鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

仮想・阿佐線の旅③

甲浦駅を出発した路線バスは、やはり海岸を走る印象は無く山間部特有のカーブの連続が我々の身体を左右に揺らす。まるで「日光・いろは坂」とは言わないが、とても「海」をテーマにしているとは思えないくらいカーブとアップダウンが激しい。恐らく鉄道であればトンネル区間となり数分で通り抜けるであろう。
室戸に近付く頃には海岸が顔を出し始めた。この辺で乗客が若干下車。奈半利へ向かう乗客は私たち二人となった。室戸と言えば「岬」が大変有名であるが、近年では「海洋深層水」で知られる。特に「海洋深層水ミネラルウォーター」は年間商材であり室戸市でも力を入れているが、人口は年々減少傾向にあり、1970年には約27000人だったのが2010年には約15000人と、ほぼ半分近く減少している。やはり鉄道の延伸は難しいのか・・・
奈半利に近付くと段々民家も増えてきて若干の乗客があった。そして「奈半利」という停留場の表示があったため「奈半利」と「奈半利駅」は違うのか?と運転手に問うた。すると「奈半利駅前」というバス停が別にあるらしい。とても便利であるが、下車したのは私たちグループのみであった。

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(奈半利駅)

こちらも甲浦同様、駅前にはロータリーが整備されているが、売店などもあり若干活気づいているが、レールが途切れた先に延伸の準備は無い。しかしこれから向かう後免方面までは、かつて「土佐電気鉄道安芸線」として活躍していた路線とほぼ競合し、一部の用地は阿佐線の高架橋などに使用されている。
やはり中心駅は「安芸」であるが、某野球チームがキャンプ地としているため地元でもチームカラーを必死にアピール。「ここは道頓堀か?」と間違えてしまうほどの勢いだ。また、本社や車庫もここにあり、文字通り「拠点」である。

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(安芸駅)

また、阿佐線では「オープンデッキ車両」が運転されており、車窓から見る太平洋は圧巻だが、私の訪問時は残念ながら予定に組み込めなかった・・・もちろん海岸側に「オープン」している。この事からも分かるように「観光」にも力を注いでおり、かなり「好調」のようだ。

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(オープンデッキ車両・画像はウィキより転用)

私は「制覇」しなければならないため後免に到着したが、土電(土佐電気鉄道)の路面電車を制覇するため1分後に発車の奈半利行に乗り隣の「後免町」まで折り返すという、何とも不可思議な行動をとった。乗車した車両はJR仕様であった。つまり「乗り入れ車」だ。こちらもJRとの乗り入れ運転が行われ高知駅まで直通していて便利である。私は「高知発」に乗車したが、後免町から「土電」に乗り換え高知へ向かう者は「異色」に映るであろう・・・

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(後免駅)



ザッとではあったが、阿佐線を完乗してみた。JR・バス・第三セクターと全く違った経営内容である路線であるが、かつては「国鉄」が鉄道として開通させようとした区間だ。時代と共にその「意味」が問われる事になってしまったが、もし開通して特急「むろと」が運転されていたらなんとなくワクワクするではないか!徳島⇔高知(室戸経由)などとサボに記されていたら思わず乗ってしまいそうな光景が目に浮かぶ。そんな期待が、現在運転されている特急「むろと」のネーミングに込められている気がしてならずにいた。


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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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