三陸縦断の旅①
2013-07-08

(一ノ関より「スーパードラゴン」で盛に向かう。キハ100はJR化後の新造車の為私はあまりなじみが無かったが、乗ってみるとなかなか良い。)
「じぇじぇ」でお馴染みのNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地としてすっかり有名となった三陸鉄道は、現在「トキの人(レール?)」として最も注目を浴びている人気スポットだ。実はこの「三陸」という土地柄、この記事をアップしようか迷ったが、先日某テレビ局でこの「あまちゃん」の話題を取り上げ、地元の方々の復興に向けた頑張る姿に私も記事にすることにより少しでも復興に貢献できたらと思い公開させていただいた。
私がこの三陸の地に訪問したのは1983年の「東北一周旅行」と2011年の2回である。特に2011年1月の訪問は、震災の約2か月前となり非常に複雑な心境だ。
それでは2011年の訪問時を中心に1983年の訪問と一部照らし合わせながら紹介してみよう。

(一ノ関に停車中の「昭和形」。跨線橋がやたら長い。)
2011年1月の三連休を利用して東北社線乗り潰しの旅に出発したが、実は職業柄「日曜・祭日」等は休暇が取りにくい。しかしながらJR東の「三連休パス」はとても魅力的であったのと、津軽鉄道の「ストーブ列車」を体験するため、仕事に支障のない1月初旬の「三連休」を利用し、制覇に旅立った。寒い時期に寒い場所に行く・・・なんだか旅の「醍醐味」のような「自己満足」を胸に抱きながら「はやて101号」に乗り込む。この「はやて101号」は速達タイプではなく、仙台以降各駅に止まるため若干時間がかかるせいもあるためか、東京より空席がかなり目立った感だ。それでも仙台で殆ど下車してしまい更に空席化。私のような「一ノ関」での下車は若干マニアックであるのか・・・

(途中、陸前高田は震災の被害がとても大きい地区でもあった。)
一ノ関では新幹線と在来線の乗り換えで11分はいかがなものか・・・普通に考えたらスムーズにいくのであろうが、こういう時に限って有人改札で先客がつまらないことで駅員とやりあっていた。乗り換え時間が少ないため、強行突破で早速「スーパードラゴン」の待つホームに向かった。一ノ関の新幹線ホームは、かつての貨物側線跡に作られており、在来線との間に今でも数本の側線を挟む形の為跨線橋が長い!当然この事は事前に承知しているためこの「11分」が非常に心に重くのしかかっていたが、何とか無事に「ドラゴン」の捕獲に成功。このまま一気に盛に向かった。

(盛駅。JRと三陸鉄道が共用するのは国鉄時代の名残だ。現在はBRTにより仮復旧している。)
大船渡を過ぎ盛に到着。1983年以来、なんと28年振りの訪問。なんだか懐かしい香りが私を待っていた事が嬉しかったが、何より驚いたのはホームの先にあった、あの「岩手開発鉄道」の旅客ホームが今も健在であった事だ!時間があれば是非ホームにお邪魔してみたかったのであるが、JRのホームより確認するのが精一杯だったのが残念である。岩手開発鉄道・・・確かに健在の頃に私は訪問しているのであるが、当時は「いい旅チャレンジ20000km」での国鉄全線乗り潰しに全身全霊を注いでいたため「余裕」が無かったのであろう。

(盛駅では女性職員がお見送り。いささか心が和む風景だ。)
さて、ここから三陸の「南」となるが、国鉄時代には「盛線」として訪問している。当時はキハ20の単行であったが、今回の「三鉄」としての乗車は「レトロ風車両」である。平日では体験できないこととあって、しっかり「休日」を楽しませていただく事とした。
生まれ変わった「盛線」と新線区間で釜石に向かう。果たしてどんな旅になるのであろうか・・・


(岩手開発鉄道の旧・旅客ホームが健在(当時)!現在は震災から復旧して貨物営業を再開している。)

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