近鉄バッファロースリーパー③
2013-06-01
賢島より只管折り返す作業に取り掛かるが、約30分あるので食事をしようと思ったが、先述したとおり適した店舗に巡り合えず、結局駅弁を購入し特急車内で食べることにした。既に15時近くに達しており、一気に大阪難波まで行きたいところであるが、ちょっと支線を処理していく予定だ。とりあえず直通特急は30分後まで待たなければならないため宇治山田乗り換えバージョンで難波を目指す。途中、鳥羽や伊勢市を通るが、どちらもJRと共同使用駅であるが、特に鳥羽では「駅そば」が自分の中では大変好評であった。JR参宮線制覇時にほんの短い時間を使いいただいた。ここで味の評論をするよりも、是非お試しいただいて自身で確認していただくと、その「美味振り」が分かるであろう。

(賢島に停車中の近鉄特急。色のバージョンが違うような気がするが、土曜日ともあると観光客がチラホラと。しかし伊勢市や宇治山田からドカッと乗ってくる。)
大阪難波に行く前にひとつの支線の処理は信貴線である。途中、大和高田で特急から準急に乗り換え河内山本で乗り換え信貴山口へ。河内山本から信貴山口はわずか5分の旅である。3分のインターバル後再び河内山本に引き返すが、この支線の往復に費やした時間はわずか13分。きめ細やかな乗り換え&折り返しは会社線ならではの制覇パターンである。
再び準急に乗り鶴橋、大阪難波と乗り換えて地下鉄で阿波座に着く。阿波座ではベースとなる宿泊施設を手配してある。京阪中之島駅も徒歩圏内にあり、非常に予定を組みやすく便利である。
かつて私の制覇旅は夜汽車(ちょっと表現が古いが)で一夜を明かす場面が多かった。現在は宿泊施設を手配し体に負担をかけないようにしている。これも年齢を重ねたせいであろうか。

(大阪阿部野橋駅にて。JR天王寺駅と隣接しており乗り換えに便利である。ホームもたくさんありターミナルの風格堂々。)
次の日は、地下鉄で天王寺まで行き大阪阿部野橋からのスタートである。列車に乗る前に天王寺駅前の「スタバ」で軽い朝食。日曜の朝なので天王寺の駅前であるが人通りは多くなく、意外にひっそりした感があった。若干工事中であったが、人影まばらの為ゆっくり時間が過ぎていく。
と言ってもあまりゆっくりしていられないため大阪阿部野橋駅のホームに移動し南大阪線を制覇に取り掛かる事にした。 と言ってもこれまた細かい支線が枝分かれしているのでひとつひとつ制覇していくしかない。
さて、大阪阿部野橋を出発した私は道明寺に向かった。途中、藤井寺では「球場」を思わず探してしまったが、既に面影すらなく、全く「野球」の痕跡もないくらい建物がびっちりと詰まった景色が見えた。

(確か柏原にて。JRとの連絡もあり乗り換え客も多い。)
ふたつとなりの道明寺より道明寺線を制覇する。柏原で折り返すが「道明寺」「藤井寺」等、宗教的な名称が多いこの町は、古墳や寺院などが多く存在し「世界遺産」の登録を目指しているらしい。
そんな歴史的な街をも私は「制覇」の一部に過ぎない。道明寺から今度は河内長野に向かう。古市で乗り換えなしの直通列車で向かう。

(河内長野で南海と連絡する。近鉄と南海・・・かつての名勝負が思い出されそうだ。)
長野線で河内長野に向かうが、河内長野で南海と連絡する。近鉄と南海の融合・・・昔からあった光景であるが、関東出身の私から見たら何か不思議な感じがする。どうもわたしの「関西」のイメージは「火花が散る」とでも言おうか「阪神VS阪急」の、まるで野球の試合ではないが「デットヒート」のイメージしかなかった。しかしこの河内長野では同じ構内で仲良く顔をそろえるのが何とも微笑ましかった。実は2009年10月に最初の関西私鉄制覇の際に南海側から近鉄の河内長野ホームを初めて見たときにはそれほど感じなかったが、今回の近鉄での訪問では不思議と引き付けられた、とでも言おうか、なんだか不思議な感覚に陥った。
そんな河内長野を数分で折り返し古市で乗り換え尺土に向かう。今度は御所線の制覇だ。

(いかにも「史跡めぐり」風の駅が続く。日本を代表する歴史的な史跡が多く存在する。私はそれらをスルーし只管「近鉄巡り」が続く。)
御所線の終点、近鉄御所は葛城山への玄関口でもあり、大晦日から元旦にかけては初日の出を拝む人でごった返すと聞く。そのため終夜運転が実施され、近鉄のホームページにも紹介されるという。
私は史跡めぐりや歴史的学問には全く疎いため、なんだかこの近鉄制覇は私のテリトリーでは無いような気持ちが押し寄せる。しかしそんな地区でも列車は普段と変わらなく運転されているということは非常にうれしい事である。御所線を制覇し吉野に向かうが、この後更に史跡めぐりは続くのである・・・

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鉄道全線完全制覇の旅

(賢島に停車中の近鉄特急。色のバージョンが違うような気がするが、土曜日ともあると観光客がチラホラと。しかし伊勢市や宇治山田からドカッと乗ってくる。)
大阪難波に行く前にひとつの支線の処理は信貴線である。途中、大和高田で特急から準急に乗り換え河内山本で乗り換え信貴山口へ。河内山本から信貴山口はわずか5分の旅である。3分のインターバル後再び河内山本に引き返すが、この支線の往復に費やした時間はわずか13分。きめ細やかな乗り換え&折り返しは会社線ならではの制覇パターンである。
再び準急に乗り鶴橋、大阪難波と乗り換えて地下鉄で阿波座に着く。阿波座ではベースとなる宿泊施設を手配してある。京阪中之島駅も徒歩圏内にあり、非常に予定を組みやすく便利である。
かつて私の制覇旅は夜汽車(ちょっと表現が古いが)で一夜を明かす場面が多かった。現在は宿泊施設を手配し体に負担をかけないようにしている。これも年齢を重ねたせいであろうか。

(大阪阿部野橋駅にて。JR天王寺駅と隣接しており乗り換えに便利である。ホームもたくさんありターミナルの風格堂々。)
次の日は、地下鉄で天王寺まで行き大阪阿部野橋からのスタートである。列車に乗る前に天王寺駅前の「スタバ」で軽い朝食。日曜の朝なので天王寺の駅前であるが人通りは多くなく、意外にひっそりした感があった。若干工事中であったが、人影まばらの為ゆっくり時間が過ぎていく。
と言ってもあまりゆっくりしていられないため大阪阿部野橋駅のホームに移動し南大阪線を制覇に取り掛かる事にした。 と言ってもこれまた細かい支線が枝分かれしているのでひとつひとつ制覇していくしかない。
さて、大阪阿部野橋を出発した私は道明寺に向かった。途中、藤井寺では「球場」を思わず探してしまったが、既に面影すらなく、全く「野球」の痕跡もないくらい建物がびっちりと詰まった景色が見えた。

(確か柏原にて。JRとの連絡もあり乗り換え客も多い。)
ふたつとなりの道明寺より道明寺線を制覇する。柏原で折り返すが「道明寺」「藤井寺」等、宗教的な名称が多いこの町は、古墳や寺院などが多く存在し「世界遺産」の登録を目指しているらしい。
そんな歴史的な街をも私は「制覇」の一部に過ぎない。道明寺から今度は河内長野に向かう。古市で乗り換えなしの直通列車で向かう。

(河内長野で南海と連絡する。近鉄と南海・・・かつての名勝負が思い出されそうだ。)
長野線で河内長野に向かうが、河内長野で南海と連絡する。近鉄と南海の融合・・・昔からあった光景であるが、関東出身の私から見たら何か不思議な感じがする。どうもわたしの「関西」のイメージは「火花が散る」とでも言おうか「阪神VS阪急」の、まるで野球の試合ではないが「デットヒート」のイメージしかなかった。しかしこの河内長野では同じ構内で仲良く顔をそろえるのが何とも微笑ましかった。実は2009年10月に最初の関西私鉄制覇の際に南海側から近鉄の河内長野ホームを初めて見たときにはそれほど感じなかったが、今回の近鉄での訪問では不思議と引き付けられた、とでも言おうか、なんだか不思議な感覚に陥った。
そんな河内長野を数分で折り返し古市で乗り換え尺土に向かう。今度は御所線の制覇だ。

(いかにも「史跡めぐり」風の駅が続く。日本を代表する歴史的な史跡が多く存在する。私はそれらをスルーし只管「近鉄巡り」が続く。)
御所線の終点、近鉄御所は葛城山への玄関口でもあり、大晦日から元旦にかけては初日の出を拝む人でごった返すと聞く。そのため終夜運転が実施され、近鉄のホームページにも紹介されるという。
私は史跡めぐりや歴史的学問には全く疎いため、なんだかこの近鉄制覇は私のテリトリーでは無いような気持ちが押し寄せる。しかしそんな地区でも列車は普段と変わらなく運転されているということは非常にうれしい事である。御所線を制覇し吉野に向かうが、この後更に史跡めぐりは続くのである・・・

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鉄道全線完全制覇の旅
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コメント
あいあんさいど様
団体専用だったのですか・・・たまたま賢島に停車してましてバチバチ撮ってました。
新車もなかなか素晴らしいですね。ビュッフェみたいなスペースもあるし、再び行きたくなりました。と言っても去年の夏に行ったばかりなのですが・・・
今回の近鉄の乗り潰しは5日間休暇を取り「スルッとKANSAI」とタッグを組み関西社線全線を制覇しました。近鉄のフリー切符は3日間有効ですが、ただ乗りつぶすのみなら2日間あれば充分ですね。観光する行程を組入れても3日あれば余裕で制覇できるのでなかなか歩留りの良い切符だと思います。ただ、私のように「スルッと~」と競合した3日目は生駒駅で降りる際にどちらの切符を見せようか迷いました。まぁ、どちらでもいいのですが、なかなか贅沢な使い方しました。
新車もなかなか素晴らしいですね。ビュッフェみたいなスペースもあるし、再び行きたくなりました。と言っても去年の夏に行ったばかりなのですが・・・
今回の近鉄の乗り潰しは5日間休暇を取り「スルッとKANSAI」とタッグを組み関西社線全線を制覇しました。近鉄のフリー切符は3日間有効ですが、ただ乗りつぶすのみなら2日間あれば充分ですね。観光する行程を組入れても3日あれば余裕で制覇できるのでなかなか歩留りの良い切符だと思います。ただ、私のように「スルッと~」と競合した3日目は生駒駅で降りる際にどちらの切符を見せようか迷いました。まぁ、どちらでもいいのですが、なかなか贅沢な使い方しました。
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でも、ビスタ系もそろそろ世代交代か…と思っていたら最近新車が出ましたね。でも、個人的には最初のお写真の「あおぞら」系が好きだったりします。確か団体専用のものだったような…。