鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART1>②

新幹線で博多入りしたというのに早速乗り潰しが始まった。篠栗線~筑豊本線で折尾で乗り換え、更に若松へ向かう。だが、この折尾で早速「洗礼」を受けてしまった。折尾では、時刻表の地図の中では筑豊本線と鹿児島本線は普通に乗り換えができるようになっているが、実は過去の複雑な変遷の名残から若干ホームが離れて設置されている部分がある。

Orio-Eki_2011-01-27_Pano.jpg
(画像はウィキペディアより。というより、私自身も3分の乗り換え時間で撮影したが、こちらのほうが画像が良かったため拝借した。やはり折尾駅の駅舎はこうでなくっちゃ。現在は解体されてしまったが、往年の姿が残っていた貴重な駅舎であった。)

筑豊本線と鹿児島本線は周知の通り短絡線で結ばれているが、かつては貨物が主体の線路であった。だが、沿線人口の増加などでその短絡線を通る旅客列車の運転本数が増加されるようになり、折尾付近を通る短絡線にもホームを設置する必要性に迫られ、そして現在の形になった。だが、やはり「短絡線」という部分もあり、やや仮設ホーム的な印象もある。「後付け」であるため改札も別で、今回の私が計画した旅の行程で「3分」という乗り換え時間は実にスリリングであった。計画段階から分かっていたものの、いざ実行してみるとまさに秒刻みの行動をしなければならず、あの風格ある駅舎も秒刻みのスケジュールで写真に収めるなど、全てを計算し、全てを計算通りに行動させないと後の行程に影響が出てしまうので必死であった。結果的には成功したが、もちろん疲労困憊であったのは言うまでもない。この初日のスケジュールは折尾での乗り換えに全身全霊を込めたため全てのスタミナを消費した印象であった。

wakamatu.jpg
(国鉄式の駅名標が残る若松。バックには駐車場やマンションが見るが、かつては多くの石炭列車がひしめき合っていた場所であった。常に貨物取扱No1の座を保ち、大きなヤードに煙が絶えないと聞いた。北九州の鉄道の歴史は石炭などの貨物輸送の歴史そのものであったろう。)

そんなクタクタな私を乗せた筑豊本線の列車は若松に着く。駅ホームの横にはすぐに新興住宅地が広がるが、実は周知の通り、かつては石炭積出港としてNo.1の実績を誇っていた駅でもあった。まさにその新興住宅地はかつて貨物側線が多く張り巡らされた場所でもあり、時間帯を問わず、常に駅構内では煙の匂いが絶えなかった存在であった。1980年代まではその名残を留めていたが、現在は先述の通り、その場所は住宅地に変身していてかつての面影は薄らいでいる。ただ嬉しかったのは、まだまだ「昭和」が感じられた事だ。駅舎の雰囲気や駅名標などが「国鉄」のまま残っており実に新鮮だった。「新鮮」という表現はおかしいが、なんだかかつて私が青春18で「いい旅チャレンジ20000km」に命をかけていた時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまったようだ。

wakamatu2.jpg
(再び若松より。旅客用のホームを残し、かなり身軽になった印象だ。1980代までは確かに広いヤードが残っていたが、私の初訪時は現在の姿であった。)

初めて来たのになんだか懐かしさを感じる若松を折り返し折尾に戻って来る。そして小倉に抜け日田彦山線に乗り換えた。小倉では待ち時間が30分くらいあったので、北九州名物「かしわうどん」を頬張る。「かしわめし」は折尾駅の「名物」であるが、小倉では「駅そば」で再現。1月というのになぜか汗だくでいただいた。
そんな小倉駅で待つ日田彦山線の列車は懐かしのキハ40であった。2007年よりレールファン復活の私には実に懐かしい材料であった。だが、北九州の中枢である小倉から乗車する列車はそれなりに満員御礼で、とくに都市近郊の役割をしっかりと果たしている印象であった。かつて石炭で栄えた北九州も、時代とともに役割が変化し、鉄道の意味も変化していった。筑豊本線、日田彦山線に「轍(わだち)」を置いていくことによって私なりの歴史確認作業が進行していった。



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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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