PURE GOLD ①
2013-10-15
芸備線は不思議な路線だ・・・皆さんの印象は「ローカル線」であろう。勿論私もそうである。しかしかつては急行「ちどり」「たいしゃく」などが運転され、木次線経由で夜行列車の運転もあった。そんな「準」幹線のような存在であった芸備線も、現在では短距離区間の通学路線として活躍している一方、広島側では沿線人口が増加し列車本数も増加。所謂「都市鉄道」としての顔も見せる。

(1982年に訪問の際の道後山駅。交換設備が外され旧・上りホームのみを使用する無人駅になった。写真は旧・下りホーム。)
私が「不思議だ」と思ったのは、他のローカル線とは違う「何か」が存在し、ひきつける「何か」がある。特に新見から三次まではローカル線の基本である「山」「畑」「田んぼ」・・・そんな景色が車窓に映る。勿論、ローカル線としては「合格点」であろう。いや、そんな「採点」をしてはいけない。芸備線はもっともっと尊いものだ。
ローカル線は数あれど、芸備線ほど何かを感じる路線はそう多くない。勿論これは私個人の意見である。しかし私は特に芸備線に「思い入れ」があるわけでもない。ではいったい何が私を「そうさせる」のか・・・

(こちらは2013年訪問の際の道後山。JR化後はもちろんJR西仕様の駅名表に変更されているが、駅前は更に寂しくなったような・・・)
かつては坂根・野馳・備後八幡・小奴可・道後山・比婆山・高・山之内・下和知・・・これらは全て交換設備があった駅だ。「あった」と表現しているからには、現在は棒線化された駅に変身している。特に小奴可・備後八幡・高などはつい最近まで交換設備があったはずだ。もちろん私は、特に小奴可は1982年に訪問した時はしっかりと確認している。こんなにも変わってしまったのか・・・


(2010年訪問時の道後山。旧ホームが未だに残る。当日はなんと、あの「秘境駅訪問家」に偶然遭遇!後に本人確認をしたところメールが届き「確かに道後山にいました」とご連絡いただきました。ご多用の中、わざわざありがとうございます!)
1983年にCTC化が完了し無人駅が増えた。その際に交換駅の数も減ったが、現在は更に減少し寂しさを拭い切れない・・・
現在、東城では交換設備こそあるものの、列車交換は行われていない。列車本数の減少と共に列車交換設備がある駅でさえ交換が行われなくなってしまった。
しかしながら、途中の備後落合では木次線が接続する。木次線も列車本数の減少しているが、それでも少ない本数の中、芸備線と接続し3番線まであるホームは全て列車で埋まる時間帯もある。
芸備線の旅・・・それはただ、私の心を寂しくさせる事だけなのか?それが「引き付ける何か」なのか・・・いや、決してそうではない。他に何かがあるはずだ。しかし答えはまだ見つからない。ということは、再び芸備線を訪問し、その「答えさがし」をしなければならない。だが、果たして答えは見つかるであろうか・・・

FC2 Blog Ranking

にほんブログ村

にほんブログ村

(1982年に訪問の際の道後山駅。交換設備が外され旧・上りホームのみを使用する無人駅になった。写真は旧・下りホーム。)
私が「不思議だ」と思ったのは、他のローカル線とは違う「何か」が存在し、ひきつける「何か」がある。特に新見から三次まではローカル線の基本である「山」「畑」「田んぼ」・・・そんな景色が車窓に映る。勿論、ローカル線としては「合格点」であろう。いや、そんな「採点」をしてはいけない。芸備線はもっともっと尊いものだ。
ローカル線は数あれど、芸備線ほど何かを感じる路線はそう多くない。勿論これは私個人の意見である。しかし私は特に芸備線に「思い入れ」があるわけでもない。ではいったい何が私を「そうさせる」のか・・・

(こちらは2013年訪問の際の道後山。JR化後はもちろんJR西仕様の駅名表に変更されているが、駅前は更に寂しくなったような・・・)
かつては坂根・野馳・備後八幡・小奴可・道後山・比婆山・高・山之内・下和知・・・これらは全て交換設備があった駅だ。「あった」と表現しているからには、現在は棒線化された駅に変身している。特に小奴可・備後八幡・高などはつい最近まで交換設備があったはずだ。もちろん私は、特に小奴可は1982年に訪問した時はしっかりと確認している。こんなにも変わってしまったのか・・・


(2010年訪問時の道後山。旧ホームが未だに残る。当日はなんと、あの「秘境駅訪問家」に偶然遭遇!後に本人確認をしたところメールが届き「確かに道後山にいました」とご連絡いただきました。ご多用の中、わざわざありがとうございます!)
1983年にCTC化が完了し無人駅が増えた。その際に交換駅の数も減ったが、現在は更に減少し寂しさを拭い切れない・・・
現在、東城では交換設備こそあるものの、列車交換は行われていない。列車本数の減少と共に列車交換設備がある駅でさえ交換が行われなくなってしまった。
しかしながら、途中の備後落合では木次線が接続する。木次線も列車本数の減少しているが、それでも少ない本数の中、芸備線と接続し3番線まであるホームは全て列車で埋まる時間帯もある。
芸備線の旅・・・それはただ、私の心を寂しくさせる事だけなのか?それが「引き付ける何か」なのか・・・いや、決してそうではない。他に何かがあるはずだ。しかし答えはまだ見つからない。ということは、再び芸備線を訪問し、その「答えさがし」をしなければならない。だが、果たして答えは見つかるであろうか・・・

FC2 Blog Ranking

にほんブログ村

にほんブログ村
スポンサーサイト
コメント
こんばんは
LM様
コメントありがとうございます!
備後落合はともかく、備後八幡や野馳なんて、なかなか選択する駅が渋いですね。特に備後八幡は列車交換が「現役」時代に下車はしませんでしたが一応15秒くらいは列車の窓から眺めてました。その時はもちろんこんにちの姿を想像できなかったですね。
備後落合は、ジャンクションなのに無人駅という、なんとも言えないシチュエーションですね。「東釧路」などとは全く違う雰囲気を醸し出してますが、LMさんの写真を拝見すると、更に郷愁が伝わってきます。
備後落合はともかく、備後八幡や野馳なんて、なかなか選択する駅が渋いですね。特に備後八幡は列車交換が「現役」時代に下車はしませんでしたが一応15秒くらいは列車の窓から眺めてました。その時はもちろんこんにちの姿を想像できなかったですね。
備後落合は、ジャンクションなのに無人駅という、なんとも言えないシチュエーションですね。「東釧路」などとは全く違う雰囲気を醸し出してますが、LMさんの写真を拝見すると、更に郷愁が伝わってきます。
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/262-9d01454a
私も芸備線は大好きな区間ですね。
特に、三次以遠が好きで、備後落合、備後八幡駅、野馳駅、内名駅等を回ったこともありました。
備後落合
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-271.html
備後八幡駅
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-862.html
ここをかつては急行が何本も走っていたのかと思うと、鉄道の栄枯盛衰の歴史をまざまざと教えられる思いですね。
特に、備後落合は、鉄道がまだ元気だった頃に比べ著しく活気を失っている雰囲気ですね。
寂しい限りです。
何となく郷愁を感じさせる路線です。