志布志、渋し!②

油津よりほぼ回送状態で志布志までやって来た私は、現在の志布志駅に若干驚きを隠せなかった。予備知識はあったものの、これほどまでに寂れてしまったのは時代の流れだけなのか・・・
ご覧の方は私が何を言いたいかお分かりであろう。かつては大隅線と志布志線が接続し、急行も停車する一大ターミナルであったのだが、現在はかつての構内であった場所に、新たに日南線用のホームを新設。線路と直角になるような形で駅舎ができた。側線が何本かあるが、最終列車が翌日まで停泊するらしい。

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両翼を失ったかのような志布志駅はすっかり活気がなくなったかのようだ。もう列車で鹿屋や垂水等には訪れることはできない。盛栄極めたころの志布志駅があった場所は現在、商業施設となっている。商業施設に転換するには十分過ぎるくらいのスペースは、志布志駅のかつての盛隆を無言で物語っている。
私はこの先、廃止された「志布志線」の転換バスで都城へ、仮想「志布志線」として向かう予定だ。

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さて「仮想・志布志線」のバスは、駅より若干徒歩を要し国道に出ると「志布志駅上」というバス停がある。基本、ここが志布志線代行バス乗り場だ。現在は「大隅交通ネットワーク」が担当している。5~7分遅れでやって来たバスは私たちが「初」乗客のようだ。走り出してすぐに右手に大きく弧を描くようなカーブの道路が見えてきた。その瞬間、私は即座に「旧・志布志線」の跡と確信。短い間であったが見えなくなるまで目で追い続けた。ようやく途中の停留所からポツリポツリとお客様が乗車。その大半が「高齢者」である。停留所はかなり山の中にばかりあり、集落と呼べる場所が見つからないような所を走っているが、岩川付近に来ると若干の集落が形成されてきた。旧・岩川駅付近にある「岩川」に着くと殆どの乗客が下車。乗っているのは私と途中から乗車してきた2人位だ。

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集落は旧・末吉付近でもまた現れた。こうしてバスを乗っていると、意外と志布志線沿線は集落があったのかと、逆に勉強になった。そしてなんと、末吉バス停を少し出たところで車窓に「駅」を見たのだ!ホームや腕木信号などがあって、完全に駅が保存されていた。ホームを車窓より直角に見たということは、この道路のこの場所は以前「踏切」であったことは間違えないであろう。一瞬ではあったが、かなり原型を留めている事が確認できた。いずれ再訪してみたい。

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バスは志布志線の起点「西都城」に着くころにはすっかり「都会」の街並みに変化。私の向かう都城より市の中心部に近く、ほぼ乗客が下車した。
そしていよいよ目的地の都城に到着した。私達は下車するが、バスの終点はバスセンターのため「スルー」していく。料金は確か1030円であった。勿論、ほぼ全区間乗車したのは私達だけである。この日は短い区間の乗客が多い中、私達のような「単価の高い」乗客がいた。私も少しは増収に貢献できたか?乗り潰し派には、この旧・志布志線の代行(転換)バスは必須であろう。旧・志布志線ルートは、バスからでも若干廃線跡を確認できるのでぜひお試しいただきたい。

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それより気になるのは志布志駅であろう。日南線用に新設されたホームは私に何かを語りかけているようだ。それは何かわからない。だが、無駄に広い構内はかつての志布志駅を象徴している。更に、かつての志布志駅跡地に設立された商業施設の広さも、必要以上に「昔」が伝わってくる。車両は「国鉄」だが、完全に無人化された駅は「JR」である。「旧」と「新」。二つの時代が融合した志布志駅は、果たしてこれからどのように変化していくのであろう。その答えは・・・

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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