湯西川温泉へGO!(リメイク版)

第二の「第三セクター」野岩鉄道と会津鉄道を制覇したのは2008年3月11日より12日の二日間の行程である。青春18きっぷを使い「ムーンライトえちご」を使い新潟経由で会津若松に出た。
途中、高崎で急行「能登」に追い抜かれたが、かつての国鉄時代の特急車両が急行に格下げされ最後の勇姿を見せていた。乗車率は決して良いとはいえないくらいで、いつ廃止されてもおかしくないであろう。と言うより、未だに生き残っているのが不思議なくらいだ(定期運用はなくなりました)。勿論しっかりデジカメに記憶させた。さて、会津若松で我々を待っていたのは、なにやら車両に文字が沢山書かれた列車であった。

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(会津若松に停車中の会津鉄道の車両。途中の会津田島までは非電化であるのでこちらの車両はDC仕様だ。)

実は会津地方野口英世所縁の地であり、車両の文字は、野口英世の母が息子宛に書いた手紙だそうだ。何はともあれ、ユニークな車両は人の目を引き付ける。さて、会津若松を出た列車は西若松に着いた。ここまではJRであるが、駅舎はすっかり近代化され、昔の面影は無い。ここから旧国鉄「会津線」の区間に入る。しかしどの駅もかつての国鉄色は無く、すっかり「会津鉄道」になっていた。中でも目を引いたのが「湯野上温泉」である。
この駅は度々テレビに顔を出すのだが、わらぶき屋根の駅舎の中に囲炉裏がありムード満点。列車交換のため3分くらいの停車時間があった為、駅舎に行ってみた。すると、そこは既に旅人の憩いの場となっており、囲炉裏の上部屋根はすっかりスモークされていた。再び列車に乗り、更に山深い景色を堪能しやがて会津田島の着いた。ここは会津鉄道の主要駅であると共に電化区間と非電化区間の境界駅のようなものでもある。構内には車庫もあり広い。

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(TVでお馴染みの湯野上温泉駅の駅舎内。観光的には風情たっぷりである。)

ここで待ち時間が若干あるため駅の売店で弁当をゲット。もと名鉄の「北アルプス」で使用されていた快速列車を見送り、いよいよ電化区間に突入。実質、この駅が会津鉄道と野岩鉄道の境界駅である。現に境界駅である「会津高原(現尾瀬口)」では、さも途中駅の様にいとも簡単に去っていった。仮にも国鉄時代は「会津滝ノ原」という駅名で終着駅であったが全くと言っていい程面影無し!更に山深くなっていく雪景色は、初春の光を十分に浴び雪解け水となって流れてる沢から、更に日の光が反射してくる。もうすぐこの地にも春がやってくるであろう自然の営みが「車窓」というスクリーンに映し出され、実に幻想的だ。
会津高原より先の野岩鉄道から新線区間であるのが乗っててすぐに実感できる。線形が良く、カーブが少ない設計のためスピードが出る。しかしトンネルが多いのが難点だが・・・それを象徴するかのようにトンネル内の駅に停車した。本日のハイライト「湯西川温泉」である。この駅は、道の駅とドッキングしており温泉も併設されている。この温泉に入るのが目的で来た様なものだ。トンネル内のホームよりトンネルをくぐるように改札口へ、更に歩くと大きなフロアに出た。そう、道の駅だ。駐車場からは先ほど通ってきた鉄路の大きなアーチが見える。それより、早速2階へと通じる階段を急いだ。限られた時間の中「温泉」に身を沈めるためだ。若干広さの贅沢はいえないが、それでも500円の格安で本格的な温泉に入れるとは、なんて素晴らしいことか!時間帯が時間帯だけに、勿論「貸切」である。湯上り後、まだ時間があったので、先ほど会津田島にて購入した弁当を頂き、抜かりなくアルコールを注ぐ。最高のひと時だ。しかし、野岩鉄道はフリーきっぷが無いため正規料金であるのが残念である。フリーきっぷがあれば「ホットスパライン」の異名を取る野岩鉄道沿線の温泉めぐりが出来るではないか。関係者の方、よろしくお願いいたします!

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(同じく湯野上温泉駅のホームより。列車交換のため少々停車時間があった。息抜きに改札を出る旨を駅員に伝えると快く了承してくれた。)

やがて次の列車の時間がやって来た。早速「下今市」めざし東武直通の「電車」に乗り込んだ。野岩鉄道の終点「新藤原」は、先程の「会津高原」と同じように「途中駅」の様にさっさと過ぎていってしまった。鬼怒川温泉では、反対側のホームに「スペーシア」が停車中で、沢山の観光客が利用していた。このスペーシアを会津田島まで延長してみてはいかがであろうか?実現できなくはないであろう。鬼怒川止まりでは、せっかくの「ホットスパライン」が、宝の持ち腐れになってしまう。新たな観光戦略として道が開けそうな気がしなくもないが・・

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(湯西川温泉駅はトンネルの中にある。スパ施設と直結していて大変便利。そのスパ施設は「道の駅」としても活躍している。)

列車は暫く鬼怒川と並行して走る。東武鉄道というとどうしても池袋や浅草方面の賑やかなイメージがあるのでなんとなく異質に映る。とは言え、東京から会津若松までJR以外の線路で結ばれた。野岩鉄道は電化で開業したということは、当然東京からの直通列車を考えての事である。地元の願いが伝わってくるこの鉄道を「赤字」「採算」という物差しで簡単に無くしてはならないと思うが、現実は厳しい。もっともっと再生させる「ヒント」が必ずあるはずだ。流れ行く鬼怒川の水面を見つめながら野岩鉄道の「明日」を見つめていた。



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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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