青葉城の恋唄①
2014-01-29
1983年以来の訪問となった仙山線だがもう「31年振り」というフレーズは何度も使用した。当時中学生であった私が2014年1月に31年振りに訪問とは、足算をされると世代がばれてしまいそうだ。そんなことはどうでも良いのだが、前回の訪問は夏。今回は冬と両極端な時期の訪問に、違った仙山線の「顔」を見せてくれる事であろうと期待を込めわざわざ予定に組み込んだ。
前回の訪問はなんと電気機関車が牽引する旧型客車であった。新しいレールファンには信じられないかもしれないが、30年前の仙山線にはそんな列車が走っていたのだ。もちろん私の乗った当時は電車も走っていたのでわざわざ「選んで」乗車したものだが、旧客で揺られる仙山線は格別であった。

(山形で出発を待つ仙山線電車。前回の訪問時は電気機関車牽引の旧型客車であったので新鮮な感じだ。)
さて、今回の訪問は先述したとおり2014年1月の訪問となった。宿泊先の新庄から山形までやってくるのにかなりの積雪があったが、山形市内に入る頃には若干積雪が少なくなっていた。羽前千歳と北山形を訪問した後、山形より仙山線に乗る計画だ。山形では約30分以上のインターバルがあったので久々に訪問する山形駅をじっくり観察。前回の訪問では何かと「お世話に」なったが、当時とは全く印象が違う別の駅に生まれ変わっていた。何せ「新幹線」がやってくる時代。私が「始発まで待たせてもらった」待合室が既に面影が無く、と言うよりその待合室自体が無く、側線などもかなり撤去されて若干コンパクトになった印象だ。


(山寺に近付くと幻想的な風景になる。立石寺も仙山線の車窓から拝め、思わず合掌・・・)
11時32分、仙山線の列車に揺られ仙台を目指した。私の知らない部類に入る車両であるからJR化後に誕生した車輛であろう。そして仙山線は「交流電化・発祥の地」であるから当然乗っている電車は交流に間違いない。
羽前千歳を出ると右に大きく弧を描き積雪が多くなってくる。そして若干の吹雪を催す景色となり山深くなってくると文字通り「山寺」に到着する。その名の通り、駅前の山には「山寺」の存在がはっきりとわかる。その名も「立石寺」と呼ばれ、お寺から見る「山寺駅」の風景も美しい。この立石寺と言えば「松尾芭蕉」が立ち寄った事で大変有名なお寺であり、しばしばそちら方面のマニアが多く訪問するのは納得いく材料だ。


(山寺駅の訪問は1983年<下>以来である。当時は駅員無配置であったが、現在は業務委託駅である。)
そんな山寺を過ぎると更に雪深く、そして山深くなっていく。景色を眺めていると、やはり「難工事」であったかも知れないような場所を選びながら線路を敷いている先人の苦労が見え隠れして来るが、こうして悪天候の中でも定刻通りに仙台目指してくれる事は非常にありがたい。そして何事も無いように列車に揺られている自分が実にありがたい気持ちになる。そんな事を考えながら久々に乗る仙山線は、もうすぐ仙山線の「ハイライト」に近付いていく。

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前回の訪問はなんと電気機関車が牽引する旧型客車であった。新しいレールファンには信じられないかもしれないが、30年前の仙山線にはそんな列車が走っていたのだ。もちろん私の乗った当時は電車も走っていたのでわざわざ「選んで」乗車したものだが、旧客で揺られる仙山線は格別であった。

(山形で出発を待つ仙山線電車。前回の訪問時は電気機関車牽引の旧型客車であったので新鮮な感じだ。)
さて、今回の訪問は先述したとおり2014年1月の訪問となった。宿泊先の新庄から山形までやってくるのにかなりの積雪があったが、山形市内に入る頃には若干積雪が少なくなっていた。羽前千歳と北山形を訪問した後、山形より仙山線に乗る計画だ。山形では約30分以上のインターバルがあったので久々に訪問する山形駅をじっくり観察。前回の訪問では何かと「お世話に」なったが、当時とは全く印象が違う別の駅に生まれ変わっていた。何せ「新幹線」がやってくる時代。私が「始発まで待たせてもらった」待合室が既に面影が無く、と言うよりその待合室自体が無く、側線などもかなり撤去されて若干コンパクトになった印象だ。


(山寺に近付くと幻想的な風景になる。立石寺も仙山線の車窓から拝め、思わず合掌・・・)
11時32分、仙山線の列車に揺られ仙台を目指した。私の知らない部類に入る車両であるからJR化後に誕生した車輛であろう。そして仙山線は「交流電化・発祥の地」であるから当然乗っている電車は交流に間違いない。
羽前千歳を出ると右に大きく弧を描き積雪が多くなってくる。そして若干の吹雪を催す景色となり山深くなってくると文字通り「山寺」に到着する。その名の通り、駅前の山には「山寺」の存在がはっきりとわかる。その名も「立石寺」と呼ばれ、お寺から見る「山寺駅」の風景も美しい。この立石寺と言えば「松尾芭蕉」が立ち寄った事で大変有名なお寺であり、しばしばそちら方面のマニアが多く訪問するのは納得いく材料だ。


(山寺駅の訪問は1983年<下>以来である。当時は駅員無配置であったが、現在は業務委託駅である。)
そんな山寺を過ぎると更に雪深く、そして山深くなっていく。景色を眺めていると、やはり「難工事」であったかも知れないような場所を選びながら線路を敷いている先人の苦労が見え隠れして来るが、こうして悪天候の中でも定刻通りに仙台目指してくれる事は非常にありがたい。そして何事も無いように列車に揺られている自分が実にありがたい気持ちになる。そんな事を考えながら久々に乗る仙山線は、もうすぐ仙山線の「ハイライト」に近付いていく。

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