箱根へ登山に行ってきました。④ 箱根湯本
2014-10-09

我が地元・神奈川を代表する、そして日本有数の観光地でもある箱根への玄関口である事は周知の通りであるここ箱根湯本。新宿よりロマンスカーも乗り入れ週末などには特に賑わいを見せる。古くからの温泉街として知られ、高度経済成長時代は熱海・伊豆とともに行楽を支えてきた。もちろん今もその地位は揺るぎないが、近年では長引く不況で利用者がやや減少している。とはいうものの「VSE」や「MSE」などで訪問する箱根は格別で、特に家族連れやカップルに人気が高い。また、女性グループもちらほら見かけ、箱根の人気の高さが伺える。
昭和の時代は駅前が狭く、週末などには道路に人が溢れ危険な光景を目の当たりにしてきたが、近年では駅前の立体化が完成し安全面が非常に向上した。
そして「駅ナカ」ではおしゃれなカフェ等も設置されかつてのイメージを一新。「古臭い温泉街」のイメージはほぼなくなった。とは言え、駅前はまだまだ昭和の佇まいが残っており、ある意味心を和ませてくれる。

鉄道的に見てもここ箱根湯本は狭軌と標準軌の境界線であり、運転上でもひとつのボーダーライン的な役割をしている。という事で、箱根登山鉄道を全線乗車するのには必ずここ箱根湯本で乗換が発生するという事象が発生するが、それは仕方ないことであろう。
地形の制約により駅前そして駅設備などには設計の苦労が見え隠れするが、国道一号線から見る箱根湯本駅は、かつての東急渋谷駅のような特徴ある屋根が印象的に映り、車を運転しながら駅を眺めても楽しい。まだまだ現役のLSEで箱根湯本にやってくると昭和の雰囲気を今でも楽しめるぞ!

画像はウィキペディアより、現在の箱根湯本の配線図。中線が狭軌・標準軌が同居し、なんとなく「新庄」的な感じ。何度か配線変更が行われ現在の形になったが、やはり地形の制約が最大のテーマであり苦心の色が伺える。

箱根湯本は強羅まで制覇した後にやってきた。登山電車にゆられ箱根湯本にやってくるとなんとなく「大都会」的に映るのは気のせいか?


そして箱根湯本に到着。最古参の車両も今や貴重な存在となった。

やはり休日とあってご覧の混雑振り。強羅からきた乗客はここでロマンスカーに乗り換えるか湯元温泉に向かうのがほとんど。普通列車で小田原へ向かう乗客は意外に多くない。


現在の駅舎(上)と旧駅舎(下)。旧駅舎の画像はウィキペディアよりであるが、この時代は特にゴールデンウィークなどは人でごった返し駅前は危険に満ち溢れていた。現在は立体化が完成し安全面が確保され非常に便利になった。






かつてのイメージはなくなった。バス乗り場もペデストリアンデッキの下に潜り、かつての危険な雰囲気は無い。素敵だよ、湯元!


駅舎に戻ってみた。よくTV番組などに登場するような喫茶店などが併設されており、若いグループやカップルなどにも人気が高い。


ここがロマンスカー専用ホーム。私の到着時にはEXEがいた。が・・・やはりVSEの方が箱根にはお似合いか・・・






小田急側のホーム(という表現はおかしいが)にやって来た。なんと(というほど大袈裟ではないが)LSEが入線!昭和の箱根って「これだよねっ!」といった感じか。

ホームの先には三線軌条の分岐点が。やや複雑なポイントは解読不可能?

デッキから箱根湯本を見てみるとこんな感じ。なんとなく「東急渋谷」を思い出させるではないか。この感じは昔と変わらない風景だ。

という事で次の駅に向かう。温泉にでも入りに行けば良かったと後々思ったが・・・

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