鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

鈍行列車、再発見!

先日、父が他界した事については既に報告しているが、その父に関する記事を過去にアップしているので、全く私事で申し訳ないが再度アップしてみた。記事の中でも触れているが、私も当時の父と同じくらいの年齢になり、なんというか父の言いたかった事がわかるようになってきた。レールとは全く無縁の父の感性だと、寝台特急も「鈍行」になってしまったようだ。という感性が非常に印象的なので再び紹介してみよう。


鈍行列車・・・そもそもこの「鈍行列車」とはどんな列車なのであろうか?また誰が付けた「名称」なのであろうか。例えば時刻表などを開いてみても「鈍行列車」の文字は無い。また、我々が日常利用している鉄道各線で「鈍行列車がまいります」とアナウンスする駅には出会ったことが無い。普通、私たちがイメージする鈍行列車とは「普通列車」や「各駅停車」が思い浮かぶ。それでは「鈍行列車」と「普通列車」の違いは?と問われて、あなたならどう答えるであろうか?恐らく同じ列車とわかってはいるものの、即座に明確な答えは出ないのではなかろうか。つまり特急や急行では無い、通過駅がほとんどなくスピードもあまり出なくて到達時間が比較的長い列車という概念であろうか。つまり「普通列車」や「各駅停車」の事を指すのであろう。

例えば「フルネルソンスープレックス」は、藤波辰巳(現・辰爾)が使うと「ドラゴンスープレックス」と呼ばれ、「ラリアット」は使い手によって「リキ」「剛腕」「ウエスタン」「フライング」などの「サブタイトル」が付く。また「DDT(デインジャラス・ドライバー・テンリュー)」は「DDO(デインジャラス・ドライバー・オオニタ)」「スパイビー・スパイク」などの呼び方がある。
つまり使い手により表現が変わるが、やっている事はほぼ同じ事である。まぁ、ごく一部に「指一本分、角度が違う」等と言っているが、実はマネをしているだけみたいな事例もあるが、要するに鈍行列車とは「普通列車」を表現を変えて言っているような事と判断できるのではなかろうか?

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(大井川鐡道は「鈍行列車」と呼ぶにふさわしいかもしれない。)

ただ、普通列車と各駅停車は同じかというと、一概に「YES」とは言えない部分がある。例えばJR北海道などは普通列車でさえ停車しない駅が多々あるし、北海道以外の地域でも終電近くや朝一番の列車等は一部の駅を通過するものもある。また、例えば小田急線の各駅停車に朝7時半くらいから新百合ヶ丘などから乗車する場合と、1983年頃、奥羽本線の旧型客車編成の普通列車に揺られ板谷、峠付近を訪問する場合とでは、気持ちの構えが違うであろう。同じ普通列車であるが、前者の「新百合ヶ丘」の件、それを果たして「鈍行列車」呼んでいいのか?という疑問も少なからずある。

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(これは特急列車→鈍行列車に格下げされてしまったが、往年の姿がよみがえる。)

私は過去に寝台特急「富士」に家族で乗車した模様をこのブログで紹介したが、その旅行後、父が親戚や知人にブルートレインに乗車した時の事を話しているときに妙な事を言った。「あれって途中から鈍行になっちゃうんだよなぁ」。なるほど、寝台特急が「鈍行列車」に?と思った。もちろんあるわけが無く、正確に言うと間違えである。ではなぜ父がこのような事を言ったのか。それは「ヒルネ」の事を言っているのであろう。東京発九州へ向かう寝台特急は、北九州に着くころには朝8時位を迎えている。この「富士」も大分付近ではちょうど昼時であり、この区間は「ヒルネ」と言われる、昼間の特急を補完する意味で寝台特急を「寝台」で使用せず「座席」として利用し、地元の便宜を図ろうというもの。更に確か宮崎辺りから全席自由席となり、更に地元の人がぞろぞろと私の席に乱入してきた。

というより東京~西鹿児島まで乗る乗客は私たちだけであったろうがため、逆に我々の方が地元の方の邪魔をしていたのであろうか?それはともかく「指定席」のつもりで乗車していた私たちは途中から「自由席」になったにも関わらず「指定席」のつもりでいたから「鈍行」ととらえたのであろう。鉄道の知識など無いに等しい父からは、寝台特急でさえも「鈍行列車」に映ってしまったようだ。子供のころは「おかしい」と思っていたが、私も当時の父と同じくらいの年になり、父の言っていた事が何気なくわかるようになってきた。つまり特急であろうが普通列車であろうが、その人が鈍行列車と感じたならば、その瞬間からその列車は「鈍行列車」なのである。
先ほど私は「普通列車を表現を変えて」と言ったが、それはそもそも間違えであろう。

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(東京近郊の「鈍行列車」。やや車両がお疲れの様子。いずれ車両の交代もあろうが「鈍行列車」には変わらない。)

ところであなたは「鈍行列車」に乗った事がありますか?私はというと・・・自信を持って「ある」と断言できる。タイミングが合えばいずれ紹介してみたいと思う。
鈍行列車についていろいろ考えてみたが、ハッキリとした結論は出たのであろうか?ここに記した記事は私なりの「鈍行列車」の見解である。
ひとつ伺ってみよう。あなたの「鈍行列車」の定義とは?

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コメント

鈍行…確かに難しいですね。一般的には確かに「普通列車」のことをそういうとか何とかという、「明らかに間違った情報」が流れていますが、JRでは「快速」も「普通」の一種ですしね。

やはり読んで字のごとく「ゆっくり行く」、やや情緒的な表現な気もします。ただ、おっしゃる通り、乗った列車がそう感じたらそれがたとえ新幹線であっても「鈍行」ではないかと思います。ちょっと言い過ぎな気もしますが(笑)。

あいあんさいど様

コメントありがとうございます!
実はこの記事に100系の写真を最初に貼っていたのですが、なぜか差し替えました。しかしあいあんさいどさんが新幹線を「鈍行」ととらえていただけるなら、やはり差替えはしない方がもっと「伝わった」かもしれませんね。もちろん「のぞみ」でないことは明白ですが、白黒はっきりせず、やや「グレー」なところが「日本人的」な表現かもしれませんね。

No title

こんばんは、
大変遅れましたが、お悔やみ申し上げます。

読んでみて、18きっぷ使いの僕ですら、
鈍行に乗ったことあるっけなぁ?って考えさせられました。

絶対的なもので言えば、時間と距離という物差しはあるんですが、
それだけじゃない物差し。

僕の経験ですが、新幹線を使わず名古屋から京都へ行く場合、
本来なら、名古屋〜大垣、大垣〜米原、米原から新快速に乗ります。

ただ、早朝には大垣発網干行きの列車があるんです。
もちろん、これは米原から新快速に乗った方が京都には早く着きます。
それでも、30分と変わらないとなると、
大垣から着席できる普通列車で行った方がいいんじゃないかな?と思うんです。

あるいは、僕の場合、最寄り駅が関西線の八田駅という駅なので、
八田から関西線〜草津線〜東海道本線で京都へ抜けるパターンもあります。
こちらだと少し遅くはなりますが、運賃を安くすることが出来ます。

なんとも、女々しい話しなんですが、これがひょっとしたら、鈍行列車なのかなと思いました。
ゆっくり行くことで、他の価値観を得る、これが鈍行列車の醍醐味でしょうか(笑)。

宿はなしさん

コメントありがとうございます。そしてお悔やみのお言葉頂戴いただきありがとうございます。

<ゆっくり行くことで、他の価値観を得る、これが鈍行列車の醍醐味でしょうか>
この表現、実に的を射ていて「正解」であると思います。「大垣発網干行」で思い出しましたが、1980年代には門司発福知山行の山陰本線「824レ」があり、私の記憶だと門司を朝5時半頃に出て福知山には23時頃に到着する旧型客車の普通列車がありました。もちろん当時は「最長距離運転の普通列車」として有名でしたし、各レール雑誌などにも散々取り上げられてました。もちろんこの列車は「鈍行列車」として広く認知されてましたし、それを求めて多くのレールファンが「体験」したことでしょう。
関西線~草津線で京都に抜けるパターンを「鈍行」と感じるのも同感出来ますね。鈍行とは、「旅情」「生活」の他に何か別のキーワードがどこかに隠れているのかもしれませんね。その答えを見つけるために我々は「鈍行」に乗るのかもしれません。

No title

真ん中の写真ほんの4-5年前まで北陸本線で
普通列車で走ってて僕も何度となく乗りました。

この顔から食パン列車と親しまれましたが
車内はボックスシートで2006年に直流化されるまで
長浜から虎姫を暗い時にデッドセクション通過時は
一瞬夜行列車を味わったような感覚を覚えてます。

外観はそのままで583系の面影が残ってるように見えますね。

buning s様

コメントありがとうございます。

コメントいただいた写真は福井駅での撮影です。ご覧の通り583系の改造版ですが、私も何度か乗車しました。内装的にはほとんど変わっていませんね。583系独特の雰囲気が残っていましたし、その気になれば寝台もセットできるような雰囲気さえ感じました。そして私はもちろん583系としては座席・寝台の両方を体験しています。とくに私の世代では583系に特別な思い入れがあると思います。しかしながら時代とともに「鈍行」に変身してしまったのは若干違和感を感じますが、逆に有効利用としてこういうのも「有りかな?」と感じてました。こういった車両なら旅情も深まると思います。
というより「ムーンライト」などでこういった車両を使用していただくと更に旅情が深まると思いますが・・・

No title

こんばんは。
お父様の事、大変でしたね。お悔やみ申し上げます。
鈍行列車、懐かしい響きですね。
私が子供の頃、毎日乗ってた山陽本線も鈍行でした。(各駅停車の事だと思っていました。)
それが、なんと今朝事故に。。。テレビで見て呆然としました。しかも母の里のある西阿知付近の踏切です。

リラ様

コメントありがとうございます。そしてお悔やみのお言葉頂戴いただきありがとうございます。

西阿知付近の事故についてはコメントいただいて初めて知ったので早速調べさせていただきました。今朝の出来事だったのですね。負傷された方の安否が気になります。早期の回復をお祈りいたします。

ところで「私が子供の頃、毎日乗ってた山陽本線」が「鈍行」とは素敵ですね。基本的に各駅停車を「鈍行」と呼ぶのが普通なのでしょうが、生前に私の父が変な事を発言するので私の感性がこんなことになってしまいこのような記事を書いてしまいました。全く持って父にハメられた感じです。ですが、父が寝台特急を「鈍行」と感じた辺り、この歳になって実に深く印象に残り考えさせられた発言でした。
リラ様は「鈍行列車」にどんな思い出や思い入れがおありでしょうか?というより、リラ様が現在お住まいの地にある「モノレール」も、ある意味「鈍行列車」と言って差し支えないでしょう。と発言してしまいましたが、果たしてどれだけの方が共感持っていただけるか・・・

鈍行列車の定義

お久しぶりです。
遅れましたが、お父様の件お悔やみ申し上げます。
いろいろと大変だったと思いますが、もう落ち着きましたでしょうか。

さて今回の鈍行列車について、自分はどうだったかと考えると、一番に思い出すのは1985年の春に東北一人旅で乗車した、盛岡発青森行きの普通列車でした。
電気機関車に牽引された旧型客車で、各駅に停車しながら5時間かけて青森まで行く、まさに鈍行列車だったと思います。
東北ワイド周遊券を利用していたので特急はつかりに乗車するつもりだったのが、盛岡駅のホームでこの列車をみて急きょ予定を変更、あえて「鈍行列車」に乗車した訳ですが、これは良い思い出になりました。

ここまで書いてふと思い出しましたが、記事の中にある「小田急線の各駅停車に朝7時半くらいから新百合ヶ丘などから乗車する場合」です。
以前、まさにこのパターンで通勤していたことがあり、急行のあまりの混雑ぶりに嫌気が差し、各停に乗車していたことがありました。
日中、急行なら26分で着くところを朝の通勤ラッシュ時間帯に各停では約1時間ほどかかり、これもある意味「鈍行列車」だなぁなんて。

私の場合これはあまりにも対照的な例ですが、人の数だけ「鈍行列車」(各駅停車や普通列車ではなく)の定義は違う、と言うところでしょうか。

すんや様

コメントありがとうございます。そしてお悔やみのお言葉いただきありがとうございます。

東北本線の「鈍行列車」、貴重な体験でしたね。私も1983年に北海道からの帰郷の際に盛岡から仙台まで同じ体験をしました。とは言うものの、私の場合、最初から計画に組み込んでましたが。
新百合ケ丘から各駅停車に乗るのも「鈍行列車」には変わりはないのですが、やはり雑種の旧型客車編成での普通列車、しかも「本線」で乗車するそれは格別ですね。

私自身も、実は本厚木から百合ケ丘方面への通勤の際に「各駅停車」で通勤してました。それは「行き」だけなのですが、本厚木は各駅停車の始発駅なので必ず座って通勤できるのが長所でもありました。これも一種の「鈍行列車」ですが、やはり「鈍行」である事で色々な発見もあり、通勤ながら「旅」も楽しんでいた自分を発見したのも大きな収穫でした。

ウィキで「鈍行列車」確認してみると、やはり「各駅停車」の事のようですが、私の父が妙な発言をしたため私のブログにおかしな記事を載せてしまう事になりました。ですが、今になって父の発言もなんとなくわかるようになり、今となってはいい思い出です。そして貴重な体験をさせてくれた事に感謝です。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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