ドリームにちりんへの旅(前編)
2014-06-10
近年まで活躍した「ドリームにちりん」は皆様の記憶に新しい存在であろう。九州は日豊本線を駆け巡るこの夜行列車は、当時日本国内唯一の「座席特急夜行列車」で異色の存在あった。私の知っている限りのルーツをたどると、この列車の源は夜行急行列車「日南」になる。「日南」は1980年代に活躍した夜行急行列車で門司港~大分~西鹿児島の運転であったが、宮崎~西鹿児島が普通列車に変身する。私の知っている限りの記憶だと、この「日南」は12系の客車列車であったが、なんと10系の寝台車も連結していた!

(1983年3月、九州に訪問した際に出会った「日南」。だが私の所持していた切符は「18」であったため残念ながら見送るしかなかったが・・・残念!<少し引用が古臭いが>)
しかしながら、もっとさかのぼると・・・「日南」という愛称の列車は、昭和52年現在ではなんと別府~宮崎間を走るDCの急行列車でもあった!夜行列車と2本立てであるが、これは私が昭和52年発行の「ケイブンシャ 特急・急行大百科」でも確認済である。こんな時代もあったのかと、なかなか貴重な資料であるが・・・
この当時は日豊本線の夜行列車と言うと、寝台特急「富士」「彗星」がいた。その他に・・・若いレールファンにはわからないであろうが、大阪~大分を走る座席急行列車「くにさき」の存在が非常に大きい。同じく座席急行列車「阿蘇」とともに14系客車を使用し、当時は「豪華急行列車」と絶賛されたものであった。

(同じく1983年に訪問した時の門司港。「有明」の隣にいるのは当時「日南」と姉妹列車の「かいもん」。こちらは鹿児島本線経由であった。)
と、変遷を繰り返した列車も運用の関係から客車⇒特急車両に生まれ変わった。一般的には車両も置き換わり「グレードアップ」した感があるが、私のようなレールファンにしてみたら若干寂しい感じを否定できない・・・が、逆に恐らく日本で唯一となるであろう座席夜行特急列車に変身したのであった。残念ながら「日南」時代には乗車できなかったが、この「ハイパー」の時代に私は乗車する事に成功、2010年5月、若干小銭が出来た関係から時期外れの旅に出かけたのであった。

(若干記事の内容とは異なるが、南宮崎ではこんな車両が停泊していた。国鉄⇒JRに変身してからそれぞれの「個性」がハッキリした形になった感だ。)
この旅の出発当日は仕事を午前中に終わらせ新横浜から一路西へ向かった。現地で夜行の、しかも座席特急で自由席を目指す初の試み。とは言え、かつての旅では周遊券を使い急行の夜行列車などで多くを経験してきたので大体の「理屈」は分かる。あとは席が空いているかどうかだ。「ドリームにちりん」は博多~小倉~鹿児島中央の運転で日豊本線経由である。私は小倉から乗車の為座れなかったら致命的であるが・・・
小倉に着いて約10~15分位の乗り換え時間は非常にスリリングであった。意外にも新幹線から「ドリーム」への乗り換え客が多く、私は小走り気味に在来線のホームに向かう。それなりに列を作った自由席への乗場に「ハイパー」がやって来た。果たして座れるのか・・・

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しかしながら、もっとさかのぼると・・・「日南」という愛称の列車は、昭和52年現在ではなんと別府~宮崎間を走るDCの急行列車でもあった!夜行列車と2本立てであるが、これは私が昭和52年発行の「ケイブンシャ 特急・急行大百科」でも確認済である。こんな時代もあったのかと、なかなか貴重な資料であるが・・・
この当時は日豊本線の夜行列車と言うと、寝台特急「富士」「彗星」がいた。その他に・・・若いレールファンにはわからないであろうが、大阪~大分を走る座席急行列車「くにさき」の存在が非常に大きい。同じく座席急行列車「阿蘇」とともに14系客車を使用し、当時は「豪華急行列車」と絶賛されたものであった。

(同じく1983年に訪問した時の門司港。「有明」の隣にいるのは当時「日南」と姉妹列車の「かいもん」。こちらは鹿児島本線経由であった。)
と、変遷を繰り返した列車も運用の関係から客車⇒特急車両に生まれ変わった。一般的には車両も置き換わり「グレードアップ」した感があるが、私のようなレールファンにしてみたら若干寂しい感じを否定できない・・・が、逆に恐らく日本で唯一となるであろう座席夜行特急列車に変身したのであった。残念ながら「日南」時代には乗車できなかったが、この「ハイパー」の時代に私は乗車する事に成功、2010年5月、若干小銭が出来た関係から時期外れの旅に出かけたのであった。

(若干記事の内容とは異なるが、南宮崎ではこんな車両が停泊していた。国鉄⇒JRに変身してからそれぞれの「個性」がハッキリした形になった感だ。)
この旅の出発当日は仕事を午前中に終わらせ新横浜から一路西へ向かった。現地で夜行の、しかも座席特急で自由席を目指す初の試み。とは言え、かつての旅では周遊券を使い急行の夜行列車などで多くを経験してきたので大体の「理屈」は分かる。あとは席が空いているかどうかだ。「ドリームにちりん」は博多~小倉~鹿児島中央の運転で日豊本線経由である。私は小倉から乗車の為座れなかったら致命的であるが・・・
小倉に着いて約10~15分位の乗り換え時間は非常にスリリングであった。意外にも新幹線から「ドリーム」への乗り換え客が多く、私は小走り気味に在来線のホームに向かう。それなりに列を作った自由席への乗場に「ハイパー」がやって来た。果たして座れるのか・・・

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