ウルトラ作戦第一号②
2013-05-14
弥富からスタートした名鉄乗り潰しであるが、まずは尾西線で津島を通り過ぎ須ヶ口に行き折り返し津島に到着。これで津島線も制覇した。ところでこの津島だが、一応尾西線と津島線の接続駅であるが、高架化され一面二線の島式ホームである。接続駅としては若干物足りない感じであるが、ある意味では機能的である。しかしやはり手狭な感じがするのは私だけであろうか?乗降客数は一日1万2千人位であるのでそこそこの利用がある。もう一面くらいホームを増設しても良さそうである。

(名鉄一宮に停車中の6000系)
そんな津島を出た私の乗せた列車は再び尾西線経由で名鉄一宮に到着。ここで乗り換え玉ノ井に向かう。路線の戸籍上では弥富~津島~名鉄一宮~玉ノ井が尾西線であるが、運転系統としては津島・名鉄一宮で切れる、つまり乗り換えることになるので運転系統と路線の戸籍が一致しない例でもある。その戸籍と運用が一致しない戸籍上の終点玉ノ井に到着。この玉ノ井駅であるが、ちょっと私の心に引っ掛かるものがあった。それは私の他界した祖母の名前が「玉乃井」というのだ・・・ちょっと微妙な感覚であるが、珍しい名前でもある。というより昔はよくあった名前なのであろうか?「セイ」「ハツ」「ウメ」などのような方を私は知っているが、現代においてはかなり個性的な女性の名前になるであろう。ただ、私は祖母と暮らしたことが無いため「おばあちゃん」というものが良くわからなかった。まだ子供だった事もあってなんだか怖い存在でもあったようだが、最後に入院している時、自身の最期というのを知らされていたのか、若干涙ながら「さようなら」みたいな言葉を交わしながら初めて手を握った記憶がある。その数日後に他界の知らせが来たわけだが、今思えば唯一とは言わないが、数少ない祖母との思い出である。

(玉ノ井駅の駅名表。駅名がなかなか渋い。)
そんな玉ノ井を折り返し名鉄一宮に戻る。ここまでは長く乗車して30分、最短で8分という、かなりコマゴマとした乗り換えを繰り返したが、ここから一気に豊橋まで特急で向かう。豊橋と言えばJRとホームを共用しており、名鉄の発着ホームは一面一線しかない。そのため豊橋には特急列車や急行などの優等列車しかやって来ないため、普通列車に乗るためには隣の伊奈で乗り換えなければならず、若干不便だ。それでも後述する「セントレア」まで列車一本で行けるのだから非常に便利である。
同じ豊橋でもJRで来るのと名鉄で来るのとでは、何かひとあじ違う「匂い」みたいなものを感じた。同じ駅であるのに異空間を彩る、不思議な「民衆駅」である。そして若干のインターバルの後、用事もないのに「豊川稲荷」に向かったのであった。この豊川稲荷に到着した時点で時計の針は10時7分頃を指していた。つまりまだ午前中である!こんなに乗り換えてもまだ昼にも達していないのだ!この先、どんな事が待っているのであろう・・・まだまだ続く名鉄の乗り潰し、目まぐるしく乗り換える中、私はある重大な事に気付いたのであった。

(普通列車の終点駅。ここから豊橋までは優等列車のみが運転される。そしてJR飯田線とレールを共用。)

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鉄道全線完全制覇の旅

(名鉄一宮に停車中の6000系)
そんな津島を出た私の乗せた列車は再び尾西線経由で名鉄一宮に到着。ここで乗り換え玉ノ井に向かう。路線の戸籍上では弥富~津島~名鉄一宮~玉ノ井が尾西線であるが、運転系統としては津島・名鉄一宮で切れる、つまり乗り換えることになるので運転系統と路線の戸籍が一致しない例でもある。その戸籍と運用が一致しない戸籍上の終点玉ノ井に到着。この玉ノ井駅であるが、ちょっと私の心に引っ掛かるものがあった。それは私の他界した祖母の名前が「玉乃井」というのだ・・・ちょっと微妙な感覚であるが、珍しい名前でもある。というより昔はよくあった名前なのであろうか?「セイ」「ハツ」「ウメ」などのような方を私は知っているが、現代においてはかなり個性的な女性の名前になるであろう。ただ、私は祖母と暮らしたことが無いため「おばあちゃん」というものが良くわからなかった。まだ子供だった事もあってなんだか怖い存在でもあったようだが、最後に入院している時、自身の最期というのを知らされていたのか、若干涙ながら「さようなら」みたいな言葉を交わしながら初めて手を握った記憶がある。その数日後に他界の知らせが来たわけだが、今思えば唯一とは言わないが、数少ない祖母との思い出である。

(玉ノ井駅の駅名表。駅名がなかなか渋い。)
そんな玉ノ井を折り返し名鉄一宮に戻る。ここまでは長く乗車して30分、最短で8分という、かなりコマゴマとした乗り換えを繰り返したが、ここから一気に豊橋まで特急で向かう。豊橋と言えばJRとホームを共用しており、名鉄の発着ホームは一面一線しかない。そのため豊橋には特急列車や急行などの優等列車しかやって来ないため、普通列車に乗るためには隣の伊奈で乗り換えなければならず、若干不便だ。それでも後述する「セントレア」まで列車一本で行けるのだから非常に便利である。
同じ豊橋でもJRで来るのと名鉄で来るのとでは、何かひとあじ違う「匂い」みたいなものを感じた。同じ駅であるのに異空間を彩る、不思議な「民衆駅」である。そして若干のインターバルの後、用事もないのに「豊川稲荷」に向かったのであった。この豊川稲荷に到着した時点で時計の針は10時7分頃を指していた。つまりまだ午前中である!こんなに乗り換えてもまだ昼にも達していないのだ!この先、どんな事が待っているのであろう・・・まだまだ続く名鉄の乗り潰し、目まぐるしく乗り換える中、私はある重大な事に気付いたのであった。

(普通列車の終点駅。ここから豊橋までは優等列車のみが運転される。そしてJR飯田線とレールを共用。)

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鉄道全線完全制覇の旅
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コメント
駅名
キネ様
コメントありがとうございます。
名鉄を2日で全線制覇するのは恐らく乗りつぶすのみで、気になる駅などじっくり堪能するのには少し不向きでしょう。もし岐阜市内線をはじめかつてのように廃止された路線がまだ健在なら絶対に2日間では全線制覇できないことでしょう。
私はこの旅において、全線制覇も大事ですが「名鉄そのものを楽しむ」というテーマを持って計画しました。結果的にほぼ納得いく内容であったため、やはり「内容」あっての制覇だと、この旅を終え、強く感じました。
名鉄を2日で全線制覇するのは恐らく乗りつぶすのみで、気になる駅などじっくり堪能するのには少し不向きでしょう。もし岐阜市内線をはじめかつてのように廃止された路線がまだ健在なら絶対に2日間では全線制覇できないことでしょう。
私はこの旅において、全線制覇も大事ですが「名鉄そのものを楽しむ」というテーマを持って計画しました。結果的にほぼ納得いく内容であったため、やはり「内容」あっての制覇だと、この旅を終え、強く感じました。
こんばんは。
同じ一つの駅でも、どの列車に乗ってやって来るかによって印象が変わる、というのは、分かるような気がします。
同じ豊橋駅でも、新幹線や東海道本線では、大きな中間駅と映りますし、飯田線であれば長大なローカル線の始発・終着駅として特別な意味を持つことがあるかと思います。
名鉄の名古屋本線は、日本で3番目に長い路線長を持つ私鉄の主軸となる本線の始発駅としてはとても貧弱に見えてしまいますし、豊橋鉄道の駅は地方私鉄にしては綺麗に見えます。
そう考えると、一つの駅も表情がたくさんで面白いですね。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
同じ一つの駅でも、どの列車に乗ってやって来るかによって印象が変わる、というのは、分かるような気がします。
同じ豊橋駅でも、新幹線や東海道本線では、大きな中間駅と映りますし、飯田線であれば長大なローカル線の始発・終着駅として特別な意味を持つことがあるかと思います。
名鉄の名古屋本線は、日本で3番目に長い路線長を持つ私鉄の主軸となる本線の始発駅としてはとても貧弱に見えてしまいますし、豊橋鉄道の駅は地方私鉄にしては綺麗に見えます。
そう考えると、一つの駅も表情がたくさんで面白いですね。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
風旅記様
懐かしい記事よりのコメント、ありがとうございます。
私自身もこの名鉄巡りは今思えば懐かしい記憶がよみがえります。
自身の文面を読み「なんか偉そうなこと言っているな」と思いましたが、逆にある意味的を射ている表現であるなとも思いました。要するに豊橋駅の件ですが、やはり「民衆駅第一号」の異名は今も感じますし、それこそ乗ってくる列車によって表情がかなり違うのを肌で感じるのもこの豊橋の特徴でもありますね。
特に飯田線で遥々やって来た豊橋駅は一際心に響く何かを感じる事でしょう。
そしてかつて私はここから「二俣線」に乗った事が何より貴重な体験となっています。現在、そのホームは数年前まで確認できましたが、現在はどうなのでしょう。
時代とともに変化しながらも「ベース」「エッセンス」を感じる事が出来る・・・そんな魅力が鉄道にあるのかも知れませんね。
私自身もこの名鉄巡りは今思えば懐かしい記憶がよみがえります。
自身の文面を読み「なんか偉そうなこと言っているな」と思いましたが、逆にある意味的を射ている表現であるなとも思いました。要するに豊橋駅の件ですが、やはり「民衆駅第一号」の異名は今も感じますし、それこそ乗ってくる列車によって表情がかなり違うのを肌で感じるのもこの豊橋の特徴でもありますね。
特に飯田線で遥々やって来た豊橋駅は一際心に響く何かを感じる事でしょう。
そしてかつて私はここから「二俣線」に乗った事が何より貴重な体験となっています。現在、そのホームは数年前まで確認できましたが、現在はどうなのでしょう。
時代とともに変化しながらも「ベース」「エッセンス」を感じる事が出来る・・・そんな魅力が鉄道にあるのかも知れませんね。
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名鉄も2日間あっても支線が多く、乗りつぶすにはかなりの労力が必要だったと思います。
かなりの支線が廃止されましたが、やはり、乗り潰すには、手間がかかりますね。