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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

第三セクター「野岩鉄道」出発進行!③

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とうとう私の自家用車で男鹿高原に来てしまう時間が到来してしまった。開通前の仮称は「越路」といったが、鬼怒川公園駅から車で約一時間弱ほどかかる。実は男鹿高原に来る前に龍王峡と湯西川温泉を先に訪問している。そちらの紹介は後程にさせてもらうが、男鹿高原へのアプローチは私の想像を絶する秘境地帯であった。
鬼怒川方面からの会津若松方面に向う道は恐らく一本であると思われるが、その国道(県道?)を只管行くと、やがて周囲が木だらけの典型的な山岳地帯の風景になる。その道からナビの知らせによる男鹿高原につながる別れ道に入った途端にファンタジーな風景に変化する

・・・果たしてこの場所にいていいのであろうか・・・


次々に不安になりそうな風景が目に舞い込んで来るとやがて一気に周囲が開ける。そう、男鹿高原名物「ヘリポート」が目の前に舞い込んでくる。そしてその先には未舗装道路に寄り添うように男鹿高原駅入り口が顔を出すのであった。

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国道から一本外れるとご覧の風景が舞い込んできた。この道は男鹿高原へ繋がる一本道として君臨しているが、緊急時のヘリポートへのアクセス道としても使用される。とは言えご覧の風景ではやや不安が・・・

駅前には車の駐車スペースは無く、少し先にすれ違い・Uターンスペースが出現し、駐車可能であろう佇まいであった。ただ、私が訪問したのは8月の上旬。秘境駅という事は、つまり大自然のナチュラルな空間に囲まれているという事だ。文明と呼ばれる空間はほぼ皆無に近い。すなわち、人間以外の生命体が数多く存在する事となる。しかも季節は8月。例年より遅い梅雨明けの知らせが届き、眠っていた小さな生命も待っていたかのように目を開きまほろばへと羽ばたくであろう。
そんな生命体のパラダイスにいきなり黒いボディのワンボックスが現れたら、小さな生命達は驚きを隠せず、中には我々を威嚇する者も現れよう。事実、私の車には無数の生命体が張り付いてくる。更に蜂的な飛生命が私を威嚇してくる。予め持っていた虫除けスプレーを最大限MAXに自身の身体へ噴射しながら車から駅ホームに向かった。

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男鹿高原訪問前に湯西川温泉に訪問した。その時に男鹿高原の写真が展示されており「よし、今から覚悟を決めて・・・」と気合を入れた。そしてついに・・・本当に自家用車で男鹿高原に来てしまった!突然上司にいただいた夏休みに、私は無駄にする事なく秘境駅に時間を費やした。とは言うものの、秘境駅=野性的なイメージなため、軽々しく軽装備で訪問してはならない。実際に、私の訪問時も蜂、その他自然界の生物が私を威嚇してきた。


「秘境駅」とはどういう定義があるのかは別にして、間違いなくこの駅は秘境駅であろう。駅を降り道を歩いても文明的な物はほぼ無いし、国道に出てもそこから歩いて集落や文明的な何かにたどり着くには多大な時間を費やす事であろう。
why何故にこのような場所に旅客駅があるのか、その意図を野岩鉄道本社に問い合わせたいくらいの雰囲気を醸し出す。かつて大きな集落があったが水没により無くなったとか的な理由は皆無であろう。
まぁ、レールファンという者はそういう場所に好んでやって来るわけで、理由などは二の次であろう。ただ、安易にこのような場所にやって来ると大自然の威嚇が容赦ない。事前調査や防御対策をしっかりとしなければ自身の寿命を縮めかねない場面もあるかも知れない。

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駅自体は普通の駅として何ら変わらない風景を醸し出すが、一歩外へ出ると・・・とんでも無い環境が我々を待っている。私は逆にそんな異次元的環境から駅に向かったため、ホームに降り立ったときは一種のオアシスに感じたほどであった。

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だが・・・駅周辺には周知の通りこんな施設しかないなんて、何となく駅の存在意義が問われるよねっ!って改めて肌で実感する。ちなみに計画段階でこの駅の駅名は「越路」という仮称であった。


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第三セクター「野岩鉄道」出発進行!②

思わぬ所から野岩鉄道に訪問する事になったが、考えてみたら物凄い場所に鉄道を敷設するのだなと中学年時代から思っていた。昔なら技術や経費などの面からかなりカーブが続く路線になるところであるが、完成後の現在では周知の通り高架や築堤、そしてトンネルが多く踏切も少ない、いや無い記憶だ。そして湯西川温泉ではトンネル内に駅があり、トンネルを出たらすぐに鉄橋みたいな事に象徴されるように、大自然の山岳地帯に対し、かなり己を貫いた線形となっている。しかも東京方面からの乗客を狙って電化され東武鬼怒川線と相互乗り入れをする辺り、国鉄時代の計画とは違ったイメージを感じる事ができる。

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鬼怒川温泉では折り返し用のホームがある。もちろん日本を代表する温泉のひとつであるため利用者は多く、特急を始め普通列車などの折り返しが多い。

そういえば、以前私はこのブログのどこかで、スペーシアを鬼怒川から延長して野岩鉄道へ乗り入れれば野岩鉄道沿線の温泉各地へのアクセスが向上するのでは?的な発言をした記憶がある。野岩鉄道開通以来その夢はなかなか実現しなかったが、今回の旅で新たな発見があった。
それは「リバティ」という新型車による特急列車であった。スペーシアとの併結で浅草や、時には新宿から野岩鉄道直通の特急列車が誕生したのであった。私はこの事実を今回の旅で現地で知る事になり、如何に今の私がレール情報に疎いか、この事だけでもおわかりいただけるであろう。だが、こうして違った形でも私の考えや夢が実現したのは嬉しい。次回は実際に乗車してみたいと欲もでてきた。

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今回の旅は人並みに観光でもしようと重大な決意をしたのだが、いかんせん、8月だったので野外は超サウナ状態。いや、熱中症などにならないかと心配だったのでコールドスプレーやコールドミストなど冷グッズ満載にして向かった先は・・・東武ワールドスクエアであった。近年には東武ワールドスクエア駅も開設されいっそう便利になった。

さて、今回は自家用車で現地に向かったが、やはり野岩鉄道沿線は手前に鬼怒川というメジャーな温泉街があり、今ひとつ地味な印象であろう。それでも湯西川温泉などは道の駅と一体化してなんとかメジャーになるべく苦労が伝わってくるのだが、川治温泉などのように駅前風景は割りと地味な雰囲気で、どちらかといえば「湯治場」「ファミリー向け」的な落ち着いた雰囲気を醸し出す場所も少なくない。だが、むしろそういった温泉街を求めるなら野岩鉄道沿線の温泉各地がお勧めであろう。現に若い世代の旅行客を今回の旅ではかなり多く見かけた。
ある意味湯布院的に女性客を狙い脱皮を図った現在のメジャーな姿になるよりも、現在の落ち着いた雰囲気を保っていただいた方が野岩鉄道「らしい」姿なのかも知れない。

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そして今回の駅訪問では野岩鉄道の中心駅でもある湯西川温泉にも訪問した。建設当時は「五十里湖」として仮称がついており観光の拠点にする考えであったのだろうが、現在では「ほっとスパ・ライン」の異名を名乗るほど沿線に多くの温泉が控えているのもあり、ここ湯西川でも温泉を売りにしたかったのだろう。ちなみにかつて湯西川にはスキー場もあった。

そんな事で今回の旅は鬼怒川に宿を押え、翌日に野岩鉄道を回る予定であったが、予定より時間ができたため宿に向かう前に野岩鉄道を訪問する事に予定を変更し、早速男鹿高原に向かった。


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第三セクター「野岩鉄道」出発進行!①

私が中学年時代に所属していた部活は「鉄道研究クラプ」であるが、そこで私が編集長で「駅」という季刊誌を発行していた。その季刊誌に私は野岩鉄道の記事を寄せている。確か1981年であった記憶だが、三陸鉄道に続き野岩鉄道が第三セクターで始動すると聞き驚いた記憶だ。たが全く私は信じられず、半信半疑のまま翌年発行の季刊誌に記事を載せるためペンを取った。その前に、野岩鉄道本社に資料請求をしたり社会科の地図でルートを調べたりと、本業である学業よりも忙しい日々を送っていた。

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川治温泉で撮影した野岩線普通列車。東武鬼怒川線と相互乗り入れをしている関係上、電車で運転されている。という事は電化されているという事である。計画当初はDCでの運転であった事を考えると私にとっては飛躍的に進歩した現在に映る。

元々野岩鉄道は国鉄時代の計画路線であったのは周知の通り。日光線の今市から会津線の会津滝ノ原(現在の会津高原尾瀬口)を繋ぐ計画であった。ただ、今市~新藤原間は東武鉄道と競合する事から、その競合部分はややクエスチョン気味な雰囲気であった。ただ、新藤原から先、会津滝ノ原まで繋がれば会津若松方面への選択肢が増える事になり面白い事になりそうだ。

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中三依温泉で偶然遭遇した「リバティ」の交換風景。本当に偶然の出会いであったが、この「リバティ」は野岩鉄道線内は各駅停車となる。という事は、後に触れる男鹿高原にも停車するという事になる!

時は過ぎ、私がレールファンから離れた頃の1986年に野岩鉄道は開通した。本当に開通したのだと驚いたが、レールファンから離れていても野岩鉄道には興味があり情報を集めていた。やはり東武鉄道とのドッキングであるのは当然の出来事であるが、なんと東武鉄道と相互乗り入れをし、更に電化されると聞いた。つまり会津滝ノ原に電車がやって来る事になる!これには驚いた。あの、典型的なローカル線の終端駅が一躍「🎵遥かな尾瀬~」の玄関口として島式ホームに生まれ変わるとは。これは凄い。しがも、その後会津線改め会津鉄道の会津田島まで電化され更にパワーアップするとは。ここまでやっていいのかというくらいの豪華な内容となっていたのだ。

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湯西川温泉ではホームまでの通路にご覧のような写真が展示してあった。後に紹介するが、湯西川温泉は道の駅と併設され、施設内にはなんと温泉もあり本格的!

さて、今回なぜ野岩鉄道を紹介する事になったのかというと、今回の旅が私の最新の旅だからだ。妻の足の怪我によりここ数年遠距離の旅が見送りとなっている中、首都圏近郊でも魅力的な場所は沢山ある。ただ、日帰り圏内だけに「いつでもこれるから」という概念がどこかにありなかなか一歩を踏み出せない部分は皆様も経験がおありであろう。
で、今回、夏期休暇をもらえるとわかったのが休暇の5日前!しかも8月の頭である。果たして「シーズン」というのに格安で豪華な宿などあるのであろうか?しかも一週間を切っている。たが・・・探せばあるものだ。昔なら宿に一軒一軒電話するか旅行会社にお願いするかだが、今はインターネット時代!リアルタイムで自宅に居ながら検索できる。

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スタートは下今市から。早速ご覧の「スペーシア」にお出迎えされた。

なんと格安物件が一軒!少々訳ありだが料金格安的な触れ込みで残りひと室!!とあったので迷わずクリック。8月の週末というのに平日の格安料金で旅籠を押さえる事に成功したのであった。場所は鬼怒川。昨年は伊豆だったし、では今年は北方面かな?と単純な考えからの閃きで速攻決定したのであった。そして「どうせ鬼怒川に行くなら」と野岩鉄道と東武鬼怒川線を併せて取材する決意をしたのだ。世界遺産にもなった日光よりも野岩鉄道!私の鉄道魂が久々に震えだしたのであった。


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ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

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