長期連載覚悟!関西私鉄全線制覇の時⑤
2015-02-05
さて、この旅の行程について旅の途中で予定変更したとの事は先述した。その理由であるが・・・ここで種明かしをしよう。それは「中之島」にあった。私の宿泊している阿波座から中之島まではかなりの至近距離にある事が判明した。ハッキリ言って関西の地理や私鉄については完全に不得手の私はこういった事を発見する事だけでもかなりの進歩であった。時刻表の地図上ではハッキリ言ってこんな事柄はわからない。しかしながら現在は文明の利器。インターネットなどでこのような事はクリックひとつでわかる時代だ。素晴らしい。という事で、翌日私は阿波座の宿泊先から徒歩で中之島駅に向かった。

(京阪中之島駅は地下鉄阿波座駅にほど近い。徒歩で4~5分程の距離か。中之島から先の延伸はあるのか?というより、中之島まで開通させたという事はそれなりの理由があるのであろう。)
京阪の中之島駅は最近開業した新しい駅であることは周知の通りであるが、最初の行程では「折り返す」だった。だが計画を変更し、この駅から乗車する・・・という事で朝のビジネス街はなんとも旅情あふれる風景であった。もちろん私の感覚ではあるが。そんな駅からの出発は非常に清々しい。その清々しさは次に乗り換える門真市までであるが・・・そしてここでモノレール制覇に乗り出す。モノレールに乗るのは実に新鮮。なんというか、昨日まで、いや、さっきまで地下をさまよいモグラにでもなった気分であったが、ここで一気に高い位置から景色を見下ろす風景になった。

(若干派手ではあるが、こういったラッピングは一般にも人気が高い。事実、私の職場でも最近大阪への旅をした同僚が、このモノレールに乗ったことを私に報告してきた。)
そしてモノレール最大の目玉は「万博記念公園」であろう。その昔、この大阪万博開催の際に、当時開業してからまだ初々しさの残る東海道新幹線が輸送能力をフルに発揮し、その威力を世界に知らしめた時でもあった。モノレールの窓から見える「岡本太郎」が実に象徴的に眩しかった。そんな岡本太郎を角度を変えて見つめながら彩都西へ向かい折り返す。再び万博記念公園から大阪空港目指し西へ向かった。「チキンラーメン」などのド派手なラッピング兼広告が実に印象的な車両は、レールファンでなくても見ていて楽しい。大きな荷物を持つ乗客が少なくない大阪空港駅を、さらにモノレールに乗り折り返す乗客は私のような者だけであろう。傍から見ると実にアホらしく映る光景であるが、これが私の運命・・・って、そんな運命は次の蛍池で阪急に乗り換える事で更に第2章、3章が始まる。一旦梅田に行き、折り返す・・・

(モノレールからはこんな景色が!我らが誇る「世界の岡本」が実にブレていない。私よりも先輩の方ならばこれをみてすぐに「万博」とイメージすることであろう。)
しかし、考えてみたら、関西とはやたら野球チームに縁がある土地だ。阪急・阪神・南海・近鉄・・・現在、野球チームを所有している鉄道会社は西武・阪神くらいか。その昔は「国鉄」や「西鉄」も所有していた。と言っても、私は野球というジャンルにはそれほど興味があるわけでもないが、やはりかつては鉄道の「時代」であったのか・・・そんな阪急というフレーズを聞くと私は「山田久志投手」を思い出す。って、特に思い入れがあるわけでもないが、私のような関東育ちの場合、基本的に「読売」しか贔屓しない文化となっている。だが、何かのきっかけで見たのであろう。山田投手のあの独特なアンダースローのフォームから放たれるボールは非常に衝撃的であった。そして山田とともに思いだされるのが「盗塁王」福本の存在であろう。とは言うものの、先述通り、私は関東在住のため基本「読売」なのだが・・・

(大阪にはこんな名物も。写真は阪神梅田駅にあるお店だ。こういったものを見つけると女性には嬉しい発見であろう。{店主の許可を得て撮影})
そんな野球チームをかつて所有していたとは思えぬ独特なカラーの車体からは、なんとなく関西独自の「主張」をしているような雰囲気を醸し出す阪急に再び乗り出す。石橋から箕面線をやっつけて川西能勢口から能勢電鉄をやっつける。実に細かい乗り換えと折り返しが続くが、私にしてみれば関西の私鉄はやはり新鮮な部類に入るので実に楽しい。だが、地元の人にしてみれば、こんな都会の電車にカメラ片手の「中年小僧」がホームをウロウロしていると目障りであろう。増して「犯罪者」とも間違えられそうなシチュエーションである。だが、ここは開き直って・・・私は旅、他の乗客は「生活」である。だから私はトコトン「旅」を楽しむ事にした!

FC2 Blog Ranking

にほんブログ村

にほんブログ村

(京阪中之島駅は地下鉄阿波座駅にほど近い。徒歩で4~5分程の距離か。中之島から先の延伸はあるのか?というより、中之島まで開通させたという事はそれなりの理由があるのであろう。)
京阪の中之島駅は最近開業した新しい駅であることは周知の通りであるが、最初の行程では「折り返す」だった。だが計画を変更し、この駅から乗車する・・・という事で朝のビジネス街はなんとも旅情あふれる風景であった。もちろん私の感覚ではあるが。そんな駅からの出発は非常に清々しい。その清々しさは次に乗り換える門真市までであるが・・・そしてここでモノレール制覇に乗り出す。モノレールに乗るのは実に新鮮。なんというか、昨日まで、いや、さっきまで地下をさまよいモグラにでもなった気分であったが、ここで一気に高い位置から景色を見下ろす風景になった。

(若干派手ではあるが、こういったラッピングは一般にも人気が高い。事実、私の職場でも最近大阪への旅をした同僚が、このモノレールに乗ったことを私に報告してきた。)
そしてモノレール最大の目玉は「万博記念公園」であろう。その昔、この大阪万博開催の際に、当時開業してからまだ初々しさの残る東海道新幹線が輸送能力をフルに発揮し、その威力を世界に知らしめた時でもあった。モノレールの窓から見える「岡本太郎」が実に象徴的に眩しかった。そんな岡本太郎を角度を変えて見つめながら彩都西へ向かい折り返す。再び万博記念公園から大阪空港目指し西へ向かった。「チキンラーメン」などのド派手なラッピング兼広告が実に印象的な車両は、レールファンでなくても見ていて楽しい。大きな荷物を持つ乗客が少なくない大阪空港駅を、さらにモノレールに乗り折り返す乗客は私のような者だけであろう。傍から見ると実にアホらしく映る光景であるが、これが私の運命・・・って、そんな運命は次の蛍池で阪急に乗り換える事で更に第2章、3章が始まる。一旦梅田に行き、折り返す・・・

(モノレールからはこんな景色が!我らが誇る「世界の岡本」が実にブレていない。私よりも先輩の方ならばこれをみてすぐに「万博」とイメージすることであろう。)
しかし、考えてみたら、関西とはやたら野球チームに縁がある土地だ。阪急・阪神・南海・近鉄・・・現在、野球チームを所有している鉄道会社は西武・阪神くらいか。その昔は「国鉄」や「西鉄」も所有していた。と言っても、私は野球というジャンルにはそれほど興味があるわけでもないが、やはりかつては鉄道の「時代」であったのか・・・そんな阪急というフレーズを聞くと私は「山田久志投手」を思い出す。って、特に思い入れがあるわけでもないが、私のような関東育ちの場合、基本的に「読売」しか贔屓しない文化となっている。だが、何かのきっかけで見たのであろう。山田投手のあの独特なアンダースローのフォームから放たれるボールは非常に衝撃的であった。そして山田とともに思いだされるのが「盗塁王」福本の存在であろう。とは言うものの、先述通り、私は関東在住のため基本「読売」なのだが・・・

(大阪にはこんな名物も。写真は阪神梅田駅にあるお店だ。こういったものを見つけると女性には嬉しい発見であろう。{店主の許可を得て撮影})
そんな野球チームをかつて所有していたとは思えぬ独特なカラーの車体からは、なんとなく関西独自の「主張」をしているような雰囲気を醸し出す阪急に再び乗り出す。石橋から箕面線をやっつけて川西能勢口から能勢電鉄をやっつける。実に細かい乗り換えと折り返しが続くが、私にしてみれば関西の私鉄はやはり新鮮な部類に入るので実に楽しい。だが、地元の人にしてみれば、こんな都会の電車にカメラ片手の「中年小僧」がホームをウロウロしていると目障りであろう。増して「犯罪者」とも間違えられそうなシチュエーションである。だが、ここは開き直って・・・私は旅、他の乗客は「生活」である。だから私はトコトン「旅」を楽しむ事にした!

FC2 Blog Ranking

にほんブログ村

にほんブログ村
スポンサーサイト
コメント
No title
オバ鉄様
コメントありがとうございます。
「太陽の塔を見てイコール万博という世代です。」とは素晴らしいですね!私は万博イコール1歳でしたので、例え訪問していたとしても全く記憶にありません。というより、実際に行っていないのですが。
この万博により、東海道新幹線の威力を世界に知らしめたきっかけとなったと思われますが、現在では当時の車両も引退し、更に進化していますね。
私もモノレール乗車後はオバ鉄様と似たような行程になりましたが。後述する最終日は、ブログには書かなかったのですが、ハッキリ言って気が狂いそうになりました!
ただひとつ・・・オバ鉄様は「全線制覇」なされてますが、私は「沖縄ゆいレールを残し全線制覇」のためオバ鉄様の方が全線制覇の「先輩」です。沖縄には今からでも行こうと思えば行けるのですが、5年後に延伸があると言われているタイミングで行こうかなと思ってますので「全線」はまだまだ先のようですね。
「太陽の塔を見てイコール万博という世代です。」とは素晴らしいですね!私は万博イコール1歳でしたので、例え訪問していたとしても全く記憶にありません。というより、実際に行っていないのですが。
この万博により、東海道新幹線の威力を世界に知らしめたきっかけとなったと思われますが、現在では当時の車両も引退し、更に進化していますね。
私もモノレール乗車後はオバ鉄様と似たような行程になりましたが。後述する最終日は、ブログには書かなかったのですが、ハッキリ言って気が狂いそうになりました!
ただひとつ・・・オバ鉄様は「全線制覇」なされてますが、私は「沖縄ゆいレールを残し全線制覇」のためオバ鉄様の方が全線制覇の「先輩」です。沖縄には今からでも行こうと思えば行けるのですが、5年後に延伸があると言われているタイミングで行こうかなと思ってますので「全線」はまだまだ先のようですね。
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/497-56286a57
先日は 母にお悔やみの言葉を頂戴しありがとうございます。
ダイヤモンド☆トナカイ様は 私より先に全線制覇された尊敬する大先輩ではございますが 私の方が年齢では先輩だったようですね。
太陽の塔を見てイコール万博という世代です。
昨年 大阪モノレールに乗り43年ぶりに太陽の塔を見ました。
懐かしいというより侘しい感じでした。
私も大阪モノレールの後 箕面線・能勢電鉄・阪急伊丹線・京阪中之島線・京阪本線に乗りました。
正直 乗り降りの繰返しで疲れ果てたことしか記憶にないです。