レールファン復活後、初めての単独遠征② サンライズ(後編)

さて、私の乗せた「寝台電車」は夜の東海道を突き進む。普段見慣れた景色もサンライズの窓から見るとかなり違った景色に見えたのは気のせいか・・・通過する藤沢や茅ヶ崎のホームも何だか違う駅に見える。既にこの旅の2ヶ月前には親友「おさる」と飯田線へ遠征に出かけたが、その時乗車した「ムーンライト」から見た景色とはまた違った感覚だ。あれってなんだろう・・・何か「第六感」的な感性からくるものなのか、不思議と「アート」のような景色が描かれていた。

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(後年に乗車した「サンライズツイン」。サンライズの特徴は、なんといってもノビノビ座席以外は個室である事だ。このサンライズツインはかなり人気が高く、シーズンにはプラチナ的存在だ。)

サンライズはその後熱海・沼津・富士・静岡・浜松・・・と停車していく。東京発のブルートレインが全廃された現在、こういった駅にこまめに停車していくのは当然の事であろうが、かつてブルートレインが全盛時代はこれらの駅は振り分けて停車していた。だが現在は、旅立っていった仲間のブルートレインの分までサンライズが代表してくれている。そして、たまたま今挙げた駅、全て静岡県にある駅だ。現在は牧之原台地に空港ができたが、最近までは静岡県に空港がなかったため寝台特急が重宝された時代もあったし需要も高かった・・・それなりに。中でも沼津と富士は新幹線が停車しないためこの寝台特急の停車はそれなりに意味があったかも知れない。

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(画像はウィキペディアより。これが「ノビノビ座席」であるが、ご覧の通り、ほぼ寝台に近い。簡易毛布も付いており、短距離乗車にはなかなか良い。が、しかし・・・東京~高松までだと若干勇気がいるかも。)

とは言うものの、浜松では既に深夜1時台。寝台特急を利用するにはいささか抵抗ある時間帯でもあろうが、次の停車駅が姫路だ!朝5時台の到着になる。この間、日本を代表する都市を、時刻表上ではあっけなく通過していく。もちろん、乗務員交代などの意味もあってか豊橋・米原・岐阜・大阪には(下り列車のみ)運転停車するが、私の記憶は大阪のみ!それ以外は「ノビノビ」ながら快適な安眠のようだった。
久々に見る大阪駅・・・実に新鮮だしかつてと様子が変わっていた。大阪環状線の車両が始発の時間を今か今かと待ちわびている。そして姫路・・・寝ながらの状態で窓を見てみると高架上に新幹線乗り場が見えた。つまり在来線の高架工事の進行中であったのだ。側線が多数張り巡らされだだっ広かった構内も現在はスッキリコンパクトにまとまった感があるが、私のこの時のサンライズで見た姫路駅は地上時代の見納めであったのだ。

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(高松に到着した「サンライズ」。連絡船の設備も無くなり、駅構内はいささかコンパクトになった印象である。かつての「非電化王国」も現在はご覧の車両が活躍している。)

外も既に明るくなっており、上郡辺りの景色はローカルな雰囲気が充分に漂い、普通列車の設定本数を時刻表で確認するとこの景色も納得できる材料であった。
岡山に近づくと車内放送の再開だ。周囲の乗客も身支度を始めた。そして岡山に到着すると挙って下車!一気にノビノビ座席が回送状態になった。私の参戦した日程は平日。なのにそこそこの乗車率でほぼフルハウス状態だったのは、この列車の存在意義がお分かりであろう。特に女性のグループなどが目立っていたのが素晴らしい。岡山で一気に下車したのは、後年も私自身経験したが、やはり「新幹線」の存在が大きい。ここから西へ東へ・・・北へは「出雲」が切り離される。

数えるくらいの乗客を乗せ瀬戸大橋を渡る・・・恐らく「サンライズ」のネーミングはこの瀬戸大橋付近を通過するシーンがイメージされていた事であろう。眩しいくらいに煌く朝日を浴びながらかつてのイメージを一新した寝台特急は「高松」という名のゴールが近づくと、周囲に広がる数多くの側線をかき分けながら自身の居場所を求めスローダウンしていった。



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こんばんは、9月にサンライズ乗りました。8月はとれなかったので。こんなに人気があるなら臨時だしてと思いました。人気あるのわかります。もう一度乗りたいです。

ねこすけ様

コメントありがとうございます。

利用者が以前より減少しているとはいえ、シーズンにはやはりきっぷが取れない場合もあるようですね。かつては「サンライズゆめ」などの臨時便も運転されていましたが、シーズンだけでも復活していただきたいですね。

ちなみに私のサンライズへの乗車は「サンライズツイン」「シングルツイン」「ノビノビ」を体験しましたが、どれをとっても個性的な室内で過ごしやすかったです。そしてサンライズの特徴としては、特に女性の利用者が意外に多いのが素晴らしいですね。
プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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