仮想・阿佐線の旅①

阿佐線をご存じであろうか?というより皆さんの方がよくご存知であろう。私が説明するまでもないが、あえて説明させていただくと・・・
阿佐線とは、鉄道敷設法によると「高知縣後免ヨリ安藝(芸)、徳島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル鐵道」と記されている。波と土、つまり徳島県と高知県を室戸岬経由で結ぼうというわけだ。ということで全線開通目指して工事が進められていたが、いわゆる「国鉄再建法」により1980年に工事が中断された。しかしほとんど完成していた事を受け、第三セクター会社を発足させ工事を再開させた。1986年には後免~奈半利が、1988年には海部~甲浦が工事を再開し1992年に海部~甲浦が、2002年には後免~奈半利がそれぞれ開業し現在に至っている。徳島県側の、いわゆる「阿佐東線」は一部牟岐線と阿佐海岸鉄道として、高知県側の、いわゆる「阿佐西線」は土佐くろしお鉄道阿佐線としてそれぞれ営業しているが、新しい鉄道ファンはこのふたつの路線がひとつになる事はあまりピンとこないであろう。私自身もあまりピンとこないし完全に「別のもの」と捉えている。会社のカラーが全く違うし性格も違う。実際にこのふたつの路線がつながる事はほぼ夢で終わるであろう。しかし未成線の部分は「路線バス」が結んでいる。このバスを使うことによって「仮想・阿佐線」が体験できるのである。

PIC_2074_convert_20130417130751.jpg (徳島駅で発車を待つ「むろと」)

さて、私の「阿佐線」へのアプローチは「サンライズ」で高松へ降り立った後「うずしお」で徳島へと向かった。時は2012年1月。そして特急「むろと」に乗り換え、牟岐線への参戦となった訳だ。実は高徳線と牟岐線に関しては1984年8月に、当時四国の国鉄路線を全線制覇しに訪れたのだが、その時以来の訪問で、その間なんと28年!単純に28年というと28年前に生まれた人が現在28歳になっているという事だ。そういえば、私の義弟が昭和59年生まれ、つまり1984年生まれだ!そう、彼がオギャーと産声を上げたときに私は「鉄道八十八か所めぐり」をしていたことになる。私も年を取るわけだ・・・

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(牟岐では同じホームで乗り換えができて便利)

牟岐線の中心駅は「南小松島」と「阿南」であろう。駅付近は意外に賑やかだ。特に南小松島は「小松島線」が廃止れて以来、小松島市の「顔」となり活躍している。1984年に訪問の際はここより歩いて小松島港駅まで行った。途中、銭湯に寄ったりしたがフェリー乗場もあり「港町」といった風情か。途中「田井ノ浜」という、海水浴シーズンのみに開設される臨時駅もあり、意外に沿線は賑やかだ。やがて牟岐に着いた特急「むろと」はすぐ隣のホームにいる普通列車海部行きと接続する。できれば甲浦まで乗換え無しで行きたいのが本音であったが、会社も違う事だしあえて乗り換えがあった方が、程よくいい運動になる。そして海部に着くと早速「阿佐海岸鉄道」に乗り換え甲浦まで行くこととなる。

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(海部駅に進入する阿佐東線のDC)

「徳島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル」部分は完全に牟岐線の一部として既に開業している。また阿佐海岸鉄道もその一部を構成している。国鉄(JR)としては牟岐~海部の区間が牟岐線内では一番新しく、昭和48年の開業だ。終点の海部は高架駅であるが、当時は一面一線で無人駅であった。しかしながら将来に向け、隣には列車交換用の線路とホームのスペースが用意されており「未来」の材料が明るく映っていた。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
創設:1969.03.09
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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