近鉄バッファロースリーパー⑤
2013-06-03
田原本線を制覇し西田原本に着くと、早速乗り換えるため田原本駅へ向かう。一般道を伝い200mもの距離がある乗り換えは若干抵抗あったが、逆に町の風情を堪能でき一瞬の街歩きぶらり旅と言ったところか。しかしそんな呑気な事を言っているから乗り換え列車が行ってしまった・・・対向式のホームの為どちらから乗車していいのかわからず、おろおろしてしまった。結果的に行ってしまった列車が乗車するはずの列車であったため次の列車まで待つこととなるが、仕方がない。と、列車に乗り遅れて大騒ぎした割に、とても予定通りに近い行程で進行しているので宿泊先の阿波座に向かう事となる。途中、大和八木は立体的に十字にクロスする乗換駅であるが、付近に短絡線があり、愛好家には注目の的であろう。

(生駒でのひとコマ。登美ヶ丘まで行くには近鉄唯一の第三軌条集電方式の列車で向かう。)
再び橿原神宮前まで行き難波まで戻るが、その前に天王寺の「通天閣」付近で「串カツ」を今夜の食事にしようと計画を変更。とりあえず本日の近鉄はここで終了して、食事後に若干正規料金で泉北高速鉄道を制覇する。今回の旅は都市鉄道のため「アドリブ」が効く。そのため前倒しで制覇できるのは都合がいい。
翌日「スルッとKANSAI」と併用で、というより「スルッと~」のみでもOKであるが、けいはんな線と奈良線の制覇に乗り出す。けいはんな線は地下鉄と相互乗り入れをしてるため近鉄唯一の「第三軌条集電方式」である。早速朝から大阪地下鉄の名路線の数々を制覇した後、コスモスクエアから一気に学研登美が丘に向かった。「登美ヶ丘」などとは、なかなかのニュータウン風の名称であるが、ウィキで確認してみたら<駅南方一帯に広がる住宅地「登美ヶ丘」が駅名の由来である。登美ヶ丘という地名は大和国添下郡西部の古代における呼称「鳥見郷(登美郷)」に由来するといわれ、「とみ」は「鳥見」、「登美」、「登弥」などとも古代においては表記された。「とみのさと」の「とみ」は「登美」「鳥見」「富」など現在の奈良市西部から生駒市東部の地名につながる。また、鳥見郷の由来は古代神道の葬祭の一種である鳥葬に由来し、「とみ」は初期には「黄泉」へ上るの意味で、死後の世界へ上る意味があったとされる。神話に登場する物部氏の祖とされる饒速日命は鳥見の白庭山へ遷したという記述があるが、その鳥見の白庭山も奈良市西部から生駒市東部にかけての地域であったとされ、現在の地名の登美ヶ丘や白庭台の由来になったとされている。>と記されていた。やはり「歴史」と深くかかわっているのは近鉄ならではの光景なのか。ここまで近鉄と日本を代表する史跡地が密着しているとは、いやぁ~私も「日本の歴史」をいちから勉強しなければとつくづく思った。逆に歴史の得意な方が近鉄の制覇の旅をするととても面白く感じるであろう。

(単なるニュータウンと思っていた「登美ヶ丘」には深い意味が・・・)
そんなことを考えていたらちょうど昼食の時間となった。前日に確認しておいた生駒駅前の「駅前そば」で冷やしたぬきをいただくことに。しばしの休息の後、奈良線で大阪難波に着けば近鉄路線全線制覇である!全線制覇はその気になれば2日間で可能であろう。しかし3日間有効のフリー切符を使うなら、所々に観光を鏤めるといい。充分3日間で制覇できるはずだ。
ところでここまでお付き合いいただいた方で「おや?」と思われる方がいらしたのではないか?そう、京都~大和西大寺~奈良間の制覇はどうした?という事だ。今回はこの区間を紹介してない。
実はこの「近鉄バッファロースリーパー」シリーズの冒頭で紹介した「修学旅行以来」というところで紹介した通り、1982年の修学旅行時に京都から団体専用列車のビスタカーで既に制覇済みであった。地下駅の近鉄奈良は、JRの奈良駅に比べ随分狭く感じたが、現在のJR奈良駅は高架化されものすごくシンプルになった。そのため昔の面影は全くなく、歴史的観光地を代表する駅とは思えぬくらい「通勤駅」に変化してしまった。

(大阪と言えば・・・の部類に入る通天閣界隈。私は「えびすや」で名物をいただいた。)
「いずれ制覇しなくては・・・」と思っていた近鉄も、制覇してしまえば呆気ないものであった。しかしそれはただ「制覇」しただけであり、近鉄の歴史に深くかかわったわけでもない。次回訪問する時はひと駅ひと駅下車する気持ちで挑みたいと思う。と言っても全駅は無理なので気になる駅をピックアップしてみてもいい。そしてその時に近鉄のいままで歩んできた歴史の1ページでも触れられる事が出来るだけでも「週末フリー切符」の価値が再発見できることであろう。

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鉄道全線完全制覇の旅

(生駒でのひとコマ。登美ヶ丘まで行くには近鉄唯一の第三軌条集電方式の列車で向かう。)
再び橿原神宮前まで行き難波まで戻るが、その前に天王寺の「通天閣」付近で「串カツ」を今夜の食事にしようと計画を変更。とりあえず本日の近鉄はここで終了して、食事後に若干正規料金で泉北高速鉄道を制覇する。今回の旅は都市鉄道のため「アドリブ」が効く。そのため前倒しで制覇できるのは都合がいい。
翌日「スルッとKANSAI」と併用で、というより「スルッと~」のみでもOKであるが、けいはんな線と奈良線の制覇に乗り出す。けいはんな線は地下鉄と相互乗り入れをしてるため近鉄唯一の「第三軌条集電方式」である。早速朝から大阪地下鉄の名路線の数々を制覇した後、コスモスクエアから一気に学研登美が丘に向かった。「登美ヶ丘」などとは、なかなかのニュータウン風の名称であるが、ウィキで確認してみたら<駅南方一帯に広がる住宅地「登美ヶ丘」が駅名の由来である。登美ヶ丘という地名は大和国添下郡西部の古代における呼称「鳥見郷(登美郷)」に由来するといわれ、「とみ」は「鳥見」、「登美」、「登弥」などとも古代においては表記された。「とみのさと」の「とみ」は「登美」「鳥見」「富」など現在の奈良市西部から生駒市東部の地名につながる。また、鳥見郷の由来は古代神道の葬祭の一種である鳥葬に由来し、「とみ」は初期には「黄泉」へ上るの意味で、死後の世界へ上る意味があったとされる。神話に登場する物部氏の祖とされる饒速日命は鳥見の白庭山へ遷したという記述があるが、その鳥見の白庭山も奈良市西部から生駒市東部にかけての地域であったとされ、現在の地名の登美ヶ丘や白庭台の由来になったとされている。>と記されていた。やはり「歴史」と深くかかわっているのは近鉄ならではの光景なのか。ここまで近鉄と日本を代表する史跡地が密着しているとは、いやぁ~私も「日本の歴史」をいちから勉強しなければとつくづく思った。逆に歴史の得意な方が近鉄の制覇の旅をするととても面白く感じるであろう。

(単なるニュータウンと思っていた「登美ヶ丘」には深い意味が・・・)
そんなことを考えていたらちょうど昼食の時間となった。前日に確認しておいた生駒駅前の「駅前そば」で冷やしたぬきをいただくことに。しばしの休息の後、奈良線で大阪難波に着けば近鉄路線全線制覇である!全線制覇はその気になれば2日間で可能であろう。しかし3日間有効のフリー切符を使うなら、所々に観光を鏤めるといい。充分3日間で制覇できるはずだ。
ところでここまでお付き合いいただいた方で「おや?」と思われる方がいらしたのではないか?そう、京都~大和西大寺~奈良間の制覇はどうした?という事だ。今回はこの区間を紹介してない。
実はこの「近鉄バッファロースリーパー」シリーズの冒頭で紹介した「修学旅行以来」というところで紹介した通り、1982年の修学旅行時に京都から団体専用列車のビスタカーで既に制覇済みであった。地下駅の近鉄奈良は、JRの奈良駅に比べ随分狭く感じたが、現在のJR奈良駅は高架化されものすごくシンプルになった。そのため昔の面影は全くなく、歴史的観光地を代表する駅とは思えぬくらい「通勤駅」に変化してしまった。

(大阪と言えば・・・の部類に入る通天閣界隈。私は「えびすや」で名物をいただいた。)
「いずれ制覇しなくては・・・」と思っていた近鉄も、制覇してしまえば呆気ないものであった。しかしそれはただ「制覇」しただけであり、近鉄の歴史に深くかかわったわけでもない。次回訪問する時はひと駅ひと駅下車する気持ちで挑みたいと思う。と言っても全駅は無理なので気になる駅をピックアップしてみてもいい。そしてその時に近鉄のいままで歩んできた歴史の1ページでも触れられる事が出来るだけでも「週末フリー切符」の価値が再発見できることであろう。

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鉄道全線完全制覇の旅
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コメント
あいあんさいど様
> 新世界、いいですね。私は「パチパチパンチ」の人御用達のお店で食べたことがありますが、この場合の「名物」とは、「二度づけ禁止」のやつですか?(違ってたらすいません)
その通りです。私も鉄則に則り「儀式」を守りました。むしろ「何もつけない」方がシンプルで味がダイレクトに伝わってきます。これではアルコールも進むわけですよね。
その通りです。私も鉄則に則り「儀式」を守りました。むしろ「何もつけない」方がシンプルで味がダイレクトに伝わってきます。これではアルコールも進むわけですよね。
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新世界、いいですね。私は「パチパチパンチ」の人御用達のお店で食べたことがありますが、この場合の「名物」とは、「二度づけ禁止」のやつですか?(違ってたらすいません)