箱根へ登山に行ってきました。⑤ 塔ノ沢
2014-10-10

箱根湯本から標準軌になって最初の駅である塔ノ沢。駅の両側をトンネルで挟まれ密閉された空間は、完全なる秘境駅としての佇まいとなっている。某秘境駅訪問家の順位では170位となっていたが、私はもっと上位でも差し支えないと思える評価だ。とは言え、某秘境駅訪問家の感性では箱根という観光地というシチュエーションからか、なかなか秘境というモードが馴染めないでいたのであろう。どちらにしても秘境駅カラーに染まっている事には変わりなく、日曜でも列車到着時以外は実に穏やか。絵に描いたような秘境駅として私は評価したい。
先述したが、駅の両端をトンネルで囲まれており、そのトンネル内も急な勾配になっている。上りホームには「銭洗弁天」が同居し怪しいような雰囲気を醸し出しているが、この駅は夜の時間帯は訪問しないほうがいいであろう。熊では無いが、ハッキリ言って「出る」かも知れない環境だ・・・
もちろん駅員無配置であり2面2線の相対式ホームであるが、かつては構内踏切がそれぞれのホームをつないでいた。が、ホーム延長工事の際に小田原よりのトンネル入口上の階段を伝う方法に変更され、それが事実上の「跨線橋」となった。
森と緑に囲まれて・・・と言いたいが、若干ジャングル的な部分も兼ね備えており、首都圏にいながら秘境モードを楽しめる異色の駅だ。とは言え、休日などには満員電車に揺られて訪問することになるが・・・

塔之沢に到着。箱根湯本の温泉街から急転、一気に秘境モードとなった。



駅舎は「無人くん」である。恐らく箱根登山鉄道で唯一であろう。かつてはポイント操作の職員がいたが、CTC化され無人になった。


一見秘境モードではあるが、付近には温泉宿があるらしい。そう、ここは箱根だから。こんな秘境駅でも「パスモ」とか使えるなんて・・・




ホーム風景。2面2線の構造であるが、上りホームではご覧のような「銭洗」が。だが・・・夜間の訪問は若干勇気がいりそう。



これが小田原寄りのトンネル上にある「跨線橋」。以前は構内踏切であったが、ホーム延長に伴いご覧の姿に。




上り列車がやって来た。その後私の乗る列車が小田原寄りのトンネルから顔を出した。トンネル内もご覧の通り凄い勾配だ。

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