熊に逢ったら「番外編」 ~夕張線各駅巡り~③ 夕張

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夕張というと・・・現在では「メロン」が真っ先に思い浮かぶ。他には「石炭」や「黄色いハンカチ」など・・・おや?黄色いハンカチ?と思われる若いレールファンもおられる事であろう。そう、ここ夕張は映画「幸せの黄色いハンカチ」の撮影地になった場所でもある。この映画では、同じく山田洋次監督の「男はつらいよ」の出演者がそのままスライドしているような映画で観ていると楽しい。しかもあの渥美清が脇役で登場するのはなんとも貴重な、というか違和感「大」の映画である。勿論「タコ社長」や「さくら」も登場するが、主役は高倉健。しっかりと映画全体が締まっているような印象である。

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(3代目となった夕張駅。マウント・レースイスキー場の目の前にあり、駅は観光案内所的な役割をしているが・・・)

と・・・話は脱線してしまったが、ここ夕張駅は現在3代目の駅だ。周知の通り2回移転しているが、移転の度に隣の鹿ノ谷駅との距離が縮まっていき、現在の形をとっている。
1983年10月、しつこいようにこのブログで紹介している「白糠線訪問」の際にこの夕張線も立ち寄っているが、その時にここ夕張駅は「初代(タイガーマスクではないが)」の時代に私は訪問している。その初代は現在の「石炭の歴史村」付近に、というよりここの駐車場の中に駅があった。私の訪問時は一面一線の旅客ホームがあり側線が構内に何本かあった記憶だ。現在の夕張駅はご存知「マウントレースイ」の目の前に駅がある。要するにスキー場のホテルの前に駅があるという事だ。

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(ホテル・マウントレースイはやたらデカい。一度は泊まってみたいホテルだ。ちなみにレースイは漢字で書くと「冷水」となる。ただ、列車に揺られてやってくる人は年間でどれほどの数字なのであろうか。)

若いレールファンは夕張線(石勝線・夕張支線)をどのような感覚で捉えているのであろか?私の感覚では石炭輸送は終焉を迎えキハ20などの気動車が走っている印象である。そして夕張駅は「初代」の印象がとても強いが、実際問題、機能性を追求するならば私は「2代目」の位置が一番鉄道らしい姿あであったろう。なぜ現在の位置に移転したのか・・・私は理解できずにいる。確かに観光を前面に打ち出し盛り返しを図ろうという意図もわからなくはないが、実際にレースイの前に駅を作り、1日8~9本くらいしかやってこないローカル線に揺られてレースイにやってくる観光客は年間で何人いるのであろうか?関係者は本気で夕張駅を移転して街が活気づくと考えたのであろうか?確かに2代目夕張駅と鹿ノ谷の間のこのレースイの前に臨時駅みたいな形で駅を設置しようという案もあったらしいが、結局現在の形になったと聞いた。

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(現在の夕張駅。ここを夕張駅と称し機能させるのは個人的にいかがなものかと思うが・・・ただ、将来を見越して?か、島式ホームに変身できるように空間が準備されているような感じがするのは気のせいか。)

ハッキリ言って2代目は「地元密着」の印象であろう。実際に市の中心部付近に駅が設置され、市役所などの中心機能的な施設も近かった。ちゃんと市民が普通に利用しやすい駅であったろう。私は現在の夕張駅の姿が残念でならない。やはり2代目のように地元の方に利用してもらってこそ本来の鉄道の姿があるのではないか?と私は思う。

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(駅前には観光案内所と併せてご覧の「施設」も。昼日中っからの「麦酒」はとても美味である事であろうが、今回はレンタカーでの訪問。若干悔しさを隠しきれなかった・・・)

現在の夕張駅は、何だかレースイに申し訳なさそうに細々と地味にレースイの片隅から列車が発着している印象だ。確かに夕張駅の駅舎内は観光案内所的な感じになっており列車でレースイ目的にやってくれば少しは役立つであろう。しかし、いかんせん市の中心部から離れており、地元の人はかなり利用しにくい交通機関だ。
そんな夕張駅も現在は「石勝線」として活躍している。かつての「夕張線」を知るものにとっては考えられない変貌ぶりである。後述するが、この夕張駅に来る前に新夕張よりすべての駅を訪問してきた。だから尚更思うのだが・・・

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(レースイと仲良く共存しているように思えるが・・・トマムと決定的に違うのは、ここは「終点」であること。やはり私は「2代目」の位置が駅としては一番「らしい」姿ではないかと思う。)

私はある意味日本人に生まれて良かったと思う。確かに、例えば消費税20パーセント位取るが、医療費が無料みたいな国とかはあるが、そういう国を若干羨む部分も正直言ってなくはない。というより、そういうことを言っているのではなく、もし自身が日本人でなければこうして夕張線の過去とかも知ることができなかったし石勝線との出会いも無かったかも知れない。そう、私はこの日本に生まれたからこそこうして夕張線をノスタルジックに感じることもできるし石勝線と触れ合うこともできる。ただ「ふれあう」だけなら簡単な事であろう。だがずっと夕張線の歴史を見てきたからこそ「想い」みたいなものがあり伝わってくる「何か」を感じ取る事ができるのであろう。
確かに石炭では既に「過去」になってしまった。夕張市の財政状態が最悪なのは周知の通りである。しかし新夕張駅前の道の駅で名物「夕張メロン」を販売する方々を見ると実に活き活きしていた。皆再生に向けて頑張っているではないか!
そんな姿を見ていたら、いつしか私の心の中で「スパルタンX」が鳴り響いていた。



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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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