鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

夜行列車・再発見!

夜行列車・・・あなたはどういう「定義」をお持ちであろうか?以前私は「鈍行列車」に触れてみたが、その「鈍行列車」よりはかなり明確に定義できるはずであろう。一応「ウィキぺディア」で確認してみたら「夜行列車(やこうれっしゃ)とは、夜間から翌日の朝以降にまたがって運転される旅客列車のことである。その性格上、長距離列車となる場合が多い。夜汽車と呼ばれることもある。」と記されていた。「翌日の朝以降」と言う表現。では「朝」とはどういう定義かと言う事になる。と言うかこの時点で私は「ひねくれ者」であろう。もしかしたらこの記事をご覧の方は既に引いてしまっているかも知れない。しかしながら、私は「明確化」に若干こだわる方で、一度気が付いたらトコトン調べてしまう「疲れる性格」かもしれない。

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(何度か紹介しているが、こちらは電車式の夜行列車。昼間は座席、夜は寝台として活躍した。1983年8月、青森駅にて)

と言う事で、一応「朝」という定義を調べてみた。「朝(あさ、あした)とは、陽が昇ってから正午までの間のある程度の範囲の時間帯のこと。時には午前と一致する。一般的に人間はこの時間帯に起き、働くなどの活動を始める。また、この朝という概念は地球上のほとんどの民族に存在する。」

朝:「夜明け」からおよそ9時頃まで。天気予報で「明日朝の最低気温」と用いるときは0時〜9時をさす。
早朝:一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが夜明けからおよそ1〜2時間。
朝のうち:午前6時頃から午前9時頃まで

ウィキペディアの解釈だと若干抽象的であるが、上記なる「定義」も登場した。恥ずかしながら、私は「気象予報士」の試験を3回チャレンジした事がある。が、3回落選もした。合格率5%と言う超難関の国家試験の中、よく「元・東京都知事」の実息が合格したものだといささか関心してしまうほどである。
そんな事はどうでもいいが、一応私も気象予報士を目指した身。若干の知識を持ってはいるが、実用とはほど遠い。だが、気象庁の「朝」の解釈は上記の通り。私も若干この辺は勉強したが「夜明け」と言う表現は、年間を通じて「同じ時間」ではなく、あくまで「旬のもの」と捉えていただく意向であろう。

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(1983年10月、白糠駅にての急行「まりも」。座席ながら夜行列車である。とは言うものの寝台車も連結されていた。)

それより、今は「夜行列車」を追求する記事となっているので話を元に戻そう。つまり日付が変わる前に出発し、翌朝に終点に到着すれば「夜行列車」になるみたいだ。
なるほど?と思っていた矢先、私は妙な事に気付いた。もちろん夜行列車と思って乗っていた「731D」は、夜行列車ながら上記の定義に当てはまらない。基本、確かに夜行列車ではあろうが・・・そう、731D(上り764D)とは、1980年代くらいまで四国に走っていた普通列車(というより快速)の夜行で高松~中村の運転であった。車両はキハ58を使用しており、グリーン車も連結されていたが、なぜか別料金不要で、ある意味「お得な」夜行列車であった。つまり「18」で「青春」する事も可能であったのだ!中村到着後は折り返しの急行「あしずり」に変身し、グリーン車の車両は「指定席」として開放される。
そんな731Dは、高松を0時47分に発車すると言う事はこの時点で既に定義から外れている。これは「最終列車」ととらえるべきか「始発列車」ととらえるべきか・・・

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(こちらも以前に紹介した「あかつき」は、1978年8月の長崎駅にて。この「ブルートレイン」こそ「夜行列車」の名ににふさわしいであろう。)

こと、上りの764Dに至っては高松に3時半頃の到着となり、全く「朝」を迎えていない。確かにこの731Dを単独で考えると不思議な夜行列車である。しかし視点を変えると「夜行列車」と言えるのかも?と言う部分に気付く。それは「全体」を考える事だ。この731D(上り764D)は、起点を「岡山」と考えれば問題は解決してきそうだ。つまり、岡山発の「夜行列車」と考えればなんとなくつじつまが合ってくる。
この列車が運転されていた頃は瀬戸大橋は存在せず、宇野~高松は連絡船であった。22時36分に岡山を出た宇野線経由の「夜行列車」は23時22分に宇野に到着。23時30分に連絡船に姿を変え高松に0時30分に到着。そして松山方面は急行「うわじま1号」になり0時44分に、高知方面は0時47分の731Dにそれぞれ変身し(1982年11月の時刻を参照)高松を出発する。そして宇和島や中村には朝6時~7時台に到着するわけである。

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(恐らく新幹線開通後は見られなくなる可能性が高い。わたしは過去に「ロイヤル」と「デュエット」に乗車したが、私が小学校の頃は「2段ハネ」が主流の時代。まさに時代も変わったものだ・・・)

一方、上り列車は松山や高知などから来た列車は高松になんと3時22分~42分に到着。3時52分発の連絡船で宇野に4時52分着。5時4分発の宇野線始発で岡山に5時52分に到着である。つまりこれを「ひとつの列車」と解釈する事だ。
しかしながら上りの高松での乗り換え時間は凄まじい!例えひとつの列車と解釈しろと言っても、朝3時半頃の「乗換」はいくらなんでも「体力的」にはともかく「精神的」にかなりのダメージであろう。確かに岡山から高松の間は陸続きではないため船に乗ることが絶対条件になるが、特に上りの高松の乗り換え時間と来たら、もうたまりません。なぜこのような苦しみを乗り越えてまで岡山に行かなければならないのか・・・国鉄さん・・・

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(こちらは「快速」として活躍している「ムーンライト」。私が中学生の頃から考えれば、こういう車両での「快速」がある事自体考えられなかった事だ。)

現在は本州と四国は「陸続き」となっている。東京からは「サンライズ」が高松まで乗り入れ列車一本で到達できる。しかし「陸続き」となったこの時代に731Dの姿はない。本来、岡山を起点と考えて運転される四国方面の夜行列車は陸続きではない時代に「陸続き」のようなダイヤ設定になっていたが、完全に「陸続き」となったらダイヤから姿を消した・・・間に船を入れなければならないダイヤしか組めなかったが、船を入れなくなってもいいと言う事になったら列車自体が無くなってしまうという・・・なんとも皮肉なものだ。

このブログにてこの731Dの紹介は何度もしたが、この記事を私自身が書きながらこんな夜行列車があったとは・・・と改めて気づかされた。岡山から電車⇒船⇒気動車と「七変化」する夜行列車は、いま考えるととても不思議な存在であった。他の夜行列車は目的地まで乗り換えなしで行けるのに、この四国の夜行列車に関しては「乗り換えが発生する直通列車」 であった。特に上りの未明の3時台の乗り換えを、あなたはチャレンジしてみたいと思いますか?



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コメント

No title

こんばんは。
朝と夜の定義まで飛び出すとは確かにビックリですが(笑)、
僕にとって夜行列車は、

カムバーーーーーーーーーーーーック!!

な存在ですねやっぱり。
ナゼなら、「銀河」「なは・あかつき」「富士」をそれぞれ一度だけ
廃止直前に京都から中途半端に乗っただけの思い出しかないからです(号泣)。
それでもあの独特の雰囲気は忘れがたい記憶としてしっかり焼き付いています。

「あけぼの」も廃止が決定したみたいですね…。
僕はホントに、生まれる時代を、デンシャ旅を始めるタイミングを間違えた男です(再び号泣)

kyo-to様

コメントありがとうございます!

申し訳ございません、しがない管理人の「理屈っぽい道楽」につきあわせてしまって・・・

kyo-toさんも「銀河」「なは・あかつき」に乗車なされて、逆に羨ましいくらいです。だって私は「なは・あかつき」は乗れなかったし「銀河」はオール座席の「51号」しか乗ってません。「富士」に関しては1978年に東京~西鹿児島時代の時、私が生まれて初めて乗った寝台特急としてものすごく印象に残ってますが、当時は24時間25分かけて西鹿児島(現・鹿児島中央)まで行くのは現在では考えられないですね。

私はいわゆる「ブルトレ世代」で、小学校時代位がブルートレインの全盛期でした。「夜行列車」というカテゴリーは今でも特別な思いがありますが、kyo-toさん、決して「生まれる」「始める」タイミングは間違ってはいないと思いますよ!確かに夜行列車は衰退しましたが、現在は現在でとても魅力的な列車が多々ありますし、今だから「いい味」が出ている駅舎や路線も少なくありません。

お互いJRは「全線制覇」した身。これからも常に日常的に鉄道を「道楽」として楽しむことが出来たら素敵じゃないですか!

ちなみに「あけぼの」ですが、実は年明け早々に乗車予定であった矢先のニュースで、正直びっくりしました。切符が取れるかどうか心配です。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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