、必要な部分以外は旧ホームが残る。そのため那珂湊寄りのホームには入れないようになっている。

という形で旅は進行していった。2015年のマイカー訪問の際の最初の訪問駅であったが、久々の訪問に懐かしさを感じたのはもちろんであるが、阿字ヶ浦の街を鉄道以外の角度からかなり広い範囲で探索できたのは実に収穫であった。特にこのあと訪問した「ジョイフル本田」は茨木県民にとってなくてはならないホームセンターであろう。その規模には実に驚かされるが、逆に地元にすっかり溶け込んでいる印象でもあった。鉄道旅なのに鉄道以外の手段での訪問でしかできない発見もある。ナビの案内も的確であったが、マイカーで阿字ヶ浦駅周辺の町並みを見たことによって、なんとなく阿字ヶ浦駅の「素顔」に触れた感じの印象でもあった。



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恋の列車はナカミナト発②

そして沿線最大の利用者があると思われる那珂湊は、車両基地や本社もあり、会社にとっても中心的な存在だ。2005年か2006年頃にこの那珂湊から徒歩10~15分位の場所にある「那珂湊おさかな市場」へ訪問した事がある。その時こそ9月であったのでまさに2015年に訪問した今回の旅と同時期になるのであるが、とにかく魚介類が豊富で安い!鮮度抜群である事は私が保証する。と偉そうな事を言ってしまったが、そう言ってしまいたくなるくらい実に活気に満ちた市場である。是非皆様にも訪問をおすすめしたい。

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(那珂湊おさかな市場では新鮮な魚介類が豊富に並んでいた。もちろん場内には「グルメ処」も多数ひしめく。那珂湊駅からは徒歩10~15分くらいで到着出来るであろう。)

そして前章でも僅かに紹介した終点の阿字ヶ浦であるが、2008年訪問時には茨城交通時代の車両が停泊していた。2015年訪問時では残念ながら無くなっていた。そして海水浴場へのアクセス拠点としての役割は・・・恐らくかつてよりは薄らいでいるであろう。であるが、今でもその役割をしっかりと、まだまだ果たしていると私は思う。完全にマイカー主流になった現代社会において、あえて湊線で海水浴へ出向くのもまたひと味違った夏が楽しめるのではないであろうか。

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(そして終点の阿字ヶ浦に到着。現在と比べてややスッキリとした印象である。第三セクターに移管されてまだ日が浅かったせいか、まだまだ茨城交通のままの印象が強かった。次章では現在の阿字ヶ浦と併せて紹介してみたい。)

私は「湘南の民」であるが、私の地元には江ノ電がある。しかし海水浴で利用した事が無い。そのため、海水浴をテーマに江ノ電を使うと、またひと味違った楽しみ方が出来るであろう。また、湘南と言うと「江ノ電」と思いがちであるが、実は小田急も江ノ島まで直通している。私は小田急での海水浴・江ノ島訪問を高校時代に実現している事を今思い出した。そう、私自身の生活シーンにおいて、例え鉄道ファンを休業していても常に鉄道が身近な存在であった事に改めて気付かされた、と、この記事を記していて思わず感じてしまった。今回紹介の2008年訪問の湊線の旅は、そんなかつての思い出を甦らせてくれる湊線の旅でもあった。


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恋の列車はナカミナト発①

全く関係ない話であるしプロレスファン以外には全く興味が湧かない話であろうが、私は三沢光晴のファンであった。三沢光晴は2代目タイガーマスクとして1980年代に活躍したが、初代と比較されさぞかし苦悩した事であろう。というより、本人はタイガーマスクとしてでなく、三沢光晴として世間に認めてもらいたかった思いが強かったらしい。そんな三沢も月日が流れ、マスクを脱ぎトップレスラーの仲間入りを果たそうとしていた。

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(常磐線の勝田とは改札が別であるが隣接しているので乗り換えに便利なひたちなか海浜鉄道の勝田駅。茨城交通時代とは車両が違い最初はやや戸惑ったが、これも時代の変化かと、既に心の中が対応できていた。)

そしてついには1991年9月4日に三沢はあの「怪物」ジャンボ鶴田からなんとギブアップを奪ってしまうほどに成長。その技が「フェイスロック」である。1990年代前半ではこのフェイスロックを武器に対スーパーヘビー級と張り合ってきたが、時が経つにつれ痛め技になっていってしまっていったのは残念であった。であるが、この地味な技の功績は実に大きい。それこそ三沢の代表的な技のようであるが、実は渕正信との共同開発であった。そして1991年5月17日の後楽園ホールで、その共同開発者であった渕正信から三沢はそのフェイスロックでギブアップを奪ってしまった。渕も、自身が開発した技でギブアップとは複雑であったろう。以降、フェイスロックは三沢の技として定着していったが・・・ちなみに私は5月も9月も会場にいた。

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(途中、那珂湊ではこんな車両と擦れ違った。もちろんこちらに乗車したかったのは言うまでもない。であるが、こうした風景がまだまだ健在であったのがやたら嬉しく、妙な安心感があった。)

私は毎年夏が来るとそんな事を思い出してしまう。私がひたちなか海浜鉄道を初めて訪問したのが2008年夏。かつては茨城交通と称していたが、経営の悪化から第三セクターに移管されたのは周知の通りである。残念ながら茨城交通時代には訪問できなかったが、ひたちなか海浜鉄道に移管されてからでも充分に茨城交通を堪能出来た印象であった。
水戸から更にひとつ先に進み勝田に出ると、その勝田からひたちなか海浜鉄道、いわゆるかつての茨城交通の出発地点になる。そしてここから夏になると海水浴場として冬眠から覚めたかのように活躍する阿字ヶ浦までを結ぶ華奢な鉄道路線である。私は勝田からレールバス的な列車に揺られ阿字ヶ浦を目指した。まだレールファンを復活して1年くらいしか経っておらず、知識的にも25年くらい前の感覚で訪問したため既に「茨城交通」ではない湊線にいささか違和感を感じた。しかしながら、廃止されずにまだまだ健在であったのが実に嬉しい印象でもあった。


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恋の列車はナカミナト発(プロローグ)

「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われているが、今年の夏はその謂れ通りに本当に彼岸過ぎたら涼しくなってしまった。「涼しくなってしまった」とあえて表現してみたが、実は私、この時期が一番嫌いな季節である。というのも、既にこのブログのどこかの記事でも触れているが、私は夏が一番好きな季節であるからだ。つまり秋が訪れると、夏が来るまで1年待たなければならない。それが嫌いなのだ。スーパーなどにはさんまや松茸、栗などが並び、世間では「食欲」「読書」などと騒ぎ出すと、もういけません・・・

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(阿字ヶ浦は、以前の訪問時にあった車両が撤去されていた。しかしながらかつての雰囲気がいまだ健在。)

そんな時期に私は会社から夏期休暇をいただいた。であるが、なにせ今年は新車購入のため経済事情がよろしくない。そのせいもあり、なかなか以前のような旅ができない今日この頃であるが・・・的な事情から、今回はマイカーで行動できる範囲での「鉄道旅」をしてみた。と言っても既に「マイカーで」と述べたように、今回は一切鉄道を使用しない鉄道旅となった。2014年に北海道へ旅した時と同じような、言ってみれば「熊に逢ったら」の第2弾となったわけだ。しかしながら前回と決定的に違うのは、今回は「マイカー」である事。前回は「レンタカー」であったので現地までは交通機関を使用したが、今回は「ドア・トゥ・ドア」という部分が非常に大きい。つまり玄関先から乗り換えなしで現地まで訪問できるという素晴らしさだ。だが・・・欠点は自身が運転する事・・・つまり寝る事や「一杯」が許されない状況である事だ!これは非常に残念である。しかしながら時間を気にせずに行動できる部分が大きい。

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(大洗は鹿島臨海鉄道の中間駅で最大の利用者がいる事であろう。そしてここに本社や車両基地などもあり、中心的存在である。)

そんな訳で、今回は「ひたちなか海浜鉄道」「鹿島臨海鉄道」「銚子電鉄」「いすみ鉄道」「小湊鉄道」を訪問した。また「鹿島鉄道」の遺構も散策したが、やや下調べが不足していたため不発に終わったしまったのが残念であったが、出来る範囲で紹介してみたいと思う。今回の旅に合わせてカーナビも購入したが、むしろ私の方がカーナビよりも優秀な場面もあり、まだまだ私の「野生の勘」的な部分が衰えていない事も認識できた。

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(こんな場所にも行ってみた。であるが、ある意味「秘境駅」的な存在であるかも知れない。ナビにはとんでもない道を案内されてしまった。)

ところで今回紹介する茨城・千葉の鉄道会社各社は、当然ながら鉄道では全線制覇済みであるが、マイカーで訪問するとやはり違った雰囲気を感じるのは当然であろう。かなり広い範囲での駅周辺・沿線周辺の散策ができたのも収穫であった。その事は既に北海道でも経験済みであったが、今回は思ったよりも行動できず、やや時間的に余裕がなかったのが残念であったが、それでも行きたい場所は大体訪問してみせた。という事で、次章から「恋の列車は~」シリーズとして先程紹介した5社を、鉄道制覇時と併せて紹介してみたいと思う。

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(恐らく「東京から一番近い」秘境駅であろうと思われる場所にも訪問した。この先に駅があると思えるか?)



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阿仁合線に乗ったらこうなった(後編)

そういえば阿仁合はかつて鉱山で賑わったそうだ。鉱山と言えばあの「小坂」も同じ秋田県にあるのでなんとなくの同類項かも知れない。だが、近年の小坂は携帯電話の部品から金を取り出し再生するという事で、それこそかつての鉱山施設が「再生」しているらしい。果たして阿仁合はどうなのであろうか・・・
そんな阿仁合を過ぎると更に山深くなるが、阿仁合線自体も更にローカルムードが漂う。終点の比立内までそんな風景が続くが、その比立内は当時は終点であった。そのレールの先を見る限り、現在の姿は想像できないくらいであったが、心のどこかに「未成線」的な概念が漂っており、なんというか「繋がったらいいなぁ」みたいな事を中学生ながらに考えていた。

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(1983年訪問時の比立内。ご覧の通り、夕方5時頃というのに外はまだ明るい。そして駅名標下部の左側に本当に駅名が刻み込まれるとは当時は思わなかった。)

現在は周知の通りの姿であり、鷹ノ巣から角館までがレールによって結ばれている。だが、皆様もご存知の通り、年間数億円の赤字が出ていると聞く。例えば、我々が住んでいる地域にこういった鉄道路線が存在し赤字計上が続いているとしよう。そして「赤字補填のために来月から住民税が10%アップします」と通知が来たら、あなたならどう感じるであろう。マイカー所有者などは挙って「廃止」を大賛成する事であろう。普段利用していない組織のために更に課税させられるのは、普通に考えてナンセンスであり生活に支障があるからだ。実際に課税させられているかどうかは分からないが、第三セクターが運営する鉄道(以外の組織も含め)は、各自治体が株主である場合がほとんどであるためこういう場面もあることであろう。かつて、いわゆる「赤字ローカル線」が国鉄から転換された時に転換交付金というものが支払われた。そしてその転換交付金の一部を金融機関に預け、その利息を赤字補填に充てようという目論見が、それこそ「一般常識」であった。だが、社会情勢の変化と共に、現在の第三セクターの現状は周知の通りである。金利が下がり、更に利用者減で当初の思惑通りには行かなくなったのだ。

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(そして2011年の比立内。多分、上の写真と同じ駅名標であろうが、1983年の訪問以来の駅名標はすっかりリニューアルされていた。もちろん、経営母体が変更になっての事もあるが、本当に次の駅名が両方とも書かれているのが私にしてみたら凄い事であった。であるが・・・経営的に、新しい駅名が表示されている区間は特に厳しい戦いである事であろう。)

国鉄時代から「未成線」として、奥羽本線のバイパス的機能の役割を果たすべく敷設されたと聞いた秋田内陸縦貫鉄道、国鉄時代の「鷹角線」であるが、遠い将来、いや、近い将来に鉄道としての役割を失う時が来るであろうかも知れない。基本的に鉄道は大量輸送という事が最大のメリットであるため、こういった地方の鉄道ではその最大のメリットを発揮できない場合が多い。というより、首都圏にある千葉モノレールでさえ経営的に苦戦が続いている。やはり鉄道的にはこういった問題とは常に背中合わせなのであろう。特に地方の鉄道に関してはその色が更に濃さを増すであろう。私はレールファンであるが、こういった問題とも常に向き合わなければならない。

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(2011年訪問時の、確か阿仁マタギであったと思う。とにかくこの日はJR・秋田内陸線共に大雪のため運行ダイヤが乱れまくっていた。積雪に対する北国特有の知識をもってしてもダイヤが大幅に乱れたのだから相当のモノであったろう。)

昭和から平成へ・・・その時代背景を支えてきたのは、実は鉄道であると私は信じている。もちろん「マイカー」「飛行機」などの交通手段が平成の現在は完全に主役であろう。例えば時代劇で言うなら「水戸黄門」・・・で例えるなら黄門様は「マイカー」「飛行機」であり「風車の弥七」「うっかり八兵衛」的な存在が鉄道かも知れない。だが、その「風車の弥七」的な鉄道も、しっかりと時代を支えてきたし今でもしっかりと活躍している。そんな健気な鉄道を愛さずにいられない・・・そんな思いにさせる「内陸」の今後が気になる存在である。



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阿仁合線に乗ったらこうなった(中編)

キハ20仕様のDCに揺られながら見る田園風景は、やはり私にしてみれば「ローカル線」を感じるひと時でもある。そういえば「秋田美人」という言葉がある。確かに、私の経験上秋田出身の女性は、ある意味間違いない!と思えるくらい素敵な方が多い。阿仁合線の車窓を見ているとそのことがうなずける。こんな素敵な風景の中、例えばここで育った「あきたこまち」や「比内地鶏」などを毎日食していると、それは素晴らしく育んで行くことであろう。「美人」などという表現では足りないくらいの魅力があふれている。

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(1983年訪問時の合川。島式ホームで列車交換ができる。駅名標をご覧になってわかるように、かなり地球にやさしい造りになっている。恐らく阿仁合線の中間駅で最大の利用者があったと思われる。)

実際に、私は「米内沢出身」という方と職場で一緒になった事があった。もちろん女性であるが、月日は流れ退職してしまった。そして教えられた住所が「北秋田郡阿仁町中村」であった。これって米内沢からかなり離れているじゃん?て思った。いつだか私が「出身はどこ?」と聞いたとき「秋田県」と答えたので「秋田のどこ?列車が走っているところならマニアックなところを言っても多分わかるよ」と言った結果が米内沢であったが、恐らく彼女は私に気を使ったのであろう。阿仁町中村だと余りにもマニアックで地元過ぎ「一般常識」ではないからだ。現在は「北秋田市阿仁中村」に変更になっているが、どちらにしてもマニアック。であるが、私は「最寄りが阿仁マタギ」であると容易に、そして瞬時にわかってしまった。とは言え、米内沢であっても「一般常識」とはかなりかけ離れていると思われる。

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(そして2011年訪問時の阿仁合。転換後は車両基地や本社が置かれ、まさに秋田内陸線の中心的存在である。国鉄時代より貫禄が増した感じだ。)

と前振りが長くなってしまったが、その「秋田美人」は確かに魅力ある女性であった。もちろん外見だけではなく内面的な意味も含まれての事である。その女性を思うと、あの阿仁合線の風景をつい思い出してしまうから不思議だ。そんな米内沢は、かつては列車交換が出来た駅であったが現在は棒線化されてしまった。
そういえば、米内沢の前に合川も通り過ぎていた。その合川であるが、恐らく阿仁合線の中間駅で最大の乗降客数であったろう。そのため(かどうか分からないが)、しっかりと島式ホームの存在を見せてくれた。駅名標からはかなり離れた距離に停車した私の座席位置であったが、望遠レンズをグッと引き寄せ強引に撮影した。もちろんその乗降客は恐らく学生さんがほとんどのウェートを占めていることであったろう。とは言え、合川町の中心部にあるため学生以外の利用者も当然ながら多いと思われる。その合川町も現在は合併して北秋田市になった。

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(同じく2011年訪問時。ご覧の状況の中、既に列車運行的に支障が出ていた。東京方面へ向かうには今乗っている列車がほぼ「最終」となるため角館で新幹線との接続が非常に気になっていた。)

そして阿仁合である。現在は秋田内陸鉄道の本社や車庫なども置かれ中心的存在であるが、当時は単なる列車交換の、そして沿線最大の中心駅の印象しかなかった。という表現はおかしいが、私にしてみたら単なる中間駅の印象であったため、現在の姿が不思議でならない。というより、それだけ私の知識的なものが不足していたのであろう。今考えたら、それこそ「一般常識」な感じであろうが・・・ただ、まだ夕方の4時半くらいであったためとにかく外は明るい。更に東北の旅を始めてまだ二日目なので体力的にも精神的にも余裕満々であった。2011年の「秋田内陸」の時に訪問の際は角館から東京方面へ接続する最終列車的な存在だったのでもう外は真っ暗だ。更に豪雪の中、秋田内陸縦貫鉄道に乗車する前のJRで既に1時間以上の遅れが発生していての予定変更であるから、これ以上の遅れが許されない状況での移動であった。



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阿仁合線に乗ったらこうなった(前編)

全く関係ない話であるが「一般常識」という言葉がある。Web辞書等で検索してみると「常識(じょうしき)は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。また、客観的に見て当たり前と思われる行為」とある。就活等でよくお目にかかるのが「一般常識問題」であろう。その中で、例えば「就中」をなんと読むか?的な問題がある。さて、我々は普段こんな言葉を日常的に使うであろうか?恐らく私たちが生活していく中で「就中」という言葉を使っている人は極希であろう。というより、なにぶん古い言葉なので「ナウい」と同じような感じの死語的なものであろう。なのになぜこれが「一般常識」なのか私にはわからない。基本的に常識とは「青信号は進め」的な事であろうと思う。なのに就活などで「青信号は~」的な問題はほとんど出てこない。一般常識とうたっているにも関わらず。であるから、もし「就中」などの問題を出す場合「一般常識」というより「就職試験問題常識」と表現を変えた方がいいと思うのは私だけであろうか?

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(2011年訪問時の鷹巣駅。JRとは別に独立した駅舎を持つ。ご覧の通り季節的には1月で、なんと震災2ヶ月前であった。)

ただ「日本の総理大臣は?」の問いに「安倍晋三」は正解であろうが「菅直人」でも正解であろう。だが「枝野幸男」では果たして正解であろうか?個人的に、将来的には「正解」かもしれないと思うが・・・というより正解であったらいいなぁと思う。って、これ、「現在の日本の総理大臣は」という問いではないからだ。もし民主党が再び政権を握った場合、党首が「枝野」である可能性もなくはない。

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(そしてこちらが1983年訪問時。国鉄(現・JR)と秋田内陸線では駅名の表現が異なる。)

などとひねくれたスタートで申し訳ないが、阿仁合線という名は「一般常識」ではないであろう。というのも、現在は秋田内陸縦貫鉄道であるからだ。私は「阿仁合線」としても「秋田内陸縦貫鉄道」としても乗車した。阿仁合線としては1983年の「東北乗り潰し」で実現している。そして秋田内陸縦貫鉄道としては2011年1月、なんと震災の2ヶ月前であった。
今回は阿仁合線を中心に紹介してみたいと思うが、なにせもう30年くらい前の話なので記憶的にどうなのか・・・的な部分があるが、ハッキリ言って私が地味に好む路線であったのでかなりの印象があった。

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(こちらは2011年訪問時の鷹巣駅である。私のような「湘南」にしてみたら、この景色は実に厳しい戦いであると感じる。本当にこの季節は現地の人にとって生活していくにも実に体力を要すると思う。)

そんなわけで私は五能線制覇後に乗車した奥羽本線の客車普通列車で鷹ノ巣に到着したのが午後3時近かった。15時26分発の阿仁合線DCに乗車する。8月という事は夏真っ盛りのため3時半・4時くらいでも全然昼間の感覚であるくらい明るい。とは言え、関東とは少々時差があると思うのだが、そんな事はあまり感じなかった。沿線各地では早速「蝉時雨」であるが、当時のDCでは冷房設備がないため窓を開けると更にその蝉時雨が倍増する感じであった。


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プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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