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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

題名の無い鉄道旅 part1 ばんえつ物語号①

「物語」と言っても竹取物語や「何じゃコリャ~」で有名な某俳優が演じていた探偵もののドラマでもない。今回は新潟方面から福島方面へ向けて走るSLの物語である。
2007年にレールファンを復活させた私は、国鉄時代の末期に開催されていたキャンペーン「いい旅チャレンジ20000km」で制覇しきれなかった路線制覇に向け多忙な日々を送っていた。と言っても勝手に多忙にしているだけであって、ほぼ毎日制覇計画を立案するために時刻表が愛読書になっていただけである。

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JRになってからの改造では無く、国鉄時代に改造された車両もJRになってから活躍していたものもあった。寝台特急から普通列車に変身した画期的車両であったが、主に交流区間での活用が多かった。もちろん交直両用なので北陸本線などの活用は大いに有効であるが、元々座席特急としても設計されていたため、リクライニングこそできないものの、普通列車の活用としてはゆったりしておりかなり贅沢な乗り心地であろう。

国鉄からJRに変わり多彩な列車が登場したが、イベント列車等は意外にも国鉄車両を使用する場合が多かった。つまり、古くなった国鉄車両を改造して延命し、再利用しているわけだ。今回紹介する「ばんえつ物語号」もSL型の臨時列車であるが、牽引される車両はなんと12系の改造車であった。12系といえば、かつては客車急行などで活躍したが、後にリクライニングできる14系に置き換えられたり、また、急行そのものがフェードアウトして活躍の場面が少なくなっていった。そしてJRになり、やがて客車そのものがフェードアウトしていき現在に至っているが、臨時列車などで使用されながら生き残っているという事は、それだけでも嬉しい材料である。

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こちらは「奥出雲おろち」であるが、ご覧の通り牽引されている車両は国鉄時代の12系車両を改造したものである。こうして第二の人生を送っているものの、日数の経過とともに老朽化が進み、やがてフェードアウトしていくものも少なくない。実在しているうちに体験しておくのがベターであろう。

そうした車両は「SLやまぐち号」や、わたらせ渓谷のトロッコ列車など、多彩な形で国鉄を楽しめるわけだが、今回は未制覇路線であった磐越西線の喜多方~新津を制覇するわけである。たが、私がかつて全国を駆け巡っていた当時の国鉄時代には考えられない事がおきており、なんと、磐越西線にSLが運転されているというのだ。正直いって私はSLにさほど興味を示さないが、鉄道知識には全く明るくない妻も同伴する事だし、せめて観光気分でも味あわせないと後でクレームが来そうなので、私は新潟よりSLに乗るための行程作りに少々時刻表とにらめっこの日々が続いた。

CIMG0748.jpg
そしてこちらは無煙化後に復活した、いわゆる動態保存の元祖・大井川鐵道に対し、こちらは「本家」やまぐち号である。こちらも牽引車両は国鉄時代からの車両を使用しているが、長年にわたり一般にも認知されており、大井川鐵道とともに観光度がかなり高い。

SLというと先述した「SLやまぐち号」が一般にも浸透しており有名であるが、SLを運転するとなるとターンテーブルが必須となってくる。SLを磐越西線に走らせる場合、もちろん会津若松には昔からあったであろうが、新潟は…恐らく沼垂辺りにあるはずだろうと勝手に想像していた私である。もちろん新潟なら新幹線との連絡もあり大きな需要が見込める事と、会津若松からは福島へ抜けれぱ東京方面へとリターンできるし、会津鉄道などを経由すれば湯西川温泉や、更にその先の鬼怒川方面へと道が開ける。当然ながら新潟では万代橋や、日本を代表する米処としてのグルメも楽しめよう。
大きな夢を乗せた「ばんえつ物語」は、私の頭のなかで、いや、時刻表上の数字の羅列の中で大きな汽笛を鳴らし始めた。


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コメント

近場の旅

 僕は、横須賀線逗子をスタートとして、休日おでかけパス等で日帰り旅行を楽しむ日があります。
これまでに、成田山新勝寺や、木更津證誠寺、中央本線の範囲である大月から岩殿山へのハイキング、相模線沿線の寒川神社に向かいました。
観光名所の散策は勿論、付近の飲食店にて、ビールや冷酒も楽しみ、いわゆる、昼呑みと呑み鉄でもあります。
僕は、旅行中は、弊社の制服(工場の作業服)を着用しております。

Yoichiro-Honda 様

コメントありがとうございます。

逗子がスタートとは、始発もありますし、非常に利用しやすいですよね。JRになってから使いやすいフリーきっぷも増えて、特に神にまつわる数々の名所を訪問なさていらっしゃる様子ですね。

寒川神社にもいらしたという事で、相模の国・一之宮の元在住者として光栄に思います。
ご旅行中の衣装にもこだわりがあるご様子ですが「昼呑み」「呑み鉄」とは羨ましい限りです。

寒川神社ですと最寄りが宮山になりますが、寒川駅付近の方が町の中心として機能しておりますので個性的な飲食店も多いです。
ここに店名を記すのはむつかしいのですが、かつてボクシングで活躍し、現在は個性的なキャラクターで人気の某・元プロボクサーの名を屋号の一部に取り入れているお店もありますよ。

昔は確か酒屋さんが何かだったのですが、酒類提供の飲食店になり、レトロな佇まいで雰囲気最高です。

近年では夜行列車もほとんどなくなってしまい、ある意味旅の選択肢も若干減った感もありますが、まだまだ未知の素敵な場所・素敵な列車があると思います。どうぞ、これからも素敵な旅をなさってください!

磐越西線と言えば、我々の世代としては旧客ですかね?
私は電化区間、非電化区間とも旧客で乗りつぶしましたよ。
ばんえつ物語は、何度か撮影に行ってます。
なかなかうまく撮れませんがね…😢

にわか者様

コメントありがとうございます。

私の場合、磐越西線の非電化区間制覇はこの時が初めてですが、喜多方~郡山と磐越東線は旧型客車での制覇でした。

例の東北の旅での制覇ですが、上野から急行「ときわ」に乗り平(現・いわき)で乗り換えて磐越東線から磐越西線と乗り継ぎ、喜多方で日中線に乗り換えるルートでした。つまり熱塩まで旧型客車という訳ですね。

磐越西線だとどの辺りでの撮影になりますかね?といってもここで公表してしまったら他の人も殺到してしまう可能性があるので、基本的には撮影ポイントというのは人には教えたくないですねよね。私の場合は駅ホームからの撮影で満足してしまうので、ご覧のような写真がほとんどですが・・・

日中は走らない日中線ですね。懐かしいです😭
もちろん私も乗りましたよ。
全便が旧客という、当時でも珍しい路線でしたね。
他には清水港線や和田岬線、室木線ですかね?
あと撮影地については、近年はネットの普及で便利になりましたね。サイトを開けば作例の他、懇切丁寧にアクセス方法が書かれていますし(^_^;)
さらには現地に行かなくてもグーグルマップ等で、だいたいの予想がつくようになりましたからねぇ…
でも一度でも雑誌やネットに紹介されれば、皆さんがそこに集中するようになり…
私のカキコによく登場する高校生時代に北海道で出会って以来のテツ友の家の近所なんですが、とてもよい撮影地があります。
いつ行っても誰もいない撮影ポイントだったんですが…
ある時、某プロカメラマンが撮影地ガイド本で紹介し、それを見た連中がネットに情報をばら撒いた結果…
185系踊り子末期の時は、多くのテツが押しかけまして…大変な騒ぎだったようです…😓
彼に「絶対にここのポイントは他人に言ってはダメですよ!」と言われ、頑なに守ってきたのですが…
情報社会では、秘密の撮影地なんてありえないのですかね…

にわか者様

コメントありがとうございます。

「日中は走らない日中線」はコロタン文庫でしたっけ?会津若松から喜多方までえらい混んでて立ち席でしたから、日中線に乗り換えた時はバッチリ座れたのでラッキーでした。

室木線は晩年にDCになってましたね。それまで客車で運用していたのが不思議なくらいですが、旧型客車時代の室木線を体験できたのは貴重です。室木線にあった鞍手が、現在は筑豊本線に登場して、室木線が無くなった現在でも鞍手の駅名が残っているのも感慨深いです。

ところで撮影地に関しては、現在の情報社会において隠したり秘密にする事は困難ですが、逆にプロレスラーに関しては、例えば覆面レスラーは完全に正体を公開した上で正体を秘密にする事である種のギミック効果を狙っているパターンが多いです。

一番有名で一般的なのは獣神サンダーライガーです。
正体は山田恵一というレスラーですが、永井豪のプロレス漫画のキャラクターであるライガーに変身する際に「山田は死んだ。リバプールの風になった。」と会見してからライガーとして再デビューしました。今でも名言としてプロレスファン代々に語り継がれています。

全く関係ない話で申し訳ありませんし、撮影地を公開した上であえて秘密にする意味もありませんが、やはり撮影ポイントは邪魔されずに独占したいですよね。

室木線ですが、DCになっていたんですね…
私は旧客時代に乗車しましたが、DC時代に乗られた方はかなりの少数派ですかね?
ところで、永井豪のプロレス漫画ですが…これは知らないですねぇ…以前にもカキコしましたが、アステカイザーなら知っています。
あと、こちらの地方では、土曜日だったか?の夕方に女子プロレスの番組がありましたよ。
私は全然詳しくないのですが、仲良くしてくれた女のコが女子プロレスのファンでして、その番組を見てみてと言われて、何回か見たことがあります。
青山とかいう女子プロレスラーがいましたか?
その人のファンとか言っていた記憶があります。
まぁ、自分が一番記憶にあるのは、以前にもカキコしたモンスターリッパーなんですがね(^_^;)

にわか者様

コメントありがとうございます。

女子プロレスで青山と言ったら恐らくトミー青山だと想います。ビューティーペア全盛時代の頃で、コメントいただいてるモンスターリッパーと共に既に他界されてますね。

私のブログては、廃止路線や廃止された列車の事を「リバプールの風になった」と表現しますが、つまりライガーの発言が由来となっているわけです。

そういえば旧型客車の運用では倉吉線も確か旧型客車で何本かありましたよね?途中の打吹までの運用だったと思いますが、1両か2両で運転されていた記憶です。

早速トミー青山なるプロレスラーを検索してみましたが…私の記憶の中にある容姿と何となく違うような…
とは言え、もう40年前の話ですし、自分が興味あっての記憶ではないですからねぇ…
それにしても、亡くなられていとは…
以前モンスターリッパーが亡くなったことを教えていただいた時もビックリしましたが、このお方も亡くなられていたんですね…
あと倉吉線は混合列車もありましたよね。
ただ、全線走破するのはDCだけだったような???
急に倉吉線のことをアレコレ思い出してきましたよ(^_^;)

にわか者様

コメントありがとうございます。

正直、私もトミー青山ねさの記憶は薄いですが、あの頃の、というより現在でもプロレスは男女問わず屋外駐車場や青果市場等でよく興行してますね。私自身も最近はほとんどプロレスを観戦する事はありませんが、それでも過去の盟友たちはしっかりと我々の記憶に残ってますね。

しかしながら、倉吉線については終点の山守以外はほとんど記憶に無いですね。山守から先、中国勝山までの延伸計画がありましたが、現地では全くそのような光景を感じることができませんでした。当然といえば当然ですが、当時は夢の中の夢を追いかけて見たかったのですね。

倉吉線は打吹までの客車運用は先述通りですが、打吹は市の中心部に近い事もあり、貨物も若干あったと思われる事からわざわざ混合列車で運用していたのだと思います。ただ、終点の山守までは行かないので、我々にしてみたら、ある意味レアな運用だったのではないでしょうか。打吹まででもいいから今になって旧型客車による倉吉線をすごく乗ってみたくなりました。

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ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線です。

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