箱根へ登山に行ってきました。① 箱根板橋
2014-10-01

プロローグで言い忘れていたが、今回の箱根登山鉄道の訪問は「全駅下車」をテーマとした。箱根登山鉄道では「トコトコ切符」なる全線フリーの切符があるのでとても視界が広がる。そしてフリー切符ならではの旅ができるため、箱根板橋のような地味な駅にも訪問できるのだ。
箱根板橋は、箱根登山鉄道では唯一の島式ホームである。こんな事を言うと「1番線」の存在が気になるところであるが、例の「狭軌化」された2006年以降はこの1番線の使用はなくなっている。つまり事実上、2・3番線を使用した島式ホームにての営業となる。1日の利用者は2600人くらいで安定して推移しているが、15~20年前に比べたら若干の減少はある。しかしながら完全に小田原の生活圏内であり、変な話、ここから小田原で乗り換えて町田・新宿方面へ通勤している人も少なくないであろう。
駅南側で東海道新幹線と立体交差するが、登山鉄道の方は完全に長閑な風景となっており、生活が全面に出ている感じだ。箱根登山鉄道全体に通して言えることであるが、駅舎や設備が常にリニューアルされているものの昔からの駅舎などが今も健在し、昭和を知るレールファンにとっては僅かながらでも懐かしい雰囲気を感じることであろう。もちろんここ箱根板橋も駅舎は昔ながらの木造建築が健在だ。しかも木製のラッチも存在し素敵な雰囲気を醸し出している。こういう地味な駅は私好みであるが、ハッキリ言って「全駅下車」等のテーマをもってしないと下車するきっかけがないため、よほどの「箱根板橋ファン」とかでない限りこの駅に下車するタイミングは難しいであろう。だが、今回の箱根登山鉄道全駅下車訪問をしたからこそこういう収穫があり、新たな発見が新鮮に感じる。我が地元にもこんなシーンがあったのかと、この歳になって初めて感じた。というより、この歳だからこそ受け止めた感性は非常に大きなものだと感じたからかも知れない。


箱根板橋に着いた。早速駅舎を!なかなかの佇まいでいい感じを醸し出してた。我が地元にもこんな素敵な空間があったのかと改めて思い知らされた想いだ。もちろんリニューアルされてはいるが、エッセンス的には昔のまま今も変わらないであろう、と感じた。






箱根板橋駅のホームの様子を収めてみた。既にお気づきと思うが、私が述べている「島式ホーム」のほかにもう1本ホームがある。これが幻の「1番線」だ。狭軌化されて以降は使用されておらず、完全に「遺跡」となってしまった。

かつての名残が!若干ながら感動した。今も「三線軌条」が箱根板橋で確認できるとは!



箱根湯本などは近代化されているが、箱根板橋などの一般的なローカル駅は昔ながらの佇まい!

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