「スルッとKANSAI」で行く関西私鉄乗り潰しの旅⑩
2013-11-22
トロッコ嵯峨駅から徒歩で京福嵐山駅にいく徒歩ルートは事前に確認済であるためスムーズに京都の街並みを「観光」できる。嵐山駅に着くとお土産屋さん等が沢山あって、ひと際観光ムードが満点だ。ホームに行くと、なんと足湯を発見。ちょっと入ってみようかと思ったが、若干料金が発生するらしい。今回は見送りする事にし、鉄道制覇に専念する事にした。

(こんなの普通に読める訳がない!「難読」と言うより「知っているか、知らないか」であろう。)
帷子ノ辻で北野白梅町方面に乗り換え、折り返し帷子ノ辻から四条大宮まで行けば京福制覇となるが、この京福は路面電車の雰囲気を醸し出しており、なかなか乗ってて楽しい。「京福」という会社名を名乗るのはここの路線のみになってしまったが、かつては文字通り「福井」にも路線があった。と言うより現在もある「えちぜん鉄道」の前身が京福である。それから京都の「叡山電鉄」も以前は京福の路線であった。

(レトロ調の京福。いずれ低床化が進むのか?)
そんな「京福」を乗り終え終点の四条大宮から徒歩で阪急の大宮まで行き烏丸で下車。再び徒歩で地下鉄の四条へ行き烏丸線に乗り換え、烏丸御池で東西線に乗り換え六地蔵に向かう。なんだか複雑すぎて予定を組んでいる方も、実践している方も全く訳が分からないまま進行していったが、とリあえず無事に行動していたらしい。気が付けば京津線に乗り換える御陵に着いた。
さて、京津線と言えばかつては京津三条から出ていたが、1997年に御陵以西を廃止し地下鉄東西線に乗り入れる方式に切り替えた。

(雨が降っても濡れないのが嬉しい。スノーシェルターならぬ「レインシェルター」が活躍する。)
御陵駅は地下鉄と京津線で2層構造となっており、イメージ的に京急蒲田や京成の青砥のような感じだ。非常に便利になりスッキリした感があるが、やはり併用軌道区間が無くなってしまったのは寂しい。しかし御陵から京津線で地下から地上に出てくると、景色が一転して「平成」ではなくなるのがまたいい。鉄道誌などでよく見かけた浜大津を目の当たりにすると、若干感動を覚えた。「おう、まだ健在であったか!」と思わずシャッターを切る。関西私鉄は不得手な私も、ここ京津線・浜大津はもちろん以前から知っている。しかも石山坂本線との併用軌道上のジャンクションは、かつての「西宮北口」に次ぐ感動ものであった。
そんな浜大津から、まずは坂本に向かい折り返して石山寺に向かった。とても風情のある沿線は、全く私に似合わない・・・と思ってしまうくらい由緒正しい鉄道路線である。
そんな石山寺を折り返すと、いよいよ最終章になる。京阪石山でJR東海道線に乗換え、京都に着くと新幹線で家路に着くとととなる。

(京阪石山坂本線。廃止が噂されているが、御陵以西の地下鉄化で挽回できるか・・・と言いたいところだが、地下鉄化以前に比べて料金が若干アップしている。)
ここまで全てご覧いただいた方、本当にお疲れ様&ありがとうございます。この旅を実践してみて思った事・・・それは「まだ半分も制覇してない」であった。制覇記録を見てもらうとお判りになると思うが、やたら乗り換えが際立って多い事だ。しかも京都付近に関しては乗換駅間を徒歩での移動もしばしばあった。また、関空区間に関しては関西空港~泉佐野間をなんと「ラピート」で移動するという「贅沢」もあった。

(阪急が嵐山にいるなんて・・・と言いたいが、京福の嵐山駅とはかなり離れている。)
考えてみたら、小学生・中学生時代がレールファン全盛期であり現在が「第2章」となっている。特に中学生時代は全国をかけ巡る「鉄道少年」であった。しかしながら、ちょうど「バブル期」の1990年代頃は、私は鉄道とはほとんど接点が無い。つまり「鉄道青年」の時代が無いまま現在の「鉄道中年」を迎えている。その「鉄道青年」時代の「穴埋め作業」とでも言おうか、ブランクを埋めていこうと再度全国を駆け巡っているわけであるが「鉄道青年」を取り戻せないまま、やがて「鉄道老人」となっていくのであろうか?だが、この関西私鉄の旅をして思った。あえて「鉄道青年」を取り戻さなくても、自然体で鉄道と向き合えば「鉄道青年」「鉄道少年」などの括りなど無くても充分に鉄道を楽しめるような気がしてならないと。そのブランクは、これからも旅を続ける事によって自然とナチュラルに埋められていくのではないかと。

(嵐山駅付近ではこんな光景も。京都らしい風景だ。)
この関西私鉄制覇の続きは2012年の7月に「第2弾」が敢行され「関西私鉄全線制覇」を成し遂げた。正直言って最終日には精神的に局面を迎えていたが、なんとか持ちこたえた。そこまでして・・・の思いもあるが「これが私の生きる道」なのかも知れない。そう、鉄道中年なら鉄道中年にしかできない「旅」があるのではないか?決して「鉄道少年」や「鉄道青年」にはできない旅・・・もしかしたら、私はそんな「旅」を探すために旅に出るのかも知れない。

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(こんなの普通に読める訳がない!「難読」と言うより「知っているか、知らないか」であろう。)
帷子ノ辻で北野白梅町方面に乗り換え、折り返し帷子ノ辻から四条大宮まで行けば京福制覇となるが、この京福は路面電車の雰囲気を醸し出しており、なかなか乗ってて楽しい。「京福」という会社名を名乗るのはここの路線のみになってしまったが、かつては文字通り「福井」にも路線があった。と言うより現在もある「えちぜん鉄道」の前身が京福である。それから京都の「叡山電鉄」も以前は京福の路線であった。

(レトロ調の京福。いずれ低床化が進むのか?)
そんな「京福」を乗り終え終点の四条大宮から徒歩で阪急の大宮まで行き烏丸で下車。再び徒歩で地下鉄の四条へ行き烏丸線に乗り換え、烏丸御池で東西線に乗り換え六地蔵に向かう。なんだか複雑すぎて予定を組んでいる方も、実践している方も全く訳が分からないまま進行していったが、とリあえず無事に行動していたらしい。気が付けば京津線に乗り換える御陵に着いた。
さて、京津線と言えばかつては京津三条から出ていたが、1997年に御陵以西を廃止し地下鉄東西線に乗り入れる方式に切り替えた。

(雨が降っても濡れないのが嬉しい。スノーシェルターならぬ「レインシェルター」が活躍する。)
御陵駅は地下鉄と京津線で2層構造となっており、イメージ的に京急蒲田や京成の青砥のような感じだ。非常に便利になりスッキリした感があるが、やはり併用軌道区間が無くなってしまったのは寂しい。しかし御陵から京津線で地下から地上に出てくると、景色が一転して「平成」ではなくなるのがまたいい。鉄道誌などでよく見かけた浜大津を目の当たりにすると、若干感動を覚えた。「おう、まだ健在であったか!」と思わずシャッターを切る。関西私鉄は不得手な私も、ここ京津線・浜大津はもちろん以前から知っている。しかも石山坂本線との併用軌道上のジャンクションは、かつての「西宮北口」に次ぐ感動ものであった。
そんな浜大津から、まずは坂本に向かい折り返して石山寺に向かった。とても風情のある沿線は、全く私に似合わない・・・と思ってしまうくらい由緒正しい鉄道路線である。
そんな石山寺を折り返すと、いよいよ最終章になる。京阪石山でJR東海道線に乗換え、京都に着くと新幹線で家路に着くとととなる。

(京阪石山坂本線。廃止が噂されているが、御陵以西の地下鉄化で挽回できるか・・・と言いたいところだが、地下鉄化以前に比べて料金が若干アップしている。)
ここまで全てご覧いただいた方、本当にお疲れ様&ありがとうございます。この旅を実践してみて思った事・・・それは「まだ半分も制覇してない」であった。制覇記録を見てもらうとお判りになると思うが、やたら乗り換えが際立って多い事だ。しかも京都付近に関しては乗換駅間を徒歩での移動もしばしばあった。また、関空区間に関しては関西空港~泉佐野間をなんと「ラピート」で移動するという「贅沢」もあった。

(阪急が嵐山にいるなんて・・・と言いたいが、京福の嵐山駅とはかなり離れている。)
考えてみたら、小学生・中学生時代がレールファン全盛期であり現在が「第2章」となっている。特に中学生時代は全国をかけ巡る「鉄道少年」であった。しかしながら、ちょうど「バブル期」の1990年代頃は、私は鉄道とはほとんど接点が無い。つまり「鉄道青年」の時代が無いまま現在の「鉄道中年」を迎えている。その「鉄道青年」時代の「穴埋め作業」とでも言おうか、ブランクを埋めていこうと再度全国を駆け巡っているわけであるが「鉄道青年」を取り戻せないまま、やがて「鉄道老人」となっていくのであろうか?だが、この関西私鉄の旅をして思った。あえて「鉄道青年」を取り戻さなくても、自然体で鉄道と向き合えば「鉄道青年」「鉄道少年」などの括りなど無くても充分に鉄道を楽しめるような気がしてならないと。そのブランクは、これからも旅を続ける事によって自然とナチュラルに埋められていくのではないかと。

(嵐山駅付近ではこんな光景も。京都らしい風景だ。)
この関西私鉄制覇の続きは2012年の7月に「第2弾」が敢行され「関西私鉄全線制覇」を成し遂げた。正直言って最終日には精神的に局面を迎えていたが、なんとか持ちこたえた。そこまでして・・・の思いもあるが「これが私の生きる道」なのかも知れない。そう、鉄道中年なら鉄道中年にしかできない「旅」があるのではないか?決して「鉄道少年」や「鉄道青年」にはできない旅・・・もしかしたら、私はそんな「旅」を探すために旅に出るのかも知れない。

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