スカイ・ハイ①
2014-06-16
エネルギー革命・・・少なくとも昭和30年代までは間違いなく日本の経済を支えていた「代表」は北海道や九州であろう。もちろん今も支えている事に変わりはないが、私の言っているのは「石炭」の事である。「若松」や「室蘭」と言えば日本でも有数の石炭積み出し港としてその名を馳せたが、そんな石炭輸送をしっかりと支えていたのは何を隠そう「鉄道」である。そして若松や室蘭などは沢山の貨物側線があり、構内は煙が絶え間なく夜中でも賑わっていたと聞く。そう、芸能人でいうと「石原裕次郎」や「美空ひばり」的なイメージか。しかしながら若い方は「石原裕次郎」と言われてもあまりピンと来ないであろう。私でさえ小学校・中学校時代だし、イメージ的に「西部警察」や「太陽にほえろ!」の時代だ。「♪おいらはドラマー~」は既に伝説状態で全く分からない。

(1986年、筑前岩尾駅。やはり添田~夜明間は「炭鉱」と言うよりはローカルムードたっぷり。画像はリンクさせていただいているミックスマテリアル様ご提供。)
私の生まれた頃は「石炭」の時代は既に終焉を迎え、全国各地からはSLが撤退してきた頃だ。私の身近にあった東海道線は113(115)系が普通列車として主流になっており、急行「伊豆」は153系が使用されていた。そんな沿線に住んでいた私は「SL」は物語のイメージに過ぎない存在であった。だから、例えば筑豊本線は確かに石炭列車がピストン輸送されていたため直方駅の構内は広い。しかしそれは「伝説」であるので実感が無いが確かにその過去を確認できる存在だ。現在の姿を考えるとかつての「伝説」のイメージがつかない場面もあるが、確かに華やいだ時代もあったのだ。その筑豊本線と共に現在も活躍しているのが日田彦山線である。そして後藤寺線と共に現在にその「過去」を伝える貴重な存在となってしまった。

(同じく1986年、今山駅にて。やはりローカルと言えばこの風景であろう。画像はミックスマテリアル様ご提供。)
私は2008年1月に日田彦山線を訪問している。本当なら1980年代に訪問予定であったが実現できず、多くの未制覇路線を残したまま変な空白地帯が出来てしまった。そして九州地区でも重要な「筑豊地区」は全く手を付けずに多くの路線が廃止されてしまった。「お蔵入り」となった計画は山ほどあったが、それこそ実行自体もお蔵入りになってしまい大変もったいない事をしてしまったが・・・2008年訪問時は車両も変わり路線を経営している会社も変わっていた。しかしほとんどの駅が最小限のリニューアルにとどまり昔の面影を残していた。

(こちらは1998年の宝珠山~大鶴間にて。約12年の歳月が経ってもほとんど風景的に変化が無い感がある。とても素敵な風景だ。画像はミックスマテリアル様ご提供。)
日田彦山線の列車は起点の城野ではなく小倉より直通の列車がほとんどである。と言うより全列車が小倉から発着している。出発までにはまだ時間があったので北九州名物の「かしわうどん」をいただいた。私は「蕎麦」であったが、やはり味はもちろん、この小倉駅の「ホームでいただく」と言う事が最高の調味料になっていたようで鶏肉の旨さが際立つ。
そんな小倉駅のホームから乗車する日田彦山線は意外と乗車率が良かった。もちろんJRにしてみたらうれしい光景であるが、私のような「よそ者」にとってみたら若干「想定外」であった、と言ったら失礼であるかも知れないが、やはりローカル線の風景ではないのが若干残念であった・・・

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(1986年、筑前岩尾駅。やはり添田~夜明間は「炭鉱」と言うよりはローカルムードたっぷり。画像はリンクさせていただいているミックスマテリアル様ご提供。)
私の生まれた頃は「石炭」の時代は既に終焉を迎え、全国各地からはSLが撤退してきた頃だ。私の身近にあった東海道線は113(115)系が普通列車として主流になっており、急行「伊豆」は153系が使用されていた。そんな沿線に住んでいた私は「SL」は物語のイメージに過ぎない存在であった。だから、例えば筑豊本線は確かに石炭列車がピストン輸送されていたため直方駅の構内は広い。しかしそれは「伝説」であるので実感が無いが確かにその過去を確認できる存在だ。現在の姿を考えるとかつての「伝説」のイメージがつかない場面もあるが、確かに華やいだ時代もあったのだ。その筑豊本線と共に現在も活躍しているのが日田彦山線である。そして後藤寺線と共に現在にその「過去」を伝える貴重な存在となってしまった。

(同じく1986年、今山駅にて。やはりローカルと言えばこの風景であろう。画像はミックスマテリアル様ご提供。)
私は2008年1月に日田彦山線を訪問している。本当なら1980年代に訪問予定であったが実現できず、多くの未制覇路線を残したまま変な空白地帯が出来てしまった。そして九州地区でも重要な「筑豊地区」は全く手を付けずに多くの路線が廃止されてしまった。「お蔵入り」となった計画は山ほどあったが、それこそ実行自体もお蔵入りになってしまい大変もったいない事をしてしまったが・・・2008年訪問時は車両も変わり路線を経営している会社も変わっていた。しかしほとんどの駅が最小限のリニューアルにとどまり昔の面影を残していた。

(こちらは1998年の宝珠山~大鶴間にて。約12年の歳月が経ってもほとんど風景的に変化が無い感がある。とても素敵な風景だ。画像はミックスマテリアル様ご提供。)
日田彦山線の列車は起点の城野ではなく小倉より直通の列車がほとんどである。と言うより全列車が小倉から発着している。出発までにはまだ時間があったので北九州名物の「かしわうどん」をいただいた。私は「蕎麦」であったが、やはり味はもちろん、この小倉駅の「ホームでいただく」と言う事が最高の調味料になっていたようで鶏肉の旨さが際立つ。
そんな小倉駅のホームから乗車する日田彦山線は意外と乗車率が良かった。もちろんJRにしてみたらうれしい光景であるが、私のような「よそ者」にとってみたら若干「想定外」であった、と言ったら失礼であるかも知れないが、やはりローカル線の風景ではないのが若干残念であった・・・

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