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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

題名の無い鉄道旅 part1 ばんえつ物語号 ⑦

さて、いよいよ「ばんえつ物語号」に乗り磐越西線の制覇に乗り出す。やはり観光列車らしく、ギャラリーも少なくないが、正直、私はSLにさほど情熱を感じる場面が少なく、自らこうした観光列車に乗るのは珍しい。ただ、一般的な列車に乗車しながらレールファンを演じると、周りに迷惑をかけてしまいそうで、ある意味気を使ってしまう。しかし、こうした観光列車であれば周りに気遣う事無く撮影等出来るので都合が良い。更に牽引されている客車は懐かしの12系であるため、国鉄フリークの私にしたらグーの音も出ないであろう。

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新潟で出発を待つ「ばんえつ物語号」である。ご覧の地上時代の在来線ホームは現在高架化されたが、在来線のホームも新幹線開業に合わせ若干リニューアルされている。その時から既に30年以上経っているとは思えないほどのメンテナスぶりだったので、壊してしまうのがやや勿体無いイメージである。

新潟を出た「ばんえつ」は沼垂(ぬったり)の広いヤードをすり抜け、ようやく線路が2本にまとまると、暫く新潟らしい風景が広がる。
たが、やがて再び線路が複数に別れ、ジョイント音が鳴り響き広い構内に入っていった。そう、ここは新津である。
新津は信越本線と羽越本線、そして磐越西線の交点として古くから鉄道の要衝として栄えた駅だ。国鉄時代には、特に新潟に寄らない特急列車の「新潟的な」役割をするイメージが強く、新津に停車する優等列車列車も少なくなかった。特に寝台特急「日本海」等は新潟に寄るとスイッチバックをしなければならず、新津に停車させて新潟までは普通列車などで繋ぐパターンがみられた。

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蒸気機関車を動かすという事は、現在のようなワンマン体制というわけにはいかない。しかも化石燃料をその場で燃焼させながら動かすわけであるから、特に季節によっては相当の労力であろうと思う。

しかしながら、新津の配線はとても複雑でありよく出来ている。現在も恐らくさほど変更は無いかと思われるが、新津ではどの方向から来た列車でもどのホームへも進入できる配線となっている。パッと見複雑でありそうだが、やはりやや複雑かも知れない。
信越本線は複線なのに対し、羽越本線や磐越西線などは単線のため、意外にも処理しやすいように見受けられる。ただ、やはりどれも平面交差のためややリスクはあるものの、全体的にはスマートな配線と言えるであろう。1日眺めていても飽きない素晴らしさがある。

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新津は四方から路線が集まる要衝である。当然ながら配線も複雑になっているが、国鉄時代は全ての方向から全てのホームへ進入できる配線になっていたが現在はどうなのであろうか。

「ばんえつ物語」はここ新津で若干の停車時間が設定されている。そんな新津の複雑な配線を跨線橋から眺めてみると、やはり複雑だ。それより、橋上駅舎での駅弁販売が気になる陳列具合である。「ばんえつ」の到着に合わせてのイベント的な特設会場的販売と思っていたが、別の日に新津へ訪れた時もこの特設会場的な弁当売場はあったので、ある意味、通年的な特設会場になるのであろうか。それはともかく、いわゆる駅弁の他にもおにぎりなど旨そうな弁当も並んでるではないか。SLのパッケージが私を誘惑してきたが、このあと喜多方に下車し名物のご当地ラーメンを食する予定なので、一旦私は鉄道施設の方角へと自身を集中させた。

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磐越西線の非電化区間ではこうした駅名標が観光客を待っている。いや、非電化区間という表現は将来的に正しくない日が来るかも知れない。

ホームに戻ると観光仕様の駅名標が目に飛び込んできた。何というか「大正レトロ」的な雰囲気を醸し出していて、一般には、特に女性ウケそうなイメージになっているが、私個人ではそうした「新しいもの」に対してはトキメキが薄い反応であった。しかしながら、全てを私好みに染めてしまったら一般にはほとんどウケなくなってしまうであろう。やはりこれでいいのだ。観光列車には観光列車に相応しい空間が必要だ。そんな思いを胸に、窓に現れる薄黒い煙を眺めながら会津若松方面を再び目指した。



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コメント

ばんえつ物語にご乗車されましたか!
私はこういった車両については撮影ばかりでして…
実際に乗車したことがないですね…
いや、蒸気機関車が普通に走っていた時代は、家族で何回か乗りに行ったんですがね(^_^;)

にわか者様

コメントありがとうございます。

もう15年くらい経ちますが「ばんえつ」乗らせていただきました。一応、観光列車という事で周りに気を使う事無く撮影できたのは良かったですね。しかも12系客車だったので国鉄を感じられたひとときでもありました。

SLは近年まで、むしろ観光列車として各地で動態保存されてますが、逆に153系やキハ10など、往年の勇姿は見ることが出来なくなってしまい、むしろそうした車両を復活させてほしいですね。155系の修学旅行色なら尚更ですね。

カシオペアが観光用で復活しているのは周知の通りですが、どうせなら583系で運転してもらいたいですね。もちろん、そんなことしたら一般には全くウケないでしょうが…

583カッコ良かったですよね。
車両限界ギリギリの設計なのでしょう、あの迫力ある大きい車体、そしてあの青いラインが私には特別な車両のように見えました。
地元愛知では、金星ぐらいでしかお目にかかれなかったですが…ただ、そんな特別な存在も最後の最後ぐらいに何とか撮影できただけです(^_^;)
あと、父親の撮影ですが月光の写真がありますよ。
月光ですから581ですかね?

にわか者様

コメントありがとうございます。

何と「月光」の勇姿を所有していらっしゃるとは!これは非常に貴重ですね。
581系と583系は一般的に外見では区別がつきにくいですが、正面の汽笛が出るところの違いでわかる感じですかね。

ただ、言えるのは昭和の時代は輸送力を重視していたので「詰め込み式」での設計的イメージだと思われます。そのため、レールファンにはお馴染みの「パン下」みたいな空間が発生し、そうまでしても乗客を一人でも多く乗せようという設計が見え隠れしていますね。

その「パン下」ですが、レールファンの私の上司は知らなかったみたいだったのが意外でした。そんな上司も辞令が発令して転勤してしまいましたが、にわか者さんが「金星」をライブで見たのも貴重な経験ですね。

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ダイヤモンド✡トナカイ

Author:ダイヤモンド✡トナカイ
✩2022年4月より毎週土曜日更新になります✩


昭和・国鉄の話題を中心に紹介しています。


2013年に長野新幹線の長野駅にて「いい旅チャレンジ20000km」よりスタートした国鉄時代の制覇を含めJR全線制覇を、そしてゆいレール以外の鉄道全線制覇を達成いたしました。


以降、北陸新幹線と北海道新幹線などの開業によりタイトルは返上しています。

JR以外の私鉄を含む鉄道未制覇路線は北陸新幹線(長野~金沢)・北海道新幹線・仙台地下鉄東西線・仙石東北ライン・富山地方鉄道延伸部分・ゆいレール・相鉄直通線(相鉄新横浜線)、そして新規開業の西九州新幹線や宇都宮に開業したライトレールも新たに加わりますます未制覇路線が増えてしまいました・・・

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