三陸縦貫の旅④
2013-07-14

(JR釜石駅構内。正月も明け、長閑な風景と時間が流れる。)
1983年以来、山田線に久々に乗る・・・宮古までではあるが、少年時代と中年(?)時代とでは同じ風景でも違って見えるのは気のせいであろうか?確かに山田線の各設備は当時より古いものもあればリニューアルされているところもある。釜石駅は私が訪問した当時のままであった。変化があるとすれば三陸鉄道が乗り入れている事であるが、私の訪問時は既に駅付近の鉄橋やホームも工事中であり、開通した現在を体験してみてもあまり違和感無く、むしろ懐かしく受け入れてしまった。JRホームも駅名表がJR仕様になったが、そんな事が気にならないくらい昔のままの風景であった。「そう、この階段を下りて入場券買いに行ったよなぁ・・・」など、少年時代に帰ったような気分になっていた。

(難読駅でもある「うのすまい」。震災からの復旧が待たれる。)
久々に体験した山田線であるが、私の訪問から2ヵ月後に震災の被害に遭うとは夢にも思わなかった。この山田線の釜石~宮古間は駅設備などが流出や浸水など、とても大きな被害を受け、現在も不通のままである。
私の訪問時、大槌や吉里吉里など、少々のリニューアルがあるものの、昔のままの佇まいのまま私を迎えてくれた。途中の陸中山田も若干のリニューアル意外はほぼ原型をとどめており、懐かしさが漂った。

(連日のように震災時にはTVで被災地の様子が報道された。
そんな思い出の地を何気なく過ぎていくと、程なく宮古に到着。実はこのとき列車は10分くらいの遅れが発生していた。予定では9分の乗り継ぎ時間のため、三陸の「北」の制覇はいわばあきらめムードであったが、私が乗車予定の三陸鉄道「こたつ列車」はJRの列車を待ってくれるとのアナウンス!一気に期待を膨らませる私であったが、この後とんでもない事が待っていたのだ・・・

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