かけめぐる「青春」⑤ 鯨波
2014-04-04

北陸本線にある鯨波駅は「どのような特徴があるの?」といわれてすぐに言葉が見つからない。強いて言えば「私好みであるから!」とでも言おうか。とはいうものの、海水浴場にほど近く、シーズンにはなんと水着で列車に乗ってくる乗客もいるとかいないとか・・・しかし新潟県民は、あの日本海の荒波を海水浴で使うとは・・・私のような「湘南」の人間にとっては何とも言えぬような胸騒ぎがする。そんな日本海にも「鯨波」という幻想的な名前の海水浴場があるとは何ともロマンチック。私の訪問時はシーズンオフであったが、初めての訪問は1982年の8月であった。この時は下車しなかったが確かに海水浴客と思われる乗客が挙って下車したのを覚えている。
そんな海水浴場に近い鯨波も普段はひっそりとしており、2014年3月に私が訪問した時は完全に「独占」させていただいた。約20~30分程の滞在時間であったが万遍なく駅を観察させていただいた。現在は駅員無配置になってしまったが、1日の利用者は50人~100人前後と推測される。

2014年3月に訪問。相対式ホーム2面2線は北陸本線の典型的なローカル駅である。

こちらは1982年8月に訪問した時の駅名表。ご覧の通り、海水浴客と思われる乗客が多数下車しているのが分かる。



青海川ほどではないが一応海に近い。しかしながら駅構造が隣の青海川と似ているため海が無ければ一瞬錯覚を起こしそう。





駅舎を撮ってみた。全体的にクジラのイメージであろうか?青と白を基調としたコントラストは実に良い。2階建ての構造となっておりWCは1階にある。




駅舎の中に入ってみた。駅務室にはなぜか魚沼線・片貝駅のスタンプがアピールされていた。

駅務室は固くカーテンで閉ざされていたが、シーズン期間だけでも駅員が来そうな雰囲気。


青海川ほどではないが、駅から海が近いのがお分かりいただけるであろうか。私は海水浴場と言うと茅ヶ崎や江ノ島のイメージしかないため、鯨波のような海水浴場は風情あふれる印象が強い。


貨物列車を見送り、次の駅目指す。ハッキリ言って少々の時間だが鯨波を「独占」させていただいた。

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コメント
No title
鯨波というと、住んでいる地域柄、快速「マリンブルーくじらなみ」を思い出しますが、さぞかし立派な駅かと思いきや、想像していたよりも地味な駅舎ですね。若干「海の家」風と言ってもいいくらいで。でも、それが逆にいい味出していますね。青海川ほどではないにしても、海に近いようですが、個人的にはこのくらいの距離感の方がちょうどいい気がします。
あいあんさいど様
コメントありがとうございます。
まさにあいあんさいど様のコメントの通り、私が今回訪問した「意味」がそこにありました。「想像していたよりも地味」という言葉通り「地味」な駅が私好みなのです。私はどうやら他の人と違う感性を持っているようですね。このような駅を選んで訪問するのは海水浴客と私くらいでしょうか?
記事に記した通り、私の初訪は1982年8月でしたが、当時は海水浴客がかなり挙って下車し非常に驚きました。相当「名門」的な海水浴場なのでしょうか?コメントに記されていらっしゃいます臨時列車も運転されているくらいですから。
隣の青海川は海に近く素晴らしいロケーションの印象ですが、私個人的にはこの鯨波の方が3ランク上くらい好きです。なんたって「地味」ですから・・・
まさにあいあんさいど様のコメントの通り、私が今回訪問した「意味」がそこにありました。「想像していたよりも地味」という言葉通り「地味」な駅が私好みなのです。私はどうやら他の人と違う感性を持っているようですね。このような駅を選んで訪問するのは海水浴客と私くらいでしょうか?
記事に記した通り、私の初訪は1982年8月でしたが、当時は海水浴客がかなり挙って下車し非常に驚きました。相当「名門」的な海水浴場なのでしょうか?コメントに記されていらっしゃいます臨時列車も運転されているくらいですから。
隣の青海川は海に近く素晴らしいロケーションの印象ですが、私個人的にはこの鯨波の方が3ランク上くらい好きです。なんたって「地味」ですから・・・
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