1984年8月・「青春18」、88ヶ所は無理だったけど四国国鉄線全線制覇の旅④

宇和島で約2時間のインターバルの後、予讃本線で伊予大洲を目指した。伊予大洲といえば、あの名作映画「男はつらいよ」では「寅次郎と殿様」のロケ地として登場。真野響子がマドンナ役で、寺尾聰が「警察官」として自転車で登場するという、なんともコミカルな作品だ。そんな伊予大洲から五郎経由にて内子線に乗り換える。当時の内子線は五郎~内子での運転で、単なる「盲腸線」に過ぎなかった。当然「廃止候補」となるわけだが、内山線(当時)と接続させ予讃本線のバイパスの役割をさせるため廃止を免れ現在に至っている。つまり現在の向原~伊予中山~内子までが「内山線」の工事名で建設されたわけだ。当時の内子線は本当に普通の「ローカル線」であったが、2007年に再訪の際は内子駅は立派な高架駅に変身していた。

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(2012年訪問時の下灘駅。内子線と内山線(当時)がドッキングして短絡線が開通すると、支線に転落し交換設備も外された。かつてここにキハ80特急列車が通っていたとは信じられないであろう。)

そんな内子線も難なく制覇すると、五郎で予讃本線に乗換え高松目指す。現在は「旧線」となる伊予長浜経由で松山で乗換え、伊予西条着が21時58分だ。もうこんな時間になると景色も見えず、只管「仮眠」をとる。伊予西条からは既に高松行きの普通列車は無く、急行「うわじま12号」で高松に着いたのは0時19分だ。「青春18」ながら初めて急行を途中で利用、別途2500円だと思ったが、高松からは例の731Dを利用するので「宿代」と思えば大変リーズナブルであろう。そう、宿は「731D」なのだから・・・

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(地上時代の高知駅。写真は2007年訪問時で高架化直前であったが、1984年訪問時と全く変わっていなかった。)

731Dは高松発0時46分だ。待ち時間なんと27分。それなのになんとあの「リクライニングシート」にすわれたのだ!これは奇跡に近い。この「宿」、今回は高知までの乗車である。もう既に1982年に経験済みの為勝手がわかる。ということは実にやりやすい。高知で折り返して阿波池田から徳島本線の処理に向かう計画だ。
高知には4時18分着と少々早いが、土讃本線を代表する駅、何かしらあるだろうと思っていたが・・・やはり2年前と同じく、店という店は全てシャッターが降りている。折り返す列車は5時10分発の224列車、確かDF50が牽引する、通称「レッド・トレイン」である。

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(レッド・トレインのイメージ。写真は1983年盛岡駅にて。四国にもこんな車両がDF50に牽引されて運転されていた。ちなみにホームのプレハブ小屋みたいな建物の前にあるバッグは私所有のものである。)

土讃本線と言えば「新改」「坪尻」は大変有名どころであるが、私は完全に夢の中・・・全く記憶に無い。だが乗り換える阿波池田付近ではしっかりと目が覚めるから不思議だ。高知から乗った列車は人影疎らであった車内も、阿波池田に着くころには「部活諸君」をはじめとする「通学連中」や「通勤客」で埋め尽くされていたが、私と同じく阿波池田で殆どが下車。乗客が入れ替わる瞬間であった。そしていよいよ「吉野川」に沿って徳島目指す。もちろん「普通列車」での参戦だ。



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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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