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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。⑦

広電を制覇した翌日の朝、今度は瀬野に向かい「スカイレール」を制覇する。「スカイレール」については以前にもこのブログにて紹介しているが、何たってこれは凄い❗と思うことがある。鉄道という乗り物の最大の長所であり特徴は「大量輸送」であるのだが、このスカイレールに関してはこの定義は当てはまらないであろう事である。一見して「ゴンドラ」であるが、やはりこれも「鉄道」である。そしてこのスカイレールは勾配には強いらしく、山の斜面を宅地化したようなみどり坂ニュータウンには、特にみどり中央付近の住民の方々にはとても有効な交通手段であろう。いずれにしても法規上は「鉄道」というカテゴリーにくくられている以上は、例え終点に用事が無くても私は「制覇」の名の元に乗らなければならない。

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これが噂のスカイレール。ほぼゴンドラ的なイメージであるが、一応法規上は「鉄道」である(もちろんゴンドラも鉄道の部類に入る)。

という事で、私はJR瀬野の改札を出た。するとどうだろう、我が地元、神奈川は江ノ島にある湘南モノレールにそっくりな軌道が早速山肌に貼りついている。しかもスティーブウィリアムスのバックドロップよりもかなりの急角度である。つまりこのニュータウンの交通手段はスカイレールが一番適しているだろう。。まさにスカイレールの特徴が十二分に発揮されたのではなかろうか。そんな思いで「天空の線路」を見上げた。

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瀬野駅前にあるスカイレールサービスの乗り場「みどり口」。ご覧の通り、駅前から既に急角度のレールが山肌に張り付いている。更に先に進むと更にとんでもない急角度になる!

車両は「鉄道」であるが恐らく連結などの作業は不可能であろう一両編成の単行列車であるが、定員は37名とウィキに記されていた。座席は前4席、後4席の計8席で、肌感覚では15~16名も乗ればフルハウスであろう。一応「鉄道」らしくつり革もあるが、やはり着席してみどり中央へ向かいたい。
途中駅は「みどり中街」のみで、次は終点のみどり中央であるが、両方とも住宅地にあり、観光名物や大きな商業施設があるわけでもない。つまり完全なるニュータウンみどり坂の住民のための交通手段であり、私のような部外者が立ち入る事はほとんど無いに等しいであろう「聖地」となっている。ただ、みどり中街より瀬野側に住んでいらっしゃる方々はあえてスカイレールに乗らなくても徒歩で5~10分程度で瀬野に着いてしまうためスカイレールをどのタイミングで利用するかに大きな決断を強いられる事であろう。

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振り返ると・・・スティーブウィリアムスのバックドロップ並みの急角度な景色が待ち受けていた!一気にこの高さまで登ってくる凄い鉄道なスカイレール!

さて、終点のみどり中央に着く頃にちょっと振り返ってみたが、とにかく景色が凄い角度だ!
まるで我が地元の湘南モノレールのようだった。だが、その比にならないくらいのバックドロップを喰らったような衝撃的な角度が私の後に展開されていた。
そして終点のみどり中央に着くと降車専用ホームより車両はまるでタイガーマスクのラウンディングボディプレスのように旋回し乗車専用ホームへと向かう。私は一旦改札に向かうが、降車専用ホームからの出口に改札は無かった。つまりフリー!切符の回収も無かった。そして駅前に降りたつと住宅街が一面に広がり、大きな商業施設や地元の名物を売りにするグルメ店等は無い。完全にみどり坂ニュータウンのために作られた、他に追随を許さない唯一無二の「短距離交通」なのである。

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終点のみどり中央では降車専用ホームで乗客を降ろすとその先のご覧の場所でラウンディングして乗車ホームに到着する。

かつて私の地元・神奈川は横浜に「ドリームランド」という遊園施設があった。そこには東海道線の大船までを結ぶ、通称「ドリームランドモノレール」があった。私が生まれる前に休止になってしまったので私は乗車経験がないが、それでも列車の通らないモノレールの軌道や、ドリームランド駅付近にある車庫に停泊していたボロボロに錆びた車両が生々しく放置され、子供ながらに一度は乗車して見たい気持ちが常にあった。ドリームランド遊園地への利用者とともに、ドリームランド付近に団地的居住施設「ドリームハイツ」を建設し、モノレールでのアクセスを売りに入居アピールをしていた。残念ながらモノレールは設計ミスにより故障や軌道に亀裂が入るなどの問題を起こし「モノレール史上最大の失敗」と言われ休止に追い込まれた。その後30年以上放置されている間の姿を見ながら文字通り、ある意味復活の夢を見続けていたのだが、2004年に正式に廃止されるまでの間に復活する事はなかった。
みどり坂ニュータウンでは、遊園地こそないものの、スカイレールがしっかりとした設計の中住民の足となってしっかりと頑張っている。私の見る限りでは当時のドリームランドモノレールよりも軌道や橋脚が重厚な設計のイメージであった。もちろん規模も距離もドリームとは比較できないが、なぜかスカイレールの走る姿が頼もしく映った。もしかしたら一般的にこのスカイレールという鉄道はマニアックな話題かも知れない。しかしながらなぜか私の胸の奥には「制覇」のみでは語れない何かが胸に深く刻み込まれた気持ちがした。
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広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。⑥

広島市内で一夜を明かし翌日は朝から路面電車と広島高速交通、つまり新都市交通を制覇し1日が終わる日程となっている。そう、広島の路面電車を制覇するにはやはり約1日が必要となってくる。それだけ複雑かつ営業キロが長いということであるが、まずは広島「駅」から一番長い距離の宮島口までを制覇することにした。市内から路面電車で宮島まで行く。これは素晴らしい事だ。モータリゼ-ションの世の中で、公共の、しかも路面電車で「世界遺産」に向かうとは、実にワクワク震えが来るような新鮮な気持ち他ならない。もちろん一部では専用軌道も走るが、それでも雰囲気満点であろう。しかも宿に連泊のため必要最低限の所持品で済む。身軽でありながら鉄道路線制覇路線をまたひとつ増やしながら観光も楽しむ私であった。

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世界遺産となった宮島への玄関口・宮島フェリー乗り場は、シーズンになれば「青春18」でも乗れる。約10分ほどので宮島に到着するが、海に浮かぶあの鳥居の風景が近付くにつれ胸が高鳴る思いである。

残暑厳しい宮島を後にして、再び広島の路面電車制覇に乗り出す。のはいいのだが、江波や土橋、本通りなど、馴染みのない駅名ばかりでどう制覇していいのか迷ってしまう。国鉄→JRであれば得意分野であるのだが、いわゆる「私鉄」の全線制覇は近年に目指した課題であったため、新しく覚える駅名の位置関係がなかなか掴めないでいた。いや、こうして実践を重ねる事により新たな知識を蓄えればそれでいいではないか。わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。そんなコピーが出てきそうな今回の旅である。

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かつて大阪市内を走っていた900形が現在は広電で活躍するが、ウィキによると「建造から60年近くが経過しており、特に足回りは大阪市電1001形から数えると90年以上に達する。これに伴い、1000形の導入によって本格的な廃車が始まり、2020年12月現在は913のみの1両が残り、広島電鉄で一般運用を行う車両の中でも古参である。」と記されていた。つまり、写真の車両は既に広電から退いていることになる貴重な一枚となった。

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そしてこちらの750形であるが、写真の763も2014年に廃車になったらしく、こちらも貴重な一枚となってしまた。

広島市内の路面電車では、わずかな知識の元「宇品ってどこ行った?」的な思いもあったが、本町付近のデルタ線をどうするかというテーマもあった。宇品→広島港というのは納得材料であったが、デルタΔ地帯を漏れなく丁寧に処理するかどうか…結論から言うと「丁寧に処理する」であった。逆に、そうでなければ全線制覇にはならない。つまり小田急の新松田と松田の関係のように、わざわざ「あさぎり(現在はふじさん)」に乗りJRと小田急の短絡線も制覇しなければ自身が納得しないという事だ。だが、何せ広電は初めてなので事前にしっかり計画をしておかなければならない。私は隈無くチェックを入れ本町より「新都市交通」の乗り場に向かった。

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そしてこちらは現在も活躍する3800形。ウィキによれば「路面電車である市内線と鉄道線である宮島線を直通運用出来る車両で、床面高を780mmと従来より低くしている。」と記されているスグレモノであるが、現在、写真の3806は市内線専用になっているらしい。

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そしてこちらは昨年の2020年に廃車になってしまった3004。かつては西鉄の北九州線や福岡市内線などで活躍していた懐かしい車両である。

ところが、この乗り換えが暑い!8月も終わりに近付いているのだが、残暑厳しい中でのりかえはダメージが蓄積する。某レスラーのように、流れる汗を人差し指でワイパーしながら新都市交通の改札をくぐり抜けた。
さて、これより新都市交通に乗るのだが、路線名は「広島高速交通」である。「高速」であるかどうかの判断は皆様に委ねるとして、この新都市交通の概念というか定義については定まったものが無いらしく、解釈が幅広い。主にモノレールやゆりかもめなどがそのカテゴリーに属するが、広島高速交通については兵庫県にある「ポートライナー」がパイオニアだった記憶である。ポートライナーといえば1981年に開催された万博「ポートピア81」で、私も当時は座席臨時急行銀河に乗り今考えてみれば人生初の友達同士による宿泊付きの鉄道旅として参戦した。関西方面では117系がデビューして間もない時期であり、斬新なクリーム色の中央にある「新快速」の表示がやけに新鮮であったのがとても印象的であった。その117系も現在では終焉の時期にあるとは時代を感じる。

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広島高速交通の終着駅・広域公園前。ここから更に延伸計画があるのだがコストの関係から単線での延伸が具体化しているのだが、開業予定等の具体的な発表がされていない。

さて、広島高速交通(通称・アストラムライン)は広島市内を逆Uの字状に走るが、途中で新白島で山陽本線に、そして先述した大町で可部線と連絡する。そして終点の広域公園前からは西広島までの延伸計画があり、これが完成すると本当の意味での「“逆さのU字型”路線の完成」としている。コストの関係から単線での開業予定としているが、いずれにしても地元の方にとっては非常に便利になるであろうアストラムラインの未来像である。
「高速交通」に揺られながら窓を眺めていたら、ふとかつての記憶が車窓に写し出され、昨日の事のように、そして少年のように胸の高鳴りを感じていた。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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