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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

蝦夷からアイヌへ、アゲイン 広尾線④ 愛国

aikoku (2)

一大ブームを巻き起こした元祖・縁起切符の「愛の国から幸福へ」でお馴染みの愛国であるが、昭和生まれの方なら一度は耳にした事があるであろう。ただ、私でさえ小学校低学年であった記憶のため、むしろ私より先輩方のほうがより深く体験している事と思われる。
ただ、愛国も後述する幸福も、どちらも無人駅だったので、切符などの販売・管理は隣の大正が行っていた記憶だ。ただ、その大正も「たいそう幸福」という怪しい文句でブームに便乗していたという記憶はあるが、私の知る限りではバイプレーヤー的な位置での活躍しか記憶に無い。

aikoku (1)

それはともかく、現在も残る愛国の駅舎であるが、実はそのブームによる恩恵で1978年頃に立て替えられたものである。もちろん何度もメンテナンスや改良もなされたと思われるが、あのモダンな駅舎は当時の象徴として現在まで残されている。
愛国の現役時代の利用者は、乗車人員のみでカウントすると1日平均700人を超えており、沿線の人口などを考えたらまずあり得ない数値であるため如何にブームが凄かったかが伺える。

aikoku (8)
これが愛国の駅舎であるが、何と殆ど国鉄時代のまま残されていた。というより、今の時代でも古さを感じさせないのは縁起切符のお陰で国鉄時代に駅舎を建て替えたからであるが、昭和50年代でこれだけの設計がなされたのは相当の衝撃であったろう。

という事で「赤字ローカル線」という単語も恐らくこの頃からブームになった記憶であるが、やはりブームは一時的なもので根本的な赤字解消の決定打となったわけではなく、その後広尾線自体も廃止されてしまった。そして愛国と幸福の両駅もこの世から姿を消したのであった。
ただ、公式には姿を消したが、観光用として現在もご覧のように駅舎自体は保存されているのでこうしていつでも会いに来る事が出来る訳だ。こうした昭和の記憶を新しい世代に少しでも体感してもらえたら実に嬉しい。特に「国鉄」という単語を!

aikoku (3)
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そしてホームへ出てみるとご覧の機関車がお出迎えしてくれた。ただ、私の知る時代はDCだったので絵的にはややアンマッチに感じるが、それでも雰囲気充分!

さて、ブームとは別の視点から見た場合の愛国であるが、ブーム以前は列車交換が出来る2面2線の駅であった。しかしながら私の知る愛国は既に棒線化され交換設備は外されていたが、レールは側線的なイメージで残っていた。その名残を現在でも感じる広い構内は、地元の幼稚園児などのちょっとしたお出かけ的な行動には持ってこいの場所になっている。
後述する幸福ほどの派手さはないが、今でもあの当時を思い出させてくれる愛国であるが、これからも憩いの場として第二の人生を送っていただきたい。私は見守る事しかできないが…


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aikoku (10)
駅舎の中は現役時代の面影がたくさん詰まっていた。もし広尾から先襟裳経由で様似まで繋がっていたらこの愛国でも交換設備が復活しタブレットの交換風景が見られたかも知れないが・・・


aikoku (11)
時刻表は恐らくリニューアルされたものであろうが、列車本数は晩年の広尾線を再現したものであろう。この時刻表に「襟裳」「静内」などの行き先があったらどんなに素晴らしい事であったか・・・

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公園らしく変身していたかつてレールがあった場所は、未来の日本を背負う若人が戯れていた。君たちもそう遠くない将来、人生の船旅において数々の荒波に揉まれるであろう。そんな場面でこの地を思い出した時、この駅の偉大さを知るのかも知れない・・・

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リアルタイムを体験していないであろう世代がジェネレーションを超えて「愛の国」へやってきた。行き先はもちろん「幸福」へ・・・

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「この木何の木?」気になる木である。見た事もない木であるから、恐らく見た事もない花が咲くでしょう・・・


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コメント

こんばんは。
2005年のGWに、マイカ-で北海道を訪れ、道内最終日に愛国駅と幸福駅に立ち寄りました。いずれかの駅に旧型気動車が保存してあったことを憶えていますので、それは幸福駅の方だと思います。投稿画像を見る限り、訪問時より整備が進んでいるようで、今でも帯広近郊の人気観光スポットであることは間違いなさそうです。
現地で購入した「愛国から幸福ゆき」の硬券は、今でも大切に保管してあります。

Travelking様

コメントありがとうございます。

「愛国から幸福」の切符が世代を超えて令和の現在もまだまだ根強い人気があるのには驚きます。しかしながら「マイカーで」北海道とは凄いですね。相当の冒険になったと思います。都市間同士で距離があるため移動も一苦労ですよね。

私のマイカーによる最長距離移動は八戸です。東名高速の厚木インターより8時間半くらいかかりました。なぜ八戸か?というと、恥ずかしながら、当時付き合っていた彼女が「仕事辞めて田舎へ帰る」という事になってしまい別れてしまいましたが、その後に「追いかけた」という事です。

行きよりも帰りの方がとても長い道のりに感じてしまったのは・・・という表現になるという事をお察し頂ければ幸いと思います。
しかしながらまだ「ガラスの」10代でしたので免許取り立てです。そんな自分がよく高速に8時間ものって行ったものだと自分でも関心してしまいます。しかも八戸自動車道が全通しておらず、軽米辺りで一般道だったので余計に時間がかかったという事です。

北海道も最近は高速道路がかなり発達して来たため、JRも競合が増えて競争がますます激しくなりますね。
コメント頂いた「気動車」は次の回で出てきますよ!

愛国駅、現存しているんですね。
我々の世代ですと、鉄道に興味のない人でも知られていた存在でしたね。
あと、横レスっぽくて恐縮ですが…
私は昭和の時代に自動車で日本一周をしています。親の初代アルト47万円で、ほぼ車中泊でした。ほぼ2ヶ月かかりました。
今ならナビで銭湯やコインランドリーが検索できますが、あの頃は現地走行中に発見したら即利用というパターンでした。
今はおとなしくなりましたが、それでも年間5万キロは走ります。
最低でも30万キロ走ってから買い換えるパターンです。

にわか者様

コメントありがとうございます。

愛国はもちろん廃止されていますが建物自体は幸福と共に現存されているのが嬉しいですね。しかも我々が知る「国鉄」ですから。

しかしながら・・・鉄道ならまだしも、自家用車バージョンでも日本一周とは!素晴らしいですね。
昔「リヤカーマン」ってテレビで放送してまして、リヤカーを引いて世界一周する冒険家の話を放送してましたが、私たちもある意味同じような事をしているのかも知れませんね。

現代シーンとは違い私たちが若い頃は全てがアナログのイメージでしたから、銭湯を探すのも本当に一苦労でした。私の場合は既にご承知のように車窓から煙突を探して銭湯を見つけるパターンでしたし、宿も「民宿ガイドブック」みたいな本で片っ端から探したりしていた時代ですから、現在は本当に便利になりました。

リヤカーやマイカー、そして鉄道など、形は違えどやはり皆「旅が好き」というベースがしっかり根付いているという事で共通事項ですね。

しかし30万キロも乗っている自動車・・・って凄いですね。私はトヨタ・スープラで、13年乗って20万キロ(中古なので5万5千キロスタート)が最高でした。

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ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

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