更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART1>⑥
2019-11-20
前章では博多南と原田で随分スペースをとてしまったが、お陰様で「長期連載」が確定してしまったようなものだ。という事で早速話を先に進めよう。

(桂川ではご覧の通り、通勤時間帯に遭遇。時間帯からやや外れているとは言え、ここは大都市近郊。とてもかつての「石炭」のイメージは無い。)
桂川に出た私は篠栗線で長者原に向かった。そう、香椎線を制覇するためだ。この「長者原」であるが、国鉄時代には無かった駅だ。その歴史についてはこの場であえて触れなくても皆様の方がご存知であろう。だが、この長者原の役割は非常に大きく、逆に何故国鉄時代に作らなかったのか不思議でしょうがないくらいだ。最近は「武蔵小杉」にも横須賀線(正式な名称ではない)が停車するようになった。それを考えるとこの長者原は逆に「運命」だったのであろう。それを象徴するかのように、この駅の利用者は実に多い。開業当時は篠栗線・香椎線とも棒線ホームであったが、篠栗線ホームは電化と同時に島式ホームに変身した。そんな長者原で香椎線に乗り換える。事前調査では十字クロスの立体交差と知っていたため3分の乗り換えは余裕であろうと思っていた。ところが・・・いざ実行してみると、香椎線のホームに着いた途端に列車が入線してきた!言い方を変えれば計算された乗り換え時間と言いたいところであるが、つまりギリギリという表現が正解であろう。

(画像はウィキより。香椎線のホームから篠栗線を望む長者原駅の風景。国鉄時代には実現しなかった駅設置であったが、JR化されたからこそ実現したのであろう。今では利用者数的にも要衝の位置にある。)
香椎線は時刻表では国鉄時代に比べ格段に列車本数が増加したが、実際には非電化のまま、昔のままの雰囲気を残していた。篠栗線から香椎線に乗り換えると若干のギャップがある。まずは宇美へ。宇美と言えば、かつてはご存知、勝田線との接続駅であった。勝田線とは100mくらい離れていたが、勝田線の宇美駅は終点ではなく、隣の筑前勝田が終点であった。懐かしい・・・私は訪問できずに終わってしまったが、あの網の目のような北九州の路線網の中で実に印象深かった宇美駅。香椎線の宇美駅は、現在はかなり規模が縮小されややコンパクトになった印象だ。

(かつては勝田線との接続駅であった宇美。勝田線とは100mくらい離れていたが、もし現存していたら博多まで乗り換えなしの直通列車で便利であったろう。ただ、廃止当時は併走する路線バスに押されていたのも確かな事実だ。)
そして折り返して今度は西戸崎に向かった。もちろんさっき乗り換えた長者原を通り過ぎる。西戸崎を折り返して香椎で鹿児島本線に乗り換え博多へ向かった。乗り潰しならではの行動が象徴されるシーンだ。だがこの博多からこの旅の第2章が始まる。そう、私が今回の旅のテーマを「九州」と決めた理由・・・それは「島原鉄道」にあった。島原外港~加津佐間が廃止されるとの情報を受け「ならば」と思い立ったからだ。当時はレールファンを復活してまだ日が浅かったが、もちろんこの島原鉄道の事情は知っている。だからレールファン休業時代の空白を埋めるのにそう時間はかからなかった。しかしながら未開の地。いったいどんな列車が私を待っているのであろう。博多から「白いかもめ」に揺られながら「まだ見ぬ恋人」に会うかのような思いであった。

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桂川に出た私は篠栗線で長者原に向かった。そう、香椎線を制覇するためだ。この「長者原」であるが、国鉄時代には無かった駅だ。その歴史についてはこの場であえて触れなくても皆様の方がご存知であろう。だが、この長者原の役割は非常に大きく、逆に何故国鉄時代に作らなかったのか不思議でしょうがないくらいだ。最近は「武蔵小杉」にも横須賀線(正式な名称ではない)が停車するようになった。それを考えるとこの長者原は逆に「運命」だったのであろう。それを象徴するかのように、この駅の利用者は実に多い。開業当時は篠栗線・香椎線とも棒線ホームであったが、篠栗線ホームは電化と同時に島式ホームに変身した。そんな長者原で香椎線に乗り換える。事前調査では十字クロスの立体交差と知っていたため3分の乗り換えは余裕であろうと思っていた。ところが・・・いざ実行してみると、香椎線のホームに着いた途端に列車が入線してきた!言い方を変えれば計算された乗り換え時間と言いたいところであるが、つまりギリギリという表現が正解であろう。

(画像はウィキより。香椎線のホームから篠栗線を望む長者原駅の風景。国鉄時代には実現しなかった駅設置であったが、JR化されたからこそ実現したのであろう。今では利用者数的にも要衝の位置にある。)
香椎線は時刻表では国鉄時代に比べ格段に列車本数が増加したが、実際には非電化のまま、昔のままの雰囲気を残していた。篠栗線から香椎線に乗り換えると若干のギャップがある。まずは宇美へ。宇美と言えば、かつてはご存知、勝田線との接続駅であった。勝田線とは100mくらい離れていたが、勝田線の宇美駅は終点ではなく、隣の筑前勝田が終点であった。懐かしい・・・私は訪問できずに終わってしまったが、あの網の目のような北九州の路線網の中で実に印象深かった宇美駅。香椎線の宇美駅は、現在はかなり規模が縮小されややコンパクトになった印象だ。

(かつては勝田線との接続駅であった宇美。勝田線とは100mくらい離れていたが、もし現存していたら博多まで乗り換えなしの直通列車で便利であったろう。ただ、廃止当時は併走する路線バスに押されていたのも確かな事実だ。)
そして折り返して今度は西戸崎に向かった。もちろんさっき乗り換えた長者原を通り過ぎる。西戸崎を折り返して香椎で鹿児島本線に乗り換え博多へ向かった。乗り潰しならではの行動が象徴されるシーンだ。だがこの博多からこの旅の第2章が始まる。そう、私が今回の旅のテーマを「九州」と決めた理由・・・それは「島原鉄道」にあった。島原外港~加津佐間が廃止されるとの情報を受け「ならば」と思い立ったからだ。当時はレールファンを復活してまだ日が浅かったが、もちろんこの島原鉄道の事情は知っている。だからレールファン休業時代の空白を埋めるのにそう時間はかからなかった。しかしながら未開の地。いったいどんな列車が私を待っているのであろう。博多から「白いかもめ」に揺られながら「まだ見ぬ恋人」に会うかのような思いであった。

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コメント
No title
でむろい・まぁーちん様
コメントありがとうございます。
<トワイライトエクスプレスや北陸新幹線のことは書かないのですか? >とのご意見いただきました。
恐らくその事については他の方のブログで記事にされていることでしょう。私のブログ考え方として「他の鉄道ブログに無いカラー」を出してみたいと常に考えております。言わば「ゴーイング・マイ・ウエイ」的な部分もあります。と偉そうな事を言ってますが、実は残念な事に、「トワイライト」については今年の1月まで毎日発注してましたがとうとう切符が納品されませんでした。北陸新幹線に関しては1度しか乗車経験がないのですが、終点の長野(当時)でJR全線制覇した思い出の地でもあります(というほど本人は大袈裟な感情は無かったですが)。つまり記事にするほどの経験が薄い、という方が正解かも知れません。
ところで先日のでむろい・まぁーちん様の「北尾」に関する記事ですが、考えてみたら北尾も田上も角界出身ですよね?互いにまわしを締めての勝負でも良かったのではないでしょうか。コメントしましたように結局グラジエーターに変更され6人タッグになりましたが、実際に私も会場で観戦しました。が、やはりグラジでは物足りなさを否定できず、会場も若干テンション下がり気味でした。やはり北尾だったら一味違った試合になった事でしょう。
<トワイライトエクスプレスや北陸新幹線のことは書かないのですか? >とのご意見いただきました。
恐らくその事については他の方のブログで記事にされていることでしょう。私のブログ考え方として「他の鉄道ブログに無いカラー」を出してみたいと常に考えております。言わば「ゴーイング・マイ・ウエイ」的な部分もあります。と偉そうな事を言ってますが、実は残念な事に、「トワイライト」については今年の1月まで毎日発注してましたがとうとう切符が納品されませんでした。北陸新幹線に関しては1度しか乗車経験がないのですが、終点の長野(当時)でJR全線制覇した思い出の地でもあります(というほど本人は大袈裟な感情は無かったですが)。つまり記事にするほどの経験が薄い、という方が正解かも知れません。
ところで先日のでむろい・まぁーちん様の「北尾」に関する記事ですが、考えてみたら北尾も田上も角界出身ですよね?互いにまわしを締めての勝負でも良かったのではないでしょうか。コメントしましたように結局グラジエーターに変更され6人タッグになりましたが、実際に私も会場で観戦しました。が、やはりグラジでは物足りなさを否定できず、会場も若干テンション下がり気味でした。やはり北尾だったら一味違った試合になった事でしょう。
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先日はコメントありがとうございました。
この投稿と無関係な質問なのですが、ニュース番組やワイドショーで報道されてるトワイライトエクスプレスや北陸新幹線のことは書かないのですか?
直近、トナカイさん自身は上記の車両に乗っていない(?)とはいえ、鉄道ファンにとっては注目ネタですよね?