fc2ブログ

鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

西遊記⑩

普通列車での制覇となった智頭急行であるが、やがて姫新線との交点でもある佐用に着いた。智頭から別れ暫く山あいの中を走っていたため佐用に着くと一大ターミナルに感じる。
佐用では姫新線と連絡しており文字通り姫路から津山を結ぶが、「白うさぎ」はわざわざ上郡経由で佐用にやって来る。もちろんその理由についてはご覧の皆様の方がよくご存じであろうが、せっかくの「陰陽連絡」である姫新線を使わないのはややもったいない気がする。

PIC_0677.jpg
智頭急行では駅名標の撮影しかできなかった。というより、制覇の証として起点駅と終点駅の駅名標を収める事はもちろん、途中駅の駅名標も収める事にしている。だが、こうした個性あふれる駅には改めて訪問する必要がありそうだ。現在は桃色に染まっている恋山形もそのひとつ。

本竜野や播磨新宮など利用者もそれなりにあって、なおかつ高速化事業も完成しているので佐用までは姫新線経由もおもしろいであろう。しかしながら、やはりせっかく智頭急行を敷設したのだから上郡経由も大いに活用したい思惑もあるであろう。もちろんスピード面では智頭急行が圧勝であるため、というよりそうした目的で敷設されたのだから一般的には当然ながら活用するのが当然であろう。ただ私の場合、陰陽連絡のスピードを気にする旅ではない。そこにレールがある限り、制覇する宿命を背負っている以上、陰陽連絡の目的は二の次になってしまう。制覇したら自動的に「連絡している」という事になろう。

PIC_0682.jpg
そして智頭急行の中間駅を代表する駅である大原。周囲は山に囲まれ静寂な雰囲気を醸し出している。利用者はそれほど多くはないが、車庫などの設備があり智頭急行の要衝駅となっている。

そういえば私は北越急行を「はくたか」で制覇している。私が中学生の頃はまさかほくほく線が本当に開通し、そして特急列車が走るとは思っていなかった。しかしそれは実現し、暫くの間北陸方面への近道として活用され多くの乗客に貢献してきた。
もちろん、将来的に北陸新幹線開通後の経営的な部分も初めから計算され視野に入れていたので大きな混乱も無く現在に至っているのであろう。ただやはり、私の個人的な考えではほくほく線は特急列車での制覇だけではややもったいない想いだ。北越急行も、もともとの目的は「スピード」であって、会社名にもその想いが込められている。なのに私はあえて北越急行を普通列車で再訪したいとは、何ともひねくれ者ではないか。何となく世間に対し申し訳ない気持ちになる。しかしながら、そんな思いもあり今回の智頭急行訪問は敢えて普通列車にしたのだ。

PIC_0684.jpg
何となく人名的な駅名が多い智頭急行であるが、中でも歴史上の人物そのままは珍しいであろう。会社名にも冠されている通り「急いで行く」を売りにしている智頭急行であるが、普通列車でしか巡り会えない魅力的な風景も沢山ある。今回の旅は「智頭鈍行」で良かったのだ!

そして終点の上郡に着いたが、山深い中にありターミナルという印象には遥か彼方に遠いイメージであった。山陽本線の上り列車に乗り帰郷するわけだが、やたらホームが長く、乗り換えるという作業のはずなのにかなりの運動量になり、普段は運動不足の私にはかなり健康管理に貢献した事であろう。
国鉄時代には割りと地味な存在であった上郡であるが、JRになり智頭急行が開通してからはかなりそのポジションも変わった。ただ、変わったのは鉄道設備など鉄道運用の都合に関する事が殆どであるが、上郡の街自体は恐らく昔の静寂な雰囲気を醸し出す素敵な街として現在も進行形であろう。

PIC_0691.jpg
智頭急行のもうひとつの要衝駅となる佐用。姫新線との接続駅となるが、特急列車がやって来るようになって大きく変化した。姫路へは姫新線でも智頭急行でも行けるが、智頭急行の場合、普通列車なら上郡で乗り換えが発生するため姫新線の方が便利であろう。ただ、佐用の利用者にとっては選択肢が増えますます利便性が向上した。

相生を過ぎ姫路に着く頃にはそろそろ昼間の食事が気になる時間となってきた。もちろん所持しているきっぷは「18」のため乗車できる列車が制限されてしまうが、本日の到着予定地は神奈川である!つまり普通列車のみで帰郷するわけだ。私はこの時点で「西日本」と呼ばれる日本国土の左半分の地域にいる。姫路から新快速などの速達列車を利用させてもらうが、当然ながら新幹線を利用するのが一般的なため、ここからは己との戦いとなる。直通で東京行きの普通列車が姫路からでていたら早速乗車しているであろう。しかも583系の運用であったなら尚更新幹線など利用せず、いや、振り向きもせずに乗車している事であろう。もちろん自由席で寝台がセットされている状態の列車であるが・・・そんな夢のような事を頭に描きながら、姫路のホームでわずかな待ち時間にたぬきそばをすすっていた。


FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

智頭急行の特急は京都や岡山を出て、上郡から智頭を目指しますからね…
しかも、JRの因美線の時刻表に、まるで我こそはJR路線である!かのごとく出てくるとは…
その一方で、因美線の津山ー智頭は下段へ追いやられという、ぞんざいな扱いを受けております💢
因美線は津山ー鳥取で表記すべきです💢
いや、岡山ー津山の津山線とセットで表記すべきです💢
栄光の旧国鉄路線である因美線に対する屈辱的表記、決して許される行為ではありません💢
そもそも岡山から鳥取を目指すのですよ。
なんで上郡みたいな僻地←大変失礼しましたm(_ _)mから鳥取を目指すのか💢💢💢
ナウでヤングな今どきのテツには、私の怒りはご理解いただけないかと思いますがね…

にわか者様

コメントありがとうございます。
陰陽連絡に関しては、恐らく昔から永遠のテーマだったと思います。太平洋側と日本海側との移動にはどうしてもその狭間にある大きな山脈を乗り越えなければなりません。

既存の路線を活かす事などで建設費を考慮した結果が現在の姿だということになりますが、因美線や姫新線と重複させてまで智頭急行を敷設したのは何かしらの思惑や意味がある事でしょう。

ただ、上郡は私も静かな街だろうと思っていたら、意外にも拓けた感があり、太川陽介&蛭子能収コンビの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ではかなり素敵な宿泊施設も登場するので、一度下車してみたりしたら新たな発見がありそうですね。

ただ、姫新線や因美線をもっと改良すれば陰陽連絡の意味や活用も広がってくると個人的には思いますが、いかがでしょう。

掲載された本は忘れましたが、たぶん旅と鉄道だったかと?
時刻表の掲載箇所について、第3セクターの鉄道会社が国鉄のページに掲載されているのと、私鉄のページに掲載されているのがあるのはどうしてですか?←記憶が曖昧です…こんなような質問があったのを読んだことはありますか?
あまり興味もなく、回答も全く覚えていないんですが、今回の智頭急行がJR路線に割って入り、本家の因美線の一部が別段に記載されているのを見て、ふと思い出した次第です。
もしかしたら私の勝手な脳内変換が発生し、全く違う内容だったかもしれません…

Re: にわか者様

コメントありがとうございます。

なるほど、時刻表の三セクに対する扱い方みたいな記事は私も僅かながらに記憶にあります。恐らく「旅と鉄道」と思われ、比較的新しい部類で種村直樹氏の晩年頃だった気がします。

同じ頃にJRの美祢線に対する扱いについても種村直樹氏に質問されていた記憶です。平成生まれの質問者が美祢線はなぜ地方交通線でなく幹線扱いなのか?みたいな内容でした。我々はその事情については質問するまでもなく既に知識として明確なものがありますが、平成生まれの質問者は幹線扱いの美祢線が実に不思議でならなかったのでしょう。

ただこの頃の、いわゆる「汽車旅相談室」は、国鉄時代のようなかつての華々しさやイキイキさが感じられず、種村氏もやや精彩を欠いていたイメージでした。
そんな事からにわか者さんの印象が薄いイメージとして記憶の片隅にあったのではないでしょうか。

我々がもし時刻表の三セクに対する扱いについて回答しろと言われた場合、何となくはわかっているものの、明確な定義や基準は全くわからないですね。
智頭急行やほくほく線等はもともと国鉄が特急を走らせるために計画していたものですから、JRの特急が通るのに、三セク部分だけ巻末方面に記載されていてはやはり不便ですよね。
三陸鉄道や由利高原鉄道等は国鉄時代からの延長線上としてJR側のページに記載されている…そんな回答だったような気がします。最後に時刻表の編集部が決めているような趣旨を付け加えられていたイメージでしたね。

そうそう、そうでした。
質問者が例にあげたのは、三陸鉄道だった記憶があります。
実はその本を探しているのですが…見つかりません…
私は購入した鉄道系の本は一冊たりとも捨ててはいない(ハズ?)なので、家のどこかにはあるハズなのですが…何故かみつかりません…
もしかしたら、立ち読みだったのか???
もしも
見つけましたら、種村氏の回答をご紹介しますねm(_ _)m

にわか者様

コメントありがとうございます。

コメントいただいた件、実は私も気になり本棚をあさってみたのですが・・・結果として見つかりませんでした。
ただ「旅と鉄道」というのは明白だったのでナンバーを確認してみると、150号以降では汽車旅相談室自体がなくなっているので、それ以前のナンバーで、100号以降と思われます。

汽車旅~がなくなってしまった「旅と鉄道」は、何となくバラの無い花屋さんみたいなイメージですが、インターネットが発達した現在、はがきや手紙などで質問を送り雑誌に紹介してもらったり直接回答を頂いたりするという事自体が前近代的な手法ですので、いずれにしてもフェードアウトするか、質問をインターネットやSNSで募集するような形に変化していったであろうと思われます。もちろん、種村氏にわざわざ送るよりも直接鉄道会社のホームページへ確認作業をする方が一般的だと思います。

しかしながら、旅鉄の記事内容は懐かしいものが多く、相談室よりもそちらに目を向けてしまいそう、いや、目を向けてしまいましたね。
特に寝台特急の記事は俄然興味をいだいてしまうので、あの頃の「あゝ上野駅」が再び訪れると我々も一気に萌えてしまいますね。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/1089-84b3cf2a

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村

最新コメント

最新記事

カテゴリ

新年のご挨拶 (11)
相模線 (45)
西寒川駅 (7)
管理人のひとりごと (32)
時刻表の旅 (9)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (25)
サボ (2)
駅訪問 (41)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (2)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
機関車 (5)
SL (3)
快速列車・普通列車 (17)
奥久慈風っこ号 (6)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (26)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
廃止路線 (118)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (8)
深名線 (4)
幌内線 (2)
広尾線 (7)
万字線 (3)
湧網線 (1)
天北線 (4)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (7)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
三江線 (35)
岩泉線 (5)
十和田観光 (1)
東武鉄道熊谷線 (2)
ドリーム交通 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
青春18きっぷ (58)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
2008年夏<青春18> (7)
2009年夏<青春18> 広島 (11)
2010年<青春18>+伊賀鉄道+近江鉄道 (6)
周遊券・フリーきっぷ (110)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (36)
1983年・秋<北海道ワイド周遊券> (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
2013年北陸 (1)
JR北海道 (101)
宗谷本線 (34)
根室本線 (1)
石勝線 (16)
石北本線 (7)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (18)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (8)
JR東日本 (51)
東海道本線 (1)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
篠ノ井線 (1)
磐越西線 (6)
中央東線 (2)
白新線 (1)
弥彦線 (2)
上越線 (7)
JR東海 (27)
中央西線 (2)
身延線 (3)
御殿場線 (2)
飯田線 (13)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (61)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
美祢線 (2)
山陰本線 (8)
因美線 (5)
可部線 (7)
播但線 (1)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (76)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (5)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
東武鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (8)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (4)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
しなの鉄道 (2)
上信電鉄 (4)
上田電鉄 (1)
いすみ鉄道 (4)
ディズニーリゾートライン (0)
アルピコ交通 (1)
富士急行 (2)
私鉄西日本 (129)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (2)
岳南電車 (11)
遠州鉄道 (12)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (2)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名古屋鉄道 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (10)
近畿日本鉄道 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)
静岡鉄道 (16)
水島臨海鉄道 (5)
養老鉄道 (2)
智頭急行 (1)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Template by たけやん