新在の境界駅・新庄(後編)
2014-02-07
引き続き新庄駅を紹介しよう。跨線橋を使わずに乗り換えできて大変便利であるが、若干ひっそりとしている印象。私が1983年に陸羽東線へ乗り換えの際に訪問した時と全く印象が違うが、やはりどこかで懐かしい部分がある。



陸羽東線の列車が到着した。標準軌に接するホームを通り過ぎ、狭軌側のホームで止まる。狭軌同士、仲良く顔を並べ、奥羽本線秋田方面や陸羽西線にも乗り換え便利。



狭軌と標準軌の境界線となる通路。この通路が大きな役割を果たす。結果的に1・2番線と3・4番線は「頭端式」の形になる。5番線を介して陸羽東線と陸羽西線・奥羽本線の秋田方面への、いわゆる狭軌同士の直通が可能となる。

5番線のホームからはこんなものも見える。かつて機関車の車庫とかで使用されていたのかも知れないが、いまだ健在。




私は9時2分発の山形行きに乗車。一瞬「東海道線」と思ったが、車両形式の数値から判断して電気方式が全く違う事が判明。そういえばこちらは交流だったっけ。線路幅も違うし。
こんな感じで和やかなひと時が過ぎて行った。まだ年が明けて9日しか経っていないせいか、若干正月ムードが抜けていない感もあったが、久々の新庄訪問は新鮮な気持ちになった。かつてとは全く違う印象であったが確かに私はこの地に訪問している。そして今回の旅で初めて新庄の街を宿泊地に選びそして散策したが、全体的にひっそりとした感じもしたが、非常に雪深い印象であった。こういう旅ができるようになったのも「乗り潰し」から解放されて「点の旅」ができるようになったからか。
再訪・・・わたしにとっては先述した「比較の旅」となっているが、これほどの印象の変化があるのも、やはり30年という歳月が流れての事であろう。かつての姿と比較できる私は非常に贅沢な経験をさせていただいたと思う。そしてその歳月の経過は逆に新鮮な気持ちで「再訪」を体験できて、楽しくて仕方が無かった。それはまるで初めて訪れたかのような、何とも言えない「トキメキ」とでも言おうか。
人間は常に「新鮮」や「トキメキ」みたいなものが無いとマンネリ化してしまうような気がする。もちろん、その「トキメキ」はいつもおこる現象ではないがために起こるもの。だから旅は面白い。もちろんマンネリを否定しているのではない。むしろマンネリは非常に大事であると私は思う。それこそ「ドリフターズ」がいい例であろう。「この時間帯にヒゲダンスのコントがあるから面白い」や「そろそろじゃんけん決闘の時間だな」みたいな楽しみが生まれてくる。我々の生活はハッキリ言ってこのふたつが同居して初めて「成立」するのかもしれない。もしどちらかが欠けたとしたら、それは生活の「リズムの狂い」が生じる事を意味する。しかしながらこうした旅ができる自分は非常に幸せに思う。そして将来的にもこの状態を維持できればこれほど素晴らしい事は無い。

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陸羽東線の列車が到着した。標準軌に接するホームを通り過ぎ、狭軌側のホームで止まる。狭軌同士、仲良く顔を並べ、奥羽本線秋田方面や陸羽西線にも乗り換え便利。



狭軌と標準軌の境界線となる通路。この通路が大きな役割を果たす。結果的に1・2番線と3・4番線は「頭端式」の形になる。5番線を介して陸羽東線と陸羽西線・奥羽本線の秋田方面への、いわゆる狭軌同士の直通が可能となる。

5番線のホームからはこんなものも見える。かつて機関車の車庫とかで使用されていたのかも知れないが、いまだ健在。




私は9時2分発の山形行きに乗車。一瞬「東海道線」と思ったが、車両形式の数値から判断して電気方式が全く違う事が判明。そういえばこちらは交流だったっけ。線路幅も違うし。
こんな感じで和やかなひと時が過ぎて行った。まだ年が明けて9日しか経っていないせいか、若干正月ムードが抜けていない感もあったが、久々の新庄訪問は新鮮な気持ちになった。かつてとは全く違う印象であったが確かに私はこの地に訪問している。そして今回の旅で初めて新庄の街を宿泊地に選びそして散策したが、全体的にひっそりとした感じもしたが、非常に雪深い印象であった。こういう旅ができるようになったのも「乗り潰し」から解放されて「点の旅」ができるようになったからか。
再訪・・・わたしにとっては先述した「比較の旅」となっているが、これほどの印象の変化があるのも、やはり30年という歳月が流れての事であろう。かつての姿と比較できる私は非常に贅沢な経験をさせていただいたと思う。そしてその歳月の経過は逆に新鮮な気持ちで「再訪」を体験できて、楽しくて仕方が無かった。それはまるで初めて訪れたかのような、何とも言えない「トキメキ」とでも言おうか。
人間は常に「新鮮」や「トキメキ」みたいなものが無いとマンネリ化してしまうような気がする。もちろん、その「トキメキ」はいつもおこる現象ではないがために起こるもの。だから旅は面白い。もちろんマンネリを否定しているのではない。むしろマンネリは非常に大事であると私は思う。それこそ「ドリフターズ」がいい例であろう。「この時間帯にヒゲダンスのコントがあるから面白い」や「そろそろじゃんけん決闘の時間だな」みたいな楽しみが生まれてくる。我々の生活はハッキリ言ってこのふたつが同居して初めて「成立」するのかもしれない。もしどちらかが欠けたとしたら、それは生活の「リズムの狂い」が生じる事を意味する。しかしながらこうした旅ができる自分は非常に幸せに思う。そして将来的にもこの状態を維持できればこれほど素晴らしい事は無い。

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